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「臆病」の意味とは?

何かから隠れる臆病な男性

仲間や友達で、常にビクビクしていたり、挙動不審だったり、なかなか人を信用できない人っていますよね。
こうした「ビクビクしている」「挙動不審」「(相手を)信用できない」など恐れを抱いた状態を「臆病(おくびょう)」といいます。

つまり何か物や人に対して、常に恐れを抱いている状態を臆病と表現します。
また小心者、気が弱い、怖がりといった性格を総じて「臆病」な性格と言い表すこともあります。

臆病な性格は、他人に対して良いイメージを抱かせないため、自身で自覚しているのなら、早めに改善した方が良いでしょう。

男女200人にアンケート!臆病な人の割合とは

男性よりも女性の方が臆病な人が多いイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか?

男女200人に、自分は臆病だと思うかどうか聞いてみました!

Q.自分は臆病だと思う?

グラフ_自分は臆病だと思う?男性100人へのアンケート

グラフ_自分は臆病だと思う?女性100人へのアンケート

男性の約7割・女性の約8割が「自分は臆病だと思う」と回答しました!
男女ともに半分以上が自分のことを臆病だと思っているんですね。

男性と女性を比べると、女性の方が少し高い割合になりました。
男性にとって、臆病はカッコ悪いという印象が強いのかも。

次に、臆病エピソードをご紹介します!

もっと恋愛アンケートをみたい方はこちら♡

男女200人に聞いた!臆病エピソード!

自分のことを臆病だと感じている割合は高かったですよね。
では、何があって自分が臆病だと感じたのでしょうか?

男女200人に、自分が臆病だと感じたエピソードを教えてもらいました!

Q.自身が臆病と感じたエピソードを教えて

男性のコメント

失敗したら恥ずかしいなって気持ちが強くて、新しい業務に積極的に参加しない時に臆病者さを感じました。 (38歳)

自分がしたい訳ではなく、相手の為でもなく、「この状況ならこれが無難かな?」と思った行動をした時に嫌われたくなくて見栄を張ったなと感じて臆病者だと思いました。 (33歳)

片思いの相手と同じサークルで4年間一緒にいたが、告白できなかった時。相手は何人もと付き合っていた。 (34歳)

何を決めるときにも、必ず嫁の同意というか承認をもらってしまう。承認人欲求が満たされないと行動できない。 (35歳)

友人が虐められていたときに助けるかどうか悩んでしまった時です。何も考えずに虐めていた者を殴り飛ばすべきでした。 (26歳)

女性のコメント

学生時代、校内で数人しか合格者を出さなかった某資格試験に合格できた。その数か月後に予定されていたもう一級上の試験にも「お前なら合格できる可能性が高い。そう少し勉強して受けてみたら?」と先生から言われていたものの、「もし合格できなかったら恥ずかしい」と感じ、挑戦せずに諦めてしまった。その時、臆病者だなと思った。 (35歳)

飲み会で異性から告白されたことがありますが、「付き合うことで自分の嫌な面が相手に分かってしまったらどうしよう」と思うと、お付き合いをする勇気が出ず、結局断ってしまいました。 (38歳)

明らかに何度も二人での食事や遊びに誘われて明らかに好意を持たれているのを感じていたが,交際にまでは発展せず,自分から積極的なアプローチはできなかった。 (36歳)

SNSでは頻繁にやり取りをしていた相手で、顔と名前も一致されていたのに、いざ直接話しかけようとしたら相手の存在感が大きすぎて圧倒されて、目を合わせることもできずに泣いてしまった。 (35歳)

友人が不倫などよくない恋愛をしていても、止められずに傍観してしまうときは嫌われるのが怖くて言えず、臆病者だなと思いました。 (32歳)

「好きな人に積極的なアプローチができなかったとき」「自分が傷つかないために見栄をはったとき」など、様々なエピソードが集まりました!
恋愛面では事情があって諦めてしまったことを、臆病だったと感じている人が多いようです。

また、自分が傷つかないために安全な道を選んでしまった人も。
新しいことへの第一歩を踏み出せなかったことを後悔しているようですね。

続いて臆病な人の特徴・心理をみていきましょう!

