堂々とする9つの方法！堂々とした態度のメリット・デメリットとは？

「堂々とする」の意味とは？

「堂々とする」とは、ひとつの事柄に対して、悠然と構えて自分の考えを決して曲げないことです。
例えば、ビジネスシーンなどでは反対意見が出たとしても、臆することなく自分の意見を貫き通すことができる人というイメージでしょう。

「堂々とする」の類語には「ドンと構える」「ジタバタしない」などがあります。
また「堂々」は 厳めしく立派なことをさしており「威風堂々」などと言い換えることもできます。

「威風」には、威張るや幅をきかせるなど、やや否定的な意味合いも含みますが「堂々」を付加することで、スマートな立ち居振る舞いやどっしりとしたブレない芯の強さを表現していると言えるでしょう。

堂々とする人の特徴

どんな場面に置いても、シャイでおどおどした態度よりも堂々としている人の方が頼りがいがあるような印象を受けます。

また自信にあふれたブレない態度からは、周囲の空気も変えてしまうくらいの独特な雰囲気を感じるでしょう。

ここからは「堂々とする人の特徴」をご紹介しますので、あなたの周囲にこんなタイプの人がいないかどうかチェックしてみて下さい。

1. 自分に自信をもっている
2. 言動がテキパキとしている
3. 思慮深く落ち着きがある
4. 媚を売らない
5. コミュニケーション力が高い
6. ストレスを溜めない
7. 周囲に気配りできる
8. 独特な存在感がある
9. 姿勢がいい
10. どんなことにも積極的

次に、堂々とする人の特徴を詳しくチェックしていきましょう。

特徴①：自分に自信をもっている

堂々とする人には、自分に自信を持っているタイプが多いでしょう。
それは、さまざまな人生経験が基礎になっています。

自信があるので、自分の考えをしっかり持っていて、何に対しても前向きに取り組むことができます。
そのため、どんな場面でも高く評価され、人望を得られるでしょう。

特徴②：言動がテキパキとしている

自分の意見を切れが良く話せるところも、堂々とする人の特徴です。
処理能力が高いので、いつも言動がテキパキとしています。

また、堂々とする人は聞き取りやすい口調で話すことも心得ており、時にはボディランゲージなども加えて、相手に自分の気持ちを伝えようとするでしょう。

特徴③： 思慮深く落ち着きがある

例えば予想外の出来事が起こった時にでも、堂々とする人はなぜそうなったのか、どうすれば改善できるのかなどを、さまざまな体験に基づいて考え、答えを導き出すことができます。

そのため、いつも落ち着きがあり思慮深い人と言うイメージが強いでしょう。

特徴④：媚を売らない

堂々とする人は、どんな人に対しても平等に接することができます。
したがって、相手がどれ程偉い人でもどんな肩書きがあっても、それによって態度を変えることはないでしょう。

そういった媚を売らない態度からは、表裏がない人と高く評価されて尊敬されます。

特徴⑤：コミュニケーション力が高い

コミュニケーション能力は、人間関係を築く上でとても重要な武器になります。
堂々とする人は、意志を伝達の高さに加えて謙虚さや親しみやすさがあるので、周囲から慕われることもポイントになるでしょう。

どんな人にでも、心にバリアを作ることなく心を開いていくことが、コミュニケーションのスタートです。
自信がない人は、まず自然な笑顔を作ることから始めてみましょう。

特徴⑥：ストレスを溜めない

日頃からストレスを溜めないようにすることも、自信を持っていく上で大切なポイントになります。
そのためには、ストレスを断ち切る方法よりも、ストレスを溜めないように工夫しましょう。

まずは、規則正しい生活を送ったり、定期的に運動をするなどの習慣を身につけて、心身ともにリラックスすることで、心にも余裕が生まれるはずです。

特徴⑦：周囲に気配りできる

いつも堂々と振舞っている人は、人のことをよく観察しています。
そして人の良い所を見つけて褒めることが得意です。

このように堂々とする人は、言葉で言わなくても相手が喜ぶことをちゃんと理解できる、気配り上手な人が多いのが特徴になります。
つまり、一歩退いて他人を立てることで自分を輝かせることができるのです。

