お互いが前にすすめる「いい別れ方」とは？NGな言葉やLINEの方法

いい別れ方をするポイント

ポイント①

付き合いが長い短いに関わらず、いったんは彼氏彼女と認め合った間柄だった以上、別れを選択したからといって切って捨てる方式は避けましょう。
どうせ今後は顔を合わせることもないしとタカをくくっていても広いようで狭いのが世間というもの。

どこでどう繋がるかわからないので、いい別れ方には要らない波風は立てないことが原則です。

ポイント②

ラブラブ期はお互いに対して甘くなるもののいったん別れとなれば、相手に対する広い心を望むことはできません。
特に金銭などの貸し借りは細かいことでもきっちり解決しておきましょう。

また直接のお金ではなくても、モノの貸し借りなどもなあなあで済ませるのは禁物。ちょっとのお金のことで仲間内にアイツは金に汚いと悪評を立てられでもしたらたまったものではありません。

ポイント③

どちらかの浮気、あるいは他に本命が出来たといった異性問題が原因で別れる場合、捨てられる側としては言ってやりたいことが山ほどあるのは当然です。
しかしいくら頭にきていたとしても、それを言ってはおしまい的な言葉を口にするのは控えましょう。

そうした相手を罵倒する言葉を口にしても復縁できるわけでもありませんし、むしろそうした言葉を発した自分に対する自己嫌悪と相手からのそんなことを口にするような人間だから別れたくなるのだという言葉の裏付けをしてやることになりかねません。
いい別れ方には言葉数を少なくするのもポイントです。

ポイント④

結婚していたというのならお互いの家族や親戚をある程度は巻き込んでしまうのも仕方ない側面もありますが、恋愛関係の解消どまりの別れの場合は、DVなどが伴わないのなら、当事者だけで解決するのがいい別れ方のポイントです。
人間誰しも自分が1番可愛いので、誰かに相談する時はどうしても自分を正当化し相手を非難しがちになります。

それを真に受けた第三者が別れ話に割って入ってくるようなことになれば、収まる話も収まらないことも十分あり得ます。

いい別れ方にならないNGな言葉・行動

NGな言葉

先ほども触れましたがこれを言ってはおしまい的な言葉というものはどんなカップル間にも存在します。
例えば、元々がどちらかに彼氏彼女がいた状態から始まったカップルが破局といった事態に直面した時に「元々が浮気性だもんね」などといったことを言ってはいけません。

それを言い出せば「お前だって彼女持ちだって知ってたクセに近付いてきたんだろう?」と堂々巡りの泥仕合に発展するのは火を見るよりも明らかです。
また、この際だから**と今まで溜め込んでいた不満を一気にぶつけるタイプの人もいますが、コレも避けた方が無難です。

既に別れを決めたほうからすれば溜め込んだ不満をぶつけられても痛くも痒くもありません。
「そんなに嫌だったんなら、別れられて好都合だろう?」と片付けられるか、「その時その時に言わずにこんな時にこれ見よがしにぶつけてくるそういうところが嫌いなんだよ」、とこちらの非にされてしまうのがオチです。

NGな行動

いい別れ方の真逆となってしまうNGな行動としては、後先考えずに衝動で動くことです。
特に別れの予兆がなく、唐突に切り出された別れの場合、逆上してしまうのもある程度は仕方のないことですが、その勢いのまま相手の会社や家に押しかけたり、友達も見ていることが明らかなSNSにプライベートなことまで書き込んだりするのはやめましょう。

2人の間のことを知らない人間が表面だけ見た時にむちゃくちゃな行動をしていると思われたら、本当のところがどうであっても非常識な行動を平気でするとみなされた方が世間の非難の的になってしまいます。

いい別れ方【直接編】

では、いい別れ方をみていきましょう。
いい別れ方には、以下のものがあります。

1. 言わずもがなのことは言わない
2. プライベート空間で切り出さない
3. 法に触れるようなことはしない
4. 勢いで行動しない
5. 相手の立場に立つ
6. 恥をかかせない

続いて、いい別れ方を、それぞれ詳しくみていきます。

直接①：言わずもがなのことは言わない

交際は2人の同意があって初めて始まるものですが別れは片方の意思だけで成立してしまいます。
別れを決めた側には別れるまで準備段階があるわけですが、別れを告げられる方にとってはある意味だまし討ちであることに違いありません。

傷つけられた分、相手にもそれ相応の痛みを分かちあって欲しいと思うのも無理のないことですが、一旦別れを決めた相手にとりすがってみたところで、元サヤにすぐ収まったカップルはほぼありません。
恨みつらみなど言ってやりたいことがあっても、それをそのまま相手にぶつけるのはいい別れ方とはなりえません。

