Search

「庇護欲」の意味/類語/対義語

庇護欲のある恋人たちl

意味

まず「庇護」という言葉の意味ですが、これは弱いものを守ってあげたい、かばってあげたいという想いの事です。
その欲望、つまり自身がその対象となる人を守ってあげたい、と思う想いの事を庇護欲といいます。

やはり女性は男性よりも「か弱い」という存在になりやすいため、庇護欲を感じる人は男性の方が多いのです。

類語

「庇護」の類語には「保護」「擁護」「かばう」「かくまう」といったような意味があります。
しかしその「欲望」に関しては似たような意味の単語はないため「かばいたい想い」「守ってあげたい想い」というのが同じ感情を表現するわかりやすい言葉になります。

対義語

庇護欲の対義語は「加護欲」といわれますが、実は庇護欲にも庇護欲にもはっきりとした対義語はありません。
そのため「守られたい欲望」といったような言葉が対義語として使用される事が多いでしょう。

男性の庇護欲を掻き立てる女性の特徴

では、庇護欲を掻き立てる女性にはどのような特徴があるのでしょう。
庇護欲を掻き立てる女性には、以下の特徴があります。

  1. 健気な姿
  2. 愚痴を言わない
  3. 簡単に涙を見せない
  4. 簡単に人を頼らない
  5. 生命力が弱そうに見える
  6. 気が弱そうに見える
  7. 無知なところがある
  8. 純粋な性格
  9. 騙されやすい
  10. 素直

続いて、それぞれの特徴を詳しくみていきます。

女性の特徴①:健気な姿

昔から人の健気な姿というのは心をうつものとされています。
「健気なところをみて好きになった」と恋人の事を口にする男性も多いでしょう。

健気、と言っても色々な種類がありますが、特に庇護欲をそそるのは相手が自身の事を心から想ってくれている、という純粋な言動がみえた時でしょう。
また人に対して健気に尽くす姿を見て自身も同じように思われたい、自身ならもっと大切に守ってあげたい、と思う男性も多いのです。

健気にひとりの人を思う人であれば人の事を裏切らない純粋さも見えるため、そんな純粋な人を守ってあげたいという想い、つまり庇護欲に火をつけるものなのです。

女性の特徴②:愚痴を言わない

愚痴をいう女性の顔というのはあまり美しくないものです。
特に女性は男性よりも会話が上手であるため、男性からすれば愚痴を言っている女性は「怖い」と思ってしまいます。

どんな人でも「怖い」と思う相手に庇護欲はわかないもの。
そのため愚痴を言わない女性の方が庇護欲を掻き立てられるものなのです。

またやはり愚痴を言う人と言わない人では、言わない人の方が一緒にいて居心地が良いものです。
居心地が良い人にはずっと一緒にいてほしいと感じるので、そのために自身が守ってあげようと思う事もあります。

女性の特徴③:簡単に涙を見せない

か弱い女性は守ってあげたくなるものですし、昔から「男性は女性の涙に弱い」と言われています。
実際にその通り、という人も多いですが、すぐに涙を見せる女性にはうんざりしてしまうのも事実かもしれません。

普段涙をみせずにニコニコしているような女性が、涙を見せた時に「自身にだけ見せてくれている」と思ったり「無理して頑張っていたんだな」と思う事で、庇護欲を掻き立てられるものなのです。

涙というのは感情が溢れ出した時に見えるものですので、簡単にみられるものではありません。
その涙の美しさに人は心を打たれるともいえるでしょう。

女性の特徴④:簡単に人を頼らない

涙と同じように人をすぐに頼る女性よりも、普段は自身で頑張っている人の方が健気に映ります。
簡単に人を頼っている人であれば「誰にでもそうしているのだろう」と思うため「自身が守ってあげたい」とは思わないのです。

健気に頑張っている女性だからこそ、その大変さを自身だけはわかってあげて、頼ってほしい、と思う事で庇護欲が掻き立てられるのでしょう。
しかし頼ってはいけないと強がりすぎても可愛げがなくなってしまいます。

簡単には頼らないものの、ここぞという時にはひとりの人を信頼したうえで頼る、というのも必要な事なのかもしれません。
庇護欲を掻き立てるためには庇護したい、と思わせる事が必要となるのです。

女性の特徴⑤:生命力が弱そうに見える

なぜ「守ってあげたい」と思うのかといえば、その人が弱くみえるからです。
精神的な面はもちろん、肉体的な面も関係あるでしょう。

不健康である、という事ではなく「生命力が弱そうに見える存在」というのは誰かが守ってあげなければ生きていけないと感じます。
タフそうな女性よりも、自身がついていなければ生きていけなさそうと男性に思わせるテクニックをもった女性は庇護欲を掻き立てる女性となるのです。

