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オーストラリアの基本情報

オーストラリアの基本情報

正式にはオーストラリア連邦(Commonwealth of Australia)と呼ばれるオーストラリア。
先住民族のアボリジニをはじめ、カンガルーやコアラといった独自の生物や文化でも有名なオーストラリアについてみていきましょう。

位置・首都

オーストラリアは南太平洋に位置するオセアニアに属するオーストラリア大陸と近隣諸島を指します。
面積は769万2,024平方キロメートルで、首都はキャンベラ

オーストラリアの中でも特に有名なシドニーはオーストラリアの主要都市であって首都ではありません。

人口・使用言語

2018年6月に取られた統計によると、オーストラリアの人口は約2,499万人
使用言語は英語です。

また、オーストラリア英語は基本的にはイギリス英語のスペルが使われていますが、「オージーイングリッシュ」と呼ばれているように発音には独特のものが存在しています。
例えば、「rを発音しない:巻き舌を使わない」「aはアイと発音:day(デイ→ダイ)」「「単語の短縮:cup of tea→cuppa)」というような特徴があります。

また、オージーイングリッシュの中には「worry」→「worries」、「breakfast」→「brekkie」のように単語の語尾を意図的に"-ie"で終わらせるという表現は、「Australia」→「Aussie」(オージー)として日本でも見知った単語になる点を見ればよく理解出来るでしょう。

観光名所

観光名所①:ウルル(エアーズロック)

場所:カタ ジュタ国立公園
アクセス:アリス・スプリングスから約45分

エアーズロックの巨大な姿は、様々な角度から見ることで雄大な自然が作り出した姿の全貌を見ることが出来ます。
登山が出来るツアーもありますので、チェックしてみると良いでしょう。

観光名所②:グレートバリアリーフ

場所:クイーンズランド州北東岸のコーラル海沿岸
アクセス:ケアンズから飛行機もしくは船

島自体へはタウンズビルやシュートハーバーなどから行けます。
世界最大のサンゴ礁地帯のため、空から一望すればセルリアンブルーの海に並ぶサンゴ礁の大きさにおどろくほか、最近発見されたブルー・ホールも見られるかもしれません。

観光名所③:シドニー・オペラハウス

場所:シドニー
アクセス:シティ・レール、サーキュラー・キー(Circular Quay)駅下車徒歩5分

入場料は大人:23オーストラリアドル。
その独創的な形状や構造設計の困難さのため、1959年~1973年という建築年数がかかりました。

観光名所④:ハーバーブリッジ

場所:シドニー
アクセス:シティ・レール、サーキュラーキー(Circular Quay)駅下車徒歩10分

車で渡る時には通行料が必要ですが、徒歩で渡る場合には料金は不要。
人気のツアーとしてアーチの上を歩くブリッジライムツアーがあるほか、橋の途中で展望台や展示室などもありますので、余裕があれば徒歩で渡ってみるのも良いですね。

人種

人種①:イギリス系オーストラリア人

人口:約90万人
オーストラリアは元々イギリスの流刑植民地であったことから、オーストラリア人口の36.1%はイギリス系オーストラリア人だと言えます。

植民地時代には、アボリジニから「pom migrant」(移民のimmigrantと強い日差しにより白い肌が赤くザクロ(pomegranate)のように見えたことから)と呼ばれていました。

人種②:ニュージーランド系オーストラリア人

人口:約51万人
オーストラリアと同じくオセアニアに属する国のニュージーランドから渡ってきた移民のことを指します。

人種③:中国系オーストラリア人

人口:約50万人
アジア圏からの移民として代表されるのが中国系オーストラリア人です。
1975年の人種差別禁止法制定より後に移民として居住を始めた人種でもあります。

