自己陶酔する人の6つの特徴!自分に酔っちゃう心理や原因は?
「私ってすごい!」「おれってかっこいい・・・」と自己陶酔する人、あなたの周りにもいませんか? 傍から見ているだけなら気にしなければいいのですが、実際にその人と話さなければいけない状況になったとき、「この人面倒くさいな」と思ってしまうことになるかもしれません。 そんなときのために、自己陶酔する人の特徴や心理を知ってうまく対処していく方法をご紹介していきたいと思います。
人気のおすすめ記事
自己陶酔の意味
「自己陶酔」とは、自らの容姿や才能にうっとりして酔いしれることを言います。
「自惚れ」や、自己陶酔している人を「ナルシスト」とも言い、あまりいいイメージを持たれることのない表現かもしれません。
その理由は、相手の視線や反応には敏感なのにも関わらず、相手の内面までは理解しようとしないという「自己中心的」「見栄っ張り」「傲慢」な性格だと感じられるからだと言えます。
身近な人が自己陶酔するタイプだと、上手くかわすことができなければ迷惑この上ない存在で、厄介な人間関係をもたらしてしまうことになりかねません。
自己陶酔する人の特徴
それでは、自己陶酔する人はどのような性格をしていて、その性格の特徴にはどんなものがあるのでしょうか。
- 見栄っ張り
- 人の話を聞かない
- 誇大妄想、虚言が多い
- 見た目を気にする
- 嫉妬深い
- 人間関係のトラブルが多い
以上6つの自己陶酔する人の特徴について、詳しくみていきましょう。
特徴①:見栄っ張り
自己陶酔する人は自分ができないことも「出来る」と言ったり、自分を誇大評価する見栄っ張りな性格をしています。
自分ができないことをできる人が周囲にいると、負けず嫌いでもあるのでその人とは特に張り合おうとします。
しかし本来の能力としては劣っているので、実際に競ったり勝負したりすることはせず、口先だけで勝負しようとします。
特徴②:人の話を聞かない
自己陶酔する人は、人の話はほとんど聞こうとしません。
話していても「僕は」「私は」と自分のことばかりで、ずっと自分が話していようとします。
もし相手が何か話していたとしても、ほとんど聞いていないのでその内容は覚えていなかったりすぐに忘れてしまいます。
また、周りに合わせようという意識がなく、他人の意見を聞き入れたり同調しようとしない自己中心的な性格です。
特徴③:誇大妄想、虚言が多い
自己陶酔する人は、周りと比べたり比較したりすることがなく、自分の中だけで考えて満足し、その考えを完結させてしまうので、その妄想が暴走したり誇大になってしまっていることがあります。
また、自分を正当化するために、嘘をついたり、ありもしないことを言ってしまうこともあります。
「また嘘を言ってる」と思われたり、ホラ吹きなところがあります。
特徴④:見た目を気にする
自己陶酔する人はいわゆる「ナルシスト」でもあるので、自分がどう見られているのか、自分をどう美しく見せるかといった見た目をとても気にします。
髪型やファッションを気にしたり、頻繁に鏡で自分をチェックしています。
他人から美しく見られたいこともありますが、その「美の基準」は世間一般的なものではなく自分自身にあるという自己満足の場合もあります。
特徴⑤:嫉妬深い
自己陶酔する人は、自分が負けることを許さず、他人より劣っていることを認めたくありません。
そのため、自分より優れている人を妬んだり羨んだりする嫉妬深い性格をしています。
しかし、嫉妬していることを他人に知られたくはないので、陰湿な嫌がらせをしたり人のいないところで悪口を言ったりしてしまいます。
特徴⑥:人間関係のトラブルが多い
自己陶酔する人は、周りが見えていなくて場の空気を読もうとしなかったり、相手の気持ちを理解しようとしないため、人間関係がうまくいきません。
