わだかまりの意味とは?わだかまりを解消する15の方法
人間関係でわだかまりができてしまった時悩んでしまいますよね。 どうしたら解消できる?関係性をより悪化させてしまうにはどうすべきかなど考えている人向けに、「わだかまり」に関する悩みや疑問を解決できる情報を紹介します。 また、「わだかまりが解けるともっと仲良くなれる?」その理由についても解説します。
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わだかまりの意味とは?
「わだかまり」を漢字で書くと「蟠り」となり、その語源は「とぐろを巻く」「入り組んで複雑に絡み合う」をあらわす「蟠る」にあります。
ヘビがぐるぐるととぐろを巻いて複雑に曲がりくねっている様子が、心の中をモヤモヤと渦巻いている重苦しい感情に似ていることから「不満・不信・疑惑などの嫌な感情」を意味するようになりました。
また「わだかまり」の類語には「懸念」「心残り」「気がかり」「しこり」が、英語表現には「cares(気になること)」「ill feeling(悪い感情)」などが挙げられます。
わだかまりを解消する方法
では、わだかまりを解消するためにはどうしたらいいのでしょうか?
以下の方法15個をご紹介します。
- 自分の悪い点を認める
- 素直に謝ろう
- 本音で話し合って
- 改善策を練る
- 笑顔が大事
- 積極的に挨拶
- 自分のあり方を考える
- 譲り合いの心
- 誤解であることを伝える
- 全てを許す
- 相手を褒めよう
- 意識をそらす
- もやもやを紙に書き出して
- 話を聞いてもらう
- 未来を向く
方法①:自分の悪い点を認める
わだかまりを解消するための基本は、自分の悪い点を認めることです。
何らかの理由で相手に対して屈折した感情を抱いた場合、人はどうしても「あの人が悪い」と相手に非を求め、「自分は一切悪くない」と思い込んでしまうところがあります。
でも、わだかまりといった人間関係のもつれは一人だけの非では起こりにくいもの。
「自分にも反省すべきところはなかったのか」もう一度考え、一つでもあったなら「私も悪かったんだ」と自分の非を受け入れましょう。
方法②:素直に謝ろう
自分の非を認めたら、素直に謝るのが一番です。
例え全面的に相手が悪いとしても、自分の何かが原因で相手の気分を害しているのは事実。
「気分を悪くさせてごめんね」とストレートに謝りましょう。
その際、言い訳や相手を責めるような発言は、ギクシャクした関係をより深刻化させることもあるので避けたいですね。
方法③:本音で話し合って
謝罪の後は、「今日は本音で話し合おうね」などとお互いが腹を割って話せる場を設けましょう。
言われて始めて「そんな風に思っていたの?」と気づかされて驚いたり戸惑ったりすることもあるかもしれませんが、その「気づき」がわだかまり解消の大きなきっかけになるのです。
方法④:改善策を練る
お互いの本音がわかり合えたなら、「わだかまりの原因をどのように改善していくのか」といった解決策を二人で考えていきましょう。
自分本位になるのは当然良くありませんが、これ以上もめ事を起こしたくないからと「相手の要望ばかりを聞き入れて自分だけ我慢する」というパターンもわだかまりの解消にはなりません。
お互いが納得できる形を目指したいところです。
方法⑤:笑顔が大事
わだかまりの解消に効果抜群なのが「笑顔」です。
笑顔を見せると「私はあなたの敵ではありません」というメッセージを伝えることができるため、相手は無意識に気持ちが和らぐように。
笑顔を心がけているうちに、絡まった糸がほどきやすくなるでしょう。
方法⑥:積極的に挨拶
わだかまりを解消する場合、積極的に挨拶をすることが重要となります。
挨拶は「あなたを尊重しています」というサインなので、相手を見かけたら自分の方から積極的に「おはようございます」「お疲れさまです」と声をかけましょう。
二人の関係がモヤッとしている間は会話を長く続けることが難しいため、一言挨拶を交わすくらいが丁度良い距離感かもしれませんね。
次第に、わだかまりが自然と解けてくるはずです。
方法⑦:自分のあり方を考える
心にわだかまりを抱き続けていると、何をしていてもそのことばかりに気を取られて物事に集中できないですし、ストレスになるでしょう。
そこで、「私はこれからどうしたいのか」という自分のあり方を考えてみて。
「ギクシャクした関係から早く抜け出したい」「自分の悪かったところを直したい」など、自分の気持ちをはっきりさせることが大切です。
