強情の意味とは?強情な人の特徴・心理&強情っぱりな性格の改善法
自分では気づいていなくても、強情になってしまう人はいるものです。 そんな強情な人と上手くやっていければ、周囲との付き合いもより上手に回ります。 強情の意味とは何か、さらに強情な人の特徴・心理と強情っぱりな性格の改善法をご紹介します。
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「強情」の意味とは?
情とは、自分の考えにひどく執着し、それを押し通そうとすることを言います。
人の言葉が受け容れられず、心を閉ざしてしまっている状態です。
たとえ正しいことを相手が言っていたとしても、それを肯定することができません。
逆に自分の言っていることが間違っている時も自分が正しいと思い込みます。
強情になっている人は、自分の言っていることを他者に否定されると逆上することもあります。
そのため、状況を悪化させる可能性も非常に高く、強情な人の対応は難しいのです。
強情な人に困ったように感じる人が多いは、事態を無駄にこじらせてしまうためです。
「もう少し素直になったらいいのに」と呆れながら距離を取って近づかないようになります。
距離を取る人たちが増えれば増えるほど強情な人は孤独になっていきます。
その孤独さが余計に強情さを増させ、自分だけでは解決できない状況に陥らせてしまうのです。
誰かと共に生きていく必要がある社会で、孤独になって行く強情さは不利な性質と言えます。
強情な人の特徴・心理
それでは、強情な人の特徴・心理を紹介していきましょう。
- こだわりが強い
- 負けず嫌い
- 妥協できない
- ひねくれやすい
- 根に持ちやすい
- 虚勢を張る
- 他人を認められない
- 怒りっぽい
以下で、強情な人の特徴・心理について詳しくみていきます。
特徴・心理①:こだわりが強い
強情な人はこだわりが強く、どんな問題があろうともそのこだわりを捨てることができません。
問題がある状態で自分のこだわりを押し通してしまうと、取り返しのつかない失敗につながってしまいます。
こうしたこだわりの強さはトラブルの元にもなりやすく、物事に差し障りが出ます。
時にはこだわりを抑えなければいけない場面はやはり存在するのです。
この傾向は芸術系には非常に好意的に左右し、個性の強い作品を作り上げることができる要因になります。
代わりに、それ以外での適用はあまりいい結果を生み出すことはできない特徴でもあります。
特徴・心理②:負けず嫌い
自分が一番でなければ気が済まないタイプであるため、負けることが考えられません。
そもそも、物事を勝ち負けばかりで捉えてしまうのです。
誰かと同じことをしている時、誰かが自分より優位であることに対して不快を感じます。
代わりに、そうならないように努力を重ねることのできるタイプでもあります。
反骨心による努力は誰も止めることができないため、その人を大きく成長させる可能性を秘めています。
特徴・心理③:妥協できない
意見と意見がぶつかり合う場で、それぞれが譲り合うことで解決する問題もあります。
しかし、強情な人は一歩も引けず、妥協することができません。
妥協することができれば、問題を大きくさせずに穏やかに解決させることも可能になります。
お互いの妥協点を見つけられないため、状況はより悪化する一方になってしまいます。
妥協するためには歩み寄る必要があり、それを無視してしまうために強情な人は孤立していくことになるのです。
特徴・心理④:ひねくれやすい
自分の思い通りにならないことで拗ねてしまい、すぐひねくれてしまいます。
大人には無いはずの、幼い子どものような態度をとってしまうのです。
また、自分の本音を素直に話さずに伝えるので余計に話がこじれてしまいます。
素直であればスムーズに進むことも、たったそれだけでストップさせる要因になります。
ひねくれた人のご機嫌を取らなければいけないと思う多くの人は面倒だと感じてしまいます。
ひねくれやすさがトラブルメーカーと周囲に思わせてしまうこともあります。
特徴・心理⑤:根に持ちやすい
相手に自分が不快だと思わせられたら、強情な人はずっとそれを覚えています。
忘れないと言うよりは忘れることができず、根に持ち続けてしまうのです。
