「2番目に好きな人と結婚した方が幸せ」が正しい理由
ラブホスタッフの上野さんが、巷でまことしやかに語られる「あらゆる説」について、独自の見解や調査を元に検証していく企画の第一弾。 「1番ではなく、2番目に好きな人と結婚するのが幸せになれる説」と「バツイチ同士の結婚は失敗が少ない説」の2つの説について、検証・回答いただきました。
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「1番好きな人ではなく、2番目に好きな人と結婚するのが幸せになれる」
先日、とある高級焼肉店に行ってきました。
高級と言っても、1人1万円程度のお店で御座いますが、普段は牛角で焼肉をしている身としては非常に高級なお店で御座います。流石に牛角の3倍近い値段がするだけのことはあり、お肉はとても美味しかったのですが、少々気になることが御座いました。
まず箸。
通常、飲食店では持ち手が右側になるように箸を置きますが、持ち手が左側になって置かれていたのです。これが気になりました。
次に店員さんの知識レベル。
お肉が届いた際、店員さんはお肉の部位の名前を言ってくれませんでした。そのため「これはどこの部位ですか?」と聞いてみたのですが、その店員さんはすぐには回答できず、一度キッチンに戻って部位の名前を確認してくれました。
正直に言えば、どちらも大した問題では御座いません。もしもチェーン系の焼肉店であれば、私はこんなことをいちいち気に留めることもなかったでしょう。
しかし、そのお店は1人1食1万円というお店。あまり良いことでは無いのですが、どうしたってこちらの期待が上がってしまうのは避けられません。お肉に対しての期待はもちろん、店員さんの質に対しての期待だって上がってしまうものでしょう。
過度な期待をしていなければ気にも留めないような欠点であっても、期待をしているとそれが気になってしまうのです。
さて、今回は「1番好きな人よりも2番目に好きな人と結婚した方が幸せになれる」という説についてのお話ですが、この説が正しいとすれば、その原因はこの”期待値”にあるのでは無いかと思います。
極端な例になりますが、2番目に好きな男性が何かしら嫌なことをしても「まぁ2番だし」と納得が出来ますが、1番好きな男性が嫌なことをしたら「どうしてこんなことをするの?」と不満を抱くものでしょう。
この違いこそが「2番目に好きな人と結婚した方が幸せになれる」という説の原因かと思います。
運命の人などいない
とは言え2番目に好きな人と結婚をすると「いつまでも1番の影を追い続けないか」という問題もあることでしょう。
もちろんその可能性がないとは申しませんが、そこまで気にする問題でも御座いません。
例えば高校進学を考えてみて下さいませ。中学時代の親友と高校進学でバラバラになってしまった経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか?
高校1年の4月や5月くらいまでは、中学時代の同級生と頻繁に連絡を取り合っているような方であっても、6月7月と時間が進むに連れて連絡は希薄になるもので御座います。それは何も中学時代の友人のことが嫌いになったというわけでは御座いません。
そうではなく高校に新しい友達が出来たというだけの話なので御座います。その時に「ああ、中学の時の親友の〇〇がいたら、高校生活はもっと楽しかったのに……」と思うでしょうか?あまり思わないことでしょう。高校で”友達ができれば”過去の1位は良い思い出でしかないのです。
そして中学時代に親友がいたから、高校では親友が出来るはずがない、という意見がおかしいのはどなたも同意して下さることでしょう。恋愛と友情は確かに違う部分も御座いますが、人間関係という意味では大した差は御座いません。
人間は基本的に長年会っていない人間のことを思い続けることなど出来ないのです。単純接触効果という心理学的な効果もあるように、人間は一緒にいる時間が長い人のことを好きになる傾向があると言えるでしょう。
ですので、たとえ結婚時は2位であったとしても、一緒に過ごしていれば自ずと1位に昇格するもので御座います。もちろん2位ではなく、10位や20位のような下位の男性と結婚をしてしまったら一緒に過ごしていても1位になることはないかもしれませんが、2位3位の方であれば問題は御座いません。
たった1人の運命の人などこの世には存在しないのです。もしも運命の人というものが存在するとしたら、それは先天的な巡り合わせなどではなく「一緒に過ごした時間」が決めると言えるでしょう。
ですので2番目の人と結婚をしたら、その人のことを愛せないというのは杞憂で御座います。
「バツイチ同士の結婚は失敗が少ない」
「幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである」
これはアンナカレーニナという小説の書き出しで御座います。世界で最も有名な小説の書き出しの1つと言われており、ご存知の方もいらっしゃることでしょう。
さて、今回は「バツイチの結婚は失敗が少ない」という説に関してのお話で御座いますが、そもそも「結婚の失敗」とは一体なんでしょうか?