人種④:インド系オーストラリア人

人口:約45万人
アジア圏では中国系の進出がその多くを占めていましたが、最近ではインド系オーストラリア人も多くみられるようになってきました。

人種⑤:イタリア系オーストラリア人

人口:約17万人
シドニーにあるライカート地区にはイタリア系オーストラリア人が多いため、リトル・イタリーと呼ばれています。

人種⑥:スコットランド系オーストラリア人

人口:約11万人
1975年の人種差別禁止法以前には、イギリスやアイルランドからの移民の他にもスコットランドからの移民も多く移住してきました。

人種⑦:アイリッシュ系オーストラリア人

人口:約7万人
イギリス系オーストラリア人に続いて多い人種です。
イギリスからの移民同様、アイルランドからの移民を指しています。

人種⑤:アボリジニ

オーストラリアでの先住民、アボリジニ。
イギリスの流刑植民地以前よりオーストラリアで居住していましたが、現在ではわずか2%程度に留まっています。

オーストラリア人の特徴【性格編】

オーストラリア人の性格的特徴

  1. 陽気
  2. プライドが高い
  3. 「Sorry」=100%悪いこと
  4. 意志ははっきりと伝える
  5. マイペース
  6. 会話をして相手を知る
  7. ファッションにこだわらない
  8. おおらか
  9. 親切
  10. レイシストな一面がある
  11. 日本に対しては友好的

特徴①:陽気

相手が誰であっても、道で出会えば「Hi!」と声を掛けられるオーストラリア。
陽気な性格なため、会話にまで発展しなくても挨拶は共通してし合えるような性格だと言えます。

日本人の場合には相手が自分に何らかの関係がある場合や店舗でなければ挨拶はしないため、オーストラリア人と知り合うと戸惑うこともあるかもしれません。

特徴②:プライドが高い

オーストラリア人はプライドが高い傾向にあります。
それぞれの出身地域を大切にするため、一般的にはほかの地域を批判することも多いようです。

また、自分の出身地域が褒められていると分かるととても喜ぶため、自分のことを早く気に入って貰おうとするのであれば、相手の出身地域の良いところなどをしっかりとリサーチしておくことをおすすめします。

特徴③:「Sorry」=100%悪いこと

オーストラリア人にとって、「Sorry」と言うことは敗北を意味します。
例えば、オーストラリア人相手にした時に、日本人であれば少しでも自分が悪くなかったとしても、つい誤ってしまうクセがありますが、オーストラリアではタブー。

「Sorry」と言ってしまうと自分が100%悪いと認めてしまうことになります。
日本人のように相手が99.9%、自分が0.01%でも悪ければ「すいません」という文化ではないため注意が必要です。

特徴④:意志ははっきりと伝える

基本的には日本以外の国であれば「Yes」か「No」かはっきりとさせる傾向があります。
しかし、オーストラリアでは言葉で伝える意志をはっきりと伝えるだけでは済みません。

日本であれば必ずバス停で止まってくれるバスも、オーストラリアでは日本のタクシーのように手を上げないと、そこがたとえバス停であってもバスは止まってくれません

特徴⑤:マイペース

オーストラリア人は、自分のペースで過ごしたり仕事をする傾向が多いです。
時間にルーズな一面があるため、公共交通機関であればバスの遅延が目立ちます。

また、日本であれば時間に厳しいため、遅刻した場合には咎められることは珍しくありませんが、オーストラリア人の中では咎める人もいないため、コーヒーを片手に遅刻して出社することもあるようです。

特徴⑥:会話をして相手を知る

オーストラリア人はフランクな人が多く、初めて出会った人とでも会話をすることも。
また、自分が相手のことを知ろうと思った場合にはまず会話をしようとします

会話をすることで、相手がどういう考え方や物の捉え方をしているのかを把握して、相手のことを知ろうという傾向があります。

特徴⑦:ファッションにこだわらない

オーストラリア人が日本に来た時の第一印象は、日本人のファッションが素敵だというものだそうです。
オーストラリア人にとって、ファッションはあまりこだわるポイントではないと考えることの方が多く、それはレジャーが好きだという文化ならではのものかもしれませんね。

