飽き性の人の性格の特徴や恋愛傾向とは?すぐに飽きる性格の治し方と向いている仕事
「どうにも飽き性な方で」などと自嘲としても「あの人飽き性で困るよね」などと人の性格を称するときにも使う「飽き性」。 身近でよく耳にする言葉ですが、改めて考えてみるとその具体例や線引きに困ってしまうことも。 そこで今回は飽き性と言われる人の性格や特徴、飽き性の人の恋愛傾向など共にその対処法をご紹介します。
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「飽き性」の意味とは?

一般に飽き性と言われるのは「飽きっぽい性格」のこと。
また飽き性と一口に言っても、オンオフに関係なく、自分の周辺の物事全般に対しての興味や関心が継続せず、次から次へとその対象を替えるといったタイプと最初から何に対しても興味を示さず、斜に構えた態度で生きているタイプとに分かれます。
ただしどちらも「自分の周囲の人間を自分の気分次第で振り回す」困ったちゃんであることについては大差がありません。
飽き性な人の特徴

では、飽き性な人の特徴はどんなものなのでしょうか?
以下の飽き性な人の特徴をご紹介します。
- 注意力散漫とよく怒られる
- 自分で物事の決着をつけられない
- 恋愛では「流される」ことが多い
- 熱しやすく冷めやすいという自覚がある
特徴①:注意力散漫とよく怒られる
一見人当たりよく如才ない人が多い飽き性の人ですが、よくよく観察していると凡ミスやケアレスミスを頻発したり、同じミスを何度も繰り返すなどの注意力散漫からくるミスを叱責されたり指摘されていることが多くあります。
これは1度したミスを反省していないのではなく、単にその仕事に対して興味があまりないから起こること。
人によってはこうした特徴が遠因となって意図しない転職回数が同年代の人より多いこともあります。
特徴②:自分で物事の決着をつけられない
飽き性の人の場合は人間関係でも仕事でもプライベートでも最初から最後までを自分の責任でやり遂げることを好まず、またトライしようともしない特徴が顕著です。
こうした全てに投げやりでいい加減な態度は周囲からの反発を招くことも多く、孤立していたり、一匹狼化していることもよくあるようです。
特徴③:恋愛では「流される」ことが多い
飽き性の人は何に対しても執着心が薄く、特にその時その時で熱中していること以外には「流されるまま」の態度で接するという特徴があります。
ことに恋愛に関してはその特徴がより顕著に現れる傾向にあり、自分の相手に対する興味が冷めたことが原因の冷たい態度などを棚に上げて「別れたいならいつでもいいよ」と言い放ってしまうようなケースもしばしば。
同棲関係や婚姻関係に発展していても飽き性の人の場合は、いったん破綻しかけた関係を努力して修復しようという熱意も努力にも欠けるため、片方が全ての責任と決着を押し付けられてしまうことにもなりかねないリスクがある場合も。
特徴④:熱しやすく冷めやすいという自覚がある
飽き性の人は多かれ少なかれ自分が飽きっぽい性格だという自覚がある人が多く、何かと言うと「どうせすぐ飽きちゃうから」と言い訳したり、前置きしたりする特徴があります。
いちいちそう言い訳するのなら直せばいいと思うのが普通なのですが、言い訳はあくまで言い訳であって直す気はさらさらないことが多いのも特徴の1つです。
飽き性な人の恋愛傾向

では、飽き性な人の恋愛傾向はどんなものなのでしょうか?
以下の飽き性な人の恋愛傾向をご紹介します。
- 手のひらを返すように冷淡になる
- 追うのは好きだが追われるのは嫌いだ
- エゴイストと呼ばれることも多い
恋愛傾向①:手のひらを返すように冷淡になる
熱しやすく冷めやすい飽き性の人は恋愛においてもそうした傾向が強く見られます。
一目ぼれした相手を非常な熱量で追い掛け回していたにも関わらず、いったん相手が自分の手に落ちたとなると途端に興味を失くすといったハンタータイプと共通するところも。
恋愛傾向②:追うのは好きだが追われるのは嫌いだ
前項で挙げた通り、飽き性の人は恋愛傾向としても来る者拒まずというよりは自分から狩りに出るタイプです。
しかし、そうした熱情も仕留めるまでの短い間だけのこと。
「こんなに自分のことを愛してくれるのなら」と追われた方がその気になった時には、もう興味をなくして次のターゲットに向かっていることも多く、修羅場を引き起こしてしまうようなケースも後を絶ちません。
恋愛傾向③:エゴイストと呼ばれることも多い
飽き性の人は、自分自身が飽き性であると自認していることが多いもの。
つまり自分でそうした飽きっぽい性格を治そうとは思っていない確信犯が多いということになります。
そうした確信犯的飽き性の人の場合、恋愛傾向としては非常にエゴイスティックで情け容赦ない振る舞いが目立ちます。
また中にはエゴイストと呼ばれることすらまんざらでもないという飽き性の人もいるようです。
飽き性な性格になる原因

