毅然とした態度とは?堂々としている人の心理&毅然とした態度でいる方法
どんなときでも毅然とした態度でのぞむ人に憧れはありませんか。 強くりりしいイメージは女性にとっても、魅力的なもの。 毅然とした態度の意味や特徴について、具体的に見てみましょう。 知っておきたい毅然とした態度をとる方法についてもご紹介します。
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「毅然とした態度」の意味とは?
人間関係の難しい場面において、毅然とした態度という言葉をよく耳にします。
この言葉はどういうときに使われる言葉でしょうか。
言葉の意味としては、物事にたいして意志がはっきりしていることや、物事に慌てたり動じたりしない様子を言います。
何があっても自分の意思を強くもち、困難な状況にも動じず意思を貫く態度と言えるでしょう。
毅然とした態度の特徴
このような態度をとるときの特徴を見てみましょう。
- 優柔不断な言動をしない
- 相手をまっすぐ見て話す
- 声のトーンが一定でハキハキしている
特徴①:優柔不断な言動をしない
物事をあやふやで中途半端にしておく優柔不断な言動をしないところが特徴です。
自分の意思をしっかり持ち、態度に表すときは決して優柔不断な言い方や態度にはなりません。
どっちつかずで、芯がはっきりしない様子は毅然とした態度とは、正反対の態度と言えるでしょう。
特徴②:相手をまっすぐ見て話す
相手の目をまっすぐ見て、話すのも特徴の一つです。
じっと見つめるよりも、要所要所で、相手を見据えるような見方をするでしょう。
人はおどおどしているときや、心にやましい気持ちがあるとき、毅然とした態度はできません。
視線がふらふらして定まらない様子は毅然とした態度とは、言えないはずです。
相手の目をまっすぐ見つめ、きちんと自分の意見を伝えようとする様子はよく見られる特徴と言えるでしょう。
特徴③:声のトーンが一定でハキハキしている
毅然とした態度でいるときの声の様子や口調も特徴です。
話し方はハキハキと、声のトーンも一定で安定していることが多くなります。
感情よりも理性を大切にし、物事に対処する人が多いでしょう。
自分の感情をおいて、冷静に意見を言おうとするため、声の調子も落ち着いて安定したものになります。
毅然とした態度をとる人の心理
毅然とした態度をとる人の心理を見てみましょう。
- 自分の考えを持っている
- 自立心が強い
- 責任感が強い
- 冷静で論理的な思考を大切にする
- 感情的にならない
- 自信があり、自分を肯定できる
- 譲歩や妥協はしない
心理①:自分の考えを持っている
毅然とした態度をとるためには、しっかりと自分の考えを持っている必要があります。
自分の意見や信念、確固たる意志があることが重要です。
こうした人は日頃から自分の考えを持ち、いろいろなことに問題意識がある場合が多いです。
なにも考えずに過ごしていると、大切なときにも自分の考えをまとめる力は出ません。
普段からさまざまな問題について考え、自分の意見を持っている人は、いざというときにも毅然とした態度を示せるでしょう。
心理②:自立心が強い
自立心が強く、自分の力で困難を乗り越えようという気持ちが強いでしょう。
人に頼る気持ちがあると、毅然とした態度はとれません。
問題に直面したときも、自分で何とかしようとする自立心は、自分を支える原動力になるはずです。
人に頼らず、自立する気持ちがあれば自分の意見をはっきり主張する毅然とした態度も自然ととれるようになります。
心理③:責任感が強い
特徴的な心理には、責任感の強さもあげられます。
自分の行動や、言葉に責任を持つ覚悟がない人は毅然とした態度をとることはできません。
日頃から自分の言動に責任をもち、しっかり責任を果たそうとする意識があることが大切です。
心理④:冷静で論理的な思考を大切にする
感情に流されていては、足元が定まりません。
感情に流されやすい人の態度は、ふらふらしたものになってしまうでしょう。
一方で、物事に冷静に対応することを心がける気持ちをもっている人はどうでしょうか。
誰に対しても自分のきっぱりした態度を崩さずに対応できるはずです。
