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「かっこつける」の意味とは?

かっこつける意味を問う目

「かっこつける」は「格好を付ける」が転じた言葉で、元来の意味は「体裁や体面を整える」ことです。
現代では「かっこよく見えるようにふるまう」「かっこいいふりをする」主旨で使用されます。

かっこよく見せたい人は「自分はかっこよくないかも」と心の奥で感じている場合が多いです。
それでもできるだけかっこよく見せたくて、無理をしてかっこつけてしまいます。

その結果「かっこつけてダサい」「かっこつけてウケる」と、かっこよく見られるどころか笑われる悲劇が多発しています。

かっこつける男性の特徴・心理

かっこつける心理を表す男性

どうしてそんなにかっこつけてしまうのでしょうか?
かっこつける男性の特徴・心理を見ていきましょう。

  1. 女子の前で自分を良く見せたい
  2. 自意識過剰
  3. キャラ設定
  4. 知ったかぶりをする
  5. 勘違い野郎
  6. 自慢話が多い
  7. 自己顕示欲が強い
  8. 自己評価が高い、もしくは低すぎる
  9. 自分に酔っている

①:女子の前で自分を良く見せたい

かっこつける男性の多くが女性の目を意識してかっこつけています。
動物のオスがメスに求愛するのと同じで、これはもう本能です

「好きな女性の前でだけかっこつける」という男性もいれば「若い女性がいれば必ずかっこつける」男性もいます。
つまり女性にモテたいのです。

男らしくかっこよく思われたい気持ちが、見栄を張る行動になり、女性からは「かっこつけてる」と見えてしまうのです。

②:自意識過剰

自意識過剰が原因でかっこつける男性もいます。
「自分は他人からどう見られているのか」「ここで発言したらどう思われるのだろう」と、自分が他人からどう見られるのかを意識しすぎているのです。

「みんなが自分に注目している」と思い込んでいるので不自然な行動をとってしまいます。
周囲の人に聞こえるようにやたら大きな声で話したり、大袈裟なジェスチャーで舞台俳優のような立ち居振る舞いをしてかっこつける男性が代表例です。

③:キャラ設定

「かっこいい自分」というキャラクター設定をして、かっこつけキャラを演じている男性もいます。
自分に自信がなく、いつも何を指標に生きれば良いのかわからないので、キャラ設定をするのです。

シナリオの中では、自分は西島秀俊だったり菅田将暉だったりします
「西島秀俊だったらここでこうするだろう」「菅田将暉だったらこんなセリフを言うだろう」と想像して演じた結果、かっこつける言動になっています。

④:知ったかぶりをする

本当は知らないのに「それ知ってる」と博識のふりをしてかっこつける人も多いです。
頭が良くて何でも知っている人だと思われたくて「そんなの常識」「雑学には強いんだよね」とかっこつける態度をとります。

高学歴の人は「学歴に見合った知識を持っていなければ」と自分を縛り、逆に学歴コンプレックスがある人は「学歴はないけど地頭は良いんだ」と思われたくて、かっこつけて知ったかぶりをするのです。

⑤:勘違い野郎

女性にモテていると勘違いして「俺ってモテるからな~(ため息)」とかっこつける男性も一定数います。
あいさつをしただけ、ボールペンを貸しただけで「俺のこと好きなんでしょ?」と勝手に決めつけた態度でかっこつけます。

「あなたに特別な感情はない」と伝えても「またまた~無理しちゃって」と、追い打ちのようにかっこつけた態度でデコピンしてきたりします。
多くの女性に対して同様の態度を示しているので、気にしないのがいちばんです。

⑥:自慢話が多い

自慢話が多いのも、かっこつける男性の特徴です。
自慢内容は過去の武勇伝が多く、中でも「昔は結構ワルだった」と自慢したがる場合が多いです。

「悪いヤツらとつるんでた」「悪いことをしてた」と言いたがる心理は、実は腕っぷしが強い、豪胆であると言いたいのでしょう。
実際は真面目な男性が多く、学生時代に不良に憧れたことがあり「地元ではワルだった」とかっこつけて話を盛っているだけの場合がほとんどです。

⑦:自己顕示欲が強い

自己顕示欲が強く、目立ちたい一心でかっこつける男性もいます。
注目されたい、認められたい、評価されたい気持ちでいっぱいなのです。

リアルでかっこつけても「ダサい」と切り捨てられることが多いので、SNSで自慢を発信している人は掃いて捨てるほどいます。
1日に何度も更新したり、「俺自慢」を投稿します。

アイコンがかっこつけた自撮りなのも特徴で、頑張ってる俺自慢ネタ満載です。
「いいね」やコメントをもらえると自己顕示欲が満たされるので、かっこつけはどんどん加速していきます。

⑧:自己評価が高い、もしくは低すぎる

自己評価が高くて「俺最高!」とかっこつけるタイプと、自己評価が低すぎてそれを隠すためにかっこつけるタイプの2種類があります。
自己評価が高い人はいわゆる「うぬぼれ屋さん」で、自分は他人よりも優れていると信じているので、かっこつける気がなくてもナチュラルにかっこつけてしまいます