集団行動するときも自分が苦手とすることは頑なに拒否したり、遊びに行くのにも自分が輝けないようなところには行きたがりません。
このような自己中心的な考え方なので、どうしても人間関係でのトラブルが多くなってしまうのです。
自己陶酔する原因
自己陶酔する人の特徴を見てみると、あまりいい性格とはいえないと思うでしょう。
それにもかかわらず自己陶酔する人が存在するのはなぜなのか、その原因をみていきましょう。
原因①:甘やかされてきた
自己陶酔する原因は、親や兄姉などから甘やかされて育てられてきたということが考えられます。
わがままがすべて受け入れられてきたり、ほとんど怒られたり注意されることがなかったために、物事の良し悪しの区別がつかなかったり、自分が一番でないと気が済まないと思ってしまうようになります。
原因②:幼いころのトラウマやコンプレックスがある
自己陶酔と似ている言葉に、自分は特別だと思っている「自己愛」という表現もあります。
この自己愛タイプの人は、幼いころに親から十分な愛情を受けていなかったり、逆に必要以上に過保護に育てられたことがトラウマになっていることが原因と考えられます。
見捨てられないようにという意識が強すぎて「自分」というものを上手く作り上げることができず、不安にとりつかれて育ってきたため、精神バランスを保つために「自分はすごい人間なんだ」「認められたい」という妄想にとりつかれてしまってきたことが原因です。
原因③:承認欲求が強いから
②でもありましたが、「他人に認められたい」という承認欲求が強いことが、自己陶酔してしまう原因にあります。
幼いころの親や身近な人から受けたトラウマで承認欲求が異常に強くなってしまい、親だけでなく、友達や恋人など自分と関わる全ての人から「認められたい」と思っているのです。
「もっと私を見て」「私はこんなにすごいのよ」と存在感を見せることで、自分を認めさせようとしているのです。
原因④:生活全般にストレスを感じやすい
自己陶酔する人は、自分にも周りにも完璧を求めます。
そのため、普段の何気ない生活でもストレスを感じやすかったり慢性的にストレスを抱えています。
リラックスできずに常に緊張状態にあるため、過剰に安心や安全を求めようとし、強迫観念が強くなってもっと完璧であることを求めようとしてしまいます。
完璧でないと気が済まないので自己陶酔して自らを奮い立たせるのですが、それが余計にストレスとなってしまっていることに気付いていないという悪循環に陥っていることが原因です。
自己陶酔してしまう心理
自己陶酔する人は無意識のうちにそういう態度をとったり、そういう考え方になってしまっています。
それでは、自己陶酔してしまう人の心理にはどのようなものがあるのでしょうか。
- 自分が一番になりたい
- 自分が大好き
- 自分に都合よく解釈しようとする
- 他人をライバル視してしまう
- 見下すことで優越感を得たい
- 恥をかきたくない
以上6つの自己陶酔してしまう心理について、詳しくみていきましょう。
心理①:自分が一番になりたい
自己陶酔する人は、自分が何ごとにおいても常に一番になりたいと思っています。
努力せずして一番でありたいとも思っていますが、変にプライドが高いので、それを裏付けるためなら場合によってはそれなりに努力することや自分磨きをすることもあります。
常に一番になれるわけではないのですが、多少努力したことによって、一番になった気になって満足感を得ようとするのです。
心理②:自分が大好き
自己陶酔するのは、自分のことが大好きで自己愛が強く、自分と他人を比べたときは自然と自分を優先してしまいます。
また、自分の見た目も好きなので、鏡の前で自分に見とれたり、スマホでよく自撮りをします。
たとえば、体を動かすためではなく筋肉をつけるためにジムで体を鍛えているような人は、自分のことが好きという心理があって自己陶酔してしまっているように見えることがあります。
