人生がわかる「運命線」の種類を専門家が解説！右手の手相や運命線がない場合の意味とは

運命線とは

運命線は、手首付近から縦に向かって伸びる手相のことです。
運命線は、その言葉通りその人の運命や人生の目標、仕事運などが分かるとされます。

運命線はよく知られた手相の種類ですが、知能線と感情線、生命線と合わせて4大基本線の一つ。
運命線は、その人の仕事に関しての出来事やイベントを特に反映しているようです。

人は働くことで生活の基盤がつくられ、その人自身の人格や人間性もつくられていくもの。
そのため、運命線の形状や長さは、その人の働き方や社会への貢献度を反映している場合が少なくないのです。
運命線は手相の中でも最も良く変化する線だとされるので、よくよく観察して判断することが大切なのです。

運命線の年齢の見方

手相には『流年法』といって、運命が変化しやすい、ターニングポイントになる年齢を占う方法があります。
流年法では、まず手首線上を0歳、中指の付け根の線を100歳として考えます。

そして、その長さを2等分して、ちょうど半分のところが30歳となります（半分だから50歳というわけではありません）。
ちなみに、手首線が複数ある人は、一番太くてはっきりしている線を基準にしてください。

次に、2等分したところをさらに2等分して、手首線～中指の付け根線の長さを4等分にします。
手首線と30歳の点の中間が21歳になり、中指の付け根線と30歳の点の中間が52歳になります。

最後に、知能線と交差する点が35歳、感情線と交差する点が56歳になります。

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脇田尚揮

右手と左手の運命線が意味すること

左手（左利きの場合は右手）の運命線は、前世や精神等の生まれ持った性質を表すとされます。
そのため、自分の内面・やりがいを表し、周囲がどうであろうと自分が確固として持っている軸を意味します。

一方で右手（左利きの場合は左手）の運命線は、外からの見られ方や社会的境遇を表しています。
そのため、右手の運命線は社会的に見てどのような人生を歩んでいるのかを暗示しているとされます。

運命線の種類24選

①運命線が濃い/薄い

運命線が濃ければ濃いほど仕事運が強く良い状態であるケースが多く、薄ければ薄いほど仕事へのモチベーションが低く、仕事運は低迷気味の可能性が高いでしょう。
次に見るのは運命線が最も濃い時期はどこか？これによって仕事運のピークがわかります。

また、ほぼ運命線がないという手相を持つ人もいます。
それは、仕事運のピークの前に現状の仕事運自体がまだ未確定で、「仕事運が弱い状態」or「仕事運が未知数」であると判断します。
ただし、運命線はとても変わりやすい線の一つですので、今はなくとも将来的に濃い運命線が出てくることも十分に考えられます。

②運命線が長い/短い

運命線の長さが7センチ以上と長いなら、自立心が強く早くから目標を定めて、長期的に社会と関わっていくタイプであると言えます。
長い運命線を持つ人は、しっかりとした「軸」を持っており、発言や行動に一貫性があり人生のブレが少ない人でしょう。

一方で、運命線の長さが3㎝未満と短い場合は、生涯仕事にのめり込むと言うタイプではなく、ある一時期だけ集中して働き稼いだりして、あとの時間は流れに身を任す感じになる傾向があります。
また、社会とは少し距離を置いて独自のスタイルで生きる人にも、運命線が短い場合が多いようです。

③運命線が生命線の内側から伸びる

運命線が生命線の内側からスタートし伸びている手相は、自分よりも社会的地位が高い人や経済力のある人、または才能がある人に気に入られて、恩恵を受けることを意味します。
しっとりとした魅力を持っており、力のある人から愛されて、物質的にも恵まれた生活を送るでしょう。