また、相手に自分の考えを明確に伝えようとする意識があるため、論理的な思考を重んじる場合が多くなります。
感情に流されず、冷静かつ論理的な思考を大切にしている人が多くなるでしょう。
心理⑤:感情的にならない
物事に対応するときも、感情的にならないところがポイントです。
感情で物事を図らず、感情に流されないことはもちろん、気持ちだけで行動することがありません。
問題に向き合うためには、感情でなく理性をもって対処しようとする気持ちが強くなるでしょう。
そのため、こうした態度がとれる人は感情をコントロールするのがうまく、自分の感情をそのままぶつけるようなことはしなくなります。
心理⑥:自信があり、自分を肯定できる
自分に自信があり、自己肯定感が強いところもポイントです。
自分の言動を客観的に見て正しいと信じられる気持ちは、自分の考えを主張する重要な支えになるでしょう。
自信がなく、迷いや不安を抱えていると毅然とした態度はとれません。
自信が支えとなり、どんなときでもりんとした態度をとれる人になるでしょう。
心理⑦:譲歩や妥協はしない
自分の意見にたいしてまっすぐで、気持ちを正直に伝えようとする心理が働くのも特徴です。
下手な妥協や譲歩に、考えを譲ることはありません。
中途半端な妥協や譲歩に考えを譲れる人は、主張する態度にも迷いやブレがでるものです。
こうした態度で誠実に望む人は、かえってはんぱな妥協をよしとしないでしょう。
毅然とした態度をとるメリット
毅然とした態度をとることで、得られるメリットについて考えてみましょう。
- 信頼を得やすい
- パワハラやいじめの対象にならない
- 人と対等に接することができる
- 自分の意見が伝わる
- 流されずに自分をしっかり持つことができる
- 自分に嘘をつかない人生を送れる
- 交渉がスムーズ
メリット①:信頼を得やすい
ご紹介するメリットのひとつめは、人からの信頼を得やすいことです。
こうした態度をとれる人は、日より見主義でなく、しっかりと自分の考えをもっています。
こうした人は仕事でもプライベートでも信頼を得やすく、いろいろな場面で頼りにされるでしょう。
自分の意見や意思のために、感情的にならず、どんな問題でも任せられると思われるでしょう。
メリット②:パワハラやいじめの対象にならない
パワハラを受けたり、いじめられる対象にならないところもメリットです。
人は不安な気持ちや自信のないようすにつけこんで、人に強く高圧的な態度をとります。
なかには理不尽なパワーハラスメントや、いじめもあるでしょう。
しかし、堂々とした態度で理不尽な仕打ちに立ちむかえれば、そのような扱いを受けることはなくなります。
自分は理不尽な扱いを受ける理由がないときっぱり示せることは、かえってパワハラ等の対象にならなくなるでしょう。
こうした態度をとれる人だとわかると、相手側もこちらに手出しをしてこなくなるはずです。
メリット③:人と対等に接することができる
人と対等に接することができるのもメリットです。
人から信頼されやすく、対等に認められるようになるでしょう。
人は自分の意見を持たず、他人の顔色ばかりうかがう人を信用しません。
一人前の大人だと認められなくなってしまいます。
一方で、きっぱりと自分w主張する態度がとれる人については、あなどることなく対等な立場で付き合おうと言う気持ちにさせるでしょう。
自分の意見を責任をもって表現できることで、より対等な人間関係を築けるようになるところはメリットです。
メリット④:自分の意見が伝わる
自分の考えや意見がはっきりと伝わるのもメリットです。
人の気持ちを推し測るだけでは理解できないことも多いもの。
きちんと自分の考えを告げることで、はっきりと意見が伝わるようになります。
言い訳やごまかしばかりの言葉では、真実は届かないものです。
はっきりした態度で堂々と自分の考えを言えば、困難な状況でも相手に意思をつたえられるはずです。
人はなかなか他人の意見に耳を傾けにくいものです。
しっかり意思が伝わるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
メリット⑤:流されずに自分をしっかり持つことができる