自己評価が極端に低い人は「素の自分では駄目だ。かっこよくふるまわないと…」と、必死にかっこつけ、悲壮感さえ漂います。
どっちにしても「かっこつける男はダサい」と失笑を買う結果は同じです。

⑨:自分に酔っている

かっこつける人は、自分に酔っています
おしゃれなカフェのテラス席でサングラスをかけて、ノートPCに向かってカタカタ入力していて「ターン!」とやたら強くエンターキーを叩く男性。

「優雅なカフェで仕事する俺」「俺かっこいい」と、決めポーズや決め表情がいちいちしつこくて、ドヤ感がすごいのが特徴です。
かっこつける言葉のセンスも独特で「で、そのニュースソースは?」「エビデンスはあるの?」と、英語大好きです。

かっこつける男性のダサい行動や仕草

かっこつける行動をする男性

かっこつける男性あるあるネタです。
かっこつける男性のダサい行動や仕草10連発です。

  1. 前髪を気にする
  2. ショーウィンドウでいちいち決め顔する
  3. カラオケで気分出しすぎ
  4. わざと待ち合わせに遅刻する
  5. 筋肉自慢がすごい
  6. 指パッチン
  7. 自分だけ写りの良い集合写真を見せてくる
  8. ブランド品で固めている
  9. かっこつけがスベる
  10. 過去の恋愛をドヤ語りする

①:前髪を気にする

かっこつける男性は前髪のことしか考えていないのか?と思ってしまうくらい、いつも前髪を気にしています。
会話をしながら指先で前髪をつまんで、何度も何度も直します。

スマホに向かって前髪の修正をしているのでよくよく見ると、スマホの画面を鏡代わりにして前髪をいじっています。
いつも「いちばんかっこいい自分を見せたい」と思って、かっこつけるのです。

片手の指をクシ代わりにして、前髪をナナメに流すバージョンもあります。

②:ショーウインドウでいちいち決め顔する

前髪だけではなく、自分の顔やポーズも常に気にしているかっこつけマンがいます。
街中でショーウインドウを見るたびに決め顔や決めポーズをするのです。

多くの人がカッと目を見開いて、口元を引き締めます。(たまに口角を上げる人もいます)
ポーズは腹筋に力を入れてできるだけお腹を引っ込めて、肩をそびやかします。

独特の表情でショーウインドウやガラスを見つめてかっこつける男性は、意外と多いです。

③:カラオケで気分出しすぎ

カラオケはかっこつける男性の独壇場です。
かっこつける男性のほとんどが「自分は歌が上手い」と信じていて、やたらと気分を出してバラードばかりをねちっこく歌いあげます。

せっかくカラオケに来てるのにまったく歌わずに、他人が歌っているのをずっと目を閉じてリズムをとりながら聴いているかっこつけ男もいます。
間奏のときにエアギターやエアドラムに酔いしれている男性もいます。

カラオケという空間は、かっこつける男が自分の世界に浸りやすい場所なのでしょう。

④:わざと待ち合わせに遅刻する

「忙しい俺」アピールで、いつもわざと待ち合わせに遅刻する男性がいます。
飲み会にも5分か10分、ほんの少し遅れて「いや~悪い悪い」と満を持して現れます。

メールやLINEの返信が遅く「忙しくてあまり(スマホを)チェックできないんだよね」とかっこつけている割に、すぐに既読になるのが特徴です。
「昨日あまり寝てない」睡眠時間が短い自慢でかっこつけるのも、同類です。

⑤:筋肉自慢がすごい

かっこつける男性は、筋肉自慢をしたがります。
筋トレで鍛えている人はもちろん、筋肉とは縁がなさそうなぽっちゃり男性も「こう見えても少しは筋肉すごい」かっこつけをします。

「荷物持ってあげる。指一本で持てるよ」と無理して指で持ってみたり、電車で吊革につかまっているときに二の腕の力こぶを誇示したりします。
SNSで部分的な筋肉自慢をする男性も、相当数います。

鏡越しに撮影した筋肉写真は、かっこつける男の常套手段です。

⑥:指パッチン

かっこつけるためにしているのか、ただのクセなのかわかりませんが、すぐに指パッチンする男性がいます。
指パッチンしたあと相手のリアクションを気にしている場合は、かっこつける目的で間違いありません。

勘弁してほしいのは、レストランや居酒屋に一緒に行った彼氏や友達が店員さんを呼ぶときに指パッチンをすることです。
酔っぱらってふざけてしているのならまだしも、素面でかっこつけるためにしていると、ちょっと引いてしまいます。

⑦:自分だけ写りの良い集合写真を見せてくる

かっこつける男は、自分だけが良く写っている写真を無理やり見せてきます。
「高校の時の卒業式の写真見たい?」と聞いてきて、選択の余地なしに見せられます。

一緒に映っている友達は、半目だったり横を向いていたり、動いてブレていたりします。
かっこつける男は、ただただ自分の写りが良いことにしかフォーカスしないので、自分以外のことはどうでも良いのです。

