アラフォーとは何歳から?あるある&人生で考えるべき5つのこと
「アラフォー」と言う言葉は、日常的にも使われる言葉です。 しかし、正確には何歳から何歳までのことを指すのか曖昧な部分もあるでしょう。 そこで、アラフォーの意味、世間でアラフォーと呼ばれる人はどういうイメージなのか、また、アラフォーだからこそうなずけるあるある、アラフォーになった時に考えるべき事を見ていきましょう。
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「アラフォー」とは?
意味
英語で"around forty"の略語と言われていますが、正確な英語は"around the age of 40"となります。
アラフォーと言っても明確な定義はなく、40歳前後という曖昧な表現になっています。
40歳を基準にしてプラスマイナス3歳と考える人ならば、37歳以上43歳以下になりますし、プラスマイナス5歳と考える人であれば35歳以上44歳以下となるでしょう。
すなわち、人によって多少の認識は異なると言う事です。
元々、年齢を具体的に出さないように伝える手法として使われ始めたので間違いではないでしょう。
語源
「アラフォー」と言う言葉は「アラサー」と言う言葉よりも後にできた言葉です。
始めは2005年11月に創刊された「GISELe(ジゼル)」という女性雑誌が使い始めたと言われています。
これは、はっきりと年齢を出さずに年齢を表現する方法として作られた言葉です。
そこから、アラサー同じように"around forty"ということでアラフォーという言葉も派生しました。
その頃、TBS系列で放送されたドラマで「Around 40~注文の多いオンナたち~」というものがあり、アラフォーと言う言葉が一気に認知されました。
アラフォーとは何歳から何歳まで?
元々曖昧な表現として使われているので、それぞれ個人の認識により違ってきます。
中には40歳を基準にして±3歳と考える人、±5歳と考える人もいれば、四捨五入して40歳になる人という認識の人もいるようです。
しかし、そうなると35歳もアラフォーになってしまいますが、世間では35歳はアラサーに入ると考えている人が多く、特に女性はできるだけ若いところに入りたいと思っています。
そのため、45歳はアラフォーかアラフィフかと尋ねると「アラフォー」と答える人が多いのでしょう。
さすがにアラフィフでは50歳前後となるので、それならば45歳と答えたいのが当然かもしれません。
アラフォー女性の特徴
アラフォーの女性とはどういう人たちなのかを見ていきます。
- 既婚と未婚で悩む
- 友達同士の生活スタイルに違い
- 理想より現実
- 充実した生活
- 次の人生の準備
具体的に見ていきましょう。
特徴①:既婚と未婚で悩む
35歳を過ぎると既婚者も多くなってきます。
そのため、独身の女性は結婚に焦り出す年齢でもあるでしょう。
また、出産年齢は40歳くらいまでと言われており、アラフォー女性とは、このタイムリミットと戦っている人が多いのが特徴です。
また、アラフォーになって、結婚という選択肢を選ばないと決めてしまう女性もいることでしょう。
つまり、人生の大きな岐路に立つのがアラフォーです。
そして、既婚者と未婚者では大きく人生も違ってくるので、友人との付き合いもガラリと変わる年齢でしょう。
特徴②:友達同士の生活スタイルに違い
既婚者と未婚者に別れてしまうアラフォー。
それによって、生活スタイルも二分することでしょう。
家族単位で過ごす人、一人で過ごす人など、全く違った環境になります。
既婚者で子供がいれば、子供もそろそろ成人しつつあり、手が離れる時期でもあるでしょう。
しかし、独身ならば、仕事に没頭して会社での地位も確立しはじめています。
また、アラフォーになるとその先の事も色々考えるので、ファミリーと独身では生活の認識も違うでしょう。
独身は一人身の生活を考え始め、既婚者は夫婦二人になった時の生活を考え始めます。
特徴③:理想より現実
20代や30代くらいまでは様々な理想を抱いていましたが、アラフォーになると現実を見るようになるでしょう。
夢や理想では生活できないと考えるからです。
既婚者であれば理想の結婚生活とズレがあることは認識していますし、独身ならば結婚を夢見ていても、白馬の王子様は現れないと気付きます。
そのため、そこで、夢や理想がある人は、それを現実にするために何をしたらよいかを考えて実行していきます。
結婚したい人は、婚活に励み、仕事に復帰したい人は復帰できるように資格の勉強などを始めるでしょう。
特徴④:充実した生活
アラフォーになると生活の基盤が出来ている人も多く、充実した生活を送っています。
子供もある程度の年齢になり自分の時間が出来てきたり、仕事をしていた人も余裕が出来てきたりしているでしょう。
そのため、新しい趣味を始めたり、友達と旅行に出掛けたりと、自分の時間を謳歌しています。
精神的にも充実している人が多く、生き方に自信を持っている人もたくさんいるでしょう。
特徴⑤:次の人生の準備
アラフォーなるとその先の人生について考え始めています。
子供が独立した後の夫婦生活や老後の備えなど具体的に考え始めるでしょう。
また、体力や気力の衰えも感じ始めるアラフォー。
それらのケアについても考え始めます。
病気リスクや美容について、様々なケアの仕方を取り入れたり、情報を集めて友達同士でシェアしたりと、アンチエイジングに勤しむ人も出てきます。
アラフォー女性の結婚やお金事情とは?
