男性のマリッジブルーの時期＆原因！乗り越えるための対処法や予防策

男性もマリッジブルーになる？

女性だけの悩みと思われがちなマリッジブルー。
女性だけではなく、結婚することに対して不安を感じる男性は実はとても多くいます。

男女合わせたアンケートを実施したところ、「マリッジブルーになった」と答えたのは約8割。
そのうちの4割以上が男性だったのです。

結婚を決めたけれど漠然とした不安がつきまとってしまうマリッジブルーは、女性にも男性にも降り掛かってくることがある悩みになります。
むしろ、男性のほうが不安になりやすい傾向にあるようです。

男性のマリッジブルーの症状や時期

男性に多いマリッジブルーの症状や時期について見てみましょう。

症状

男性がマリッジブルーになっているときの症状は、意外と表面化しやすく気づきやすいものが多いのが特徴です。
彼女と会うのを控えるようになったり、イライラとして冷たい態度が増えたり、結婚の話し合いに全く参加しなくなったりしているときは、マリッジブルーになっていると考えられます。

また、下痢や便秘、食欲不振といった体調を崩してしまうのもマリッジブルーのサインです。
男性は女性と比べて、ややメンタルが弱い傾向にあるため、自分を保つために強がってしまったり、逆に極端に弱くなってしまうことがあります。

時期

多くの男性は、婚約をして結婚の準備を始めるとマリッジブルーに襲われます。
ただし、男性の場合、結婚への意識が芽生え始めた頃や同棲を開始した頃などにもマリッジブルーになります。

女性の立場から考えると、結婚への意識や同棲程度で「婚約もしていないのに？」と思ってしまうかもしれません。
しかし、男性は家族を持つことへのプレッシャーを早めに意識してしまい、プロポーズをする前からマリッジブルーになる人も一定の割合でいるのです。

男性がマリッジブルーになる原因

男性がマリッジブルーになってしまう原因について見てみましょう。

1. 責任への不安
2. 経済への不安
3. パートナーへの不安
4. 生活への不安
5. 人間関係への不安
6. 仕事への不安
7. 結婚式への不安

原因①：責任への不安

婚約もしていない時点からマリッジブルーになる男性の多くは、責任への不安を大きく抱えています。
結婚を意識している頃やプロポーズをしたあとなど、自分が彼女を守っていくという意識が大きくなってしまい、その大きさに耐えられなくなってしまうのです。

悩みや愚痴を言うことが少なく、一人で解決しようとすることが多い男性が陥りやすい原因です。

原因②：経済への不安

「自分だけの収入だけで二人が暮らしていけるか」を考えている男性もいます。
結婚後も彼女に働く意思があったとしても、専業主婦になってほしかったり、子供を希望しているとなると、彼女が働けない期間がどうしても出てきてしまいます。

育休制度がきちんと整っている会社に勤務しているならある程度保障があるかもしれません。
しかし、まだまだ制度を導入していない企業もあります。

また、彼女がバイトだった場合など、結婚後も安定した生活を送ることができるかと不安になってしまうのです。

原因③：パートナーへの不安

一緒に過ごしている時間がどんなに楽しいものであったとしても、家族となると過ごし方は変化してきます。
そのとき、一生一緒に過ごすことができる相手であるか不安に感じてしまうのです。

「結婚してからも自分にやすらぎを感じさせてくれるか」や「実家住まいだったけれど家事はできるのか」など、これまで見えなかったものを注意深く観察するようになります。
このような行為は、マリッジブルーによるものですが、女性からすると粗探しをされているような気分になってしまい喧嘩の原因にもなります。

原因④：生活への不安

結婚し、家族になり、一緒に暮らすということは生活スタイルが変わります。
事前に同棲していれば、ある程度お互いの生活スタイルが見えていますが、結婚後から一緒に暮らし始めると生活スタイルの変化についていけずマリッジブルーになってしまいます。

結婚するまでは一人暮らしだった場合、自分のペースが確立されているため、家事の分担や家での過ごし方に不満を感じることがあるのです。
また、実家暮らしだった男性の場合、家事が全くできなくてパートナーを怒らせてしまうということもあります。

結婚することで生活が変わってしまうのは、男女ともに一緒。
自分だけと思わず、協力することが大切です。

原因⑤：人間関係への不安

これまで彼女と過ごすことが中心となっていたものが、婚約をすることで彼女の家族や親戚、彼女の会社の人など人間関係が広がっていきます。
人付き合いが得意な男性にとっては問題ないかもしれません。

