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結婚をしない人・しなくてもいい人は半数以上!理由もチェック

結婚をしない人・しなくてもいいひとはどれくらいいるのでしょうか?
まずは男性100人・女性100人にアンケートを取った結果をご覧ください。

Q.結婚したいと思う?

グラフ_結婚したいと思う?男性100人へのアンケート

グラフ_結婚したいと思う?女性100人へのアンケート

結婚が絶対にしたい女性は4割弱、男性は3割弱という結果に。
女性の方が、結婚への意志が強いようですね!

一方で「結婚はできればしたい・したくない」と回答した男性はなんと7割!
男性は、「結婚ができなければそれでも良い」とという気持ちがあるようです。

続いて、結婚しない理由を見ていきましょう。

男女共通!結婚しない理由とは?

結婚しない理由のある男女

近年、結婚しない人が男女共に増えています。
内閣府の「年齢別(5歳階級)別未婚率の推移」には次のように書かれています。

2015(平成27)年は、例えば、30~34歳では、男性はおよそ2人に1人(47.1%)、女性はおよそ3人に1人(34.6%)が未婚であり、35~39 歳では、男性はおよそ3人に1人(35.0%)、女性はおよそ4人に1人(23.9%)が未婚となっている。

では、なぜこのように未婚率が上昇しているのでしょうか。
まず男女共通する「結婚しない理由」をまとめてみましょう。

  1. 異性の友達がいるから
  2. 理想的な恋愛をしたいから
  3. 経済的に無理だから
  4. 女性でも自立できるから
  5. 核家族化が進んだから
  6. 結婚を世話してくれる人がいないから
  7. 氾濫する情報に振り回されてしまった
  8. 2次元で満足だから
  9. 大学卒業して仕事をしていたら適齢期を逃したから
  10. 結婚しなくてもかまわない風潮があるから

続いて、結婚しない理由を、それぞれ詳しくみていきましょう。

理由①:異性の友達がいるから

男女平等になり、学校教育でも男女の区別はしても差別はなく、社会でも男女雇用平等法の施行や政府の進める男女共同参画社会など、性別での不平等を禁止するようになりました。

学校でも、会社でも男女の区別なく、仲間、同僚として交流をすることが多くなり、異性の友人も多くなっています。
恋愛関係になるより、異性の友人でいる方が気楽で楽しいことも結婚しない理由のひとつでしょう。

理由②:理想的な恋愛をしたいから

もともとお見合い結婚が主流でしたが、現代は恋愛しなければ結婚できない時代になっています。

しかし、ドラマや漫画などの影響もあって自分の中で「恋愛」を現実以上に美化してしまい、理想的な恋愛ができなければ結婚しないと思っていることも、結婚しない理由のひとつでしょう。

理由③:経済的に無理だから

1991年バブル崩壊後、人件費の抑制を目的にした派遣やパート・アルバイトなどの非正規雇用が増えました。
正規雇用者と非正規雇用者の収入格差は拡大し、結婚して家庭を維持することができない男性が増えました。

その結果、収入の安定しない男性が恋愛に積極的になれない、そして収入の低い男性とは結婚しない女性など、経済的なことが結婚しない理由になっています。

理由④:女性でも自立できるから

結婚しない理由のひとつに女性の自立があります。
内閣府男女共同参画府の統計によれば1985年には50%程度であった女性の就業率は、2015年に65%を越え、2016年には15歳~44歳の女性の就業率は73%近くに増加しています。

成人女性のほとんどが職業を持ち、その能力を発揮し収入を得て生活が自立するようになりました。
「結婚」が「永久就職」などと比喩され、収入を得ることが難しい女性が生きていく手段のひとつであった時代に比べれば、女性の自立は結婚しない理由のひとつになっています。

理由⑤:核家族化が進んだから

結婚しない理由の核家族

総務省の「社会構造の変化について」の統計によれば、戦前は3世代同居など拡大家族が大半を占めていましたが、現在は単身世帯や夫婦のみの世帯を含めた核家族が全世帯数の80%以上を占める時代になりました。
このような核家族の増加が結婚しない理由の原因になっています。

核家族の増加に伴い家族に「家」として意味は薄れています。
もともと結婚には「家」を代々存続させる、そして「家」どうしをつなぐ役割がありました。

核家族が増えたことで「家」の意味が薄れ、結婚しないことをそれほど重要視しない社会になったことも結婚しない理由のひとつでしょう。

理由⑥:結婚を世話してくれる人がいない

結婚しない理由の最大の原因はやはり結婚できる相手がいないことでしょう。
結婚できる相手が見つからない理由に、結婚を前提にした男女の出会いの機会が少ないことがあげられます。