言わずもがなのことはぐっと封じ込めておくのは相手への思いやりというより、自分が自分のことを嫌いにならないため、これ以上傷つかないためと思いましょう。

直接②：プライベート空間で切り出さない

自分が切り出すにしても、少しでもいい別れ方にしたい場合は、プライベート空間では切り出さない方が賢明です。
普段はDVとは縁遠いという人でも、別れ話にカッとなることは十分考えられることです。

なるべく人目のある空間で、さらにお酒抜きのシチュエーションで切り出すのがいい別れ方の基本です。
旅先などで切り出すという人もいるようですが、車の事故に結びついたり、海外など人前での平手打ちでも逮捕されることのあるような国での別れ話はハイリスクです。

直接③：法に触れるようなことはしない

別れ話が拗れたからといって法に抵触するような行動は厳に慎みましょう。
怒りの勢いで、相手の職場に迷惑をかけるようなことにでもなれば業務妨害で逮捕などといった取り返しの付かない事態にも発展しかねません。

いい別れ方をするのは、相手にとってというより自分のためということを常に念頭に置いて行動しましょう。

直接④：勢いで行動しない

電話で別れを切り出された、あるいはLINEなどで告げられたからといって相手の家や職場に押しかけたり朝から晩まで無数のメールを送りつけたり、待ち伏せするなどといった勢いで行動するのはやめましょう。
ストーカー規制法などに触れた場合、傷つくのはあなた自身の評判だけではなく、親兄弟姉妹にまで迷惑をかけることにもなります。

直接⑤：相手の立場に立つ

愛憎は裏表とはいえ、別れを切り出した相手憎さに目がくらんでの行動は、どの道自分の首をしめることにもなります。
それほど深い愛情をまだ相手に対して抱いているというのなら、万に一つの先の復縁の可能性を自分から潰すような行動はせず、相手の立場で物事を見るように心がけましょう。

直接⑥：恥をかかせない

いい別れ方をしたい、と心の奥では思っていても、一方的になじられたり非難されれば、非難の応酬になるのは明らかです。
ましてそうした見苦しい場を、自分の良く知った間柄の第三者に見られるような行為をされれば、それまでの情や想い出までも汚してしまうことになりかねません。

相手の立場をなくさせてしまう様な行動をとることは絶対にやめましょう。

いい別れ方【LINE編】

では、いい別れ方をみていきましょう。
いい別れ方には、以下のものがあります。

1. 後から読み返せないようなことは書かない
2. プライバシーを暴くようなことは書かない
3. ヒートアップしたら間を置く
4. 「あなたのため」を多用する

続いて、いい別れ方を、それぞれ詳しくみていきます。

LINE①：後から読み返せないようなことは書かない

ケンカともなると売り言葉に買い言葉的な応酬になってしまいがちなのがLINEを含めたSNSのデメリットです。
特に別れ話の際などは、お互い少なからず冷静さを欠いた状態でのやり取りになりがちなため、相手を貶めるようなことを書いてしまうことがあります。

しかし、そうした時に発した言葉を後から取り消すのはほぼ不可能です。
いくら謝罪してみたところで言われた方は忘れません。

少しでもいい別れ方をしたいのなら後から読み返せないようなことは書かないのが原則です。

LINE②：プライバシーを暴くようなことは書かない

リベンジポルノもそうですが、交際していたときに知りえた相手のプライバシーに関わることをSNSに流出させるのは止めましょう。
例え仲間だけが閲覧できるから、と思っていてもいったんネットに流出してしまったものをなかったことにすることはできません**。

LINE③：ヒートアップしたら間を置く

お互いの顔色や声の調子などがわからない文字だけのやりとりになってしまうLINEなどのSNSは、いったん拗れるとヒートアップしがちです。
これ以上続けたらいい別れ方はおろかズタズタに傷つけあう泥仕合という事態になりそうな場合は、いったん間を置くことも大切です。

もちろん既読スルーで放置したと思われないためにもこれ以上続けるとお互い心にもないことの言い合いになりそうだから少し時間をとりましょうとキチンと言ってからがベター。

LINE④：「あなたのため」を多用する

別れを切り出す側にしてみると、何を言っても承知してくれない相手にイライラする事もあるかも知れません。
しかし、別れを切り出される側にしてみれば、うすうす冷めかけていることに気付いていたとしてもまだやり直しがきくと思っていたかもしれず、すんなり別れを承知してくれる方がありえないことです。

イライラ感は例え文字だけのやり取りでも相手に伝わるもの。
少しでもいい別れ方をしたいのなら、あなたのためにならないと断る、あるいは説得する方法を探りましょう。

いい女の別れ方【振る場合】

では、いい女の別れ方をみていきましょう。
いい女の別れ方には、以下のものがあります。

1. 相手を追い込まない
2. 今更の話を持ち出さない
3. その場しのぎの嘘はつかない
4. 最後の最後を汚さない

続いて、いい女の別れ方を、それぞれ詳しくみていきます。

振る場合①：相手を追い込まない

いい別れ方のコツは相手を追い込まないことです。
誰しも追い込まれた立場では心にゆとりは持てません。

特に相手の男性が別れの予兆に気付いていなかった、あるいは気付いても気づかないフリをしていた場合は、すんなりいくはずがありません。
いい別れ方をしたいのなら、別れには交際を始めるまでの期間と同じ位の時間が必要ぐらいの覚悟で当たるのがベターです。