不健康さもアピールされればうんざりしてしまいますが、か弱そうにみえるのに健気に頑張っている女性というのは男性からすれば思わず構いたくなってしまうものなのです。

女性の特徴⑥:気が弱そうに見える

芯のところでは男性よりも女性の方がメンタルなどは強い、と言われています。
芯をもっている事は大切ですが、男性は女性を「怖い」と思うと「守ってあげたい」とは思えなくなります。

そのため一見気が弱そうに見える女性の方が「普通に生きていても損をしてそうだなぁ」と心配になったりします。
「自身が守ってあげなければいけないな」と感じる女性は気が弱そうに見える事が多いでしょう。

気の強さを男性が嫌だと感じるのは、男性に負けないようにしようという強がりからくるものです。
実際は気が強かったとしても、気が弱そうに見えるとそれは芯が強い女性として好意的なギャップにうつります。

女性の特徴⑦:無知なところがある

「誰かが守らなければ生きていけなさそうに見える」というのは体力的な面だけではありません。
無知なところがあると、この人は生きて行けるのだろうか、と心配になるでしょう。

もちろん限度はありますし「バカ」とはまた違いますが、無知なところについて男性が教えてあげられる、とすれば男性は自身が優位にたった気分でいられるので、安心するのです。

男性は「頼られたい」「尊敬されたい」という想いも強いものです。
男のプライドを上手にくすぐる事ができる、というのも庇護欲を掻き立てるポイントといえるでしょう。

女性の特徴⑧:純粋な性格

「守ってあげたい存在とは」といわれれば女性か、こどもが思いつく人が多いのでしょうか。
こどもは大人よりも弱い存在ですし、何よりも純粋です。

「ひとりで生きていけなさそうな人」に狡猾そうな人を思い浮かべる人はいないでしょう。
純粋で素直なところのある女性こそ庇護欲を掻き立てるものです。

純粋さというのは演出しようとしてもなかなかできません。
一瞬はできたとしても、日常の中で演技であればあざとさとして見抜かれてしまうからです。

女性の特徴⑨:騙されやすい

無知であり純粋であると、やはり悪い人に騙されそうになる事もあるでしょう。
本人はもちろん傷つくかもしれませんが、その騙されやすさに周りは心配になり「自身がついていてあげないと」と思う事もあるのです。

もちろん騙されるその内容にもよるかもしれませんが、純粋で簡単に人を信用しそうな人には、庇護欲を掻き立てる魅力があるのも事実なのです。

女性の特徴⑩:素直

純粋な人の何が好きか、と聞かれるとたいていの人は「素直なところ」というかもしれません。
素直な人というのは今の時代やはり少ないものです。

しかし素直な人であれば自身ときちんと向き合ってくれている安心感があり、それが信頼にもつながります。
素直な人が生きづらい世の中だからこそ、守ってあげたくなるのでしょう。

また自身への好意も恥ずかしがらずに、また強がらずに素直に見せてくれるというのは男性にとって「可愛く」「健気」にうつるものです。
それもある意味モテる女性のテクニックのひとつなのかもしれません。

庇護欲の強い男性の特徴・心理

庇護欲が強い男性と彼女

では、庇護欲の強い男性にはどのような特徴・心理があるのでしょう。
庇護欲の強い男性には、以下の特徴・心理があります。

  1. 男性は女性を守るものと考えている
  2. 甘えられるのが好き
  3. 男らしさを大切にしている
  4. プライドが高い
  5. 自信がある
  6. 身内を大切にする
  7. 経営者やエリートに多い
  8. 女性が多い環境で育った

続いて、それぞれの特徴・心理を詳しくみていきます。

特徴・心理①:男性は女性を守るものと考えている

今は昔に比べれば男性と女性が平等になりつつあるかもしれません。
昔は「男性が女性を守るもの」といったような教育がおこなわれていた事もあり、そういった家訓で育てば自然と庇護欲が高い男性として育ちます。

女性に対して基本的に「か弱い存在」「守ってあげなければいけない存在」と思っているのです。
そのため周囲のどんな女性にも優しく、更に恋人には優しい人が多いかもしれません。

特徴・心理②:甘えられるのが好き

甘えられるのが嫌い、という人はあまりいないはずです。
特に年下の女性が好きな男性などは甘えられたいと感じている人が多いでしょう。

「守ってあげたい」という想いには「その代わり自身だけに甘えてほしい」という想いも隠されているのかもしれません。
いつも年下の女性とばかり付き合っているという男性は庇護欲が高い人が多いものです。

特徴・心理③:男らしさを大切にしている

男らしさというと一体なんだろう、と思うかもしれませんが「男らしくあろう」と考えている人は「男は女性を守るものだ」と思っているはずです。
それが古くから言われている事であるからです。

