目が泳ぐ男性の心理状態とは？原因と見抜き方を解説

「目が泳ぐ」の意味とは？

目の玉が左右に行ったり来たり動く様子を目が泳ぐと言います。
泳ぐというからにはゆらゆらと揺れているような動きといったほうが伝わりやすいかもしれません。

目が泳ぐのとは、心に何かやましいことがあり、隠したいという心理からの場合と、自分では全く意識していないのに勝手に動いている状態の両方の意味があります。
いずれの場合も、通常の心理状態ではおこらない状況だということになります。

目が泳ぐ男性の心理状態

男性の場合目が泳ぐことは女性に比べると少し多くなってきます。
ウソやバレると困ることなど、秘密を持つ男性は本当のことがわかるのが困るという強い心理から目が泳ぐことになってしまうようです。

目が泳ぐ男性には、以下の心理が考えられるでしょう。

1. ウソをついている
2. やましいことがあり心配している
3. 傷ついていることを隠したい
4. 失敗を認めたくない
5. どうやって誤魔化したらいいのか考えている
6. 動揺を隠したい
7. 現実を受け入れられない
8. 恥ずかしい
9. 緊張している
10. 人見知りをしている
11. 平常心を保ちたい
12. 焦っている

続いて、それぞれの男性の心理について詳しくみていきます。

心理状態①：ウソをついている

男性が目が泳ぐときで最も多いのが、「バレルかもしれない。」というような心理状態にあるからです。
ウソをつくという罪悪感が働き落ち着きがなく目が泳ぐという動作が自然にでてしまうのです。
ウソをついた相手を目の前にすると、「どうしてウソなどついてしまったのだろう。」という気持ちから、真っ直ぐに相手のことが見られなくなってしまい目が左右に泳ぐことになってしまうのです。

特に、浮気をした男性の場合などは、隠さなくてはいけない気持ちと、悪いことをしているという複雑な思いが混ざり目が泳ぐことが多いのです。

心理状態②：やましいことがあり心配している

男性が目がソワソワと泳ぐときは、隠しごとがあり、バレるかもしれない、バレたら怖いという心理にあります。
本当はそんなに、精神的に強くない男性ほど何かを隠していると目が泳ぎやすくなるのです。

男性で多いのは女性関係です。
多数の女性と付き合っているような男性は、その時は気持ちが大きくなるくせに、本命の女性の前では遊びの女性の存在がバレることを恐れビクビクしてしまいます。

また、出世欲のある男性で、ミスを誰かになすりつけ上のポジションを手に入れたような人は、もしかしたらバレて信用や地位を失うのではないかという心理から、目が泳いでしまうこともあるのです。

心理状態③：傷ついていることを隠したい

目が泳ぐ男性の心理ではプライドが傷つけられたことによるものがあります。
みんなの前で自分の気にするようなことをいわれたりすることは、気持ちがドンと落ちてしまいますよね。

そんな自分の姿を見られたくないという心理状態から、目がきょろきょろと左右に動いてしまいます。
また、プライドが高い男性は、こんなことをいわれて傷ついていると思われたくないという気持ちが強くよけいこのように目が泳ぐ仕草をしてしまうのでしょう。

心理状態④：失敗を認めたくない

落ち着きがなく目が泳ぐ男性の心理には、人から怒られたり注意をされたくないという意味が隠されています。

自分の落ち度を誰かに注意されたり、咎められたりすることは仕事をしている人なら一度や二度はあるはずです。
けれど、自分に自信を持っているような男性の場合失敗を認めることは自分の能力を否定されたのではないかという心理が働きます。

プライドが高いため、怒られているのは自分のことを貶めているからだという思いがこみ上げてきて目が泳ぐのでしょう。

心理状態⑤：どうやって誤魔化したらいいのか考えている

こちらも、ばれたら大変なことになるとわかっているようなことを誤魔化すとき、目が泳ぐことがあります。
男性の場合、奥さんがいるのに別の女性と深い関係になってしまい、相手にも奥さんにも詰め寄られてしまったような状況のとき必死に言い訳をしその場を乗り切ろうとする心理が働きます。

なんとかその場を取り繕ったら誤魔化せるだろうと甘い考えをしているような男性は、目が泳ぐため適当なことを言ってるためにすぐにバレてしまうのです。

心理状態⑥： 動揺を隠したい

ピュアな男性も目が泳ぐことはありがちです。
好きな人と予想外なタイミングで目があったとき、ドキドキしすぎてそわそわしてしまいます。
それは、心の動揺を隠そうとする心理が働いたためなのです。

