「なるほどなるほど」が口癖の人の特徴7つ!与える印象&口癖を直す方法
「昭和のいる・こいる」という芸人を知っていますか? こいるがのいるの話を「はいはいはいはい」「へいへいへいへい」「わかったわかったわかった」と、徹底的に受け流すネタが有名です。 「なるほどなるほど」が口癖の人にイラッとしてしまうのは、まともに取り合ってもらえていないと感じてしまうからかもしれません。 「なるほどなるほど」と言ってしまう心理や、適切な相槌について調べてみました。 つい「なるほどなるほど」と言ってしまう人には、直す方法もご紹介します。
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「なるほどなるほど」が口癖の人の特徴・心理
どうして「なるほどなるほど」と言ってしまうのでしょうか?
「なるほどなるほど」が口癖の人の特徴・心理は、以下のようなものがあります。
- 適当な性格
- 話を聞いていない
- その話題をスルーしたい
- 成り行き任せ
- 表向きの同調
- 「わかりました」というただの返事
- 自分のことしか考えていない
①:適当な性格
「なるほどなるほど」を繰り返している人は、何事にもいい加減で適当な性格が起因しています。
がさつで大雑把、こだわりがなく、自分にも他人にもゆるいタイプです。
このタイプの「なるほどなるほど」に、他意はまったくありません。
「へーそうなんだ」「そう思っているんだね」と感じている気持ちを「なるほどなるほど」と口に出しているに過ぎません。
「どうしていつもなるほどなるほどって言うの?」と聞いても、キョトンとするだけで「なるほどなるほどなんて言ったっけ?」と言われるのがオチです。
②:話を聞いていない
話をしている人に興味がない、もしくは話している内容に興味が持てず「なるほどなるほど」と聞いているふりをする人がいます。
中には、相手が誰であっても会話に集中できず、適当に相槌を打つ人もいます。
他人にあまり興味がなく、いつも上の空で会話をしているのです。
そのような態度は、当然相手にも伝わります。
「なるほどなるほどの口癖がうざい」と評判が悪いのは、このタイプに対しての場合がほとんどです。
嫌われるのは「なるほどなるほど」の口癖よりも、相手を蔑ろにする態度です。
③:その話題をスルーしたい
今話している話題を変えたい、もしくは早く終わらせたいと「なるほどなるほど」と打ち切る場合があります。
「その話題はもういいから」「そんなことよりも先に進めよう」と言いたいところを角を立てずに「なるほどなるほど」で代用します。
仕事を早く進行したいのに、余談や雑談をする人に対して言うこともあります。
また、悪口に参加したくなくて「つまらない話はやめよう」という意味で「なるほどなるほど。ところで…」と話題を変えます。
④:成り行き任せ
ものごとを深く考えず、とりあえず「なるほどなるほど」と賛同しておけばいい、と思っているタイプです。
自分の言動の先を読まず、成り行き任せでいきあたりばったりです。
その場しのぎが多いので、言っていることもコロコロ変わります。
計画を立てるのが苦手なので、いつも「とりあえず」目の前のことをこなします。
「なるほどなるほど」と相手の意見を認めて、その場のノリで採用することも多くあります。
⑤:表向きの同調
本当は納得できていないのに「なるほどなるほど」と同調してみせる人もいます。
違う意見があるけれど反論したくなかったり、周囲の雰囲気を乱したくない気持ちが原因です。
協調性があるように見えますが、周囲の人と上手く交流することと自分を押し殺して波風をたてないことは、根本的に異なります。
SNSが普及して、フォロワーの人数や「いいね」の数が大きな価値基準になっている風潮の中で、多数に同調することが正しいと感じてしまいます。
リアルの「なるほどなるほど」が、SNSの「いいね」に相当するパターンです。
⑥:「わかりました」というただの返事
「はい」「わかりました」という返事の代わりに「なるほどなるほど」と言っているうちに口癖になってしまったパターンです。
「わかるわかる」「それなそれな」も同類です。
気持ちとしては「ふーん」と同レベルですが、言葉を繰り返して簡単にテンションを上げる効果があります。
「なるほどなるほど」は汎用性が高く、相手の会話の内容に左右されず使える便利なフレーズです。
⑦:自分のことしか考えていない
自分が話したい気持ちばかりが先走って、人の話は「なるほどなるほど」で済ませてしまう人がいます。
相手の気持ちや都合はどうでも良くて、自分のことしか考えていません。
社会で生きる一環として、会話を成立させるパターンは必要だと分かっているので「なるほどなるほど」と相手の話を聞く体裁をとります。
「なるほどなるほど。で、私はね…」と、全く関係ない自分の話にすり替えるのが特徴です。
「なるほどなるほど」は失礼?うざい?