「男気」という言葉もあるように、頼りになる男性を好きな女性も多いですし、頼られたい男性も老いもの。
そういった男気を大切にしている男性は庇護欲が高い事が多いでしょう。

特徴・心理④:プライドが高い

男らしさはある意味プライドの高さでもあります。
プライドを高くもっているからこそ、男らしくあろう、女性を守ろう、という感情で生きていけるのかもしれません。

それが良く捉えられればよいのですが、あまりにプライドが高すぎると女性からはあまり好まれないかもしれません。
庇護欲が強い男性は良い意味でプライドを高くもっているものなのです。

特徴・心理⑤:自信がある

プライドが高くもてる、という事はそれだけ努力をしてきたり、挑戦をしてきた、という人が多いのです。
そのため、裏付けされた自信がある人も多いでしょう。

健康的な自信をもっている人は女性からみても魅力的ですし、頼りがいのある人にうつります。
しかし自信過剰になってしまってはいけないため何事もバランスが重要となるでしょう。

特徴・心理⑥:身内を大切にする

庇護欲の強い人というのは自身の周囲の人を大切にするため、家族を大切にしている人が多いでしょう。
男性は社会人となり年齢があがれば、両親よりも自身が強い存在となってきます。

そのため家族に対しても「守ってあげたい」という想いが沸いていて大切にします。
更に家族だけではなく自身の仲の良い友人に対しても、大事な人として大切にしている人が多いのです。

特徴・心理⑦:経営者やエリートに多い

守ってあげたいという想いが強い人は「そのために自身が強くならないと」と思うので、そのための努力も惜しみません。
守るために仕事も一生懸命するので、結果的に仕事でも結果を出して出世する人が多いのも特徴のひとつなのです。

庇護欲が高いので自然と色々頑張る事ができた、ともいえます。また責任感の強さもある、といえるでしょう。

特徴・心理⑧:女性が多い環境で育った

女性兄弟などが多い環境で育つと女性に対して優しくなる人が多いのです。
女性の生活ところも目にしているため、女性は怖いと思っている人も多いかもしれませんが、意外と庇護欲が高い人が多いのも特徴です。

女性が多い環境で育っているからこそ、女性の本音をわかったうえで優しくしてあげて守ってあげたいと素直に思える人が多いのです。

男性が庇護欲を掻き立てられる瞬間

庇護欲が掻き立てられて手をつなぐ人たち

瞬間①:いつもニコニコしている人の涙を見た瞬間

男性は女性の笑顔に癒されるものですし「よく笑う女性が好き」という男性も多いでしょう。
やはり人の笑顔というのは魅力的なものですし、笑顔で恋に落ちる事もあるほどです。

そのため女性にはいつも笑顔でいてほしいと思っていますし、実際にいつも笑っている人を好きになる事が多いでしょう。
そんな女性が普段見せない涙を見せた時、男性は女性の健気さを感じます。

いつも笑顔でいたのは無理をしていたり強がっていたのでは、と思ったり周囲のために笑うその気遣いや精神力により深い愛情を感じて、庇護欲が掻き立てられるのです。

瞬間②:普段甘えない人が自身にだけ甘えてきた瞬間

笑顔の人が涙を見せた時と同じように、やはりギャップというのはひとつの大きな魅力です。
特に女性に甘えられたい男性は多いものですが、性格的に甘えん坊でいつも誰かに甘えてそうな女性には意外と庇護欲は掻き立てられません。

それよりも普段は甘えずにいる人が自身だけに甘えるところを見ると「心を開いてくれている」と感じます。
そして「彼女は自身にだけにしか甘えられないんだ」と思うことで、自身がいてあげないと、甘えさせてあげないと、と思うのです。

瞬間③:騙されそうなところを見た瞬間

「隙のある女性はモテる」といわれますが、それはアプローチしやすいからだけではありません。
あぶなっかしくて見てられない、と思う人も多いのです。

素直で純粋な人が騙されそうになっているのを見ればやはり心配になりますし、自身がついていてあげなければ、と思います。
そのため誰かに簡単に騙されそうになっている人をみれば思わず庇護欲が掻き立てられてしまうのです。

男性の庇護欲をそそるテクニック

では、男性の庇護欲をそそるテクニックをみていきましょう。
男性の庇護欲をそそるテクニックには、以下のものがあります。

  1. 女性らしくふるまう
  2. 親しくなったら弱音を吐いてみる
  3. 頼りにしている、というところをアピールする
  4. してくれた事に感謝をする
  5. 男性を立てる

続いて、テクニックそれぞれ詳しくみていきます。

テクニック①:女性らしくふるまう

庇護欲が高い男性というのは「男らしさ」を大切にしています。
「男らしさ」を自身が大切にしている人というのは女性に「女性らしさ」を求める事が多いため、女性らしく振舞うという事は重要となってきます。