また、この相はパートナーを出世させる相とも言われていて、この相の持ち主は、相手によっては「手放したくない」と思われ、重要なポジションに抜擢されることも。

④運命線が生命線の途中から伸びる

運命線が生命線から伸びる場合、自立心が強い人を表します。
他人の援助や協力に頼らず、本人の努力で運を切り開くことを表します。
生命線の途中から伸びている場合、幼い頃から自立心が強く、何事にも精一杯努力する人が多いでしょう。

また、運命線がまっすぐに伸びる場合、本人の努力や才能を活かして運を切り開くことを表します。
協力が得られず、困難があってもひとりで判断したり、行動したりして乗り越えていけるはず。

⑤運命線が生命線に沿って伸びる

手首の中央からまっすぐに、生命線に触れずに伸びる運命線は、家族や両親に十分に愛されて、恵まれた環境下で育ってきたことを意味します。
この運命線が感情線を越えて、中指の下まで到達していれば、親の恩恵を受けて中年以降も順調に運に恵まれる暗示でしょう。

そのため、パートナーにも惜しみなく愛を注いで、お互い幸せに向かっていけるあげまんだと言えます。
財産を譲られる暗示もあるので、お金にも困らないでしょう。

⑥運命線が感情線から伸びる

感情線から運命線がスタートしている手相の持ち主は、社会的に見てかなり遅咲きの大器晩成型だと言えますが、一歩一歩成功を手にすることが出来るタイプです。
運命線は、1本だけではなく複数の線が出ていることも多い線ですが、もし他にも運命線があって手の下部や知能線、感情線で止まっていたとしても、感情線やその上からスタートする別の運命線があれば56歳以降の晩年でも、さらにひと花咲かせることができるでしょう。

⑦運命線が感情線で止まる

感情線で止まる運命線の持ち主は情にもろく気が弱いことを示しており、自分のことは比較的ルーズだったり後回しなのに、人のためや周囲のために一生懸命に尽くす傾向にあるようです。
その結果、周りの人のために自分が損をしてしまうことも少なくありません。

忙しく働いたわりに金銭的に報われず金回りに苦労したり、人にお金を貸して大金を失うことになったりするパターンに陥る恐れがあるため、気をつけるようにしましょう。

⑧運命線が頭脳線から伸びる

知能線から運命線が伸びている人は、35歳頃から仕事が認められ開花・開運していくタイプ。
または、35歳頃から仕事に対する責任感や目的意識、目標がしっかりしてきた場合も、知能線から運命線がでてきます。

それ以前の運命線がなく、知能線から運命線がでてきた人は、子どもの頃や20代では目立つ存在では無かったのに、35歳頃からそれまでの経験が才能や能力を引き出し、本領発揮し始める可能性も高いでしょう。

⑨運命線が頭脳線で止まる

運命線がちょうど知能線で止まっている場合は、仕事上のトラブルや問題、人生上のトラブルなどの発生を暗示しています。
中傷や妨害、リストラ、解雇、倒産など仕事上の様々なトラブルを示しています。

精神面の乱れや中傷や妨害による挫折などのスランプ、相手の問題やミスによりトラブルに巻き込まれるなどを表している可能性も。
この手相を持っている場合は、謙虚な気持ちを持ち、誘惑や目先の欲などにとらわれないなど、身を慎み身辺を正すように心がけましょう。
そうすることによって、災難を脱することができたり、トラブルを未然に防ぐことが出来るでしょう。

⑩運命線が小指側から伸びる

手のひらの小指側の下の方のふくらみのある部分を「月丘」といいます。
この月丘から中指に向かって、伸びて行く運命線のある人は、自分の周囲の人たちの協力や援助によって盛り立てられ、開運していくタイプの運命の持ち主です。

この線が途中で途切れず、はっきりときれいな線であればあるほど、多くの人たちに助けられて人生の運を開いていくでしょう。
また、たとえ途中で途切れていても、その先に線が伸びていればそこから大きな転機を迎えるという暗示です。

⑪運命線が手首の真ん中から伸びる

運命線は、下の方からスタートしているほど、若いころから活躍できる可能性が高いと言えます。
手首線から運命線が伸びている手相の場合は、かなり若いうちから頭角を現すタイプだと言えます。