すると、「それならこの気持ちを相手に理解してもらおう」などと次の行動に進みやすくなりますよ。
方法⑧:譲り合いの心
わだかまりを解くためには、譲り合いの心を忘れてはいけません。
どちらも「あなたが悪い、こっちの気持ちも理解してよ」と思っているだけでは話が平行線で、交わることがないでしょう。
だから、「ここまでは譲れないけどここからは譲れる」という条件をしっかり考えて相手に相談してみるといいですね。
同時に相手の譲れるところと譲れないところを教えてもらえば、お互いの意見に折り合いがつきそうです。
方法⑨:誤解であることを伝える
わだかまりが生まれたのは、「二人の間に誤解があったから」という可能性もあるでしょう。
自分はこういう意味で言ったのに相手は別の意味で捉えていた、といった誤解はよくあること。
「説明不足で誤解させていたかもしれない、本当はこうだったんだよ」と、当時の状況を詳しく丁寧に伝えてみましょう。
方法⑩:全てを許す
わだかまりの原因が相手にあったとしても、今の気まずい関係を修復したいなら、ここは一つ大人になって「全てを許そう」という気持ちを持つことも必要かもしれません。
色々思うところはあるかもしれませんが、「相手が悪いのだから向こうから謝ってこない限り許さない」などと意固地になっていては、いつまで経っても心は曇ったまま。
人生は一度きりですから、晴れた心で一日一日を明るく過ごしたいですね。
方法⑪:相手を褒めよう
わだかまりの解消には、相手を褒めることも有効です。
褒められて嬉しくない人はいませんが、大人は人から褒めてもらう機会があまりありません。
だからこそ、ギクシャクしていたはずの相手から褒められると「そんな風に思ってくれていたんだ!」と余計に嬉しくなりますし、「自分が一人で気にしすぎていただけかもしれない」と心のねじれを解こうと意識が働きます。
褒めることは「相手を認める」ということ。
人は、自分を認めてくれた相手に対して敵意を持つどころか、「味方だからわかり合いたい」と親しみを抱くことさえあるのです。
方法⑫:意識をそらす
心に引っかかりがあると、どうしても居心地が悪くてそのことばかりを悩んでしまうように。
そういうときは、意識をそらして別なことに集中するようにしましょう。
仕事・趣味・友達と遊ぶ・運動など、わだかまりを抱いている相手とは全く関係のないジャンルを選んだ方が、時間を忘れるくらいのめり込むことができるので良い気分転換に。
それを繰り返すうちに、わだかまりの悩みを考える時間が少なくなって徐々に解消へと向かうのです。
方法⑬:もやもやを紙に書き出して
わだかまりを解消したいときは、心のもやもやを紙に書き出してみましょう。
「自分は何に対して悩んでいるのか」「今どんな気持ちなのか」など、現在抱えているしこりを何もかも正直に吐き出して。
「何となく不愉快だな」と漠然としていた気持ちを文字にあらわすことで、「どうして私はこんなに頭を悩ませているのか」といった心の整理をすることができます。
それだけで、重かった心が少しだけ軽くなることも。
最後はその紙をビリビリと破いて捨ててしまえば、不思議と嫌な感情が薄れるものなのです。
方法⑭:話を聞いてもらう
自分一人の中だけでわだかまりを解消するのが難しいという場合は、人に話を聞いてもらってもいいですね。
「あなたはどう思う?」と誰かに相談をしたり、「私はこれからどうしたらいい?」と人からアドバイスをもらうのではなく、あくまでも「話を聞いてもらうだけ」といったスタンスで。
気心知れた友人・知人なら、思ったことを全てさらけ出すことができて気持ちがスッキリするでしょう。
ただし、愚痴や不平不満のような言い方になってしまうと、話す方も話を聞く方も気分がどんよりとして後味が悪いだけ。
わだかまりの問題が余計に根深く残ることもありそうです。
方法⑮:未来を向く
「あのときあんなことを言わなければ…」とわだかまりができた原因を後悔したくなる気持ちもわかりますが、どれだけ強く願っても過去は変えられません。
また後悔をする分だけモヤモヤとした感情を引きずることに。
そこで、自分の意識が未来へ向くように気持ちを切り替えること。
「今日一晩寝たら明日からはきれいさっぱり忘れて、もうこのことは考えないようにしよう」などと自分に言い聞かせましょう。
次第に後ろを振り返ることが減り、心を黒く覆っていたわだかまりが晴れることになるのです。
わだかまりが解けると絆が深まる理由
では、わだかまりが解けると絆が深まるのはどうしてなのでしょうか?