そもそも「なるほど」という相槌は、同等の立場や目下の人に対して使う言葉で、上司やクライアントには不適切です。
「なるほど」や「なるほどなるほど」を禁止ワードにしている接客業も存在します。
幼少期に「はいはい」と言って、親に「返事は一回!」と叱られた人も多いでしょう。
同じ言葉を反復した単語を「畳語(じょうご)」と言い、強調の意味が含まれています。
しかし「なるほどなるほど」「はいはい」「わかったわかった」など、返事を反復すると「面倒くさい」が前面に押し出されている感じが漂い、相手を嫌な気持ちにさせてしまいます。
「なるほどなるほど」という口癖が与える印象
つい「なるほどなるほど」と言ってしまう人は、他人からどう思われているのでしょうか?
「なるほどなるほど」という口癖が与える印象は、以下のようなものがあります。
- ぞんざいに扱われている
- シャットアウトされている
- つまらない人だと思われる
印象①:ぞんざいに扱われている
一生懸命話したことを「なるほどなるほど」と片付けられると、自分がぞんざいに扱われたと感じてしまいます。
特に早口で、投げやりな物言いだとなおさらです。
人間は誰でも自分を大切に扱って欲しい気持ちがあります。
その気持ちを踏みにじられると怒りや悲しみを感じて、相手に失望してしまいます。
いかにも聞いていません感丸出しの「なるほどなるほど」で受け流すのは、やめたほうが賢明です。
印象②:シャットアウトされている
会話の途中で「なるほどなるほど。で、本題だけど…」と話題を変えられると「あなたの話は必要ない」と言われているのと同じです。
「なるほどなるほど!」とビシッと短く切って言うと、上から目線で「その話はもういいから!」と言われたように感じます。
「自分の存在を拒否された」と印象づけて、人間関係がぎくしゃくしてしまう可能性があります。
印象③:つまらない人だと思われる
何を話しても「なるほどなるほど」としか返さない人と話していると、ストレスを感じます。
意見を言っても、報告をしても、相手を褒めても「なるほどなるほど」しか返ってこないと、会話にハリがありません。
口癖とはいえ「なるほどなるほど」ばかりで対応を済ませるのは、やはり相手に対して失礼です。
相手を不快な気持ちにさせても尚改善する気がない人は、ただのつまらない人の烙印を押されてしまいます。
「なるほどなるほど」を言い換えた表現
「なるほどなるほど」と同じ意味の表現は、存在するのでしょうか?
「なるほどなるほど」を言い換えた表現は、次のようなものがあります。
言い換え①:「はい」「そうですね」
「なるほどなるほど」は相槌なので「はい」「そうですね」と言い換えます。
友達同士だと「うん」「そうだね」が該当します。
「なるほど」は、相手の意見に対して評価をしたうえで同意を示す言葉なので、目上の人に対しては使用しません。
「なるほどですね」と丁寧に言っても意味は変わらず、しかも日本語として間違っています。
言い換え②:「おっしゃる通りです」
「なるほどなるほど」と相手の意見に同意を示すときには「おっしゃる通りです」「確かにその通りです」と言い換えます。
友達同士だと「あなたの言う通りだね」「確かにその通り」が適切です。
「私もそう思います」「私も同じ意見です」のバージョンもあるので、状況に応じて使い分けましょう。
言い換え③:「ごもっともです」
「なるほどなるほど」と相手を肯定するときには「ごもっともです」と言い換えます。
「尤も(もっとも)」とは「他と比べて第一に」という意味で、「ごもっともです」は相手の意見が何より一番だと伝える言葉です。
友達同士だと「本当にその通りだね」「当然だよね」がふさわしいでしょう。
言い換え④:「大変勉強になりました」
「なるほどなるほど」と相手の意見に同意と感謝を表すときには「大変勉強になりました」と言い換えます。
同じようなニュアンスで「参考になります」がありますが、目上の人には使いません。
相手の意見を「参考程度」と見るのが、失礼に当たるからです。
友達同士だと「勉強になったよ」「良いこと聞いちゃった!」などが相応です。
「なるほどなるほど」という口癖を直す方法
どのようにすれば「なるほどなるほど」という口癖を直すことができるのでしょうか?