独身率
内閣府の発表では、2015年で30~34歳で、男性はおよそ2人に1人(47.1%)、女性はおよそ3人に1人(34.6%)が未婚となっています。
アラフォーと言われる世代の35~39歳は、男性はおよそ3人に1人(35.0%)、女性はおよそ4人に1人(23.9%)が未婚です。
これは前回の2010年調査からほぼ横ばいで未婚率が高くなっているわけでも低くなっているわけでもありません。
既婚者であっても晩婚化は進んでおり、それにともなって第一子の出産年齢も上がっています。
そして、生涯未婚率も上昇傾向にあるので、この先、ますますアラフォーの独身率も高くなっていくでしょう。
年収
国税庁の平成29年分民間給与実態統計調査によると、アラフォーと言われる世代の40才~44才の平均年収は290万~300万円程度です。
また、年収も平均であって、正規社員、非正規社員などで大きく差があり、女性であれば専業主婦の場合0円という人もいます。
貯金額
アラフォー世代の貯金額の平均は300~400万円と言われていますが、実際にはこれも個人によって差が生じています。
世帯の貯金になると700万円という調査もありますし、一人暮らしの女性のアラフォーでは100万円未満と答える人が25%以上もいます。
また、アラフォーの女性は結婚や出産によりパートやアルバイトに変更し、年収が低下してしまった人、親の介護で仕事を離れた人など、環境によって違いが出てくるでしょう。
アラフォー女性の休日の過ごし方
アラフォーはどのような休日を過ごしているのかを見ていきましょう。
- 家事
- ショッピング
- 家でまったり
- 旅行
具体的に見ていきます。
過ごし方①:家事
休みの日でもやらなくてはならない家事をこなしている人が多いでしょう。
働く女性は平日になかなか時間が取れないことがあり、掃除や洗濯を後回しにしています。
それらを片付けていると休日が過ぎてしまったと言う人も少なくありません。
また、既婚者でも働いている主婦も多く、平日に出来ない家事を休日にするという人も多く、食品の買い出しや夕食の作り置きなど、家事に追われてしまう人がたくさんいます。
過ごし方②:ショッピング
アラフォーはショッピングで休日を過ごしています。
洋服を買ったり、外食に行ったり、時には観光地に出掛けてお土産を買ったりすることもあるでしょう。
また、家族連れのアラフォーは、子供の洋服や必要なものを一緒にショッピングしたりすることもあります。
女性にとってショッピングはストレス発散になるので、高いものを買わなくても、100円ショップで買い物するだけでも満足している人も多いでしょう。
過ごし方③:家でまったり
平日疲れているので、家でのんびり過ごす人も多いのがアラフォー。
身体の疲れもすぐに回復しなくなっているので、休日は何もせずに身体を休めたいのです。
また、子供も中学生や高校生になり、自分達で遊びに行ってくれるので、手間がかからなくなるのも大きな要因です。
そして、旦那はゴルフに出掛けたりするので、一人で家の中でのんびりするのが至福の時間となります。
過ごし方④:旅行
アクティブなアラフォーは旅行に出かけます。
お金にも時間にも余裕が出てきているアラフォーは、様々な場所に出掛けて楽しんでいるでしょう。
少人数で温泉に出掛けたり、宿泊先のホテルでエステを楽しんだり、色々な楽しみ方をしています。
旅行会社も女性に特化したプランを取り扱っているので、それらをうまく利用しているのがアラフォーです。
アラフォーあるある
アラフォーならわかる数々のアラフォーならではの証言を見ていきます。
- 抜け毛、白髪に悩まされる
- 素顔のシワ、シミが気になる
- 下腹が出ても諦める
- すっぴんで外に出られるようになる
- 物忘れがひどくなる
- ファッションに悩む
- 将来のことを考えて眠れない日がある
- 怪我の回復が遅い
具体的に見ていきましょう。
あるある①:抜け毛、白髪に悩まされる
アラフォー女性の多くの悩みは白髪や抜け毛。
最近髪のボリュームがなくなった、ハリやコシがなくなった、白髪が増えたなどです。
また、白髪は何度染めてもキリがなく、ため息が出る人も多いでしょう。
かといって、そのままにしては老けて見えてしまう。
ヘアーカラーも時間と費用がかかるので、悩みの種のひとつでしょう。
あるある②:素顔のシワ、シミが気になる
鏡を見る度に、シワやシミが気になるでしょう。
今までなかったシミを見つける度に落ち込んでしまうアラフォー。
コンシーラーでカバーしますが、その箇所がいつのまにか増えていることに気付きます。
また、シワやほうれい線も気になるでしょう。
そのため、同い年のアラフォーの顔をまじまじと見てしまう事もあります。
