Search

オワコンの意味とは?

オワコンの意味

どのような意味で使うのが正しいのか迷ってしまう「オワコン」とは、どのような意味で使うのかについて紹介します。

意味①:終わりそうなコンテンツ

「オワコン」とは、1つ目の意味としては終わりそうなコンテンツです。
家電やゲーム機、食品にいたるまで、さまざまな商品が流行る一方で廃れる商品も多い日本では、終わってほしくないけれど終わりそうなコンテンツに対して「オワコン」という言葉が使われます。

例えば、もうすぐ終わってしまうことが決定している番組に対して「オワコンしないでほしい」という使い方の場合には、終わりそうなコンテンツだけど終わってほしくないという意味合いで使われています。
また、長年愛されてきたお菓子などが製造・販売中止となったときにも、終わってほしくないけれど終わりそうなコンテンツとなり「オワコン」という言葉が使われるのです。

意味②:終わってほしいコンテンツ

2つ目の意味で使われる「オワコン」とは、終わってほしいコンテンツになります。
先程の終わりそうなコンテンツとして使われる「オワコン」では、名残惜しさの意味が含まれていました。

しかし、同じ「オワコン」でも、こちらは終わることを願う意味になります。
例えば、その年にブレイクしている有名人がどの番組にも出演していて見飽きてしまったときやその年の流行色になっているメイクが自分には似合わないと感じているときなどに「オワコンしてほしい」と発信されることがあります。

これは、自分の価値観や意見などと流行が一致していないときに使われるケースです。
この場合には、感情論も含まれていることが多くなるため妬みや僻みの要素が含まれることがあります。

「オワコン」という言葉をよく使う人の特徴

オワコン使う人の特徴

「オワコン」とは聞き慣れないと感じる人もいるでしょう。
では、「オワコン」とはどのような人がよく使うのか。

よく使う人の特徴について見てみましょう。

特徴①:アニメが好き

現在はネット用語として浸透している「オワコン」ですが、もともとはアニメが好きな人たちが使っていた言葉になります。
この頃の「オワコン」とは、多くの人が想像している通りの「終わったコンテンツ」のことを指しています。

アニメが爆発的にヒットしてブームになっても、長期的なものは少なく、多くのものが1年~数年ほどで終わっていました。
そのため、ブームの期間はおおよそ1年サイクルとなり、アニメ好きの間では「もう、そのアニメのブームは終わっているよ」の意味合いで「終わったコンテンツ=オワコン」と使うようになったのが始まりです。

最初はアニメの流行り廃りに関して使われていたとは思えないほど、現在ではさまざまなコンテンツに対して使われるようになり、使う年代も幅広くなっています。

特徴②:ネット利用者

「オワコン」とはネット用語であると認識している人も多いのではないでしょうか?
現在の主流はネット用語になっているので、間違いではありません。

流行り廃りの情報をいち早く手に入れることができるネットは、「オワコン」判定に最適な場所になります。
しかし、ネットは「終わりそうなコンテンツとはなにか」や「終わってほしいコンテンツとはなにか」と情報を集めようとするあまり、誰かの思惑にはまってしまう危険性も含まれています。

ネット発信だけを信じずに周囲を見渡して自分で判断することも大切です。

オワコンの例

オワコンの例

さて、「オワコン」とはなにかがある程度わかってきたところで、オワコンの例を見てみましょう。

例①:たまごっち

平成に大ヒットした商品の中に、たまごっちがあります。
10代を中心に爆発的に広がったたまごっちは、その名の通りタマゴサイズで持ちやすさが魅力の育成ゲームです。

育成することでさまざまなキャラクターへと変化していき、そのバリエーションの豊富さも人気の理由でした。
入手困難による高額転売も横行していたたまごっちは、社会現象を巻き起こしました。

近年でもスマホのアプリと連動するなどの機能を充実させて復活の兆しがありましたが、以前ほどの人気にはなりませんでした。

例②:食べるラー油

食べるラー油とは、フライドオニオンやフライドガーリックなどの具材がたっぷり入っているピリ辛のラー油のことです。
2009年桃屋から「辛そうで辛くない少し辛いラー油」が発売され、爆発的ヒットを生み出しました。

一時は生産が追いつかなくなるほどの人気で、独自レシピも多数考案されています。
現在は落ち着きを見せていますが、根強いファンがいるヒット商品です。

例③:リンゴダイエット

リンゴダイエットとは、朝食もしくは夕食をリンゴに置き換えるダイエット方法です。
便秘解消や老化防止作用など、さまざまな効果が期待できるリンゴを丸々1個食べることできれいに痩せられると大流行しました。

しかし、このダイエット方法は同じものを毎日食べ続けることで飽きてしまうというデメリットがあり、現在では人気は下火になってしまっています。

例④:ウーパールーパー

ウーパールーパーとは、メキシコサンショウウオのアルビノ個体のこと。
日本では珍しかったウーパールーパーは、1985年にCMで登場したことで爆発的な人気となりました。

「愛らしい」という声もあった一方で「気持ち悪い」という声もあり、人気が落ちるのは比較的早めでした。
久しぶりに見てみたいという人は、動物園やペットショップなどで会うことができますよ。

例⑤:「だけ」商品

「だけ」商品とは、メロンパンの皮だけ焼いたものやソフトクリームの上だけのものなどのことです。
好きなとこだけを楽しみたいというニーズに答えた商品も一時期大きな話題になりました。

さまざまな「だけ」商品が販売されるも現在ではほとんど見かけることがなくなっています。

例⑥:めちゃイケ

めちゃイケとは、1996年~2018年まで放映されていたテレビ番組のことです。
20年以上もの長い間放映されていましたが、令和を迎えることなく終わってしまいました。

さまざまな刺激的な企画や発言がたびたびPTAで問題になるほど注目度の高いテレビ番組でした。

オワコンとは1つの意味だけではない

オワコンとは1つの意味だけではない

オワコンに含まれる意味は1つではありません。
オワコンのあとに「してほしい」「してほしくない」とつけるだけで、相手に意味は通じます。

日常会話ではあまり使うことの少ない「オワコン」ですが、意味を理解して上手に使ってみましょう。

Apple touch icon
ライター
noel編集部

取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
メイク・コスメ、美容、ライフスタイル、ヘアスタイル、ファッション、ネイル、恋愛のテーマで、編集部が独自調査、または各分野のスペシャリストが監修した記事を毎日更新しています。いまの気持ちに1番フィットする情報で、明日を今日よりすばらしい日に。

ライターの記事一覧を見る