飄々とした人の特徴・性格!上手な付き合い方と飄々としている人になる方法
飄々とした性格というと、どのような人を思い浮かべるでしょうか。 浮き世離れしている感じがあり、ふらっと気ままに振る舞う人を思い出す人も多いと思われます。 しかし、何故か憎まれずに苦労せずに周りからの引き立てを受けられる得な面も持っている方もいます。 飄々とした人の特徴や性格、そのような人になれる方法と接し方について説明します。
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「飄々とした」の意味
単に言葉の意味だけでとらえると、「風に吹かれて(花びらなどが)翻る様子」とか、「どこに行くという目的もなくさまよう様子」という意味があります。
転じて、人の性格を表す場合には、来たかと思えばすぐに他の所に行ってさまよっているというところから、「性格や心構え、判断基準が、世間一般的な人を超越していて人とかけ離れている所があり、つかまえ所がない様子」を指します。
「飄々とした」人の性格というのは、通常では図りかねる所がある、一般人の考える度を超えた所があるような気質を指すのではないかと考えられます。
飄々とした人の特徴や性格
具体的に飄々とした人はどのような特徴を持ち、どのような性格とみられているのでしょうか。
- 同じ態度で人に接する
- 損得勘定がない
- 派閥にとらわれない
- 一見穏やかそうに見える
- 柔軟な発想をする
- 自慢をしない
- 芯が通っていてぶれない
- ひいきしない
- 他人の動向に関心がない
- なぜか周りの人に引き立てられる
詳しく項目別に説明をします。
性格や特徴①:同じ態度で人に接する
多くの人は、仕事先でもプライベートでも気があう人と苦手な人がいると思われます。
どうしても、苦手な人と相対する時には身構えてしまったり、ぎこちない表情になってしまったりするでしょう。
飄々とした人には、そのような態度に違いがありません。
誰とでも同じように接し、気があう人とほぼ同じような対応ができます。
通常なら敵対する立場に当たる場合でも、笑顔でエールを送ったり、健闘をたたえたりすることもあり、一見お人好しのようにも思えることがあるでしょう。
性格や特徴②:損得勘定がない
仕事場などでは、あの人と付き合っていると何かと得なことがあるので挨拶をしようとか、周囲から嫌われている人なので距離を置こうという打算的な考えが頭をよぎることがあります。
優先させた方が良い相手から声をかけるということもあるでしょう。
飄々とした人は、自分に取って得になるか、損になるかと考えて動くことはしません。
自分が好むかどうか、自身の考えや基準にあえば付き合いをしますが、そうでなければ、得をするのが予想されても進んで声がけをしないでしょう。
自分の持っている価値観や基準を大切にしていると思われます。
性格や特徴③:派閥にとらわれない
会社でも学校でも、ママ友でも何かしらの集まりがある場合、自然と派閥のような物が出来上がることがあります。
頭になる人が、ボス的な立場になり無意識のうちに従わせたり、グループ内の人のみ同士の狭い付き合いになりがちになったりします。
いわゆる飄々とした人は、それらのグループや派閥を気にしない所があります。
気のあいそうな人に声をかけて、とらわれることなくフットワークが軽く仲良くしようと試みたり、敢えて小さなグループ内でも穏やかに意見を述べて反論しようとしたりします。
性格や特徴④:一見穏やかそうに見える
飄々とした人は、とても穏やかで静かなたたずまいを見せています。
能力があるけれどひけらかさずに、一歩引いて見ているように感じます。
怒りとか嫉妬などの嫌な感情をみせませんし、悪口も言わないと言うことが多いでしょう。
おとなしく感じてもどこか存在感があり、皆から一目おかれている所があります。
性格や特徴⑤:柔軟な発想をする
過去のやり方にとらわれない、新しいアイデアを提案する方が多いです。
しかし、まるきりそれまでのやり方を否定するとないがしろにされたと感じて怒りの気持ちを感じる方もいます。
飄々とした人は、間を取って柔軟な発想をし、対立を産まないように持って行くのが上手です。