また、好きな相手に自分の態度がおかしくなかったか気になるときもこのように目があちこちと泳ぐこともあるのです。

心理状態⑦：現実を受け入れられない

男性も、衝撃的な瞬間に出会ってしまったときは目が泳ぐのです。
例えば、自分の彼女やパートナーが他の男性と浮気をしている現場をみてしまったときです。

男性だから取り乱すことは出来ないという自制心とともに、心に強い衝撃を受けてしまいどう対応したらいいのか整理がつかない心理状態のとき、目が泳いでしまいます。

心理状態⑧：恥ずかしい

カッコつけている男性にありがちなのが、自分がヘマをした瞬間を誰かに見られたと思ったとき、恥ずかしさのあまり目が泳ぐのです。
自分に自信がある男性ほど、カッコ悪いところを見られることは、この場から逃げ出したいという心理から羞恥心が働き目がキョドキョドと泳ぐのです。

心理状態⑨： 緊張している

目が泳ぐ男性は、真面目に受け止めすぎるあまり緊張してしまい、「どうしよう、失敗できない。」というような心理からこのような状況になります。
緊張しすぎて自分の感情や本来の良さを出せなかったりするのです。

そのため、目が泳いでしまうのです。

心理状態⑩： 人見知りをしている

男性の場合でも、よく知らない人の前に出たりすると、知らないうちに目が泳ぐことがあります。
これは、性格的に内気で気弱な人にありがちな言動で、相手にどのように思われているか不安だという心理が働くからです。

心理状態⑪：平常心を保ちたい

男性が目が泳ぐのは、苦手なタイプの人と一緒になってしまったときです。
仕事をしていると嫌な人と一緒にやらなくてはいけない局面も多々あるでしょう。

男性の場合は、営業などでお客様を接待しなくてはいけないことも多いはずです。
嫌味な人やパワハラまがいなことを平気で言う人に対しても平常心を保たなくてはなりません。

「この人と一緒になったか。嫌だな。」という心理から目が自然と泳ぐのでしょう。

心理状態⑫：焦っている

目が泳ぐ男性の中には、人がたくさん集まる合コンや打ち上げなどに行ったとき、周りの盛り上がりについていけなかったりしてしまうことがあります。
これは、人見知りという性格と、口下手だという性格から、人とのコミュニケーションをすると思うと構えすぎてしまうからです。

「上手く話さないと。」「場がシラケてしまう。」という心理がよけい圧力となりしどろもどろになってしまうのです。

「目が泳ぐ/視線をそらす」の違い

目が泳ぐというのは、男性の場合は女性関係のトラブルや、男性としてのプライドが大きく傷つけられたときなど、そんな心の乱れを隠そうとする心理から目が泳いだりします。
いっぽう、目が泳ぐとよく似た、視線をそらすということは、誰かと対峙しているような場合は、相手のことを良く思っていなかったり、話に興味がなかったりなど受け入れたくないという心理からそのような行為をとってしまうのです。

男性と女性の場合、どちらかが視線をそらすという行為をしたら、それは相手のことを恋愛対象には思っていないことになります。
その反対に、目が泳ぐ場合は、相手のことが好きでその気持ちがばれたら恥ずかしいという心理が働くのです。

また、例えばイケメンで女性からもモテモテの男性が、好きな女性を前にすると急にドキドキしてしまい目が泳ぐのも、いつも女性に慣れているはずの自分がこんなに動揺しているのが恥ずかしいという心理からこのような可愛い仕草をしてしまうのです。
さらに、英語では目が泳ぐことを、shifty eyesと言います。

この意味は、狡猾な目やずるそうな目つきなどの意味があり、ウソをついていたり、どうやって騙そうかとしている男性の心理が良く伝わってくるような言葉ですね。

目が泳ぐ原因とは？

目が泳ぐ原因は、いつもの自分ではないときや、気持ちの揺れ動いているときなど、平常心でいられないようなことが起こっているからです。
完璧主義の男性の場合、頑張らなくてはいけないという強いプレッシャーなどのからも目が泳ぐという状況になってしまったり、男性特有のウソで誤魔化さなくてはいけない、女性問題などが大きな原因になることが多いのです。

ヤバいことをしたくせに、目が泳ぐほど緊張したり、ヒヤヒヤしてしまうような性格の男性は、見かけ以上に気が小さい証拠なのでしょう。

目が泳ぐ男性の心理状態とは？原因と見抜き方のまとめ

目が泳ぐ男性の心理状態は、バレることに対する恐れや、自尊心を傷つけられたことによる苛立ち、自分が出来ないことに対してのコンプレックスが原因です。
そのような男性の心理状態で、自身で現状を把握して改善できることと、もともとの性格的なことにより目が泳ぐ癖がでてしまう人の両方があり後者は改善までは時間がかかってしまうため、じっくり向き合いながら変えていくしかないのでしょう。