臆病な人の特徴・心理

何かに怯える臆病な女性

では実際に臆病な人の特徴や心理は、いったいどういったものか気になりますよね。
周りの人、または自分に当てはめて考えていきましょう。

  1. 些細な音にも反応してしまう
  2. 常に不安を感じている
  3. 悪いことをついつい考えてしまう
  4. 表情が暗い
  5. 怖がり
  6. 他人との関わりが下手
  7. 諦めやすい
  8. ストレスを感じやすくため込みやすい
  9. 過去の失敗を引きずっている
  10. 精神的に不安定な部分が多い

では、それぞれの特徴・心理について詳しくみていきましょう。

①:些細な音にも反応してしまう

普通の人なら気にしないような些細な音でも、臆病な人はつい「ビクッ」として体を強張らせてしまいます。
常に神経を張り巡らしているため、些細な音にも敏感に反応してしまうのです。

そのため周りからは「そんなに驚かなくても」「神経質だ」など、悪いように捉えられることも多いです。
自分への危険を常に気にしているためか、神経を尖らせ些細な音でもビックリしてしまうのです。

②:常に不安を感じている

臆病な人は、常に大きな不安と闘っています。
例えば、「事故にあうのではないか」「転んでケガをするかも」「事件に巻き込まれるかも」と、ありもしない非現実的な妄想をして不安を募らせているのです。

普通であれば、そんなこと起こりえないと軽く片付けてしまうでしょう。
しかし臆病な人は、常に不安が心に纏わりついているため、良いことを考えられないのです。

③:悪いことをついつい考えてしまう

常に不安が心に住み着いている臆病な人は、悪いことをついつい考えてしまいます。
それこそ、良いことは何も起こらないのではないかと、極端な考え方をしている人もいます。

例えば、靴紐が切れただけで「この後事故にあう」とありもしない妄想をするのです。
こうした悪いことを連想する癖が、より不安を増大にさせ、負のループに自分を追い込んでしまうのです。

④:表情が暗い

常に不安を感じ、何かに怯えているため、臆病な人は表情が暗い傾向にあります。
笑うことも当然ありますが、どこか元気がないような、気の抜けたような笑い方が特徴的です。

これは悪いことばかり考える癖があるため、そのせいで不安を感じて元気が出ないといえます。
周りがいくら「大丈夫だよ」と声をかけても、本人の考え方が変わらなければ、票所うはずっと曇ったままでしょう。

⑤:怖がり

不安や恐怖、神経質などの性格をしている臆病な人は、普通の人に比べるとかなりの怖がりです。
ゾンビものや人が撃たれるシーンが多い映画などは、特に心臓が持たないとして苦手とする人が多いです。

目に見えぬものに対して恐怖を感じているため、常にビクビクとしています。
また映画鑑賞などでは、やられる役やひどいことをされる役に対して自分を投影して考えてしまうため、自分もこうなったら…と不安の負のループに陥ります。

⑥:他人との関わりが下手

自分がどう見られているか、またどう思われているかを気にする傾向にあるため、他人との関わり方が下手なのも特徴的です。
周りは大して気にしていないことでも、本人は「絶対悪く思われている」と悪い方向に考えて勝手に落ち込みます。

そのため周りとの接触を避ける傾向にあり、友達はお世辞にも多いとはいえません。
その代わり親しい友達はすごく大切にするため、臆病な性格を除けば別段自己中であるとはいえないのです。

⑦:諦めやすい

ついつい悪いことを考えてしまう癖があるためか、成功を夢見ることができないのも特徴です。
臆病な性格が邪魔をするのか、「どうせ頑張ったって無理」「成功するはずない」とネガティブな思考になっていきます。

簡単なミッションでも、自分にはできないとしてすぐ諦めてしまいます。
やる前から諦めてしまう性格をしているため、仕事では良い評価をもらいにくいです。

⑧:ストレスを感じやすくため込みやすい

常に不安を抱えていたり、悪いことを考る癖があるため、それによってストレスを人一倍感じやすい性格をしています。
またネガティブ思考で外に出ると悪いことが起きるという考えから、ストレス発散法もなかなか見つかりません。