では、飽き性な性格になる原因はどんなものなのでしょうか?
以下の飽き性な性格になる原因をご紹介します。
- 器用なたちである
- 成績はよい方だ
- そこそこイケメンである
原因①:器用なたちである
飽きっぽい性格になる原因としてまず挙げられるのは生まれつき器用な方であるということ。
他の人がそこそこ時間をかけて習得しなくてはいけないことや、なかなかコツをつかむまでは大変なことも、すいすい大きな苦労もせずこなしていけるタイプの人はなんでも次々カンタンに出来てしまうため、逆に大きな達成感といったものを経験することなく大人になってしまうことがあります。
こうした達成感や汗と涙の結晶としての成功体験の欠如が飽き性な性格を形成してしまうのです。
原因②:成績はよい方だ
生まれついての器用さと同じように、ガリ勉までしなくてもそこそこ良い成績をとれてしまうという人もいます。
もちろんそういう一見苦労なく好成績を残している人も瞬間的な集中力などに長けていたり、押さえるべきポイントを見抜く力が優れているといった本人も意識していない他の能力があってこその好成績なのですが、意識していない分こちらも達成感に乏しく、地道な努力の大切さを実感できないことが多いようです。
原因③:そこそこイケメンである
思春期から青年期においては、異性にモテるために見えないところで必死に努力するという人も多いもの。
人気のデートコースの下調べや、イケてるコーデの男子のインスタを調べるなど日々涙ぐましい努力をしている男性も少なくありません。
しかし一般に飽き性と言われる男子には、元々イケメンという男性も多く、こちらも大して努力しなくても女の子たちにワーキャー言われたりちやほやされてしまうという結末になることが多いようです。
その結果、狩りをしなくてもエサが常にある動物園のライオン状態に慣れてしまい、ごろごろと怠惰な態度になってしまいがちです。
飽き性な性格の長所と短所

長所
飽き性な性格の長所としては、1つの物事に固執しすぎないということです。
1つの失敗をいつまでもズルズル引きずったり、根に持ったりといった粘着気質の人に比べると、「まだ飽き性の人の方がマシ」という声も。
さらに人間関係の複雑さを嫌うことも多く、孤立してしまいがちな反面中立性を保てるという点も長所として数えられます。
短所
その真逆として飽き性な人の短所としては、何事も中途半端で終わると言う点が挙げられます。
最後までやり遂げられれば成果として数えられるのに、飽きて放り出してしまうことで評価がゼロになるどころかマイナスになってしまうこともあるようです。
また周囲の自分に対する評価や思惑を歯牙にもかけないことから人をバカにしている、上から目線で接してくる、と見なされてしまうことも短所として挙げられます。
飽き性な性格が恋愛で出てしまう場合の治し方

では、飽き性な性格が恋愛で出てしまう場合の治し方はどんなものなのでしょうか?
以下の飽き性な性格が恋愛で出てしまう場合の治し方をご紹介します。
- こちらからは追わない
- ダメなことはダメと指摘する
- 常に自分を磨く
治し方①:こちらからは追わない
彼氏や彼女が飽き性な性格の場合、付き合っていてもいつ何時「別れよう」と言われるかとドキドキしてしまうという人も少なくありません。
好きなら好きな気持ちの分だけ、別れないように相手を追いかけたくなるのは山々ですが飽きっぽい性格の人を追うのは絶対にタブーです。
普通の性格の人であっても恋愛においては追われれば逃げるが鉄則。
まして飽きっぽい人に対してこちらから追うような態度を示してしまうと、「うっとうしいし、もうどうでもいいかな」とむしろ別れを早めてしまいます。
治し方②:ダメなことはダメと指摘する
飽きっぽい性格の人は、人間関係においても仕事やプライベートの趣味などにおいても長続きしないことが大半です。
そのため、深い付き合いに発展したことがなく、通り一遍の浅い付き合いに終始してしまうこともしばしば。
そういった飽きっぽい性格の彼氏彼女の場合、飽きっぽい以外の自分のダメな点なども他の人から指摘されたことがないという人が多くいます。
飽き性の人に「今までの彼氏彼女とは違う」という点をアピールしたいなら、そうした深い付き合いをしていなかったからこそ受けたことのない指摘などもキチンとしてあげることが大切です。
治し方③:常に自分を磨く
飽きっぽい性格の人だけでなく、普通の人でも付き合いが長くなったりして関係がマンネリ化してしまうことはしばしば起こりうることです。
そうしたマンネリを招く一因は緊張感をなくしたことでの中だるみ。
飽き性の人との恋愛でこうした中だるみが出てしまうことは致命傷となってしまいます。
そうした事態を避けるためには常にいい意味での緊張感を保つことが大切。
「相手の何もかも知り尽くしている」と思われないようにどんどん新しいことを吸収し、自分の中の引き出しを増やし続けていくように心がけましょう。
飽き性な性格が仕事で出てしまう場合の治し方