「なるほどなるほど」という口癖を直す方法は、以下です。
- 人の話をきちんと聞く
- 「そうなんだ」と言う
- 口癖を直す宣言をする
方法①:人の話をきちんと聞く
「なるほどなるほど」とつい言ってしまう人は、まず人の話をきちんと聞くことを心がけましょう。
遠回りに見えて、いちばん確実な方法です。
自覚がなくても、人の話を適当に聞き流している人は「なるほどなるほど」と受け流してしまいがちです。
相手の目を見て、しっかり話を聞いてください。
話をきちんと聞く姿勢が身につくと、たとえ「なるほどなるほど」と言ってしまっても、相手がイライラしなくなります。
方法②:「そうなんだ」と言う
つい「なるほどなるほど」と言ってしまいそうになったら「そうなんだ」と言い換えましょう。
最初は「なるほどなるほど…じゃなくて、そうなんだ」でも良いのです。
何度か繰り返していると「なるほどなるほど」と言ってしまいそうなタイミングが自分で分かるようになり、言わなくなります。
「そうなんだ」が定着したら、先述の言い換えバリエーションを状況に応じて使い分けてください。
方法③:口癖を直す宣言をする
どうしても「なるほどなるほど」の口癖が直らない場合は、周囲に「口癖を直したいから協力して」と頼みましょう。
「なるほどなるほど」と言ったら、その場で指摘してもらいます。
無意識に発していた口癖を指摘されると「こういう状況で言ってたんだな」と、状況がつかめるようになります。
また、周囲の人も「なるほどなるほど」の口癖を直したいのだと、温かい目で見守ってくれます。
「なるほどなるほど」が口癖の人への対処法
何を話しても「なるほどなるほど」ばかり言う人には、どのように対処すれば良いのでしょうか?
「なるほどなるほど」が口癖の人への対処法をご紹介します。
- 「話を聞いてる?」と確認する
- 話をやめる
- 「あなたはどう思う?」と聞く
対処法①:「話を聞いてる?」と確認する
明らかに人の話を聞いていなくて「なるほどなるほど」と適当な相槌を打っている人には「話を聞いてる?」と意識をこちらに向けてもらいます。
本人は話を聞いているつもりでも、じつは頭に入って来ない「聴いてるつもり症候群」の人かもしれません。
「なるほどなるほど」と相槌に勢いがあっても、聞いているかどうかはわかるものです。
話の要所要所で「聞いてる?」と確認してみましょう。
対処法②:話をやめる
「なるほどなるほど」と話を切り上げられたり、シャットアウトされてしまうときは、話をスッパリやめます。
雑談をしている状況ではないのか、自分だけが話したいのか分かりませんが、あなたの話を聞く気がないのが明白なら、話をやめるほうが建設的です。
話を聞く気がない人と話しても無駄ですし、「なるほどなるほど」と適当に流されてストレスを抱えるのも理不尽です。
対処法③:「あなたはどう思う?」と聞く
「なるほどなるほど」と調子良く、聞いているふりをしている人には「あなたはどう思う?」と聞いてみましょう。
きちんと答えるのか「ごめん、聞いてなかった」と言うのか、とんちんかんなことを答えるのか3パターンです。
「聞いてなかった」と答える人は、次回からは聞いてくれるでしょう。
とんちんかんな答えをする人は、数回繰り返してみて、先述と同様に話をやめる方向が妥当です。
「なるほどなるほど」が口癖でも、きちんと話を聞けばOK!
「なるほどなるほど」と適当に受け流す人は、相手の話を聞かない人が多いです。
「なるほどなるほど」の口癖がうざいと評判が悪いのは、話を聞かない態度にイライラしているからでしょう。
誰でも自分の話を聞いて欲しいと思っているので、そこが満たされないと、相手に対して良い感情が持てないのです。
反対に「なるほどなるほど」を多用しても、相手の話をきちんと聞いて自分の意見をしっかり言える人に関しては、口癖も気になりません。
それでも、口癖が気になる人には対処法を試してみるのもいいですね。
口癖は無意識でいってることがほとんどなので、口癖を直したいと思ってる方は、周りに協力してもらい改善を心がけましょう!
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