しかし、人付き合いが苦手な男性にとって、人間関係の幅が広がるというのは苦痛に感じてしまうのものです。
また、自分が彼女の家族や親戚からどのように思われているかなど考えてしまい、眠れなくなる男性もいます。

結婚への意識や婚約後の不眠もマリッジブルーの立派な特徴です。

原因⑥：仕事への不安

結婚をしたからといって、仕事先を変えることはあまりないでしょう。
そのため、結婚後も同じような働き方ができるかについて不安を抱えてしまいます。

出勤時間が早かったり、残業が多かったりすると、「パートナーに迷惑をかけてしまうのでは？」と不安になってしまうのです。
結婚してから働き方を変えるのは難しいもの。

事前に話し合って解決しておく必要があります。

原因⑦：結婚式への不安

婚約後、二人で計画する大きなイベントが結婚式です。
結婚式の準備には、予算決めや式場決めなどさまざまな工程があり、何度もウェディングプランナーとの打ち合わせが必要になります。

忙しい日常の中、慌ただしく進めていく結婚式準備に、自分の時間が削られていくような感覚からマリッジブルーになってしまいます。
結婚式準備は、男女の喧嘩に発展しやすいこととしても有名ですが、その原因には男性のマリッジブルーが関係していることがあります。

マリッジブルーな彼氏がとりがちな行動

マリッジブルーと判断できる彼氏がとりがちな行動について見てみましょう。

1. 一人になりたがる
2. 情緒不安定
3. 体調を崩しやすい
4. 友人との交流が増える

行動①：一人になりたがる

やたらと一人になりたがる時間が増えているときは、彼氏がマリッジブルーになっていると判断できます。
一人になることで、いろいろな不安を抱えている状態を整理しようとしているのです。

男性の多くは、いろいろな意見を言われても、すぐに処理しきれずに悩みが増えたと感じてしまいます。
そのため、一人になって落ち着いて考えたがります。

行動②：情緒不安定

イライラしやすくなり、感情的な意見が増え始めているなら彼氏がマリッジブルーになっている可能性があります。
マリッジブルーになると、怒りっぽくなったり、急に泣き出したりと感情が不安定になってしまいます。

男性の多くは、強い自分を見せたがる傾向にあるため怒りっぽくなることが増加。
ひどい場合には、物に当たることもあるため、DV気質であるか見抜けるチャンスともいえます。

行動③：体調を崩しやすい

いつ連絡しても具合が悪かったり、デート中のトイレの回数が多いなと感じたら、彼氏がマリッジブルーになっている可能性があります。
不安を抱えすぎてストレスが溜まると、頭痛・胃痛・食欲不振・下痢・便秘といった症状が出てきます。

仕事でのストレスの可能性もあるので、「婚約後から」など、タイミングで判断しましょう。

行動④：友人との交流が増える

「結婚してしまうと遊べなくなる」と考える男性は多くいます。
そのため、彼女とのデートや結婚式の打ち合わせよりも友人との遊びを優先してしまうことがあります。

漠然と抱えてしまっている不安という名のストレスの発散方法がうまく見つけられず、友人との遊びで発散してしまうのです。

マリッジブルーな男性への対処法

男性がマリッジブルーになってしまったときの対処法を紹介します。

1. 一人にしてあげる
2. 不安を聞いてあげる
3. 二人の気持ちを確認する
4. 今後の生活について話し合う

対処法①：一人にしてあげる

まずは、落ち着いて考えることができる環境を作ってあげることが、マリッジブルーに襲われている男性には必要です。
彼女や友人がいる場では、新しい情報が入ってきてしまうため、考えがまとまらなくなってしまいます。

ゆっくりと一人で考えられる時間を作ってあげましょう。

対処法②：不安を聞いてあげる

何に不安を抱えているのかわかっているなら、不安に思っていることを聞いてあげることも大切です。
男性が一人で解決することができない不安も、二人でなら解決できるかもしれません。

また、不安を共有することで一体感も生まれます。

対処法③：二人の気持ちを確認する

マリッジブルーは男性だけでなく、女性にも起こるもの。
もしかしたら、男女ともにマリッジブルーに陥っていることもあります。

そのようなときは、二人の気持ちをしっかりと確認することが大切です。
お互いに、どのような不安を抱えていてどのように過ごしていきたいと考えているのかを確認しましょう。

対処法④：今後の生活について話し合う

責任感や経済的な面など、生活への不安は男性だけでなく夫婦で考え、助け合っていくものです。
責任感については、男性のプライドの都合もあるため話し合うのは難しいかもしれません。