以下の理由4つをご紹介します。
- 本音を言い合える
- お互いの性格がわかる
- 相手の怒りを避けることができる
- 真剣に相手を想う
理由①:本音を言い合える
わだかまりが生じる原因には、「受け取り方や価値観の違い」「言った言わない」といった誤解が大きく影響している場合がほとんど。
そのため二人のよじれた関係を元に戻そうとする場合、お互いに本音で話し合う必要が出てきます。
一度は嫌な感情を抱いた相手ですが、本音を出し合うことで「あれはそういうことだったんだ」と誤解が解ける上に、「そんな風に考えていただなんて…見直した!」などと相手の意外な一面に気づけることも。
すると、二人の距離が一気に縮まって絆が深まるのです。
理由②:お互いの性格がわかる
わだかまりを解消する際に本音で話し合ったことにより、お互いの性格がこれまでよりも具体的にわかるようになったことでしょう。
「嫌なことがあっても限界まで我慢をしてしまう」「悩みや隠し事があると、周囲に悟られないようにいつも以上に明るく振る舞う」など。
そうすると「こういう場合、彼は何か言いたくても言えないことがあるんじゃないのかな」と相手の気持ちを予想しやすくなるため、二人の間にトラブルが起こる前に適切な対処ができるのです。
それぞれが相手の性格を理解していれば信頼関係にも繋がりますので、二人は深い絆で結ばれることになるでしょう。
理由③:相手の怒りを避けることができる
例えば男女間でわだかまりが生じたときには、彼氏が本気で腹を立てる場面もあったでしょう。
でもそれを解決して仲直りできたということは、「彼はどのような点に怒りを感じやすいのか」というポイントをよく把握できたということ。
そのためこれからの付き合いの中で同じような出来事が起こった場合、彼の怒りを避けて行動できるのです。
すると男性は、「彼女は何も言わなくても俺の苦手なところをカバーしてくれる」と嬉しくなり、彼女をより大切にしようと思うように。
これが、太くて強い絆を作り上げていくきっかけになるのです。
理由④:真剣に相手を想う
わだかまりを解消しようとするときには、相手のことを真剣に想っていたはずです。
「想う」とは、「相手に対する心からの感情や意識」を意味します。
「相手は今どんな気持ちでいるのか」「私に何を求めているのだろう」などと、相手のことをイメージしながら何度も何度も考えてきたからこそ解決の糸口が見つかったのでしょう。
それは相手も同じこと。
お互いが強く想い合うことでトラブルを乗り越えることができたのですから、「この人とならこの先何があっても大丈夫」と絆は深まっていきます。
わだかまりを解消するためにやってはいけないこと
では、わだかまりを解消するためにはどのようなことに気をつけたらいいのでしょうか?