特徴⑧：独特な存在感がある

発想が独特で、何となく存在感があることも堂々とする人の共通した特徴でしょう。
その理由は、頭の回転が早く話を切り出すタイミングが絶妙だからです。

また考えが固執していないため、ユニークな発想ができる点も一目置かれる理由でしょう。

特徴⑨：姿勢がいい

自信がある人は総じて、姿勢がいいことが多いでしょう。
パッと見たときに、まず最初に目に飛び込んでくる部分なので、意外と重要なのです。

ですが、よい姿勢を維持するためには、腹筋や背筋などの筋力を鍛えないとすぐにもとの猫背に戻ってしまいます。

したがってよい姿勢を整えるためには、家で大きな鏡などを見ながらトレーニングして、正しい姿勢をキープできるようにしておきましょう。

特徴⑩：どんなことにも積極的

例えば人が嫌がって避けてしまうような仕事でも、積極的に関わっていこうとする人は勇気がある堂々とする人に多いでしょう。

なので、仮にプロジェクトに気の合わない人がいたとしても、あなたのパワーで息がぴったり合ったチームにすることができるのです。

自分に行きたい場所がある場合には、まずどんなに嫌なことでもリードしていけるかどうかが鍵になります。
それを乗り越えた時には、必ず大きな自信を得ることができるでしょう。

自信があるように見せたい！堂々とする方法

堂々とする人はどういうわけか周囲の人々から一目置かれて、ただそこにいるだけで存在感があります。
それでは、どんな点に気をつければ自信があるように見せることが出来るのでしょうか。

すぐには変われなくても行動することで、堂々とした雰囲気を身に纏うことは可能です。
それでは「堂々とする方法」を大まかにチェックしてみます。

1. 何事もポジティブに考える
2. 憧れの人の真似をしてみる
3. 本などを読んで知識を得る
4. ゆったりとした動作を心がける
5. 小さな成功体験を積もう
6. 相手の目を見てちゃんと話を聞く
7. 自然体を心がけよう
8. まずは元気に挨拶してみよう
9. 自分を好きになろう

続いて、自信があるように見せたい場合の堂々とする方法を細かく解説します。

方法①：何事もポジティブに考える

何事もポジティブに考えることは大切なことですが、堂々とする人は失敗をしたときほど、ポジティブに考える習慣があるようです。

慣れていないと失敗を恐れてしまって逃げ腰になってしまうものですが、ミスも良い経験になると捉えられれば、次に活かすことができるでしょう。

何もかも最初から完璧にこなせる人はいません。
まずは、自分の決断やアクションに勇敢に取り組むことからはじめてみましょう。

方法②：憧れの人の真似をしてみる

もしも身近に、あなたが理想とする「堂々とする人」がいるのなら、とりあえずその人の真似をすることから始めると良いでしょう。
近くにお手本とする人がいることは、またとないチャンスです。

同じ職場でも、家族でも、もしそのような人が身近にいるあなたは、とてもラッキーでしょう。

方法③：本などを読んで知識を得る

自分に自信をつけるためには、まずは自分を磨くことが大切になります。
例えば、本を読んで知識を得ることも重要なスキルになるでしょう。

まずは、どんなジャンルでもいいので読みやすい本から手に取ってみて下さい。
最初は何も考えず、ただ読書を楽しむというスタンスで良いでしょう。

堂々とする人は、いつも話の引き出しをいっぱい持っていて、話していると新しい発見がたくさんあるのです。

方法④：ゆったりとした動作を心がける

堂々とする人になりたい場合は、まずはゆったりとした大き目の動作を心がけてみましょう。
なぜならば立ち居振る舞いは、その人の自信やゆとりの表れだからです。

まずは話し方、次に歩き方のポイントを押さえエレガントな雰囲気を身につけて、あなたの印象アップにつなげましょう。

方法⑤：小さな成功体験を積もう

成功にたどり着くためには、いきなり大きな目標を立ててしまうよりも、小さな目標を一つずつクリアしていく方がおすすめです。
その理由は、なかなか結果が出ないと疲れてやる気が出なくなってしまうからです。

ですから、まずは小さな目標をいくつか掲げてみましょう。
たとえば体を鍛えるならば、空いている時間に5分間ウォーキングするとか、3分間ストレッチするだけでいいのです。

どんなに短い時間でも、毎日続けることが大切になり、その積み重ねこそあなたの自信になるでしょう。

方法⑥：相手の目を見てちゃんと話を聞く

堂々とする人は、自分が話すよりも相手の話を聞くことを大切にしています。
したがって、人と会話をする時はきちんと目を見て話を聞くことが大事なポイントなのです。

なぜならば職場で上司と話す時に、下を向いたままだったりキョロキョロしたりすると、相手は、真面目に話を聞いていないのではないかと不信感を抱いてしまうかもしれません。

しかし相手の目をじっと見るだけで、ちゃんと話を聞いているという合図になるからです。

方法⑦：自然体を心がけよう

堂々とした人を目指す時には、気取らない自然体のままでいることも大切でしょう。
それは、完璧な人を目指すとなると、自分も苦しいし、周囲の人にとっても居心地が悪いからです。