特徴⑧:おおらか

気候が穏やかなオーストラリアでは、住んでいるだけでも性格がおおらかになるようで、オーストラリア人は一般的におおらかな人が多い傾向にあります。
細かいことは気にしない「No worries.(=Don't worry.)」という言葉が口癖です。

自分にも相手にも甘いのがオーストラリア人の特徴のようです。

特徴⑨:親切

スーパーなどで重い荷物を持っているのを見かけると手を貸してくれたり、人に手助けをするのが当たり前だと考えるのがオーストラリア人ならでは。
日本人も気遣いをしないわけではありませんが、気後れすることや自分から進んで行動をするのが恥ずかしいといった気持ちが先立つこともしばしばあります。

しかし、オーストラリア人は基本的にはオープンな性格なので、こういった親切も特別だという感覚もなく、自然に行うことが挙げられます。

特徴⑩:レイシストな一面がある

1975年の人種差別禁止法制定により人種差別自体は少なくなってきましたが、それでもアジア圏やアフリカ圏の人に対しては否定的な人もいます。
このように差別主義者のことをレイシストと言いますが、オーストラリア人の中で挙げれば「アジア圏は英語が話せない」というようなレッテルを張られることも少なくないようです。

特徴⑪:日本に対しては友好的

日本とほぼ同じ経度に位置するオーストラリアでは、気候も日本とほぼ正反対ではありますが地域によってはきちんと四季がある国です。
そのため、親近感が湧くというだけでなく、日本人にはオーストラリア人にない仕事への真面目さが好印象だということが挙げられます。

諸外国では一般的に白黒はっきりとしないことをあまり気質が合わないと評価されるため、オーストラリアも例外ではなくこういった傾向はありますが、基本的にはオーストラリア人は日本に対して友好的です。

オーストラリア人の特徴【顔編】

オーストラリア人の顔的特徴

アボリジニだけが起源ではないオーストラリア人
顔立ちにもどのような特徴があるのかを見ていきましょう。

男性の特徴

オーストラリア人男性に見られる顔の特徴は、彫りがとても深く、鼻が高いことが挙げられます。
また、目つきもキリっとしていることが多く、眉毛も盛り上がっているため、どちらかと言えば男らしい顔つきの人が多い傾向にあります。

また、約2%という少数派のアボリジニの特徴よりも。イギリス人やアメリカ人といった欧米の顔つきに近いものがあるのも移民国家ならではと言えますね。

女性の特徴

オーストラリア人女性に見られる顔の特徴として、世界的に見ると美人が多いと言われています。
鼻が高くあごもシャープ綺麗な目をしている人が多い傾向にあります。

また、男性同様にイギリス人やアメリカ人に似通った顔立ちが目立つのも特徴と言えます。
おおむね日本人受けをする顔立ちをしています。

オーストラリア人の恋愛観や結婚事情

オーストラリアラリア人の恋愛観

  1. 相手をまずよく知ることから始まる
  2. デートは基本割り勘で
  3. 恋愛に駆け引きはなし
  4. 国際結婚が多い
  5. 離婚率が高い

恋愛観・結婚事情①:相手をまずよく知ることから始まる

オーストラリア人にとって恋愛とは「一目惚れ」からは始まるものだという認識は0です。
そのため、お付き合いをするのであれば、まずは相手を良く知ることが前提

もしもオーストラリア人に一目ぼれをしたとしても、いきなり「付き合って」とアプローチすると、ほとんどの確率で「No」と言われます。
オーストラリア人から見れば、良く分からない人とは付き合えないというのが本音なのでしょう。

恋愛観・結婚事情②:デートは基本割り勘で

デートをする上で「男性が払う」ということが多い日本では、「割り勘」をすることもあるため、その感覚はさほど理解できないものではありません。
しかし、必ず「割り勘」をするというのはオーストラリア人の文化ならではです。