あまり他人のことに関心がないように見えて、それぞれの特性をつかみ、バランス感覚が良い所があります。
性格や特徴⑥:自慢をしない
飄々とした人は、自分がいかに素晴らしい人間かとひけらかすことはありません。
相容れないことはしっかりと主張して意見を出すので、相手のいいなりにはなりません。
自慢しないのは、世間からの賞賛にはこだわらないからと思われます。
能力があることを自然に認めてもらえるからだとも思われます。
性格や特徴⑦:芯が通っていてぶれない
飄々とした人は信念を曲げずに、自分なりの価値基準を持って行動しているように見えることもあるでしょう。
人の意見に影響されず、芯が通っていてぶれない所があります。
柔軟性を持ってはいますが、道徳的に正しいと思うこと、やってはいけないと感じることは、人から強制されても動かない、芯が通っている特徴があります。
もちろん、自分の経験や意見を聞いて良いと思えば取り入れることはあります。
簡単に流行に動かされたり、日和見で手のひらを返すように意見を変えたりすることは、あまり見られないでしょう。
性格や特徴⑧:ひいきしない
飄々とした人は、特定の人をひいきすることはありません。
もちろん相性もあるので、好き嫌いは当然あるでしょう。
多くの人は自分が好む人を取り立てる傾向があります。
しかし、飄々とした性格の持ち主の場合は、いくら好ましい人だとは言っても、能力がないのに取り立てることはしません。
性格や特徴⑨:他人の動向に関心がない
自分以外の人がどのように動くのか考えるのかと、飄々とした人は関心がないように見られます。
普通はある程度人目が気になることもあるでしょう。
飄々とした人は自分の判断基準で動いているので、分かってもらえなければ仕方ないとも思っていますし、他人の思惑でしか動けないのは窮屈と考えている節もあります。
性格や特徴⑩:なぜか周りの人に引き立てられる
飄々とした人は、自分から目立った動きを見せないのに何故か周囲に引き立てられる特徴があります。
いつの間にか重要な仕事を任されていたり、人から重んじられていたりすることがあります。
あからさまにうらやましがったり、ねたんだりする人はごく一部で、嫌な気持ちがする人はあまりいないでしょう。
隠れた才能がありながら、一目置かれているような感じがします。
「飄々とした人」は褒め言葉?
他人から「飄々とした人ですね」と言われた場合、褒め言葉に取った方が良いのでしょうか。
辞書などの例文を見ると、「飄々とした好ましい人物」とか、「小さなことにこだわらずに、おおらかな飄々とした性格」というように、「飄々とした」を良い意味で捉えている例が多いです。
しかし、「飄」という漢字が「つむじ風」を意味することから、「突然風に吹かれてひるがえるように、とらえどころがない」という意味にも使われることもあります。
たいていの場合は、良い意味で使われるように見受けられますが、その時の文脈を見て、褒め言葉かけなしている言葉なのか判断する必要があるでしょう。
飄々とした人になる方法
では、飄々とした人になるにはどうしたらよいでしょうか。
- 悪口を言わない
- 人と自分を比べない
- 誰とでも公平に接する
- ここという時以外は控えめに振る舞う
- 強い心を持つ
詳しく説明するので、参考にしてください。
方法①:悪口を言わない
飄々とした人は、通常の人を超越して良い所があるととらえられることがほとんどです。
人を超えるくらいの長所とすれば、他の人の悪口を言わないことでしょう。
つい、他の人がやっていることを見ると批判的な目で見がちです。
気にくわない態度や言動があると、悪口や愚痴もこぼしたくなるでしょう。
ぐっと我慢して、良い面を探して見ることです。
長所の行き過ぎる所が短所となることがほとんどですので、長所を探して悪口を言うのはこらえるといいでしょう。
方法②:人と自分を比べない
自分なりの信念があるとしたら、他の人を見てうらやましく思ったり、自分は駄目な人間だとは思わないことです。
他の人と比べずに、自分の思ったことを価値基準に基づいてやり遂げるようにしましょう。