かなり強い運の持ち主でしょう。
ただ、手首から出ている運命線が、中指まで到達する前に手のひらの途中で切れている場合は、若いころの成功が晩年まで持続しにくい手相。
しかし、感情線を越えていたり、たとえ途中で切れていたとしても中指下まで伸びる別の運命線があるなら、大きな活躍が期待できる相です。

⑫運命線が手のひらの中心辺りから伸びる

運命線が手のひらの中央辺りから伸びている人の場合、若いときは自分の定職や天職を見つけられず、ふらふらしたフリーターのような立場になってしまいがち。
しかし、30歳を過ぎた頃から社会人としての自覚が芽生え、仕事に意欲的になっていく傾向に。

それと同時に活躍の場も広がり、チャンスも増えていくでしょう。
この手相の持ち主は、何はともあれ自分の可能性を信じることが大切です。自分の才覚によって道が開けるタイプでしょう。

⑬運命線が二股に枝分かれしている

運命線が先端に分かれている場合は、運命線の先端がどこまで伸びているかによって運勢が変わります。
まず運命線の先端が、中指まで入り込んでから枝分かれてしていれば、人生の途中で苦しい障害に見舞われる危険性があります。

そのような事態を避けるためにも、老後のお金を貯めたり、普段から周囲に優しくしましょう。
また、運命線の先端が中指手前で枝分かれしている場合は、晩年に苦労する事を表しています。
そのため定年退職する前にリストラされたり、熟年離婚したりする危険性があるので手を抜かずに努力を重ねる必要があります。

⑭運命線が途中で途切れている

運命線が切れていると聞くと不運なように感じるかもしれませんが、切れること自体は問題ありません。
これは、人生が切り替わるタイミングであるということを示しています。

わかりやすくいうと転機のタイミングになります。
運命線が切れて、再出発しているような（複数の運命線が立ち上るような）手相の持ち主は、さまざまな仕事にチャレンジすることに向いています。

マルチな才能を発揮して活躍の場を変えていく場合も少なくありません。
ちなみに、芸能人は途切れた運命線を持っている人が多いとされます。

⑮運命線が2本ある

くっきりとした運命線が、二本ある相を「二重運命線」と言います。
運命線が二本ある人で、どの線も力強い場合は、複数の才能を持っていたり、多方面で活躍できる手相です。

しかし、両方とも薄かったり乱れていたら迷いが多く、何度も転職を繰り返すなど天職を見つけるまでに回り道をする傾向があります。
そのため、おのずと生活も不安定になりがちに。

なお、力強くくっきりとした運命線が1本だけスッと伸びているなら、一貫性のある性格で１つの仕事を極めるプロフェッショナルの手相となります。

⑯2本の運命線が交差している

二本の運命線が交差している場合は、交差する点で人生に大きな影響を与える人との出会いが期待できそうです。
その相手は、仕事やビジネスのメンターだったり、パートナーだったり、結婚相手だったりするでしょう。

ほとんど人にとって、人生における転機というのは、人との出会いから生まれることが多いとされます。
そのため、運命線が交わる時期というのは、人生の大きな転機いなる可能が高いようです。
そのため、出会いの場に行ってみたり、何か新しい趣味や習い事を始めてみるのも良いかもしれません。

⑰運命線が蛇行している

蛇行している運命線（蛇行している部分）は、上手く運命が回っていない状況を示しています。
色々と苦労があったり、回り道をしている時期であったり、迷っている時期だとされます。

ただし、トラブルが起こるのではなく、自分のことが後回しとなったり、他のことに時間や気持ちを割かなければならないタイミングである場合も。
そのため、蛇行しているからといって一概に悪い相だとは言えません。
修行が大事な時期であったり、自分以外の人のために時間を使うことが必要な時期とも取れるのです。