よく雑誌にのっているようなモテテクというのは大体が「女性らしく感じてもらう」テクニックが多いのですが、それは男性の庇護欲を掻き立てるために人気があります。
しかしそういった付け焼刃的なテクニックよりも、できれば日常生活で女性らしい振る舞いをしている方が重要です。

普段から女性として感じてもらうことというのが、恋愛に発展するうえでは重要な事になるのです。

テクニック②:親しくなったら弱音をはいてみる

恋人になるまでにはやはり二人の時間を過ごす事が必要となります。
デートを重ねていくうちに、親しくなったと思えば弱音をはいてみるのもよいでしょう。

あまり知らないうちから弱音をはいてばかりでは「ネガティブな人」と捉えられる危険性もありますが、親しくなってからの弱音は「自身に心を開いてくれている」と感じてもらえます。
自身を見せることで、相手も安心する事ができるでしょう。

そして今までは見えなかった弱いところに、男性の庇護欲が掻き立てられる事となるのです。

テクニック③:頼りにしている、というところをアピールする

男性は頼られたい生き物です。
頼られることで、自身の男らしさに満足できるからです。

「あなたを頼りにしている」というのをアピールする方法は、弱音をはくなどもそうですが、何かあった時にその人を頼る、という事です。

口にだして「頼りにしているね」というのも喜ぶ男性が多いでしょう。

テクニック④:してくれた事に感謝をする

恋愛だけではなく人間関係において感謝というのはとても重要な事です。
意外と誰もが思うほど感謝の想いを伝えられていないものですし、ただ「ありがとう」と伝えるだけではなくしてくれた事に対して感謝をのべる、という事はあまりできていないものです。

たとえば男性が連絡をした時に「ありがとうね」でしめくくるよりも「忙しいなか連絡をくれてありがとう、嬉しかった」と伝えれば男性の心に響きます。
男性自身もアプローチしながらもそれが迷惑かもしれないと考えているかもしれませんから、嬉しかった、といわれれば「連絡をしていいんだ、喜んでくれるんだ」と感じます。

自身を心地よくしてくれて安心感をくれる女性にはやはり好感をもちますし、大切にしようと思うでしょう。

テクニック⑤:男性を立てる

女性らしさとは何か、というと難しいものです。
しかしやはり男性が喜ぶ女性らしさ、というのは「男性を立てること」になるでしょう。

男らしい存在として見てくれている、頼りにしてくれている女性というのは男性の心を満たしてくれます。
立てる、というと難しく感じるかもしれませんが、日常のふとした気遣いや一言でも感じられるものです。

庇護欲と支配欲や加護欲の違いとは?

似たような言葉として支配欲や加護欲があります。
その違いとはいったいなんでしょうか。

似てはいても全く違うのが支配欲です。
庇護欲は「守ってあげたい」といったような想いです。

支配したい、という欲望というのは相手を自身の思う通り好きにコントロールしたいという想いです。
庇護欲の行動と支配欲の行動自体が似ていたとしてもそこにはれっきとした想いの違いがあります。

そして加護欲というのは「神のご加護がありますように」といったような言葉があるように、守りたいという気もちのうち神が力を与えて守る事といった意味があります。
神聖なものではありますが、恋愛ではあまり使われない言葉となるでしょう。

庇護欲は女性にもある?

弱いものを守りたい想いと言うのは男性だけではなく女性にもあるものです。
特に女性の庇護欲はどこに現れるか、と言えば一番はこどもとなるでしょう。

また女性は動物が好きでかわいがっている人も多いですが、それもか弱いものを守りたい庇護欲からくるものもあります。
こどもやペットに対して守りたい想いは愛情はもちろんですが、その愛情を紐解くと「守りたい」という想いもあるものでしょう。

庇護欲を掻き立てる女性の特徴と庇護欲が強い男性の心理のまとめ

庇護欲、という言葉はあまり日常で頻繁に使用するものではないため、意味を曖昧に知っている人の方が多いかもしれません。
しかしほとんどの人が庇護欲を自覚はしていないもののある程度はもっている感情です。

たまに彼の庇護欲を掻き立てるような仕草や行動をとることで、もっと彼にとって手放せない存在になれるかもしれないですね。

Apple touch icon
ライター
noel編集部

取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
メイク・コスメ、美容、ライフスタイル、ヘアスタイル、ファッション、ネイル、恋愛のテーマで、編集部が独自調査、または各分野のスペシャリストが監修した記事を毎日更新しています。いまの気持ちに1番フィットする情報で、明日を今日よりすばらしい日に。

ライターの記事一覧を見る