目移りしたり、そちらの方がいいのかと考えたりして、目の前のことをおろそかにするより、やろうと考えたことに全力を尽くして仕上げた方が良い場合があるでしょう。
失敗した場合に、どこが悪かったか反省して次に活かせば良いことです。
焦らずに信念を持って突き進みましょう。
方法③:誰とでも公平に接する
飄々とした人になるには、分け隔てせずに平等に公平に振る舞うことが大切です。
人を見て態度を変えるのは、飄々とした人に相応しくありません。
最低限の礼儀を尽くすのは大事ですが、立場によって媚びへつらったり、ひいきをしたりということは避けましょう。
笑顔で爽やかに、相手のことを思って接しましょう。
方法④:ここという時以外は控えめに振る舞う
自己主張するのは大事ですが、ここぞという時以外は控えめに振る舞いましょう。
飄々とした人は、人前で偉ぶったり、必要以上に大きく見せたりという態度はしません。
いつも平静で穏やかな態度でいることが多いです。
どうしても違うという時に、やんわりとクッション言葉を使って断ったり、異論を主張したりして、温和な態度を崩さないようにしてください。
方法⑤:強い心を持つ
飄々とした人は、心が強いのが特徴です。
悪口を言わないとか、控えめな態度という場合に、自然と色々な人から能力を認められ、取り立てられることが多いです。
上手くいくと、どうしてもやっかみや悪口を言われることがあるのです。
影口を利かれても無視して、柔和な態度を崩さないことです。
強い心や自分に自信を持っていないと、つい反論して悪口合戦に巻き込まれることもありがちです。
飄々とした人を目指すなら、「つまらないことを言って、かわいそうにね。余計嫌われるじゃない。」と考えて悠然と態度で構えていた方が良さそうです。
しばらくは辛いかもしれませんが、心を強く持ちましょう。
飄々とした人と相性がいい人・悪い人
飄々とした人にも相性の良し悪しがあります。良い性格と悪い性格について例を挙げて説明します。
相性のいい人
飄々とした人と合うのは、大らかさを持ち合わせている人です。
他人に対して寛容で、色々な人がいると考えてそれぞれの良い所を引き出して、対等に付き合おうとする性格の持ち主です。
義理堅い人も正反対なように見えて、意外と気が合う場合があります。
何か困っている時に手を差し伸べると、ありがたいと感じて窮地に陥ると助けに入ってくれることもありそうです。
相性の悪い人
飄々とした人と合わないのは、すぐに派閥を作りたがる人です。
親分肌の所があるのはいいのですが、飄々とした性格を自分に従わないので気にくわないと感じることがあるでしょう。
また、世話好きでお節介な人とも価値観がズレている場合があります。
人のことを良く把握して、何かと余計なアドバイスをしたり、ありがた迷惑なことをする場合があります。
とらえどころのない飄々とした人を嫌うというよりも、どのような性格か図りかねて付き合いづらいと感じていることもあるでしょう。
飄々とした人が苦手…上手な接し方
何を考えているか分からなくて、どうやってお付き合いしていいか分からないとか、距離感がつかみにくいとかで、飄々とした人を苦手にしている人もいます。
どのように付き合うべきかと言うと、自分が明かしてきた時以外はプライベートに立ち入らないというスタンスでいた方が付き合いやすいでしょう。
自分からいじめに走ったり、嫌みを言ったりといったことは考えにくいです。
にこやかに挨拶だけをして、後は相手が話しかけて来た時に対応するというやり方で構わないでしょう。
飄々とした人の特徴やなる方法とお付き合いの仕方
とらえどころのなく、通常の人よりも価値基準が違うような性質をしていますが、基本的には争いごとを嫌い、自分の信念に基づいて生きている強い人です。
そのような性格の持ち主になるには、立場の上下に関係なく、穏やかでにこやかに振る舞う必要があります。
自然と引き立てられて悪口を言われても、意に介さない態度でいるようにできると完璧でしょう。
仕事などでお付き合いをする機会がある場合、相手の信念を尊重して、立ち入らずにつかず離れずの態度で接すると、理解を深められるでしょう。
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