⑱運命線が鎖状

運命線が鎖状になっている手相の場合、主に仕事面での不運が起こることを暗示しています。
仕事運が低下している状態なので、予期できないトラブルに見舞われたり、リストラ、転職の失敗などが考えられます。

運命線に鎖状の手相が出ている、または島がいくつもできている場合は、とにかく無理をしないようにしましょう。
もしもこの相が出ていたら、強引な仕事の進め方をするのはNGなので、状況を見計らい、場合によっては撤退する勇気も持つようにしましょう。

⑲運命線にフィッシュがある

運命線は仕事運や社会的な運勢を表す線なので、“フィッシュ”が現れていれば運命線にプラスの要素が加わることとなり、幸運が近づいている兆しとなります。
仕事で評価されたり、昇進のチャンスに恵まれたりと、あなたのステータスが上がるチャンスがやってくるでしょう。

この場合は、「前に進んでもOK」というサインなので、やりたいことがあるなら思い切って挑戦してみましょう。
きっとうまく行くはずです。

⑳運命線に島がある

手相において“島”は、手のひらのどの場所にあってもあまり良くない暗示となり、丘や手のひらの線にマイナスの意味を与えます。
思わぬ落とし穴が待っていたり、ぬかるみに足を取られたりして、そこから抜け出すのに苦労するかもしれません。

運命線に島紋がある場合も例外ではなく、せっかくいい運気がやってきても、吉運を半減させてしまうのです。
そんなときは、周囲に尽くしていい運気を呼びこむようにしましょう。
 

㉑運命線に格子紋(グリル)がある

運命線に、“格子紋（グリル）”が出ている人は、他者とは違った発想やアイディアを出せるタイプだと言えます。
しかも、熟慮するのではなく、あるとき突然インスピレーションが湧いてくる、という感覚を覚えるでしょう。

ある意味、直観力に優れているとも言えます。
また、格子紋からさらに１本の（太陽）線が長く出ていると、それらのアイディアが形となって、人気を呼んで成功をおさめると言えます。

㉒運命線上に十文字がある

運命線の上に“十字紋（クロスマーク）”がある場合は、現状の恋愛や結婚の行き詰まりをあらわします。
場合によっては、離婚の危機を暗示しているため気をつけましょう。

また、過去の恋愛が足をひっぱり、前向きな気持ちを邪魔しているときにも現れやすいとされます。
過去の出来事にこだわりすぎず、自分に自信をもってポジティブに考えることが大切です。
執着を捨てると、次第に消えてなくなるでしょう。

㉓運命線が細かく切れている

運命線が細かく切れ切れになっている手相の持ち主は、様々な選択肢にふれて視野を広める事が人生のテーマになっています。
しかしその反面、人生の目標が定まらないケースも少なくありません。
そのため、自分は意志が弱いという悩みを抱えやすいと言えます。

ただその実、目的を定めて突き進む人よりも広い視野を持っている人が多いと言えます。
そのため、エネルギッシュで自我を強く持っている人と組むことで、人生が上手くいく場合も。

㉔運命線がない

運命線が無い人や、あっても判別できないほど線が薄い人は、社会との関わり合いが薄く依存的になりやすい性格の人が多いでしょう。
運命線が無い人や薄い人には、社会的で成功することよりも、別のことに興味があるタイプが多いようです。

仕事よりも趣味人として生きたいと願っていたり、そもそも働く必要がなかったりと、お金儲けや俗世とは無縁な世界で生きることを望む無欲なタイプであることも。
そのため、運命線がなくてもさほど問題はありません。

運命線は人生・運命を示す手相

“運命線“は、その人の人生や運命を刻む線です。
しかし、中には運命線がない人もいて、それは自分自身が責任のある社会活動に携わっていないということを意味します。
そのため、年齢が若いほど運命線が薄いことが多く、人生経験を積むにつれて運命線が現れるようになるでしょう。
ある意味、運命線はあなたが生きてきた“人生の証”だと言えるのかもしれません。