振る場合②：今更の話を持ち出さない

なかなか別れを承知してくれない相手にイライラの余り、今更の話を持ち出すのは決していい別れ方に結びつきません。
別れの理由を説明するにしても交際当時からコレも不満だった、アレも嫌だった的な今更論を振りかざしてみても、それで納得してくれる可能性は低いでしょう。

どうしても理由を説明しなくてはいけない場合は色々お互い努力してやってきたけれど、だめだったとなぜダメなのかの理由と、その結論に結びついたのは昨日今日のことではないということをはっきりさせましょう。

振る場合③：その場しのぎの嘘はつかない

別れ話が拗れる原因の1つに結果を先送りするということがあります。
誰しもいったんは愛し合った間柄の相手と泥仕合はしたくないのが普通です。

ですがだからといって別れ話の決着をズルズルと先延ばしにして自然消滅を狙うのはあまり賢いやり方とはいえません。
場合によってはヘビの生殺し的に解釈されて余計に恨みを買うことにも繫がりかねない場合もあります。

少しでもお互い前向きに進むためのいい別れ方に結び付けたい場合は、例え相手をなだめる為だとしてもその場しのぎの嘘をつくような行為は避けましょう。

振る場合④：最後の最後を汚さない

いい別れ方の最大のコツは最後の記憶をキレイにすることです。
例え恋愛関係ではなくても、なんらかの事情で疎遠になった友人や知人を思い返す時1番鮮やかによみがえることの1つは最後に交わした言葉や会った時の思い出であることが多いもの。

交際期間にどんなにいい思い出があったとしても、最後の最後に全てを台無しにするような言動や行動をすればいい女だった、いい別れ方だったと思ってもらえる可能性は限りなくゼロになってしまいます。

いい女の別れ方【振られる場合】

では、いい女の別れ方をみていきましょう。
いい女の別れ方には、以下のものがあります。

1. 相手の顔を潰さない
2. 自分のプライドを守る
3. 取り返しのつかない事態は起こさない
4. 時間と空間の余裕を作る

続いて、いい女の別れ方を、それぞれ詳しくみていきます。

振られる場合①：相手の顔を潰さない

実際には振られる側に立たされた場合、相手のことまで思いやる余裕なんてないのが普通です。
そういう時にはいい別れ方をすることで自分を守ると常に考えることです。

例えば振った彼氏を憎いと思って相手のメンツを潰してやりたい、と思ったとしてもちょっとした腹いせのつもりのことで振った彼氏に自分がさらに傷つけられでもしたら自分が可哀想と思うことで自分の行動をセーブしましょう。

振られる場合②：自分のプライドを守る

いい別れ方をすることは振られた自分のプライドを守ることにも繫がります。
振られることで既に十分に傷つけられているのに振った元凶にとりすがることで更に傷つけられる筋合いはありません。

また自分にダメージを与えた相手に懇願したり、脅したりするなどとムダな努力や労力を使う必要もありません。

振られる場合③：取り返しのつかない事態は起こさない

いい別れ方にしたいのなら、取り返しのつかない事態は起こさないのが鉄則です。
本人同士はまだしも、家族友人知人までを巻き込んだ大騒動にまで発展してしまった場合引っ込みがつかなくなったり、収拾がつかなくなってしまうこともありえます。

それも若気の至りで片付けられない年齢で取り返しのつかない事態を引き起こすようなことになってしまった場合は、そうした悪評が残りの人生に付いて廻ることにもなりかねません。
いい別れ方は次の恋愛、先の結婚のためでもあるのです。

振られる場合④：時間と空間の余裕を作る

別れを告げられた直後は茫然自失となって何も出来なかったとしても、後からあの時ああして置けばよかった、こう言ってやればよかったと思うことは当然あることです。
ですが、それを一々実行していたのでは、せっかくのいい別れ方がいい別れ方のままで終わらなくなる可能性が高くなります。

職場が同じならせめても住む場所を変えたり、通勤経路を変えたりして少しでも交際していた当時と違う環境に自分を置くようにしましょう。
使い古された手のようでも時間と距離をとることは、心に起きた波風を鎮めるのには最も有効な手段です。

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noel編集部

いい別れ方は自分のための行動

振る側振られる側どちらにしてもいい別れ方を心がけるのは結局は自分を大切にする行為に他なりません。
自分を幸せにし大切にできない人間を、他人が大切にし、尊重してくれるはずがないのも道理。

いい別れ方を選んで、少しでも次の幸せに近づける第一歩にしていけるようになりましょう。