そのためストレスをため込みやすく、どんどん積み重ねるため、ふいに爆発して周囲を驚かせることがあります。

⑨:過去の失敗を引きずっている

何かに対してビクビクと怯えたり、成功を夢見れないのは、過去に大きな失敗や挫折を味わっていることが多いからです。
その失敗や挫折が、ことあるごとに思い出されてしまうため、成功なんか無理だと諦めてしまうようになるのです。

例え物事が上手くいっていても、「過去の失敗がまた起こったら」と不安がよぎり、手元や予定が狂ってしまい、さらに失敗を呼ぶ原因となっています。

⑩:精神的に不安定な部分が多い

不安を感じていたり、恐怖が身に纏わりついていても、常に暗いわけではない臆病な人もいます。
しかし総じて精神的に不安定な部分があるのは確かで、急に泣き出したり怒り出したりすることがあります。

安定していると見えても、何か些細なきっかけでもあれば、急に火を噴いたように怒り出すことも少なくありません。
そのため情緒不安定、精神的不安がある人として、なかなか本当の自分を他人に認められにくい部分を持っています。

臆病な人の恋愛傾向

恋愛に対して臆病な二人

普通なら、告白をしてそのあとのことを夢見るものですが、臆病な人はそうはいきません。
臆病な人に見られる恋愛傾向は、主に以下のようなものがあります。

  1. 告白する前から諦めている
  2. 振られる恐怖から愛が重くなりやすい
  3. 自分からデートに誘えない
  4. 喧嘩を恐れていいなりになりやすい

では、それぞれの恋愛傾向について詳しくみていきましょう。

傾向①:告白する前から諦めている

普通の人でも、告白をするって、とても勇気が必要でドキドキするイベントですよね。
しかし臆病な人は、告白をする前から「どうせ振られる」「叶いっこない」「私・俺なんて見向きもされない」など、悪いことを考えます。

そして告白する前に恋を諦めてしまうため、なかなか恋人ができないのです。
普通なら「告白するまで分からない」と思うでしょうが、臆病な人は「告白したって無駄」と最初から白旗を上げているのです。

傾向②:振られる恐怖から愛が重くなりやすい

運良く晴れて恋人になれたとしても、常に見えない恐怖や不安と闘っている臆病な人ですから、常に振られる妄想をしているのも当然です。
そのため振られるのが怖く、振られるくらいならと愛が重くなりやすい傾向にあります。

恋人を逃さない、離れられないようにするという危険思考を持つ人もいます。
しかし逆に振られないように必要以上の努力をするため、相性さえ良ければ恋人から大切にされるでしょう。

傾向③:自分からデートに誘えない

ネガティブな思考を持っている臆病な人は、告白と同時にデートに対しても「どうせ無理」「断られる」と最初から諦めている節があります。
誘って断られることに恐れを抱いているため、なかなか自分から言い出す勇気が持てないのです。

そのため彼女からは「意気地なし」と思われ、彼氏からは「ネガティブすぎてウザい」など悪い評価をされてしまうこともあります。
デートに誘うのは誰だって勇気がいりますが、最初から振られるとビクビクしていては、自分の恋を叶えることは難しいでしょう。

傾向④:喧嘩を恐れていいなりになりやすい

臆病な人は、大切な人から嫌われたり見放されるのを怖がります。
そのため喧嘩や衝突を避ける傾向にあり、喧嘩をしないためにも相手のいいなりになることが多いです。

自分さえ我慢すれば…という考えを持つ人が多いため、ストレスを感じやすく、ときに爆発さえします。
別れに対して臆病になるあまり、自分のストレスを増大させ、そして自爆する負のループに陥りやすいです。

臆病な人がとりがちな行動

ビルの一角にいる臆病な黒いフードの男

臆病な人だからこそ見られる、そんな行動があります。
以下のような行動が見られる人は、臆病な人といえるでしょう。

  1. 意見をいえない
  2. 他人を優先しすぎる
  3. 会話が苦手で耐えられない
  4. 人と向き合うことから逃げようとする
  5. 自己表現が苦手
  6. すぐに謝る
  7. 恐怖を感じるものから目を背ける

では、それぞれのとりがちな行動について詳しくみていきましょう。

行動①:意見をいえない

他人にどう思われるかを気にしすぎる傾向にあるため、滅多に自分の思っていることを口にしないのが臆病な人です。
意見をいうことで、嫌われたり嫌味をいわれるのではないかと恐れているからです。