一昔前は、年頃の男女がいればご近所や親戚、あるいは会社の上司から取引先の社員を紹介されるなど、結婚話しが舞い込むことも珍しくありませんでした。

しかし、今職場で「結婚しないの?」と独身の社員に訪ねるだけでも場合によっては「セクハラ」だと訴えられてしまう時代です。
プライベートな部分に入り込んだり触れることはタブーであるとの風潮が一般的です。

このように結婚を世話してくれる人少なくなって*しまったことも、結婚しない理由のひとつになっています。

理由⑦:氾濫する情報に振り回されてしまった

結婚しない理由の情報の氾濫の元凶

「結婚式の費用は平均〇〇〇万円かかる」とか、「お相手の平均年収は〇〇〇万円」「新婚旅行先はどこで、新居はこうで、両親との付き合いはこうだ」などなど、氾濫する結婚情報に溺れてしまう人もいます。

その結果、結婚への敷居を自分で高くしてしまい、結婚できないとあきらめてしまう人もいます。
核家族化や少子化で、実際に結婚する人が周りに少ないことも情報に振り回される原因になっているのでしょう。

結婚についての情報の氾濫も結婚しない理由のひとつになっています。

理由⑧:2次元で満足だから

結婚しない理由に「結婚」が現実的に思えない人が増えていることが考えられます。
最近はアニメやドラマ、映画など2次元の世界がその技術の進歩で、とても美しいくリアルになっています。

幼いころから2次元に接してきた若者の中には、現実世界の異性に違和感を感じてしまう人も少なからず存在します。
また、2次元の世界の異性に満足してしまい、現実世界の恋人をそれほど欲しなくなることも結婚しない理由の一つに挙げられます。

理由⑨:大学卒業して仕事をしていたら適齢期を逃したから

結婚しない理由に男女共に高学歴になったことが挙げられます。
文部科学省の調査によれば、2018年の大学進学率は57.9%に達しています。

大学を卒業すれば年齢は既に22~23歳、その後就職し、社会人として一人前になると30歳近くになっています。
結婚する年齢も、1960年代には女性が約24歳、男性が28歳だったものが2017年には女性は29歳を超え、男性は31歳を超えています。

高学歴になったことで結婚年齢が上がり、結婚の機会を逃してしまったことも結婚しない理由のひとつでしょう。

理由⑩:結婚しなくてもかまわない風潮があるから

結婚しない理由の一番大きな理由は「結婚しなくても許される社会」になったことでしょう。
戦前から昭和にかけて、「結婚して一人前、結婚しないことは非常識なこと」という価値観が一般的でした。

しかし、現代では結婚しないことが「非常識ではない世の中」になり、結婚しない人生も選択できるようになりました。
「結婚」についての価値観が多様化し結婚しなくてもかまわない風潮があることも、結婚しない理由のひとつでしょう。

結婚しない女性の特徴

結婚しない理由のある女

では結婚を選択しない女性にはなにか共通する特徴があるのでしょうか。
ここでは、結婚しない女性の特徴をまとめてみましょう。

  1. 高学歴で仕事が充実
  2. 実家暮らし
  3. 恋愛は受け身
  4. ひとりで行動できる
  5. 趣味にこだわりがある

特徴①:高学歴で仕事が充実

結婚しない理由の高学歴
結婚しない女性の特徴として高学歴で仕事が充実していることが挙げられます。
大学で高い学問を修め、専門性の高い職業に就き、仕事で能力を発揮している女性にとって結婚は二の次になっているのでしょう。

仕事が面白くて仕方ない、やり手で優秀な彼女たちは当然、収入も高く、経済的にも男性に頼らずとも暮らしていけます。
お互いを高め合えるような結婚が理想なのですが、仕事に忙しい彼女たちにはなかなか出会いのチャンスも訪れないのでしょう。

特徴②:実家暮らし

結婚しない女性の特徴に、実家暮らしの人が多いことも挙げられます。
結婚観の変化や少子化の影響で、親もそれほど強く結婚をすすめなくなっています。

実家で暮らせば家賃や生活費、家事などの面倒がないので、自分の稼ぎを自分のために費やすことが可能です。
親が元気なうちは青春を謳歌し、そして親が年老い、今度は自分が親の面倒を見なければならない事態になれば、また別の意味で結婚は遠のいていしまいます。

特徴③:恋愛は受け身

結婚しない女性の特徴として「告白は男子から」「家計は男性が支える」などの恋愛や結婚に受け身な人がいます。

白馬の王子様が告白してくれるのを待っている間に婚期を逃してしまう人もいます。
この特徴は、第一線で活躍するキャリアウーマンや、優秀な研究者などでも見られる特徴で外見や行動にはあまり関係ありません。

