
ナシ婚の理由とは?メリット・デメリットや最低限すべきこと
皆さんはナシ婚という、言葉を聞いたことがありますか? この記事では、男女200人を対象に「ナシ婚の割合」「ナシ婚にした理由」などをアンケート! 以前は結婚が決まったら挙式や披露宴をするのが常識でしたが、近年ではナシ婚ですませてしまう、カップルも見かけるようになりましたね。 ナシ婚にするカップルの事情は、それぞれ異なりますが、ポイントを抑えてトラブルを避けましょう。
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「ナシ婚」とは?
ナシ婚は経済的な負担を減らしたい、披露宴が面倒などの理由から、結婚式を挙げずに入籍のみ行うことを指します。
結婚式に対する考え方は人それぞれですが、挙式の必要性がないと感じたカップルは披露宴を行わず、報告だけで済ませてしまいます。
昔は結婚が決まったら、結納を済ませて披露宴まできちんと行うのが主流でしたが、時代の変化に伴い、会員制の結婚パーティーやフォトウェディングなど結婚式のスタイルも多様化しています。
ナシ婚でも二人が幸せで、両親が納得しているのであれば、形式にこだわる必要はないと言えるでしょう。
既婚男女200人にアンケート!ナシ婚の割合と理由
ナシ婚が徐々に増えてきていますが、なぜナシ婚を選んだのでしょうか?
まずは既婚男女200人に、ナシ婚だったどうか聞きました!
Q.あなたはナシ婚でしたか?
約3割の人がナシ婚だったと回答!
およそ3人に1人が、ナシ婚を選択したようです。
では、男女どちらがナシ婚にしようと言い始めたのでしょうか?
男女200人に、結婚式をあげないことを言い出したのはどちらだったのか聞きました!
Q.結婚式を挙げないことを言い出したのはどっち?
夫婦のどちらもナシ婚にしようと言い出した割合が、約6割と1番高くなりました!
男女のどちらも「あげなくていい」という考えで一致した人が多いようです。
結婚式に憧れる女性は多そうですが、意外に妻から言い出した人も多いんですね。
続いて、ナシ婚にした理由を教えてもらいました!
既婚男女200人に調査!ナシ婚を選んだワケ
男女ともにナシ婚を選ぶカップルが多くなっている近年。
なぜ、ナシ婚を選ぶ方が増えているのでしょうか。
そこで、既婚男女200人にナシ婚を選んだ理由を聞きました!
Q.ナシ婚にした理由を教えて
男性のコメント
結婚式はお金がかかるものです。一緒に挙げるのではなく挙げてあげたいという意見をよく聞きます。一緒に結婚式を挙げたいという考えではなく妻の為に結婚式を挙げるというのなら違うところにお金をつかえばよいと思うし、結婚式を挙げなくても夫婦であることには変わりないと思います。 (36歳)
晩婚だったので、結婚式をあげることに抵抗があった。結婚式をあげなくても、とても幸せだった。 (38歳)
友達が少ないので呼べる人がほとんどいなかったからです。(32歳)
お金がかかりすぎる。お金は結婚生活や出産、子育てに使うべきだと意見が一致した。(37歳)
金銭面で多額の費用がかかってしまう為、写真だけ撮りました。(34歳)
女性のコメント
できちゃった結婚だってので、お金もなくナシ婚にしました。(30歳)
周りと比べて晩婚でしたし今更感があったので、結婚式は挙げたくなかったです。(38歳)
結婚式をあげるお金があれば、生活の基盤を整えることに使いたかったためです。 (34歳)
結婚式は当然挙げるつもりで、結婚前に何度かブライダルフェアにも参加しました。しかしいざ結婚したら、両家の関係が上手くいかず、結婚式の話が立ち消えになってしまいました。(29歳)
お金があまりなかったので、入籍だけ済まして入籍して1年の記念にウェディング写真を撮りました。(34歳)
男女ともに多くの方が、金銭面でナシ婚を選んだようです。
結婚式にお金をかけるのであれば、他のことをしたい・生活費にしたい・貯金をしたいなどの意見がありましたね。
無理をせず、現実に目を向けて計画をしているのでしょう。
また、晩婚で結婚式をしたくなかった・友達がいないなどの意見も。
しかし、ウェディング撮影をしている方は、ナシ婚の中にも少なくないようですね。
ナシ婚の理由