毅然とした態度をとるためには、日頃から自分の考えや価値観、世界観を持っている必要があります。
そのため、自然と人の意見やその場の状況に流されず、自分をしっかり持つことができるでしょう。
人は意識していないと、弱く流されやすいものです。
特にお金や欲望に対する誘惑に毅然とした態度で立ち向かうのは、とてもしっかりした気持ちが必要です。
こうした誘惑に敗けない自分という気持ちが価値観をもつことができるでしょう。
メリット⑥:自分に嘘をつかない人生を送れる
毅然とした態度をとれるようになると、人の顔色をうかがうことがなくなります。
そのため、自分の本心とは裏腹な行動をとることがなくなり、嘘のない人生が送れるようになるでしょう。
自分の気持ちに正直でいられる人生は、自信の誇りとなります。
毅然とした態度は、人の尊厳を保つための重要な態度になるでしょう。
人の意見に流され、結果的にならない自分らしい生き方を見失う可能性は、誰にでもあります。
毅然とした態度がとれる人は、自分を見失うことなく嘘のない自分らしい生き方を貫けるでしょう。
メリット⑦:交渉がスムーズ
困難な状況でも交渉がスムーズにできるところもメリットです。
人はいろいろな意見を持っているものです。
それぞれの考えを合わせ、より良い意見にまとめるときにも毅然とした態度が重要になるでしょう。
しっかり自分の意見を伝えられることで、交渉を自分有利に進められます。
難しい交渉のときでも、堂々とした態度でのぞみ、主導権を握ることができるでしょう。
毅然とした態度をとる方法
毅然とした態度がとりたいと思ったら、どうすればよいでしょうか。
毅然とした態度をとるために心がけるよい方法をご紹介します。
- 身だしなみを整える
- 声のトーンを一定にする
- 笑顔は控えめに
- 感情的にならない
- 冷静に落ち着いて話す
- こだわりを持たず、広い視野を持つ
- すぐに謝らない
- 自信を持つ
- 自分の意見を持つ
方法①:身だしなみを整える
毅然とした態度がとりたい人は身だしなみを整え、清潔感のある服装を心がけましょう。
人の見た目は、与える印象に深く影響します。
身だしなみが乱れていると、どれほど毅然とした態度でのぞんでも、緩みが出てしまいます。
しっかりした態度は、身だしなみを整えるところから始めましょう。
方法②:声のトーンを一定にする
話し方にもポイントがあります。
毅然とした態度をとるときは抑揚をつけず、一定で落ち着いたトーンを心がけましょう。
声の調子が乱れると、心の乱れや、不安な気持ちがすけて見えてしまいます。
はっきりした口調で、物怖じせずに話すようにしましょう。
方法③:笑顔は控えめに
笑顔は控えめにして、強い視線を意識するのもおすすめの方法です。
笑顔は相手の気持ちをリラックスさせ、親しみを与えます。
毅然とした態度をとるときに、不用意な親しみはご法度。
強い意思を表情からも表せるようにしましょう。
日頃は笑顔で円滑なコミュニケーションを意識する人も、毅然とした態度をとりたいときは、表情を引き締め、厳しい様子を心がけましょう。
方法④:感情的にならない
感情的にならないように、気を付けることも大切です。
感情でとる言動は説得力を持ちません。
一人の責任ある人として自分の意見を伝えるときには、感情よりも理性を大切にすることがポイントです。
方法⑤:冷静に落ち着いて話す
毅然とした態度で話をするときは、落ち着いた態度を心がけましょう。
そわそわしていたり、おどおどした態度では毅然とした態度とはいえません。
焦らず、ゆっくり自分の意見を落ち着いて伝えるように心がけましょう。
方法⑥:こだわりを持たず、広い視野を持つ
こだわりを持たず、広い視野を持つことも大切です。
日頃から、自分のこだわりに執着しすぎて、視野が狭い生活になっていませんか。
毅然とした態度をとるためには、自分の意見を伝えると同時に、相手の意見にも耳を傾けられる度量が必要です。
こだわりを持ちすぎると、かえって人の話に耳を貸さない自分勝手な態度になってしまうことも。
広い視野をもって、いろいろな考えに触れることを心がけましょう。
方法⑦:すぐに謝らない
簡単に謝らないことも大切な方法です。