そのため「自分を持っていない」「いいなり」「主張がない」など、悪い評価をもらってしまうことが多いです。
自分が傷つくことを恐れ、周りの意見に対してビクビクと怯える姿はまさに臆病者として周りの人に映るでしょう。

行動②:他人を優先しすぎる

臆病な人は常に一歩下がった位置に立っています。
そのため何かやりたいことがあっても、他に誰か立候補がいればその人に順位や順番を譲ってあげます。

優しいといえば聞こえが良いのですが、自分が前に出ることで、他人から嫌味を言われるのではないかと怯えているだけなのです。
自分よりも他人を優先しがちになり、やりたいこともやれない状態に陥ります。

そして「またダメだった」「できなかった」とストレスをため込むのです。

行動③:会話が苦手で耐えられない

臆病な人は、他人との会話に不慣れで、長い時間会話し続けることに耐えられません。
また目を合わせて話すのも苦手なため、相手からは「不誠実な人」という印象を持たれやすい傾向にあります。

単に「どう思われているか気になる」「失言をしたらどうしよう」と怯えているだけなのですが、周りはそんな本人の気持ちは露とも知りません。
誰に何を言われるかという不安が、会話にも臆病な性格を写し出すのです。

行動④:人と向き合うことから逃げようとする

他人からの評価を常に気にしたり、会話が苦手な人は、他人と向き合うことがとても苦手で逃げようとします。
そのため真剣な話がとても苦手で、何か責められると感じれば、責任から逃げ出そうともします。

ときには腹を割って話をすることで、理解を深めることもありますよね。
ですが臆病な人は、そうした努力をしないで初めから逃げてしまうので、人と向き合うことがいつまでたっても苦手なままなのです。

行動⑤:自己表現が苦手

人は、ある程度自分というものを持っていて、それを表現すべく生活していますよね。
しかし臆病な人はこれが苦手で、自己表現することで良く思われないのではないかと不安になり塞ぎこんでしまいます。

そのため周りからは「何を考えているか分からない」「気味が悪い」など、ネガティブな印象を持たれやすいです。

行動⑥:すぐに謝る

相手が怒っていたとしても、自分に非があるわけでないなら、謝らないのが普通ですよね。
しかし他人の感情や言動に敏感な臆病な人は、他人が怒っているというだけで、自分を守るべくすぐに謝ってしまいます。

嫌われることを恐れてしまっているため、謝ることで丸く収めようとしているのです。

行動⑦:恐怖を感じるものから目を背ける

例えば、臆病な人はホラー系やゾンビ系の映画やゲームが苦手ですよね。
そうした恐怖を感じるものから逃げる傾向にあり、またそれを直視できる神経がないため目を背けることが多いです。

怖いと感じるものから逃げる、目を背ける癖があり、これは対人にも当てはまります。
自分が苦手とする相手と目が合わせられないのは、相手に対して恐怖を感じてしまうからです。

臆病になってしまう原因

家から出られない臆病な男性

元々の性格をしている人もいますが、中にはなるべくして臆病になった人もいます。
元々は健康な精神・性格をしていたのに、以下のような原因で臆病になってしまう人も中には存在しますよ。

  1. 厳しい環境で育った
  2. 過去に大きな失敗や挫折をしている
  3. いじめを受けていた
  4. ストレスに弱く解消法が少ない
  5. 成功体験があまりない

では、それぞれの原因について詳しくみていきましょう。

原因①:厳しい環境で育った

厳しい環境は、元々健全な性格をしていた人をも臆病な性格にさせます。
特に何か反論したり、言う通りにしないと叱られる環境にあった人は、相手の顔色を伺うような性格に育ちます。

それだけきちんとした人に育て上げようとする周りの環境もわかりますが、本人にとってはいつ怒られるか分からない状況なので、恐怖を感じてしまい臆病になっていくのです。
育った環境のせいで臆病になることもあるため、周りからのサポートが得られるかによっても人の性格の形成は変わってくるでしょう。

原因②:過去に大きな失敗や挫折をしている

悪いことを考えてしまう癖がついているのは、過去に大きな失敗や挫折をしていることが多いです。
それがトラウマとなっているため、成功間近であっても、過去の嫌な記憶が蘇り、また失敗するのではないかと臆病になるのです。

