やらみそ女子の特徴と悩みとは？やらみそ女子を脱却する方法

「やらみそ」とは？

「やらみそ」とは「ヤラずに三十路（みそじ）を迎えること」の略で、「30歳でセックス未経験」という意味になります。
「やらみそ」という言葉が始めて登場したのは、1982年に発売された雑誌「プレイボーイ」。

その中の記事「童貞の東大生と処女の女子大生の座談会」で「やらみそ」という言葉が使われたのをきっかけに、世間へ浸透していきました。

やらみそ女子の割合

やらみそ女子の割合は、国立社会保障・人口問題研究所「第15回出生動向基本調査（現代日本の結婚と出産）」から約3割と予想することができます。
18～34歳の未婚女性2,570人を対象に「あなたはこれまでに異性との性交渉をもったことがありますか」という質問をしたところ、「ない」と回答したのは30～34歳が「31.3％」。
第15回出生動向基本調査

つまり、30歳女性の3～4人に1人が「やらみそ女子」と考えられるでしょう。

やらみそ女子の特徴

では、やらみそ女子はどのようなタイプなのでしょうか？
以下の特徴10個をご紹介します。

1. モテた経験がある
2. 理想が高い
3. 仕事が生きがい
4. お酒が苦手
5. 外見に無頓着
6. 「バージン＝重い」と思い込んでいる
7. 両親に厳しく育てられた
8. 自立している
9. 友達が少ない
10. ロマンチスト

特徴①：モテた経験がある

やらみそ女子は、意外にも過去にモテた経験があるようです。
長い人生から見ればほんのわずかな期間だけだとしても、何人もの男性からアプローチされてチヤホヤされたことが嬉しくて忘れられないのでしょう。

「私はモテるから、その気になればいつでも彼氏ができるはず」と信じて疑わず、特定の彼氏を作ろうとしません。
その結果、気付いたら三十路に達してしまったのです。

特徴②：理想が高い

「彼氏・夫にするならこういう男性であるべき」などと男性に対する理想が高い女性も、やらみそ女子になりやすいようです。
「お金に困ることのない裕福な暮らし」「大人でカッコイイ自慢のパートナー」といった強い憧れがあり、そんな男性と交際できる日を心待ちにしています。

そのため、出会った男性が自分の理想と少しでも違うとわかった時点で恋愛対象外と判断してしまい、セックスをする相手のいない日々が長期間に及ぶことになるのです。

特徴③：仕事が生きがい

やらみそ女子の多くは、仕事が生きがいになっているようです。
自分の好きなことを仕事にしている、あるいは努力したことがきちんと評価されるからやりがいがあるなど、仕事が楽しくて仕方がないのでしょう。

楽しいからどんどん仕事にのめりこむようになり、職場だけが自分の居場所のような気がして恋愛をする時間さえ作らなくなります。
仕事でスキルアップするほど、セックスをする機会が失われていくと言えるかもしれません。

特徴④：お酒が苦手

やらみそ女子によく見られるのが、お酒が苦手なタイプです。
お酒があまり飲めないため、お酒の席に参加することも好みません。

仕事や友達の付き合いで「どうしても」という場合は飲み会に出席することもありますが、アルコールを飲まないので男性に隙を見せません。
お酒には緊張をほぐす効果がありますから、普段よりも会話が弾んで相手との仲が深まるもの。

やらみそ女子は、男性との距離が縮みやすいはずのお酒を利用できないのです。

特徴⑤：外見に無頓着

やらみそ女子は、外見に無頓着なケースも見られます。
毎日自宅と職場の往復ですから、仕事に支障がない程度に身だしなみを整えていれば十分という考えなのでしょう。

デートをするわけでもなければ女子会を開くわけでもないため、「少しでもキレイに見られるように着飾ろう」という意識が働きません。
それにより、自ら恋愛を遠ざけているのです。

特徴⑥：「バージン＝重い」と思い込んでいる

やらみそ女子の中には、「バージン＝重い」と思い込んでいる人もいます。
一般的に「重い女性は男性から好かれない」とされていますから、彼氏に「私バージンなの」と告白することができません。

だからといってバージンであることを隠してセックスをするわけにもいかず、最終的には破局。
これを若い頃から繰り返してきたため、やらみそにならざるを得なくなったのです。