では、ナシ婚の理由には、どのようなものがあるのか、みていきましょう。
- 金銭的な問題
- 他のことにお金を使いたい
- 妊娠した
続いて、ナシ婚の理由について詳しく説明します。
理由①:金銭的な問題
仕事をしても収入が少なく、披露宴を挙げるための費用が不足しているのも、ナシ婚の理由になります。
特に独り暮らしをしている人は、毎月のお給料から家賃や食費、光熱費、交際費などいろいろお金がかかり、貯金することができません。
結婚式を挙げたくても、挙式にかかるお金が高すぎて、貯金額が目標に達してないのも理由と言えます。
理由②:他のことにお金を使いたい
豪華な披露宴を希望する場合は、かなりの金額がかかります。
盛大でなくても、一生に一度の結婚式だから人並みに挙げたいと思っても、お金はかかるものです。
結婚式に関する価値観がお互い同じであれば、ナシ婚にして他のことにお金を費やしたいと考えるのも理由のひとつになります。
新婚生活にかかる家電製品や家具類などを、揃えるだけでも大金が飛んでいきますよね。
挙式を挙げる分を、ハネムーンにお金をかけるなど、別の目的に使いたいと思っています。
理由③:妊娠した
同棲をして相性を確認してから、結婚を決めるカップルがいますが、同棲中に妊娠をしてしまい、ナシ婚を選択する人もいます。
妊娠すると体調が不安定になり、挙式を挙げるのが難しい状況になったり、お金の準備ができない関係から披露宴が挙げられず、ナシ婚にするカップルも。
妊娠して焦って式場を決めても、予約が取れない、費用が貯まっていない、式が妊娠後期と重なり諦めざるを得ないこともあり得ます。
妊娠してから、駆け込みで結婚式を挙げようとしても、妊娠周期のタイミングや準備の負担を考えてナシ婚にするのも理由と言えるでしょう。
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ナシ婚のメリット
では、ナシ婚のメリットにはどういったものがあるのかみていきます。
- 経済的な負担が少ない
- 面倒な準備をしなくて済む
- 招待客に悩まない
- ゲストへの負担が減る
続いて、ナシ婚のメリットについて、それぞれ詳しく説明します。
メリット①:経済的な負担が少ない
披露宴は人数や内容により、金額が異なりますが、かなりの大金が出ていくものです。
最初は節約して、費用を抑えようと努力しても心変わりで高くつくことも。
ナシ婚は披露宴にお金をかける必要がなく、新居費用に使えたり貯蓄にまわして、将来のマイホームなど有効にお金を使うことができます。
メリット②:面倒な準備をしなくて済む
ナシ婚は煩わしい準備や打ち合わせがないので、精神的な負担が少ないのが良い点です。
結婚が決まると、式場選びやドレス、食事の内容、音楽など決めることがたくさんありますよね。
価値観が同じ二人なら、スムーズに決まりますが違う場合、意見が分かれて喧嘩に発展する可能性もあります。
結婚式が近くなると、打ち合わせの回数が多くなり、負担に感じる人も少なくありません。
メリット③:招待客に悩まない
披露宴に誰を招待するかは、新郎新婦にとって悩むところです。
両家の親族や会社の上司や先輩、同僚、お互いの友達など「あの人も呼びたい」と思った時は、予想をはるかに超える人数になることもあるでしょう。
職場恋愛で結婚に至り、共通の友達がいるなら人数を抑えることができますが、違う場合は招待客を選定する必要があります。
更に席次表など作るのも、大変な作業になり、招待ゲストや席順を巡り、喧嘩するカップルも出てきます。
ナシ婚ならゲストに悩まずにすむので、喧嘩することなく平穏に入籍ができます。
メリット④: ゲストへの負担が減る
結婚式の招待状が届いたら、ご祝儀やパーティードレスの準備など、装いを考える必要が出てきます。
親しい友達の結婚式なら、2万円~3万円は用意しなければなりません。
時期によっては、週末ごとに結婚式に呼ばれて、生活費を圧迫することもありますね。
招待客に祝儀など余計な心配を、かけないのはメリットと言えるのではないでしょうか。
ナシ婚のデメリット
では、ナシ婚のデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
- 変化がない
- 報告が大変
- 感謝の気持ちが伝わりにくい