しかし、経済的な面については女性も仕事を継続するなど、さまざまな対処を考えることができます。
結婚後、どのように生活していく予定なのかをしっかり話し合いましょう。

マリッジブルーになりやすい男性の特徴

女性よりも多い男性のマリッジブルー。
マリッジブルーになりやすい男性の特徴について見てみましょう。

1. 人に相談しない
2. 完璧主義
3. 実家暮らし
4. 転職が多い

特徴①：人に相談しない

誰かに悩みを相談せずに、一人で解決することが多い男性はマリッジブルーになりやすくなります。
悩みは一人で解決できることもありますが、誰かに相談することで考えがまとまることもあります。

日頃から「悩みや愚痴を言わないな」と感じたら、さりげなく悩みや愚痴はないか聞いてみるのもいいかもしれませんね。

特徴②：完璧主義

完璧主義の男性は一人暮らしをしていることが多く、洗濯物の干し方・たたみ方や掃除の方法、食事の盛り付けなど、自分の思い通りになるかを気にします。
これまで過ごしていた自分のペースを乱されることを、とても嫌うため、パートナーとなる彼女が自分の理想通りであるか悩んでしまうのです。

完璧主義の男性は、自分の理想を女性に押し付ける傾向もあるので、互いの理解が一致しないと生活が破綻してしまう危険もあります。

特徴③：実家暮らし

実家暮らしでも、真面目に貯金していたり、家事を手伝っている男性ならマリッジブルーに陥る可能性は低くなります。
しかし、生活をすべて母親まかせにしている男性の場合、自分の母親と同レベルの家事ができることを彼女に求めてしまいます。

そのため、彼女の家事レベルや実家から出たあとの金銭面の不安から、マリッジブルーなってしまうのです。

特徴④：転職が多い

転職が多い仕事の場合、プロポーズしても彼女が「YES」と返事してくれるかを気にしてしまいます。
また、結婚後、子供ができたときに何度も学校が変わってしまうことも心配しているのです。

少々、気の早い不安ですが、仕事はそうそう変えられるものではないため悩んでしまうのです。

彼氏をマリッジブルーにさせないための対策

悩みの種にもなるマリッジブルーにさせないための対策を紹介します。

1. 見栄を張らせる発言は控える
2. 自分に合わせすぎなくて良いことを伝える
3. 少しずつ環境を変えていくことを話し合う

対策①：見栄を張らせる発言は控える

男女ともに見栄っ張りは存在しますが、男性は女性よりも強い存在・頼れる存在に見られたいという見栄があります。
結婚を考えている女性から「専業主婦になりたい」と言われれば、それを叶えるための収入があるかを考えてしまうのです。

最初から「共働きにしようね」といえる男性であればマリッジブルーになりにくいところ、女性の願いを叶えようと無理な見栄を張ってしまう男性はマリッジブルーになりやすい傾向にあります。
彼氏にマリッジブルーになってほしくないのであれば、無理な見栄を張ってしまうような発言は避けましょう。

対策②：自分に合わせすぎなくて良いことを伝える

「結婚式は女性の憧れ」という考えを持っている男性も少なくありません。
そのため、結婚式の打ち合わせでの意見も女性に合わせてしまい、自分の意見をほとんど言わないことがあります。

さらに、新居探しも女性の意見に全面賛成、家具も女性の意見に全面賛成などと、自分の意見を押し殺して女性に合わせ過ぎてしまうと、ある日突然我慢が限界に達して婚約破棄となることもあります。
一緒に過ごしているうちに、「自分の意見を言わない人だな」と女性も感じるでしょう。

できるだけ、男性に先に意見を言わせるようにして、自分の考えとの違いを指摘するのではなく、お互いが相談しあえる環境作りをしましょう。

対策③：少しずつ環境を変えていくことを話し合う

結婚は、生活環境ががらりと変化します。
特に、同棲していなかった二人にとっての環境の変化は、とても大きなものになります。

生活のペースが乱されることを不快に思うのは男性だけではないこと、少しずつ環境を変えていくことを話し合って夫婦の空間を作っていきましょう。

男性のマリッジブルーは女性の努力で解決できる

女性よりも割合が多い男性のマリッジブルー。
背負い込むものが大きいと感じてしまう男性に、そっと寄り添うことができるのは婚約者となる女性だけです。

夫婦としての生活を順調に進めるためにも、男性の不安に寄り添い、幸せな結婚生活を過ごしましょう。