すべてが同じような結末を辿るわけではないのに、過去の大きな失敗や挫折がそれを思い出させてしまうのです。
自分自身で乗り越えなければいけない問題ともいえるでしょう。

原因③:いじめを受けていた

学校や家庭でいじめを受けていた人も、性格や思考が臆病になりやすいです。
反論したり反感することで、自分に危害を加えられるのではないかとビクビク怯えるようになるのです。

いじめた相手に「いつかやり返してやる」と思える人は少なく、多くは自分を守るためにどうしたら良いか考えを張り巡らせます。
自分が傷つかないように、相手の気を害さないようにするために、他人の感情に対してビクビクと怯えるようになっていくのです。

原因④:ストレスに弱く解消法が少ない

元からストレスに弱い体質の人も当然いますが、それ以外にもストレスの解消法が少ない人も注意が必要です。
ストレスの解消ができないと、ストレスを作らないために嫌な物事から逃げようとします。

特に新しいことへの挑戦を避けるようになるのは、失敗によるストレスを避けるためです。
どうせ失敗してストレスになるくらいなら…と諦め続けるため、成功に対して夢が見れない臆病者になっていくのです。

原因⑤:成功体験があまりない

成功って、それだけで自分の自信に繋がりますよね。
しかし臆病な人は、自分の自信となるような成功体験がそもそも少ないのです。

体験・経験不足から「どうせ叶いっこない」として、最初から諦めてしまうのです。
思うような結果が出ないことに対する気持ちの表れともいえますが、多くはそれを正面から受け入れられない本人の弱さも関係しています。

臆病なのはダメなこと?

自分の臆病さを自覚している女性

臆病な性格や心理を持っていると、「自分はダメな人間だ」と自分を卑下してしまうこともありますよね。
しかし臆病だからダメというよりも、そうしたことから逃げていることが問題なのです。

臆病な性格であっても親しまれる人はいますし、中には守ってあげたいと思ってくれる人もいます。
そのため少なからず臆病な性格や人には、需要があるのです。

ですが臆病な人が生きていくうえで、困難は必ず訪れます。
それに対して毎回ストレスを感じ、周りからの評価を気にするのは大変生きにくいですよね。

自分自身がのびのびと生きていける、そんな世界や人生にするには、臆病な性格は些か荷が重いといえるでしょう。

臆病な性格のメリット・デメリット

臆病で引っ込み思案の女性

臆病な性格はデメリットばかりが目立ちますが、メリットだってあります。
メリットとデメリットを比べることで、臆病な性格を抜け出すべきか続けるべきかが分かるでしょう。

メリット

まずは臆病な性格に、どんな長所(メリット)があり、良いと思えるのかをみていきましょう。
臆病であっても、悪いことばかりではないのですよ。

①慎重に動ける

何に対してもあれこれと考える癖があるので、臆病な人ほど物事に対して慎重に動けるようになります。
当てずっぽうではなく、こうなったら・ああなったらとさまざまな分岐で考えられるので、最小限の失敗で済むことが多いです。

ときには慎重すぎることが返ってデメリットとなることもありますが、慎重に物事を進められるのは、確実に成功への道をたどることに繋がります。

②さまざまなリスクに備えられる

あれこれと考える癖があるため、さまざまなリスクについても考えすぎることがありますよね。
しかし逆にいえば、リスクを人一倍考えられるからこそ、多くのリスクに対して備えられるとい長所も臆病な性格は併せ持ちます。

特に仕事などではリスク回避が重要とされているので、進行管理などリスクをも管理する役職に就くと、実力を発揮できることもあるでしょう。

③守ってあげたいと思わせることができる

恋愛においてはデメリットが目立つ臆病な性格ですが、実は保護欲の強い人からしてみれば、ぜひ守ってあげたいと思わせることができる性格をしています。
守り守られの関係になるので、こうした人を見つけることができれば、恋愛で苦労することは少ないでしょう。