- 離婚率が高くなる
続いて、式を挙げるのデメリットについて、詳しく説明します。
デメリット①:変化がない
挙式を挙げて皆の前で誓うことで、夫婦になったという思いでスタートできますが、ナシ婚では同棲生活の延長で変化が少ないため、結婚した実感が湧きません。
新生活の実感がないため、マンネリ化が続き夫婦の仲も怪しくなることがあります。
結婚式を挙げることで恋愛と結婚に区切りがつき、新たな気持ちになり新鮮さが蘇ってきます。
デメリット②: 報告が大変
ナシ婚は挙式を行わないため、両親や親戚、会社関係など個別に報告をする必要があります。
挙式を挙げれば、家族や会社の重要な人も出席しているので、いっぺんに報告できますが、ナシ婚の場合、各所に訪問する必要性があり、面倒なのがデメリットと言えるでしょう。
デメリット③:感謝の気持ちが伝わりにくい
結婚式は自分たちのほかに、育ててくれた両親やお世話になった親族などに感謝の気持ちを述べる場でもあります。
式を挙げることで、成長した自分をお披露目することができたり、式の終盤には両親に対して、手紙を読むシーンもあるので、感謝の言葉を言う機会に恵まれます。
ナシ婚の場合、改めて親に気持ちを伝える機会がなく、お礼を言うタイミングがつかめません。
感謝の気持ちを言葉にしたくても、面と向かうと照れてしまいチャンスを逃してしまいます。
デメリット④:離婚率が高くなる
挙式を挙げたカップルと比較すると、ナシ婚は離婚する確率が高いと言われています。
時間や費用をかけて、結婚式を挙げたことや、親族や会社の上司の面目もあり、離婚だけでは避けようと思うのが理由となります。
ナシ婚は大きなお金が動いたわけではなく、入籍や報告だけで済んでしまうので、結婚に対する考え方からすぐに離婚してしまうようですね。
ナシ婚でも最低限すべきこと
では、ナシ婚でも最低限すべきことは、どのようなことなのでしょうか。
- 結婚報告
- 食事会を開く
- 写真を撮る
- 結婚指輪を購入する
続いて、ナシ婚でも最低限すべきことについて、詳しく説明します。
すべきこと①:結婚報告
本人同士がナシ婚にするのは構いませんが、結婚したことを家族や会社、友人などにきちんと報告するのが大人のマナーです。
両親や会社の上司というような、お世話になった大切な人には直接出向いて報告した方が印象が良いですね。
友人や会社の同僚、先輩にはハガキやメールで送ったり、電話で伝えるようにします。
内容には結婚したこと、新住所、旧姓、メッセージを書いて送るようにします。
ハガキやメールなら電話で報告する手間が省け、時間の節約に繋がります。
写真付きのハガキなら、どんな相手と結婚したのか一目見て分かりますが、ドレス姿でなくても、仲良く二人の姿が写っているものを選び、印刷しましょう。
すべきこと②:食事会を開く
結婚したことを家族や親族に報告しても、お互いの親族の顔を知ることは、今後の結婚生活において重要なことです。
結婚すると冠婚葬祭に出席する機会が増えますが、顔を合わせても知らないではすまされないですし、お互いの親族が気まずい思いをする可能性が出てきます。
食事会を開催して、親族紹介をしておけば、結婚後の付き合いがスムーズになりトラブルを回避できます。
すべきこと③:写真を撮る
赤ちゃんが産まれて、子供が成長した時に「ママの花嫁姿がみたい」と言われることがあります。
結婚式は高額になりますが、レンタルドレスで写真を撮るだけなら、それほど高額になることはありません。
入籍した当時にお金がなくても、コツコツ貯金してある程度貯まったら、記念に写真を撮るようにすると良いですね。
二人だけで写真を撮るだけでも、気持ちが違いますし、ウェディングドレスを着る機会にも恵まれます。
すべきこと④:結婚指輪を購入する
ナシ婚にするカップルの場合、金銭的に余裕がなかったり、ゲストの祝儀への配慮などさまざまな理由があります。
経済的に辛い状況でも、結婚した証として結婚指輪は必ず購入しましょう。
高額な物でなくても、予算内で納まるような指輪で良いので、購入するようにします。
指輪があれば両親も安心しますし、式を挙げなくても結婚したという実感が多少は湧いてくるものです。
相手別!ナシ婚で結婚報告をしないことで起こるトラブル