したがって自分の欠点などは、むしろさらけ出してしまえるくらいの勇気を持ちましょう。

完璧なキャラクターを一時的に作っても、いつか嘘はばれてしまうものです。
それならば、いっそ潔くありのままで勝負してみて下さい。

方法⑧：まずは元気に挨拶してみよう

初めて会う人は、第一印象で人を判断します。
したがって、ファーストインプレッションがあまり良くない場合は、それを後々まで引きずってしまう可能性があるのです。

大切な人に会うときには特に、姿勢をまっすぐにして、笑顔で明るく挨拶するようにしましょう。
ただそれだけで、あなたの印象は格段にアップするはずです。

方法⑨：自分を好きになろう

自分を好きになると、駄目なところもいいところも全部受け入れることができるようになり、感情も安定します。
また周囲の評価も気にならなくなり、自分は自分人は人だと割り切れるようにもなるでしょう。

自信がない人は自分にないものを強く意識して落ち込みますが、自信があると何もかもを許諾することができます。
だからこそ、自分を好きでいることは何よりも重要なのです。

堂々とするメリット

この世界にはいろいろなタイプの人が存在します。
どんなシーンでも、堂々とする人は颯爽としていてカッコいいけれど、自分には自信がなくてとても無理と感じている方も多いのではないでしょうか。

ここからは堂々とすることのメリットをチェックしていきましょう。

1. 異性からモテる
2. 周囲から頼りにされる
3. 人と接するのが楽しくなる

それでは、堂々とするメリットを詳しく解説していきます。

メリット①：異性からモテる

堂々とする人は、異性からモテます。
特に女性はいつもどっしりと落ち着いている男性に惹かれる傾向があるでしょう。

それはなぜかと言うと、堂々としている男性からは、人としてありのままの姿を認めて、包んでくれるような大らかな優しさを感じるからです。

メリット②：周囲から頼りにされる

人は不安を抱いていると発言をする時にも「たぶん」「きっと」などあいまいな表現をしてしまうことがあります。

しかし、堂々とする人は自分が信じていることをストレートに伝えるので、周囲から信頼されるでしょう。

メリット③：人と接するのが楽しくなる

堂々としている人は周囲の評価や批判などを気にしていません。
したがって、どんな時でもマイペースで、いい意味で自分の見せ方がうまい人だといえるでしょう。

自分を飾ることなくいつも自然体で人と接することができます。

堂々とすることのデメリット

どんな時も周囲から頼られる「堂々とする人」も、時には傲慢な人だと思われてしまうこともあります。
ここからは、堂々とする人のデメリットを考察してみましょう。

デメリット①：ナルシストに見える

自分に自信を持つことは大切なことです。
しかし、自分のサクセスストーリーなどを自慢げに話したりすると、自己顕示欲が強い人と勘違いされてしまうので注意しましょう。

デメリット②：偉そうに見えてしまう

堂々とする人は時には人から偉そうだと思われてしまう可能性があります。
あなたがどれほど気をつけていても、人によって解釈の仕方は違うものです。

ただ、そういった捉え方をする人もいるのだと言うことは覚えておきましょう。

「堂々とする」と「偉そう」の違い

「堂々とする」と「偉そう」とは、まったく意味が変わってきます。
堂々とした人になりたくて努力をしても、一歩間違えると高圧的な雰囲気になってしまうことがありますので注意して下さい。

それでは、堂々とすると偉そうの根本的な違いは何なのでしょうか。
それは、人に対しての謙虚さがあるかどうかが分かれ道になっているのです。

本当にスマートで堂々としている人は、相手が誰であっても公平な態度を取ります。
したがって、偉そうだと勘違いされないためには、命令口調になっていないか語尾がきつくなっていないかをマークすると良いでしょう。

本当に自分に自信がある堂々とする人は、ブレない強さを持ち包容力があります。
この点を間違えないようにしないと、せっかく努力してもマイナスイメージになってしまうので気をつけて下さい。

周囲から頼りにされる堂々とする人になろう

プライベートでもビジネスシーンでも、物腰がやわらかくドンと構えている人は、周囲から憧れの目で見られるでしょう。

「堂々とする人」には一朝一夕ではなれませんが、自分の小さな成功体験を積み重ねたり、ちょっとした日々の行動を変えるだけで、距離を縮めることは可能です。

実際に、どんなに堂々としている人も最初から自信満々だったわけではありません。
ですから、堂々とした人になりたい場合には、自分ができそうなことから少しずつ始めて、根気よく続けてみて下さい。

日々なりたい自分になるアプローチをしていくことで、あなたが理想としている「堂々とする人」に近づいていけるでしょう。