いつまでも根に持っていては本人としても辛い状態です。
相手を恨み、仕返ししてやろうと足を引っ張ることに必死になってしまうこともあります。
根に持ちやすいことは相手とっても自分にとっても悪影響しかありません。
苦しさや悲しみを少しずつ手放していかなければ、生きて生きづらくなってしまうでしょう。
特徴・心理⑥:虚勢を張る
強情になる人ほど、実は自分の実力をの程度をしっかりと理解しています。
そのため、できないことがあればそのことに気づいています。
ところが、強情な人はできないということを他者に言うことができません。
本当はできないことに不安を抱えながら、「これくらいできる!」と虚勢を張ってしまのです。
できないことを言うことができないために、自分一人で何とかしようと無理をします。
無理をして成し遂げられればいいですが、そうでなければ自分を追いつめることになってしまいます。
特徴・心理⑦:他人を認められない
他人を認められないことが、強情な人を余計に強情にしています。
他人が上に行くことが許せず、その人の邪魔をして評価を下げようとします。
他人のしたことが認められなければ、何をしてもらっても受け入れることができません。
頑として相手を受け容れないそんな姿勢が、自分を追い込んでしまうのです。
特徴・心理⑧:怒りっぽい
相手を信用できず、自分の殻に閉じこもる傾向のあるのが強情な人です。
そのため相手のしていることが理解できず、それが苛立ちや怒りに転換されます。
その苛立ちを簡単にぶつけるため、周囲には怒りっぽい人だと認識されます。
そうした人には近づこうと思う人は少なく、孤立しやすくなります。
強情な人との接し方
それでは、強情な人との接し方を紹介していきましょう。
- 肯定する
- 怒らない
- 時間を置く
- 妥協する
- 自分を低くする
以下で、強情な人との接し方について詳しくみていきます。
接し方①:肯定する
強情な人はとにかく自分が正しいと思い込んでいます。
そのために、否定されることが何よりも苦痛に感じます。
そこで、どれほど間違っていたとしてもまずは相手を肯定してみましょう。
肯定した後に「より良くするために、こうするのはどうでしょう?」と改善する方向で意見を言ってみてください。
否定されないので強情な人も他の意見を受け容れやすくなります。
接し方②:怒らない
たとえ向こうが強情で怒ってきたとしても、怒るようなことをしてはいけません。
こちらから怒って委縮させるようなことももちろんNGです。
怒らず、我慢して相手の話をじっくりと聞きましょう。
相手の話を聞き終えてから、自分の意見を言いましょう。
また、この後に紹介する接し方を使用してみても有効的です。
接し方③:時間を置く
強情な人は感情のコントロールが苦手な面があり、怒りっぽく興奮しやすい状態です。
興奮状態では何をしたところで相手は何も変わりません。
そこで、お互いに冷静さを取り戻すために時間を置きましょう。
場を離れたり、一度休憩したりと、時間を置けば頭も冷えます。
意見の反省や見えなかった部分も自然と見えて来るようになります。
接し方④:妥協する
妥協をすることができないのが、強情な人だと言所以の一つです。
人間にはできないことと、できることがあり、それは人それぞれです。
もし自分が妥協できるのであれば、こちらが妥協できる部分を出して妥協してあげてください。
人間は、できないことをカバーしあって生きています。
できないことを批判するのではなく、こちがらできることで強情さと向き合っていきましょう。
接し方⑤:自分を低くする
強情な人が誰かに反抗意識を持つとき、それは無意識に「相手が凄い」と分かっているからです。
凄い人に対して強情な人は負けず嫌いさを発揮してしまい、本来の実力が出てこなくなります。
そんな強情さが顔を出さないように、自分を低くして接するようにしてみましょう。
たとえば「これは私には難しいので、ぜひやってもらいたいです!」とお願いしたり、「○○さんならできます!」と相手を押す形でもいいでしょう。
接し方ひとつ変えるだけで、強情な人の実力をより上げることもできるのです。
強情な性格を改善する方法
それでは、強情な性格を改善する方法を紹介していきましょう。