では、飽き性な性格が仕事で出てしまう場合の治し方はどんなものなのでしょうか?
以下の飽き性な性格が仕事で出てしまう場合の治し方をご紹介します。
- チームで取り組む
- フリーランス職を選ぶ
- 細かいロードマップを作る
治し方①:チームで取り組む
飽きっぽい性格が仕事の場で出てしまうことは本来ご法度ですが、それを治すとなると自分独りの努力ではなかなか難しいのが現実です。
特に組織の中でそうした飽きっぽい性格のままダラダラと仕事をしていると納期に間に合わないなどの重大インシデントを引き起こしてしまって取引先を激怒させてしまうような事態を引き起こすリスクが非常に高くなってしまいます。
そうしたリスクを軽減し、かつ飽きっぽい性格を治す手段としては、チーム単位で何かをやり遂げるような仕事に就くことが大切です。
自分が引き起こす迷惑が他の人の仕事にどんなダメージを与えてしまうかをチーム内でよりリアルに体感できれば、自覚や自立心といったものも芽生えやすくなります。
治し方②:フリーランス職を選ぶ
逆に全くの個人で全ての責任を負うような職に就くことで、自分のしでかしたことの尻拭いか、自分がやり遂げたことの栄光かの二択は自分次第だと自覚することが出来る場合があります。
IT系などのフリーランスの仕事などはその典型例と言えるでしょう。
治し方③:細かいロードマップを作る
飽きっぽい性格の人が仕事の場でもなかなかその飽き性からくるデメリットを軽減できない場合は、自分の担当している仕事1つ1つに細かくロードマップを設定するのも1つの方法です。
例えば、経理などの事務方の仕事だとした場合は、その月にやるべき仕事→その週にやるべき仕事→その日にやるべき仕事→午前中/午後にやるべき仕事」といった風に細かく仕事のロードマップを作って飽きる前にこなすべき課題を次から次へと自分に課すのもよい方法です。
飽き性の人に向いてる仕事

では、飽き性の人に向いてる仕事はどんなものなのでしょうか?
以下の飽き性の人に向いてる仕事をご紹介します。
- 展開の早いプロジェクト
- トレンドセッター
- 出張の多い部署
向いてる仕事①:展開の早いプロジェクト
飽き性の人に向いている仕事としてまず上げられるのが納期が短めの展開の早いプロジェクトなどの仕事です。
具体的にはその場その場での現場作業がモノを言うマスコミなどが良い例です。
飽き性の人はコツコツ積み上げていくのは苦手とする人が多いもののとっさの際の瞬発力などには定評がある人が多いもの。
時々刻々と変わっていく状況に適応していく必要のあるマスコミ業界などはそうした飽き性の人の特性を生かすのにぴったりの職種です。
向いてる仕事②:トレンドセッター
1つの物事に対しての興味やアクションをずっと継続し続けることは苦手とする飽き性の人ですが、逆に言えば、次から次へと自分のアンテナにひっかかるモノを探し続けられる能力に長けているということ。
そうしたトレンドをいち早く見出す能力を生かす職業としては、**フード業界や美容、アパレルなどでトレンドセッターとして「次に来るモノ」を発信し続ける職業などが向いています。
デザインなどクリエイティブ系の仕事で目をキラキラさせながら子供のような好奇心を忘れずに自分から動き続けるタイプの人には少なからずこうした本来飽き性とくくられてしまうような人が含まれていると言われています。
向いてる仕事③:出張の多い部署
一般企業で飽き性の人が向いている仕事というと、出張の多い営業職などがその筆頭に挙げられるでしょう。
日々同じオフィス、同じメンバーに囲まれるという固定化された中では本領を発揮できないタイプの人でも、日々仕事する場、仮暮らしする街、出会う顔ぶれの変わり続ける出張の多い職場は天職。
さらに世話好きな性格の人であれば、ツアーコンダクターなども向いている仕事です。
飽き性のデメリットを軽減し、メリットを生かすようにしよう

職場やプライベートなど身近にいると振り回されることも多い飽き性な人と、振り回されずにうまく付き合っていくのは大変です。
しかしある意味行動パターンが読みやすいのも飽き性の人の特徴。
そうした飽き性の人あるあるを先読みして、円滑な人間関係を築いていけるようにしたいですね。
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