基本的にオーストラリア人女性は男性に頼ることは好まず、対等に居たいというよりは、どのような場合でも平等が一番だと考えているからなのでしょう。

恋愛観・結婚事情③:恋愛に駆け引きはなし

日本人の中には恋は駆け引きだと考えている人も少なくありません。
自分の気持ちを相手に伝えるまでに相手の気持ちがどうなのか、さり気なく探りを入れたことの1度や2度はあるのではないでしょうか。

しかし、オーストラリア人にとってこのような駆け引きは一切不要、むしろそういった考えも持っていません。
相手の気持ちを探るのではなく、素直に自分の気持ちを相手に伝えることで、相手に気持ちが伝わりやすいというメリットがあると考えています。

恋愛観・結婚事情④:国際結婚が多い

移民国家としても世界的に知られているため、国際結婚についても比較的軽いものと捉えられています。
昨今では日本でも国際結婚は親しみのあるものになってきましたが、それでもオーストラリア人の感覚には到底近付くことは出来ません。

オーストラリアでは多民族が身近に存在していることもあり、右を向けばアジア圏、左を向けば欧米圏などといった状況も珍しくありません。
また、オーストラリアの共通語が英語のため、比較的話の通じやすさも国際結婚が珍しくないという理由にもなるかもしれませんね。

恋愛観・結婚事情⑤:離婚率が高い

オーストラリア人にとって離婚とはそう珍しいことではありません。
その理由の1つとして互いの文化が違う国際結婚をする人が多いため、その文化の違いが理由として離婚してしまうことが挙げられます。

また、もう1つの理由としてオーストラリア人の陽気さが挙げられます。
日本のように離婚すれば他人としてかかわりを持たないというのではなく、離婚してからも仲良くしていることも多いオーストラリア人にとって、離婚とはそれほど悪いものではないという感覚があります。

オーストラリア人の仕事観と休日の過ごし方

オーストラリア人の休日

オーストラリア人にとっての仕事や休日の過ごし方はどのようなものなのでしょうか。
日本人の過ごし方と照らし合わせてみていきましょう。

仕事観・過ごし方①:仕事はほどほどに

オーストラリア人は、一般的に仕事<プライベートと考えているため、仕事はほどほどに切り上げて家庭で過ごす時間を大切にする民族です。
また、一般的に日本人は残業があれば必ず残業をし、場合によっては自宅に持ち帰りますが、オーストラリア人にとってはとても理解出来ないことです。

私たち日本人にとって、仕事ほど相手にアピールする際に基準となるものはないかもしれません。
どのような会社であっても、勤務態度や無遅刻といった勤勉さで人柄を判断するため、家庭を大切にするオーストラリア人にとっての人柄の判断基準とは異なると言えるでしょう。

仕事観・過ごし方②:遊びは全力

オーストラリア人にとって、家族と過ごす時間は仕事よりも大切。
そのため、休日には海や山へレジャーに向かうことも多いようです。

休日になれば全力で遊ぶため、マイ釣り具やテントと言った日本でも珍しくないものだけでなく、本格的にレジャーを楽しむために自家用ボートも所有している家庭も少なくありません。
そのため、日本人が仕事中心の生活を送る人がほとんどの一方で、オーストラリア人は自分のやりたいことを基準に生活していると言えます。

オーストラリア人の性格を知ってうまく付き合いましょう!

オーストラリア人の好きな場所

陽気な性格のオーストラリア人は、おおらかで遊びは全力
日本に対しては友好的な考えをしているため、日本人とも打ち解けてもらいやすいでしょう。

相手のことを会話をしながら知って行くというオーストラリア人の特徴や、恋愛は相手のことを知ってからだというポイントを押さえ、相手の地域を理解していくことでより友好な関係を築いていけることでしょう。

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ライター
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