- お礼を言う
- 相談してみる
- 深呼吸する
- その場を離れる
- 本音を言ってみる
以下で、強情な性格を改善する方法について詳しくみていきます。
方法①:お礼を言う
強情な性格の改善は焦らず、一歩ずつしていきましょう。
強情な性格で問題となってくるのが「素直ではない」というところです。
素直さを強化するために、まずは「ありがとう」とお礼を言うことから始めてみましょう。
お礼を言うことなんてない、と思うかもしれません。
しかし、案外さりげない行動一つ一つが自分を支えているものです。
そのことに気づくためにも、お礼が言える場面があれば「ありがとう」を言ってみるといいでしょう。
強情な人におすすめな、素直になれるレッスンです。
方法②:相談してみる
強情な性格を改善したいと思った時こそ、強情さを改善できる一番の瞬間です。
強情になっている部分を自分で省みることももちろん有効的です。
そこで、さらに有効的にするために、他者の目線も取り入れてみるといいでしょう。
自分が一番信頼をおける人や、尊敬している人に強情になってしまう自分について相談してみてください。
「この人の意見なら納得できる」という人ならば、比較的何を言われても納得しやすいでしょう。
これは他者の意見を取り込むことで、他者を認められない強情さを改善する方法です。
方法③:深呼吸する
強情な人はその性質ゆえに、自分だけの世界に深く入り込みがちになってしまいます。
自分の世界に入り込み過ぎると周囲が見えなくなり、結果的に自分だけが暴走したと思われてしまうのです。
自分だけが正しいと思い込む部分があるのも、その世界がその人にとって絶対的であるからです。
自分の世界に入ってしまう前に、一度深呼吸してみてください。
自分がいる場所を意識し、周囲の音や声を聞くようにすると入り込むことがなくなります。
落ち着くことに対しても有効的な深呼吸は、自分をひとりぼっちにしない方法としても使うことができます。
方法④:その場を離れる
強情な人は、自分の強情さをその場にいるだけで、ただひたすら増すような行動をとってしまいます。
強情な部分を守りすぎるために、後戻りできなってしまうのです。
後戻りできなくなる前に、一度その場から離れて状況をリセットするように心がけましょう。
「逃げたように思われるのでは?」と不安になるかもしれません。
そう思われたとしても、強情な部分で自分を潰してしまうよりはいいと考えてください。
離れる際に「○○分後に戻る」と宣言して戻れば、本当に逃げたとは思われません。
その場を離れて感情をリセットし、本来の自分で向き合える姿勢になったらもう一度挑戦しましょう。
方法⑤:本音を言ってみる
素直になることができないからこそ、強情な人は悩んでいるのでしょう。
本音を言ってみることなんてできないと思うかもしれません。
しかし、強情になってしまうのは本音を隠そうと必死になってしまうからです。
強情にならないように改善するためには本音を言うようにしなければなりません。
最初から全ての本音を話す必要はもちろんありません。
話すのは少しずつにし、徐々に量を増やしていけばOKです。
話す時は「こうすればこうなる」ではなく「私はこう思っているからこうしたい」と話すようにすれば本音を話しやすいでしょう。
自分の気持ちを軸に話すようにしていけば、強情さは自然とほどけていくようになります。
強情さを改善すれば、相手にも自分にも素直になれる!
自分の弱さを隠し、虚勢を張ってしまうのが強情っぱりな人の特徴です。
弱さを晒す自分が許せず、代わりに頑なに自分を守ろうとしてしまいます。
強情さを強くすればするほど、その傾向から逃れることができなくなります。
自身の強情さから逃げたいと思っても、どうしようもなくなっていくでしょう。
改善したいと思い、素直さを覚えて行動出来れば、世界は弱さを隠さなくても上手く回っていることが分かるようになります。
相手だけでなく、自分の本当の気持ちにも向き合えるようになります。
強情さが持っていた負けず嫌いで努力できる長所を生かしつつ、素直な気持ちを受け容れるようになっていきましょう!
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