特徴⑦：両親に厳しく育てられた

両親に厳しく育てられた女性も、やらみそ女子になりやすいようです。
特に男性との交際に関しては様々な条件があり、結婚前の性行為は絶対に許されなかったのでしょう。

自然とセックスに対して悪いイメージを持つようになり、お付き合いをすることになった男性から体を求められると「こういう人とは別れるべき」と考えるため、当然やらみそに仲間入りすることになります。

特徴⑧：自立している

やらみそ女子は「自立しているタイプ」と言うこともできます。
仕事熱心なので経済的にも自立していますし、自分の行動には自分で責任を持つことができるので精神的にも自立。

人に振り回されず、自分で考えて物事を判断・実行できるため男性に甘えたり頼ったりすることがほとんどありません。
特定のパートナーがいなくても充実した人生を送っている女性を見ると、男性は「俺の力では彼女を満足させられない」と感じて手を出せないのです。

特徴⑨：友達が少ない

やらみそ女子の特徴としては、「友達が少なく一人でいる時間が長い」ということも挙げられます。
友達が少ない分周囲のセックス事情がわからないため、自分にセックス経験がなくても焦ることがありません。

一人でいることが多いと、自分と比較する対象が身近にいないので「自分はあくまでも普通」というスタンス。
「速く彼氏を作ってバージンを卒業しないと」という気持ちにならないのです。

特徴⑩：ロマンチスト

やらみそ女子は、ロマンチストでもあります。
少女漫画に出てきそうな運命的な出会いやロマンチックな展開を求め過ぎるところがあり、「恋人を好きだから付き合う」というよりも「恋愛をしている自分が好きだから付き合う」というのが本音。

だから男性が記念日やイベントにムードを盛り上げてサプライズしてくれたり、キュンキュンするようなセリフを囁いてくれたりしないと一気に気持ちが冷め、セックスを一度もすることなく別れてしまうのです。

女性100人が告白！やらみそのわけとは

10代・20代の間に、様々な出会いやタイミングがあった女性も多いはず。
ではなぜ、やらみそになったのでしょうか？

女性100人に、やらみその理由を聞きました！

Q.やらみその理由を教えて

「男性との出会いがなかった」「男性やセックスに対する理想が高い」などの意見が多く見られました！
30代まで仕事や趣味に没頭しており、なかなか男性との出会いに恵まれなかった人も多いようです。

また、30代になると恋愛やセックスのハードルが高くなり、「はじめて」に挑戦する勇気がなくなるのかも。
ではさらに、やらみそになる理由をみていきましょう！

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やらみそになる理由

では、どうしてやらみそになるのでしょうか？
以下の理由6つをご紹介します。

1. 男性との接点が少なかった
2. 体型にコンプレックスを抱えている
3. 過去の恋愛にトラウマがある
4. 二次元やアイドルに夢中
5. セックスに対する嫌悪感
6. セックスに興味がない

理由①：男性との接点が少なかった

やらみそになる理由としては、これまでに男性と接する機会が少なかったことが挙げられます。
女子校出身者で女性が大部分を占めている職場に勤めているなど、異性とコミュニケーションを取ることがほとんどない環境で長く生活してきたのでしょう。

いつの間にか男性と接触することに抵抗を感じるようになり、男性が至近距離にいるとどうしたらいいのかわからないため、無意識に異性との交流を避けてきたのです。

理由②：体型にコンプレックスを抱えている

自分の体型にコンプレックスを抱えていることが、やらみその原因になることもあります。
「太っている」「胸が小さい」など、他の女性よりも明らかに自分が劣っていると感じている部分があるために、男性と良い雰囲気になったとしてもセックスに踏み出す勇気が持てません。

彼のことが好きだからこそ、体を見られたときに嫌われるのが怖い…。
そんな不安に襲われ、いざとなると拒んでしまうのです。

理由③：過去の恋愛にトラウマがある

過去の恋愛でひどく傷つき、トラウマになっていることもやらみそに影響しているでしょう。
「片思い中の相手に勇気を振り絞って告白したら、ひどい振られ方をした」「大好きな彼氏に二股をかけられていた」など、予想もしていなかったショックな出来事が自分の身に起こり、精神的に大きなダメージを負っています。