親戚
結婚は本人同士以外にも、両家の親や親族なども関わってきます。
本人たちがナシ婚でも良いと納得しても、親や親戚によっては、不快な思いを抱く人もいます。
挙式をしないうえ、結婚報告をしない場合、何らかの機会に顔を合わせた時、知らない人と認識して付き合いがスムーズにいかなくなります。
特に両親くらいの世代の方々は、結婚式をするのが当然と言う人が多いので、「何で結婚式を挙げないの?」と、対立する恐れがあります。
親戚にはナシ婚の理由を伝えたうえで、報告するとトラブルを避けられます。
友人
仲の良い友達に結婚報告を怠ると、後からトラブルになります。
友達なら日頃から電話やLINEで会話をしているので気軽に報告ができますよね。
何も言わずそのまま付き合い、他の誰かから結婚した事実を知らされるとショックです。
友達なら「おめでとう」の一言を言って、ささやかなプレゼントをしたいと思うはずです。
タイミングを逃がしたり、また本人の口から報告がなかったことで、本当に友達なの?と疑問を抱くようになり、友達関係がぎくしゃくしてしまいます。
職場
職場の上司や先輩、同僚とは毎日顔を合わせますよね。
女性は結婚により、性が変わるのがほとんどですが、ある日突然、姓が変わっていたらどう思うでしょうか?
また、結婚報告はマナーですし、成人してもマナーを知らないと思われ、不信感を抱き仕事にも影響する恐れが出てきます。
お世話になった上司や先輩なら、面目が潰れたり「何で報告してくれなかったんだ」と、嫌味を言われることもあります。
仕事以外でも結婚により氏名が変わると、書類関係で訂正する部分があり、後から面倒になることがあります。
ナシ婚派のカップルにおすすめの結婚イベント
では、ナシ婚派のカップルにおすすめの結婚イベントについて紹介します。
おすすめ①:リゾート婚
海外・国内好きなリゾート地で、二人だけでの結婚式が実現可能です。
披露宴にお金を使うなら海外旅行を兼ねて、結婚式を挙げようというカップルもいます。
二人だけなら招待客に悩まず、気軽に挙式が挙げられますし、結婚式の姿を写真を撮り、後からハガキに印刷して報告すれば簡単ですね。
リゾート婚なら、二人だけで挙式を挙げても不思議ではないですし、自分達の費用だけですむので、低額に抑えることができます。
おすすめ②:会費制のパーティー
ご祝儀ではなく会費を集めて行うパーティーなので、ゲストの負担は軽くなります。
披露宴に招待された場合、2万円~3万円が平均的なご祝儀ですが、会員制なら1万円~なのでゲストも安心ですね。
親しい人のみで行うことが多く、和やかな雰囲気でできるのがおすすめのポイントです。
挙式を挙げるより安く、準備が楽で引き出物など面倒な物が省略できます。
おすすめ③:フォトウェディング
招待客を選ぶのが面倒、式の準備、費用が不足しているなどの理油から挙式が挙げられない時は、記念に写真を残すのも良いでしょう。
スタジオで花嫁・花婿姿の写真を撮るだけなので、手間はかかりませんし、準備も必要ありません。
スタジオ内にある好きなドレスを選んで、写真撮影するだけで記念に残すことができます。
挙式の費用がなくても写真だけなら低額ですむので、負担が少ないでしょう。
おすすめ④:定額制のウェディング
人数に合わせたプランで、比較的安く挙式ができます。
チャペルやドレス、アクセサリー類、食事、ドリンクなど必要なものがパッケージとなっているので、予算に合わせて結婚式が挙げられます。
ホテルでの挙式は前払いが基本ですが、定額制の場合、ご祝儀で支払いが可能となっています。
式を挙げたいけど、予算的に厳しいカップルは、後払いが可能な定額プランを選ぶのも良いでしょう。
ナシ婚の理由やメリット・デメリットのまとめ
結婚式にはさまざまなスタイルがありますが、結婚式を挙げないという選択もあります。
結婚に関する価値観は人それぞれですが、お互いがナシ婚で良くても大人として報告は忘れずに行いましょう。
幸せな気分に浮かれてしまうと、大切なことを忘れがちなので、入籍と同時に報告すると良いですね。
余裕ができた時は、簡単な挙式を挙げると、生涯の思い出となります。
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