守ってあげたくなる女性として印象付けることができるので、臆病な性格も悪いものだらけではないのです。

デメリット

次は臆病な性格がなぜ損をするのか、ダメと言われてしまうのかをデメリットから探ってみましょう。
臆病だと以下のようなデメリット故、損をしてしまうことが多いのです。

①自分の思い描く人生を歩みにくい

誰だって、自分の人生設計をしたことがあるでしょう。
将来はこうなって、ゆくゆくはこうした家庭を築きたいなど、誰でも少なからずの願望があります。

臆病な性格にだって、そうした願望はありますよね。
しかしこうした性格の人は、それに向けて努力する前に諦めてしまう節があります。

そのため実現させるまでがかなり遠く、自分が思い描くような人生を歩みにくいのです。

②他人に流されやすい

自分の意見がなかなかいえず、発言したとしても気の弱さが目立つため、臆病な人は他人に流されやすくなってしまいます。
いいたいことはあれど、他人の意見に流されてしまってうやむやになることが多いのです。

そのため本当はもっと良い案を提出しようとしても、他人に流されて他人に従う羽目になることも多いでしょう。
もっと自分から発信できれば良いのですが、それすらも諦めてしまう癖があります。

③信用度が低くなる

いいたいことも発言できない、人と目を合わせない、責任から逃げようとするなど、臆病な性格にはさまざまなデメリットがありますよね。
こうした情報をまとめ上げ、人間関係に当てはめたとき、果たして他人から信用されやすいといえるでしょうか?

人生に人間関係は必要不可欠なものですが、こうした人だと他人からの信用度は低く、信頼を築くのは相当大変ですよね。
臆病な性格はデメリットが目立つため、他人から信用されるのも大変なことなのです。

④ストレスで体を壊しやすい

常に不安と闘い、いいたいこともいえずにため込む臆病な性格は、ストレスをため易い性質を持っています。
そのためストレスによって体や精神を壊しやすいため、体が弱いというイメージがつきやすいです。

また実際ストレスによってさまざな病気を発症する恐れも非常に高いため、体調不良が多いというデメリットもあります。

⑤いつまでも自信が持てない

不安やトラウマなど、心の闇ともいえる部分が心の大半を占めているため、臆病な性格の人はいつまでたっても自信が持てないことがあります。
小さな成功を1つしたとしても、それが自信に繋がるまでが長いのです。

普通なら、成功を1つしたらそれだけで自信に繋がりますよね。
しかし臆病な性格は、成功が少ないと「たまたまだ」「偶然だ」として信じられないのです。

そのため他の人に比べると、自信をつけるまでの道のりが果てしなく長いのが特徴です。

臆病な性格を改善する方法

臆病な女性

誰だって自分の嫌な部分は直したい、改善したいと思うのが普通です。
臆病な性格から抜け出したい、改善させたいなら、以下のような方法を試してみましょう。

  1. 趣味を持つ
  2. 小さな成功を積み重ねる
  3. 妥協することを覚える
  4. ストレス解消法を身につける
  5. 理想の自分を考えそれに向けて自分を磨く
  6. 反省や後悔よりも学ぶ姿勢でいる
  7. 過去を見るのではなく未来を見る
  8. 自信がある人のそばにいる
  9. 失敗しても良いと認めてあげる
  10. チャレンジする気持ちを持つ

では、それぞれの方法について詳しくみていきましょう。

方法①:趣味を持つ

なかなか趣味を持つことができない臆病な性格ですが、それを打開するためにも新しい趣味を持つようにしましょう。
新しい趣味に挑戦することで、臆病な性格を徐々に変えていくことができます。

趣味を持つことは新たな挑戦になりますし、いまだ知らない世界に飛び込むことです。
勇気の要ることですが、趣味を持てるようになれば人生観も変わってきます。

熱中できる趣味を一つでも良いので、新しく見つけてみましょう。

方法②:小さな成功を積み重ねる

積み重ねは大切といいますが、臆病な性格にはこの小さな積み重ねが、やがて大きな成果として実を結びます。
毎日コツコツと小さな成功を積み重ねることで、自分の自信へと繋がるからです。

毎日簡単なことで良いので、小さな目標を立て、それをクリアーしていきましょう。
そして目に見える形で結果を残し、自分を褒めてあげるのです。

それを繰り返すことで、小さな自信がいずれ大きな自信へと繋がっていきますよ。

方法③:妥協することを覚える

成功を夢見ても、途中で諦めてしまうことが多い臆病な性格ですが、妥協することを覚えれば、過度なストレスを感じることも少なくなっていきます。
「まあいいか」「これくらいできれば」など、成功までいかなくても妥協して認めてあげましょう。