成功を定義するのは決して難しいことでは御座いません。
「結婚相手と幸せに生涯を共にする」
あくまでもキリスト教的な価値観であることは否めませんが、結婚成功の形として最も一般的なものはこの形でしょう。多少の差こそあれ、一緒に幸せに暮らすという点においては結婚成功の形はだいたい同じようなもので御座います。
それでは結婚の失敗とはどのようなものでしょうか?
1番最初に思いつく失敗の形は「離婚」でしょう。最初から離婚を目指して結婚するのは慰謝料目当てな方くらいなものでございます。普通の方は離婚を目標としていませんので、離婚が失敗の1つの形であることは間違いありません。
しかし、結婚失敗の形は何も離婚だけではないでしょう。
例えば、お互いに愛が冷め切っているのに結婚関係を継続することもまた結婚失敗の形の1つ。
一方だけが相手を愛し続けてしまっている関係もまた失敗の1つ。
自由な時間が失われることも失敗の1つ。
結婚を機にやりたい仕事を辞めざるを得ないのも失敗の1つ。
結婚失敗の形は人それぞれ様々な理由があるので御座います。
結婚成功の形はどれも似たようなものですが、失敗の形はその夫婦それぞれである。アンナカレーニナの書き出しでは御座いませんが、何をもってして結婚失敗と言うかはなかなかに難しいものでしょう。
最初の1回が1番怖い
さて、それでは「バツイチ同士の結婚は失敗が少ない」という説について考えてみましょう。
もしも結婚失敗の定義を「離婚」とするのであれば、バツイチ同士の結婚は明らかに失敗が多い結婚で御座います。
初婚同士の離婚率が約30%であるのに対し、再婚同士の離婚率は50%を超えるという統計データもあるように、再婚者同士の方が離婚しやすいのは間違い御座いません。
再婚者同士の方が離婚しやすい原因は様々御座いますが、何事も最初の1回が1番怖いもので御座います。
離婚でも転職でも何事にも言えることですが、最初の1回を踏み出せる人は決して多くありません。現状に多少不満があろうとも、踏み出す勇気が持てず現状維持に徹してしまう方が多いもので御座います。
しかし、1度離婚をした経験がある方は「離婚しても大したことない」ということを経験として知ってしまっているので、離婚に対しての恐怖が初婚の方と比べて少ないと言えるでしょう。そのため離婚率が上がってしまうのではないでしょうか。
ともかく結婚失敗の定義を離婚とするのであれば、再婚者同士の結婚は極めて失敗率の高い結婚であると言えます。
ですが、先ほどから申し上げている通り、結婚失敗の形は1つでは御座いません。どのような失敗が最も不幸であるかは、個々人の価値観にもよりますが、私はお互いに冷め切ってしまって相手を憎んでいるにも関わらず、その関係を維持し続けることが最大の失敗であると思います。
会社で考えると分かりやすいでしょう。
ブラック企業に入ってしまうことは就職活動の失敗であることは間違いありません。
しかしそれ以上に「ブラック企業で働き続けること」の方が失敗であるのではないでしょうか?失敗よりも、失敗をそのまま続けてしまうことが最大の失敗である。そのように考えると、離婚率が高いというのは必ずしも「失敗」とは言えないかもしれません。
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都内のラブホテルのスタッフとして勤務。
twitterでの恋愛相談や独自の経験から得た恋愛テクニック、恋愛観が多くの男女から人気を得ている。現在twitterのフォロワー数は33万以上を数え、2017年には原作を担当した漫画「ラブホの上野さん」が、フジテレビ系列FODでドラマとして実写化。
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