恋をすると、当時の悲しみや辛さを思い出して苦しくなるため、恋愛をすることに人一倍消極的になるのです。

理由④：二次元やアイドルに夢中

漫画やアニメなど、二次元世界の中の男性キャラクターや男性アイドルに夢中でハマりすぎると、やらみそになることがあります。
実際にはあり得ないような美形のイケメンに、ドラマチックなセリフを言われてキュンキュン。

そんな光景を理想としているため、現実の男性に対してあまり魅力を感じません。
別世界の男性に愛情を注ぐことだけで満足するのです。

理由⑤：セックスに対する嫌悪感

中には、セックスに対する嫌悪感がやらみその原因になっている場合もあるでしょう。
人が「セックスしたい」という欲求や衝動に駆られるときには、幼少期に体験した「お母さんとのスキンシップを味わいたい」といった心理が働いているのだとか。

抱っこされる・おっぱいを飲むなど、赤ちゃんが生まれて初めてスキンシップをする相手はお母さんであり、これが最初のセックスの練習と言われています。
ところが、この頃にお母さんから突き放されたり攻撃されたりすると安心感が失われ、お母さんとの間に亀裂が入ったような感覚に陥ることがあるのです。

すると、大人になって男性とスキンシップをしようとしたときに母親との嫌な感覚がよみがえるため体を許すことができず、やらみそを迎えてしまいます。

理由⑥：セックスに興味がない

セックスに対して嫌悪感はないのですが、特別興味がないこともやらみそに繋がっています。
スポーツ・勉強・仕事など、自分のやりたいことに人生を賭けて必死に取り組んできた結果、恋愛が後回しになりセックスについて考えるタイミングもなかったのでしょう。

真面目で努力家な部分が、やらみそのきっかけになることもあるのです。

やらみそ女子の悩み

では、やらみそ女子はどのようなことに悩んでいるのでしょうか？
以下の悩み4つをご紹介します。

1. 彼氏の作り方がわからない
2. 男性を本気で好きになれない
3. セックスが怖い
4. 処女であることが恥ずかしい

悩み①：彼氏の作り方がわからない

やらみそ女子の多くは、彼氏をどうやって作ったらいいのかわからずに悩んでいるでしょう。
「好きな人へのアプローチ」「男性から誘われるための方法」など、交際に発展させるためには何をしたらいいのかと考えるばかりで行動を起こすことができないのです。

悩み②：男性を本気で好きになれない

やらみそ女子はロマンチックな恋愛を夢見るあまり、異性を外見だけで判断するところがあるようです。
優しい性格で良い人とわかっていても、「鼻が低い」「髪型が好みじゃない」といった具合に自分の理想とは違う見た目をしているだけで気持ちが冷めてしまいます。

そのため、「男性をなかなか本気で好きになれない」と悩んでいるのです。

悩み③：セックスが怖い

「初体験は痛いからセックスが怖い」と悩んでいるやらみそ女子もいます。
初めてのセックスが必ずしも痛いとは限らないのですが、世間では「最初は痛いもの」という認識が浸透しているため、怖さが先行してしまっているのです。

悩み④：処女であることが恥ずかしい

やらみそ女子は、「三十路で処女あることが恥ずかしい」と悩んでいます。
「周囲に知られたら馬鹿にされる」という不安から、誰にも打ち明けることができません。

かといって処女を卒業するのは簡単なことではありませんから、一人で頭を抱えているのです。

男性100人にアンケート！やらみそ女子に対しての本音

「やらみそだと告白したときに、男性に引かれたらどうしよう」という女性も多いのでは？
男性の、やらみそへの本音が気になりますよね。

まずは男性100人に、30代の処女は重いと感じるか聞いてみました！

Q.30代の処女は重いと感じる？

約6割が「30代の処女は重いと感じない」と回答！
30代まで処女を守り続けていることに、好意的な男性も多いようです。

やらみそだからと言って気負いすぎる必要はありませんね。
続いて、やらみそ女子に対する本音を教えてもらいました！

Q.やらみそ女子に対する本音を教えて

「男性が苦手なのかなと思う」「大切にしてきたのだと好印象」など、様々な意見が見られました！
やらみそだと聞くと、トラウマがあるのではないか・性格に難があるのではないかと勘ぐってしまう男性も多いようです。