毅然とした態度をとれる人は、強い信念をもち、簡単に意見や態度をひるがえしません。
すぐに意見を換えて謝ることは、毅然とした態度とは、真逆の態度になってしまうはずです。
自分の言動に責任をもち、伝えられる人は本当に間違えたとわかったら、心から謝罪ができる人です。
簡単に謝らず、本当に必要なときに誠意をもって対応するようにしましょう。
方法⑧:自信を持つ
自分に自信を持つように心がけることも大切です。
自分の意見をしっかり持つためには、自信も重要。
自分の考えに迷いや不安をもたず、責任を持てるようにするには自分が自分を信じる気持ちが必要です。
普段からいろいろな経験を通じて自信が持てるようにしておきましょう。
方法⑨:自分の意見を持つ
自分の意見をしっかり持つことも大切です。
自分の意見や考えを持つことは意外と難しいもの。
身の回りの出来事を流されるままに見ているだけでは、自分の考えを育てることはできません。
身の回りの出来事、一つ一つに気を配り、ささいなことでも自分の考えを持つように意識しておきましょう。
日常生活のなかで、ちょっとした決断を大事にし、自分で考える力をつけておくことが、いざというとき毅然とした態度をとることにつながります。
毅然とした態度をとる時の注意点
毅然とした態度をとりたい。
そんなときに気をつけておきたい注意点をみておきましょう。
これらの注意点をしって、より効果的な態度がとれるようにしてみましょう。
- 言葉遣いは丁寧に
- 感情に流されない
- 相手の話もしっかり聞く
- ときには孤立する覚悟も必要
注意点①:言葉遣いは丁寧に
毅然とした態度をとるときには、話す言葉遣いに注意しましょう。
乱暴な言い方や、暴力的な言葉遣いはもってのほかです。
脅迫するような高圧的な態度は、決して毅然とした態度にはなりません。
丁寧で相手を尊重した話し方になるよう注意しましょう。
相手の尊厳を傷つけることなく、きっぱりと自分の主張を伝えることが大切です。
注意点②:感情に流されない
毅然とした態度の特徴にもある、感情に流されないことも注意点にあげられます。
トラブルが起きたときや、困難な状況に陥ったときほど動揺し、感情で物事を判断しがちです。
しかし、本当に自分の考えを正確に伝えるためには感情ではなく理性をもって論理的に話を進めるように注意しましょう。
注意点③:相手の話もしっかり聞く
高圧的で自分勝手な態度にならないようにするためには相手の話を聞くこともポイントです。
自分の意見をしっかり伝えることが毅然とした態度になります。
その際に相手の言い分を聞きながらも、主張するのと、相手の話を無視して自分のことばかり話すのでは大きく違います。
自分の考えを伝えるためにも、しっかり人の話を聞く態度ももちましょう。
注意点④:ときには孤立する覚悟も必要
自分の意見をしっかり伝えることは、ときにも集団のなかで孤立することにつながります。
多数の意見に従わず、独立独歩の姿勢となれば、孤立する可能性を避けるわけにはいきません。
毅然とした態度をとるには、ときに孤立する覚悟を持つことも大切です。
それでも自分の意見を意思とは違う道を選択せず、自分の考えにしたがった行動をとれるとき、毅然とした態度をとれるのではないでしょうか。
毅然とした態度は大人のたしなみ
毅然とした態度で自分の考えを主張できる人に憧れはありませんか。
ときには、あんな風にかっこよくクールでありたいと考える人も少なくないはずです。
毅然とした態度をとることは、勇気のいる難しいことに思えます。
しかし、きちんと自分の意見や考えをもち、責任のある行動が取れれば誰にでも毅然とした態度がとれるでしょう。
自信がなく、人の意見に流されたり、感情的で偏ったものの見方しかできない人を想像してみましょう。
こころのなかに感じるものがあっても、言葉や態度に出せず、毅然とした態度につながらないはずです。
普段から自分の意見をもち、自信がつくような時間を過ごせるようにしましょう。
さらに、その意見にきちんと責任ある言動で向き合える人は一人の大人として毅然とした態度を身に付けられるのではないでしょうか。
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