心理③:自分に都合よく解釈しようとする
自己陶酔する人には、他人に何か言われたり、自分が置かれている状況などさまざまなことを、自分にとって都合よく解釈しようとする心理があります。
「今日の服装、いつもと違うイメージだね」と言われたら迷わず「似合うんだ」「褒められた」と思います。
よく言えばプラス思考なのですが、皮肉を言われたり回りくどい言い方をされても言った人の真意に気付くことができないのです。
心理④:他人をライバル視してしまう
自己陶酔する人はプライドが高く、「他人に負けたくない」「勝って当たり前」と思いがちで、そのことから他人をライバル視してしまう心理があります。
相手は競うつもりはないのに、無意識のうちに「こいつには負けたくない」「こいつには勝っているはずだ」という意識が働いているのです。
心理⑤:見下すことで優越感を得たい
自己陶酔する人は、他人を見下すことで自分の優位性を確認し、優越感を得ようとする心理があります。
周りの人を自分より下に見て、他人を自分に従わせて支配者のようにふるまい、そんな自分に酔うのです。
しかし周りからすると決して尊敬して従っているわけではないので、裸の王様的な存在になってしまいます。
心理⑥:恥をかきたくない
自己陶酔する人は恥をかきたくない、良く見られたい気持ちが強く、常に素晴らしい自分であろうとする心理があります。
他人からの称賛を求めるため、相手にどう思われているかを気にする面もあります。
失敗することや恥をかくことを恐れる一方で見栄を張るので、言動と行動が一致しないことが多々あります。
自己陶酔してしまう人の改善法
上記したように、自己陶酔する人は人間関係がうまくいかない恐れがあります。
「自己陶酔しやすい」と思う人は、どのような方法で改善することができるのでしょうか。
- 自己反省をする
- 他人や周りへ感謝をする
- 客観的な視点を持つ
- たくさんの人と交流する
以上4つの自己陶酔してしまう人の改善点について、詳しくみていきましょう。
改善法①:自己反省をする
自己陶酔してしまう人は、日々自分の行動や言動を振り返ってみましょう。
人間は完ぺきではない、それはもちろん自分にも言えることだという謙虚な姿勢でいることを心掛けるようにするのです。
周りに人がいるときはついつい態度に出てしまうかもしれませんが、あとで冷静になって振り返ると「そういえばあの時の相手の反応、微妙だったかもしれないな」というような気づきがあるかもしれません。
そうすれば徐々に普段の行動や言動にも注意するようになります。
改善法②:他人や周りへ感謝をする
自己陶酔する人は、独りよがりで周りが見えていないので、周りに意識を向けること、目を配るようにしてみましょう。
そして、周りの人や自分が置かれている環境に感謝する気持ちを持つことで、自己陶酔しているような態度は自然と減っていきます。
改善法③:客観的な視点を持つ
自己陶酔する人は自己中心的な考え方をしたり、周りがどう思っているかを考えようとはしていません。
そこで、「もしこの自分の行動や言動を他人がしていたらどう思うか?」という客観的な視点で考えるようにします。
そうすると、違和感や不快感に気付くはずです。
「人の振り見て我が振り直せ」ということなのです。
改善法④:たくさんの人と交流する
自己陶酔する人には自分の理想の世界観があり、その自分の世界に閉じこもっているので、井の中の蛙状態となっています。
その状況を打破するためには、積極的にたくさんの人と交流することです。
中にはいろいろ意見する人がいたり、優しく諭してくれる人がいたり、はっきり言ってくる人もいるはずです。
そうすることで、内に向いていた意識が外に向くようになり、他人の意見を聞いてみよう、もっと周りのことも考えなければいけないということに気づくでしょう。
自己陶酔しやすい人との恋愛や結婚は大変?