一方で、処女なことに好意的で、自分がはじめての人になれるのが嬉しいという人も。
やらみそなことに臆病になる必要はなく、むしろ強みとして恋愛を楽しみましょう！

ではさらに、やらみそ女子に対する男性の本音をみていきましょう。

やらみそ女子に対する男性の本音

では、男性はやらみそ女子に対してどのように思っているのでしょうか？
以下の本音4つをご紹介します。

1. 性格に問題がありそう
2. 気を遣うのが面倒
3. 接し方がわからない
4. 好印象

本音①：性格に問題がありそう

男性はやらみそ女子と聞くと、「性格に問題があるんじゃないのかな」と警戒してしまう場合があります。
これまでに男性との交際経験があるなら「セックスをするのが当たり前」と思っているため、未経験ということは「彼氏がいたことがない」と推測。

そのため、男性としては「この女性は考え方が大きく歪んでいるに違いない」といった人間的な問題を疑いたくなるのです。

本音②：気を遣うのが面倒

処女であるやらみそ女子を彼女にするとなれば、男性はセックスのときに最大限の気遣いをする必要があるので「面倒」と感じる人もいます。
遊び慣れしていて経験豊富な女性も苦手ですが、さすがに三十路で処女となると責任が重すぎる…。

そう感じる男性がいるのも事実なのです。

本音③：接し方がわからない

目の前にいる女性がやらみそだとわかると、その瞬間に「どう接したらいいんだろう」と戸惑う男性もいます。
「軽はずみなことを言ったら傷つけてしまうかもしれない」「逆にスルーするのも失礼なのかな」とあれこれ考えますが結論を出せず、距離を縮めることができません。

本音④：好印象

一部の男性からは、「30代でも処女には好印象を抱く」という意見も聞かれます。
女性の年齢に関係なく、「俺が色々教えてあげたい」「清純そうなところがたまらない」と思っているようです。

そのような男性は、やらみそというだけで好意を持つこともあるでしょう。

やらみそ女子を脱却する方法

では、やらみそ女子を脱却するにはどうしたらいいのでしょうか？
以下の方法3つをご紹介します。

1. 両親からの愛情に感謝
2. ポジティブな人を真似る
3. やらみそであることを正直に話す

方法①：両親からの愛情に感謝

やらみそ女子から抜け出すためには、両親からの愛情に感謝することが大切です。
自分に自信がなく恋愛に臆病な部分のあるやらみそ女子ですから、まずは「私は両親に愛されている」ということをイメージすることで安心感を得ましょう。

そして「私を愛してくれてありがとう」と両親に感謝します。
すると、自然に男性からも愛される思考が働いて「この人なら」と身も心も委ねられるようになるのです。

方法②：ポジティブな人を真似る

やらみそ女子から抜け出す方法としては、ポジティブな人を真似ることも有効です。
やらみそ女子は「私なんかが男性と恋愛できるわけがない」とネガティブ思考になっている傾向があるため、意識的にポジティブな言動をとるようにしましょう。

最初は身近にいるポジティブな人を真似るだけでもOK！
次第にポジティブな考え方が身についていき、男性と肌を合わせることに抵抗を感じにくくなりますよ。

方法③：やらみそであることを正直に話す

セックスに対して恐怖心や恥ずかしさがある場合は、相手の男性に自分がやらみそであることを正直に話すのが「やらみそ女子脱却」への近道です。
本当に好きな女性なら、彼女が30代で処女と知ったところで別れようと思う男性はほぼいません。

むしろ、「大切にしないと」と優しくリードしてくれるでしょう。

やらみそ女子が結婚する方法

やらみそ女子が結婚するために最も大事な方法は、「未経験な自分を気にしすぎないこと」「積極的な婚活」の2つです。
卑屈になって自分を責めてばかりでは、かけがえのないパートナーを見失ってしまうかも。

やらみそになったのは「心と身体を委ねられる相手にまだ出会っていないだけ」と考え、必要以上に恥ずかしがったり意識したりしないようにしましょう。
また三十路で結婚するなら、自分から行動を起こすのがコツ。

たくさんの男性とコミュニケーションをとることで、自分にぴったりな運命の相手と一緒になれるはずです。

「やらみそ」は卒業できる！

やらみそ女子には「理想が高い」「仕事が生きがいで自立している」といった特徴があり、その背景には「これまでに男性との接点が少なかった」などの事情があるようです。
両親からの愛情に感謝し、ポジティブ思考を意識することで「やらみそ」から卒業できるでしょう。