職場の飲み会やレクリエーションの写真も同様で、PCやスマホのトップ画像には自分だけがかっこつけた写真を設定しています。

⑧:ブランド品で固めている

服も小物もすべて、さまざまなハイブランドで固めている人は、かっこつける感が否めません。
特に好きなブランドがあるわけではなく、いろんなジャンルのブランド品が混在していて統一感がなく、無節操な印象を受けます。

ファッションセンスに自信がなく、とりあえずかっこつけるためにブランド品ばかりセレクトしたのかもしれません。
センスはともかく、経済力があるのは事実なのでしょう。

⑨:かっこつけがスベる

男性が張り切ってかっこつけた挙句スベってしまうと、いたたまれない気持ちになります。
「俺の行きつけの店に連れて行くよ」とこじゃれたレストランに行って、彼が店員さんに「いつもの」と言って全然伝わらないときなど、居心地が悪いですよね。

上手くいかなかったことや、失敗したことが恥ずかしいのではなく「かっこつける+スベる」が気まずいのです。
せめてかっこつけてなければ、こんなにこっぱずかしくないのにと、残念な気持ちになります。

⑩:過去の恋愛をドヤ語りする

かっこつけるつもりなのか、過去の恋愛経験をドヤ語りする男性、どう扱っていいのか困ります。
「俺は今までに18人とつきあった」「遠距離で毎週飛行機で通った」など、得意気に話します。

これは「自分はモテる男だ」と、あなたに自慢したくてたまらないのです。
嫌味のつもりで「経験豊富なんだね」と言っても「女性の方から寄って来るんだよね」と、かっこつけはとどまることを知りません。

かっこつける男性との上手な接し方

カッコつける男性と上手に接する女性

かっこつける男性とは、どう接したら良いのでしょうか?
かっこつける男性との上手な接し方をご紹介します。

  1. 魔法の言葉「はい、了解」
  2. 制限時間を決める
  3. 「普通にしてるとかっこいいのに」と言う
  4. いっそ褒めちぎってみる

接し方①:魔法の言葉「はい、了解」

かっこつける男性に対する基本の接し方は「適当に聞き流す」です。
思わず吹き出しそうな言動にいちいち振りまわされず「はい、了解」で済ませます。

「今日も笑顔がかわいいね」「最後の恋にさせてやる」等のかっこつけ決め台詞にもすべて「はい、了解」でOKです。
壁ドンしてきても、頭ポンポンしてきても「はい、了解」です。

友達にも恋人にも仕事仲間にも応用できるので、ぜひ試してみてください。

接し方②:制限時間を決める

いくら「はい、了解」を多用しても、かっこつける男性が怯む様子はなく、困っているあなた。
そんなときには「かっこつける男性と話すのは30分以内」と制限時間を決めましょう。

ウルトラマンのカラータイマーをイメージして「そろそろこの男の前から立ち去らないとライフゲージがなくなってしまう」と、話を切り上げます。
要するに長く話さないことです。

一緒にいてうんざりする相手と長く話すのは、エネルギーの無駄遣いなので、注意しましょう。

接し方③:「普通にしてるとかっこいいのに」と言う

恋人がかっこつけるタイプだったらどうでしょうか。
「私のためにかっこつける様子がかわいい」と思えるなら、うんと楽しんでください。

問題は「疲れる」「恥ずかしくて嫌」とストレスになる場合です。
彼のことは好きだけど、かっこつけるのはやめてほしい。

こんなときは「普通にしてるとかっこいいのに」とだけ伝えます。
「恥ずかしいからやめて」「もうそれはいいから」など余計なことを言うと、相手は傷ついてしまいます。

接し方④:いっそ褒めちぎってみる

かっこつける仕事相手や男友達への対処に「いっそ褒めちぎってみる」方法があります。
「すごい筋肉!大会に出てみたら?」「ヘアスタイルいつも決まってるね!全然乱れてないよ」と、とことん褒めまくる作戦です。

最初は「そうかな?」とノリノリで増長していたけど、次第に落ち着く人が多いです。
自尊心が満たされたのか、褒められすぎて不安になったのかのどちらかでしょう。

もしもかっこつけが収まらなくても、褒めてくれたあなたの味方になってくれますよ。

かっこつけたい男性はかっこつけさせてあげよう

カッコつける男性と上手につきあう女性

かっこつける男性の心理は「女性にモテたい」に集約されていて、あまりのわかりやすさに笑ってしまいます。
モテたくてかっこつけて空回りしていることに気づくと、かっこつける男性を応援したくなります。

前髪ばかり触ってても、ショーウインドウで決め顔しても、カラオケで自己陶酔しても、本人の自由です。
他人に迷惑をかけているわけでもありませんし、一緒にいるあなたが恥ずかしい思いをする必要は、まったくありません。

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ライター
noel編集部

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