恋愛の対象となる人や結婚相手は、自分が愛している人です。
「愛」とは、自分を犠牲にしてでも相手のことを一番に思う気持ちだと言えるでしょう。
でもその愛が相手ではなく自分に向いているのが自己陶酔している人の特徴です。
そのような人は、付き合ったり結婚したとしても、パートナーより自分のことを優先しようとします。
また、パートナーに嘘をついたり、浮気もしやすいと言えるでしょう。
「愛されるよりも愛したい」と思う人は自己陶酔する人とも付き合っていけると思いますが、「自分が相手を想うのと同じように愛してほしい」と思うのなら、付き合っていくことや結婚となると精神的に大変な思いをするかもしれません。
「結婚したら変わる」「子どもが生まれたら変わる」と思うかもしれませんが、育ってきた環境や性格は変えるのが難しいと思ったほうが賢明でしょう。
自己陶酔しやすい人への対処法
では、身近に自己陶酔しやすい人がいる場合は、ただ我慢するだけしかないのでしょうか。
しかし我慢しているだけだとずっとその関係は続いてしまうので、うまく対処する必要があるでしょう。
- 言い争いは避ける
- 嫉妬されないようにする
- 必要以上に関わらない
- おだてる、褒める
- 圧倒的に勝って見せる
- 好きな人なら「好き」という気持ちを伝えてあげる
以上6つの自己陶酔しやすい人への対処法について、詳しくみていきましょう。
対処法①:言い争いは避ける
自己陶酔する人はプライドが高く、自分が負けるとは思っていません。
たとえ正論であっても、世間的に見たら一般常識でも、自己陶酔する人にはその常識は通用しないと言っていいでしょう。
もし言い合いになったら相手は納得したり身を引くことはないので、言い合うだけ無駄です。
そうなる前に言い争いは避けるようにしたほうが無難です。
対処法②:嫉妬されないようにする
自己陶酔する人は相手の容姿や能力に憧れる一方で妬んでしまうという嫉妬深い性格をしているので、その嫉妬の対象にならないようにすることです。
通常であれば放っておけば勝手に自己陶酔しているだけなのですが、どうしても勝てない相手だとわかると負の感情が大きくなり、ターゲットにされてしまいます。
「たまたまだよ」「私なんてまだまだ」と謙遜しつつ、当たり障りないように対応してサッと身を引きましょう。
対処法③:必要以上に関わらない
自己陶酔する人とは、必要以上に関わらないようにすることです。
自己陶酔する人と直接かかわると面倒くさいところがありますが、遠目から見ているぶんには特に不満に思うことは無いはずです。
仕事や付き合いで関わらなければいけない時のみ関わるようにして、それ以外の時は話しかけたり一緒に行動しなければいいのです。
対処法④:おだてる、褒める
自己陶酔する人は、一定の評価をしてあげることで気が済んで満足するので、本当はそう思っていないとしてもおだてたり褒めたりしてあげましょう。
たとえば「昨日また街で声かけられちゃってさ」と言われたら、「へぇ!すごいねー!」と簡単に褒めて、流す程度のリアクションでも十分です。
このあともずっと自慢話が続くかもしれませんが、とにかく軽くでもいいので褒めながら受け流すようにすれば、トラブルにはならずにすみます。
イライラするかもしれませんが、「豚もおだてりゃ木に登る」と思っておけばいいのです。
対処法⑤:圧倒的に勝って見せる
自己陶酔する人に圧倒的に勝てる何かはありませんか?
たとえば仕事での営業成績であれば、相手が1のところをその3倍やって見せて、圧倒的な実力差があることを見せつけましょう。
そうすると、相手は心の中で「この人には勝てない」と負けを認め、その後は見下すような態度や自慢してくることがなくなり、積極的に関わってこなくなるでしょう。
対処法⑥:好きな人なら「好き」という気持ちを伝えてあげる
自己陶酔する人は心が満たされていなかったり、愛に飢えているから、自分自身を愛することで心を満たそうとする傾向があります。
もしその自己陶酔する人が、恋人や友だちとして仲よくしていきたい人ならば、「好き」という気持ちを伝えてあげましょう。
相手に認められている、好かれているということが実感できるようになれば、次第に心が満たされていき、自分を必要以上によく見せようとする気持ちは落ち着いてくるのです。
自己陶酔する人の6つの特徴!自分に酔っちゃう心理や原因は?のまとめ
自己陶酔する人は、何の理由もなく自意識過剰だったり自己中心的なわけではなく、そうなってしまった理由や複雑な心理状況があることがわかっていただけたかと思います。
それがわかっただけでも、ただ嫌悪感を抱くだけでなく、なんとかうまく対処してあげられたらと意識が変わったのならよかったのかもしれません。
しかし実際に関わっているとその場ではイラついてしまうこともあると思いますので、そんな時はうまく対処して、人間関係のトラブルにつながらないように気をつけましょう。
取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
メイク・コスメ、美容、ライフスタイル、ヘアスタイル、ファッション、ネイル、恋愛のテーマで、編集部が独自調査、または各分野のスペシャリストが監修した記事を毎日更新しています。いまの気持ちに1番フィットする情報で、明日を今日よりすばらしい日に。