あるある③:下腹が出ても諦める
今まではお腹が出て来たりすると慌ててダイエットしたりしていましたが、アラフォーなると諦めの境地に入る人も少なくありません。
履いていたスカートがきつくなっても、身体を痩せさせずに、スカートを諦めます。
また、ゴムタイプの楽なファッションを好むようになり、ますます下腹が出てくるでしょう。
あるある④:すっぴんで外に出られるようになる
すっぴんだけは見せられないと、ゴミを捨てに行く時でもメイクしていたのに、すっぴんでも平気になってきます。
近くのコンビニならば、すっぴんのまま行き、休みの日には一日中、メイクをしないで平気になってきます。
それは、メイクが面倒というのと、どうせ誰も見ていないだろうと考えるからです。
あるある⑤:物忘れがひどくなる
アラフォーになると、色々な物忘れが出てきます。
キッチンからリビングに何か取りに来たけど何か忘れる、買い物リストをメモしておいたのに、そのメモを忘れるなどです。
また、人の名前も出てこなくなり「あのー、あの人、あの人」という会話が頻繁に出てきます。
あるある⑥:ファッションに悩む
ファッションに悩むのがアラフォーです。
若くもなく、年寄りでもない中途半端な年齢なので、何を着て良いのかわからなくなるのです。
スカートも短いと恥ずかしいけど、長すぎるのはおしゃれじゃない。
派手過ぎるカラーは着られないけど、地味すぎると老けて見えるなどです。
あるある⑦:将来のことを考えて眠れない日がある
先の事を考えて眠れない日があるのがアラフォー。
仕事のこと、家庭のこと、将来のこと、親の事など、色々考え過ぎると眠れなくなってしまいます。
また、女性ならではの体調の変化も出てくる年齢なので、身体面での不安も大きくなるでしょう。
あるある⑧:怪我の回復が遅い
ちょっとした怪我でもなおりが遅いと実感します。
例えば、足を机にぶつけた時の青あざがいつまでも残っている、包丁で切った指の傷がいつまでも閉じない、筋肉痛が何日も取れないなどです。
また、体力の回復も同じで、次の日に疲れが残っていたり、スポーツした後にダメージが大きかったりします。
アラフォー時期に考えるべきこと
アラフォーの間に考えておくべき項目を見ていきましょう。
- 老後の準備
- 子育て終了後の生きがい
- 身体のケア
- 介護問題
- これからの生き方
具体的に見ていきます。
①:老後の準備
老後の生活のことを考えておきましょう。
仕事はいつまで続けられるか、旦那が退職した後の生活費、住宅ローンの残りなど、いくら必要なのかを逆算して、それに合わせて貯金したり、資産を増やしたりすることを考えましょう。
また、年金がいくらもえるのかを計算して、老後の準備をしておきます。
②:子育て終了後の生きがい
子供の手が離れ始めるアラフォー。
今まで子供中心の生活をしていた人も、その後の事を考えましょう。
燃え尽き症候群にならないように、自分の趣味を再開したり、夫婦で楽しめる趣味を見つけたりするのも良いでしょう。
子供以外の生きがいを見つけることが大切です。
③:身体のケア
女性の身体に変化がでるアラフォー。
そのため、様々な身体のケアが必要です。
ホルモンバランスを整えるサプリや肌や髪をケアする用品など、症状に合わせて準備しておくと安心です。
また、基礎体力をつけるように日ごろからしておくと、病気をした時でも回復が早くなるでしょう。
④:介護問題
親の事もしっかりと考えておきます。
親に介護が必要になった時にどうするか、親はどうしたいのか、同居するのか、しないのかなど、あらゆる状況を想定しておきましょう。
そうすることで急に介護になったとしても慌てなくて済むでしょう。
⑤:これからの生き方
アラフォーが過ぎると次は50歳です。
人生100年時代と言われているので、50歳と言えば丁度人生の折り返し地点です。
そこで、やり残したこと、やりたいことを改めて考えて見るのも良いでしょう。
新しく始めるならば早い方が良いですし、50歳から何かを始める準備期間としても良いでしょう。
アラフォーを楽しもう
アラフォーになると、もう40代、もうすぐ50代と落ち込む人もいるでしょう。
しかし、そう考えずに、まだ40代、50代も楽しみと考えて生きる方が楽しくなります。
つまり、心の持ちようで、人生は変わるという事です。
身体の変化が起き、辛い年齢でもありますが、それらを楽しむことも生きていく上でのコツでしょう。
こういうこともアラフォーの人達とおしゃべりして「わかるわかる」と笑い飛ばしてしまいましょう。
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