以下のNG行動5つをご紹介します。
- 無視・素っ気ない態度
- 話し合いしながらのスマホ
- 感情的な発言
- 自分を正当化
- 相手の意見を聞き入れない
NG行動①:無視・素っ気ない態度
わだかまりを解消したい相手に対して無視や素っ気ない態度をとると、さらに重苦しい雰囲気になって仲直りできるものもできなくなる場合があります。
特にシャイ・口ベタ・感情を表に出すのが苦手な人は、「自分は反省していて関係を修復したい」という気持ちをどのように伝えたらいいのかわからないため真逆の行動をとりがち。
そこで本人を目の前にして解決方法が思い浮かばないようなときは、できる限り柔らかい表情を心がけ、一言でもいいので言葉をかけるようにしたいですね。
NG行動②: 話し合いしながらのスマホ
わだかまりを解消するための話し合いは、誤解を解いたりお互いの本当の気持ちを確認したりといった重要な内容になるはず。
そんな場面でスマホをいじるのはルール違反と言えるでしょう。
万が一耳だけはしっかり傾けていたとしても、相手としては「話したくないんだ」と受け取る場合がありますので、二度と埋められないような大きな溝ができてしまうかも。
話し合いは真剣に行いたいので、どうしてもスマホをチェックしたいときは正直に「ごめんね、仕事のメールだけ確認させて」と一言断りを入れましょう。
NG行動③:感情的な発言
わだかまり解消のためには真剣な話し合いが必要ですから、感情的になってはいけません。
本音をさらけ出すとなれば、相手の発言にショックを受けたり腹が立ったりすることもあるでしょう。
でも、そこで感情を表に出してしまえば喧嘩になるだけ。
せっかく仲直りできるはずだった話し合いの場が流れてしまいますので、何を言われても「冷静さ」を保ち続けることを意識したいところです。
NG行動④:自分を正当化
既に気まずい関係で自分を正当化するのは、わだかまりを残すだけです。
明らかに「ここは絶対に自分が正しくて相手が間違っている」というところもあるかもしれませんが、それを主張するのはおすすめしません。
「私の言ったことはこういう理由で正しいんだよ」ではなく、「こういうところが私の悪い部分だよね」と自分の非をしっかり認めましょう。
NG行動⑤:相手の意見を聞き入れない
相手の意見を聞き入れようとしない態度も、わだかまりの解消にはならないでしょう。
相手の意見が理解できないとしても、「そういう考え方もあるんだ」とまず受け入れることが大切です。
その上で、落ち着いて自分の意見を伝えて相手の考えを聞きます。
これが「話し合い」なのです。
何をやってもわだかまりが解消されないときの対処法
では、何をやってもわだかまりが解消されないときはどうしたらいいのでしょうか?
以下の対処法5つをご紹介します。
- 人生の教訓にする
- これまで通りの態度で
- 忘れる
- 「仲直りしたい」と伝え続けて
- 時間に解決してもらおう
対処法①:人生の教訓にする
「色々頑張ったけどわだかまりが消えない」という場合は、「同じ過ちを二度と繰り返さないようにしよう」と今後の人生の教訓にしましょう。
しっかりと反省したなら、「失敗は成功するための必要な経験」と考えて。
そうすれば今回のわだかまりも無駄にはならず、人としての成長の糧になるはずです。
対処法②:これまで通りの態度で接する
「わだかまりはなかなか解消できないけどこれからも付き合いを続けていかなければいけない」という場合は、これまで通りの態度で接するようにしましょう。
今はまだモヤモヤしているので抵抗を感じるかもしれませんが、以前と変わらない態度を示していれば、これ以上関係が悪化することはありません。
そしていつの間にか、「わだかまりのことが気にならなくなった」と思える日が訪れることもあるのです。
対処法③:忘れる
「わだかまりは解消されないけどもう接することもない」という場合は、嫌な出来事を忘れてしまうのも一つの方法です。
ギクシャクした状態のまま関係を終わらせてしまうと、相手を憎んだり根に持ったりするようになることも。
そういったマイナスの感情は、知らず知らずのうちに自分自身のストレスとなって表情や態度に表れます。
「あの出来事はもう終わったこと」と目をつぶり、今日で区切りをつけましょう。
対処法④:「仲直りしたい」と伝え続けて
「わだかまりの解消をどうしても諦めきれない」という場合は、「仲直りしたい」と伝え続けてみましょう。
誠実さや真剣な気持ちが相手に伝わり、「そんなに想ってくれるならもう許そうかな」と考え方を改めてくれることもありそうです。
対処法⑤:時間に解決してもらおう
何をやってもわだかまりが思うように解消できない場合は、時間に解決してもらいましょう。
無理に行動を起こさなくても、時間の経過と共にお互いの気持ちが落ち着いて冷静さを取り戻せるようになります。
すると、「あの時は自分も大人げなかったな」と相手の心のもつれが解けることもあるのです。
わだかまりを解消して絆を深めよう
わだかまりを解消するために最も重要なことは、まず自分の非を認めて素直に謝ることです。
そうすると二人の間に会話が生まれますので、本音で話し合いましょう。
その結果、お互いが相手の性格を理解して真剣に想うようになるため、以前よりも絆が深く結ばれる関係になれるはずです。
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