完璧を求めるあまり、成功に対してしり込みする傾向にあるため、あえて途中で妥協するところから始めましょう。
自信がついてくればそれだけ成功まで突っ走っていけるので、まずは途中で挫折しても自分を責めない性格になりましょう。

方法④:ストレス解消法を身につける

人によってストレス解消法はさまざまですが、臆病な性格はそもそもの解消法が少ないのが特徴的でしたよね。
まずはストレスをためないことも大切なので、ストレス解消法を身につけるようにしましょう。

例えば大声を出したり、好きな歌を歌ったり、走って汗をかくなどできることがあるはずです。
自分なりのストレス解消法を身につけることで、ストレスに強くなっていきますよ。

方法⑤:理想の自分を考えそれに向けて自分を磨く

自分磨きも臆病な性格から抜け出す術となります。
理想の自分とは何かを考え、それにまい進することで、自分に自信をつけさせることができるからです。

自分磨きをしている間は挫折を覚えることもありますが、結果が目に見えてわかるようになるためおすすめの方法です。
例えば肌をきれいにするなど、取り組みやすい目標を立てれば、目に見える形で結果が残せますよね。

またなかなか趣味を見つけられない人は、自分磨きを趣味としても良いでしょう。

方法⑥:反省や後悔よりも学ぶ姿勢でいる

何か物事に挑戦し、失敗するとそれがトラウマになりやすい臆病な性格ですが、例え失敗したとしても、反省や後悔を繰り返すのは今日で終わりにしましょう。
確かに反省や後悔も大切な部分ではありますが、まずはそれを次に活かすべく、学べる点はないか探すのです。

改善点を探すことで、次は失敗しないぞという自信にも繋がります。
失敗からも学ぶことは多いので、失敗を恐れず、それすらも自分の力にできるようにしましょう。

方法⑦:過去を見るのではなく未来を見る

何かに挑戦するとき、過去に大きな失敗をしていると、ついそのことが蘇って成功を邪魔しますよね。
しかし後ろ(過去)ばかり見ていては、前(未来)に進むことはできません。

過去から学ぶことはあれど、いつまでも過去を向いているわけにはいかないのです。
過去は過去、現在は現在と割り切ることで、過去のトラウマを断ち切ることができるでしょう。

方法⑧:自信がある人のそばにいる

人の性格は伝染するといいますから、自信がある人のそばにいることで、そのオーラを身に受けるのも良い方法です。
そうした人から学ぶところは多いので、自信の付け方が分からない人は参考のためにもそばにいるようにしましょう。

またより親しくなることで、もっと良い影響を受けることができます。
自信のある人と話すのは大変でしょうが、臆病な性格を改善させるなら、見本となる人をそばに置いた方が良いのです。

方法⑨:失敗しても良いと認めてあげる

何かにチャレンジするとき、臆病な性格だとつい「失敗するのでは」と心配になりますよね。
しかし失敗しても良いと認めてあげることで、失敗を恐れないようになっていきます。

確かに失敗続きでは自信がさらになくなっていきますが、失敗しても大丈夫なことに関してはそう真に受けるものではありません。
「失敗しちゃった」くらい軽く受け取れるように、失敗すら認めてあげましょう。

方法⑩:チャレンジする気持ちを持つ

失敗が怖くてなかなかチャレンジできない臆病な性格ですが、チャレンジする気持ちを持つと、性格改善に役立ちます。
自分の苦手とする部分を真正面から受け止めることで、それをバネとして成長するのです。

新しいことへのチャレンジは不安や心配との闘いでしょう。
しかしそれを乗り越えたときは、確かな自信が身についていることでしょう。

臆病は悪いことではないが損も大きい

臆病な女性と気の強そうな女性

臆病なことは悪いことではありません。
しかしデメリットや損という部分においては、得をするよりも大きいものがあるのも確かなことです。

人生をより楽しみたい、より豊かにしていきたいと願うなら、そこに臆病な性格は邪魔になってくるでしょう。
自分自身がより自分らしく輝くためにも、臆病な性格は改善していきましょう。

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ライター
noel編集部

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