特徴④:ひとりで行動できる

結婚しない女性の特徴に自分で考え、自分の意志で行動できる「おひとり様」で行動できることがあります。

そういう女性は、結婚することにも自分の考えがあります。
その自分の考えに添わない、あるいは妥協をしなければならないような結婚はしないでしょう。

特徴⑤:趣味にこだわりがある

社会進出や価値観の多様化でファッション、カルチャ―、旅行やごひいきの芸能人の追っかけなど「こだわりの趣味」にお金と時間をかける女性が増えています。

しかし結婚すれば、自分のためだけに使えるお金も時間も制限がでてきます。
「今はまだ、結婚より自分の趣味に時間もお金もかけていたい」そんなこだわりを持っていることも結婚しない女性の特徴のひとつです。

男性女性にアンケート!結婚しないメリット・デメリット

男性、女性それぞれに結婚しないことで得られるメリットと起きるデメリットを聞きました。

Q.結婚しないメリットを教えて

男性のコメント

人生の選択肢が年をとってもまだまだ可能性がある。(32歳)

いつまでも恋愛ができる。(35歳)

自分の好きなことを好きなだけできる。(26歳)

自分の好きな時間をフルに作れること。(31歳)

お金が全て自分のために使えることだと思います。(29歳)

女性のコメント

家庭に拘束されず、自分の為に時間やお金をしっかり使える。(33歳)

自由に好きなことができることです!(30歳)

自分の好きなことにお金や時間を使えることです。(23歳)

誰にも縛られず自由。自分で稼いだお金は自分のために使える。(35歳)

自由に生きられる。相手に合わせなくて良いので、のびのび暮らせます。(26歳)

男性も女性も、「自分の時間・お金がある」という意見が多数!
中には、恋愛をまだまだ楽しみたいとの意見もありました。

続いては、結婚しないデメリットも見ていきましょう。

Q.結婚しないデメリットを教えて

男性のコメント

辛いことがあっても基本は一人で乗り越えるしかない。(28歳)

1人で過ごしてきた過去を振り返った時に、喪失感がすごいことです。(25歳)

誰にも相手にされなくなってしまった時、一人ぼっち。(35歳)

老後が不安だし、孤独を感じやすくなる。(32歳)

最期を看取ってもらえずに迎えてしまう。(33歳)

女性のコメント

災害などがあったときに助けてくれる人がいないこと 。(30歳)

誰にも愛されずに死んでしまうのは寂しすぎる。(29)

人間的に問題があるのではと偏見を持たれる。(29歳)

年を取った時に孤独死のリスクが上がること。(33歳)

支え合える人がいない。将来一人だと心配。(28歳)

やはり「孤独死・寂しさ・社会からの偏見」がもっとも多い意見に!
「自由を選んで寂しさに耐える」か「自由を多少は妥協して愛ある人生を選ぶ」かの2択になりそうですね。

結婚しないメリットとデメリット

結婚しない理由のメリットとデメリットを考える人

結婚するのもしないのも、自分で選択できる時代になりました。
では結婚しないことにはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

メリット

結婚しないメリットには二つの要素があります。

  • 経済的要素
  • 精神的要素

まず経済的要素は、結婚すれば同時にできる「家庭」の維持にかかる莫大な費用が不要なことです。
例えば結婚して子どもが生まれればその養育費は約2千万円、大学までの学費を加えれば約4千万にもなるわけです。

また家族が増えれば家も必要になり、住宅ローンも支払うことになるでしょう。
そうなれば、夫婦の稼ぎは全て生活費に費やすことになり、その経済的な締め付けは相当なものになります。

結婚しなければ、少なくとも子育ての経済的な費用は不要です。
実際、この経済的な負担が結婚しない理由にもなっています。

次に精神的要素ですが、これは夫婦といえど「個」の人間です。
お互いに気を使い合わなければ家庭の維持は困難です。
また、結婚すればお互いの親戚付きあいなどの精神的負担もつきものです。

子どもも同様で幼いうちはともかく、成長すれば自分の考えをもつようになり、それが親と相反すれば家庭内が不穏になることもままあります。

独身であれば、このような精神的な負担をする必要がないことは結婚しないメリットと言えるでしょう。

デメリット

では結婚しないことのデメリットを挙げて見ましょう。
経済的な面で言えば、何があっても一人で担うことになることでしょう。
夫婦二人で働けば、収入も倍近くになりますしどちらか片方が倒れてももう一人が働けます。

そういう支えがないことはデメリットといえるでしょう。
また精神的な面では家族が持てないことの寂しさ、将来の不安などはデメリットと言えます。

アンケートで判明!結婚しない人とできない人の結婚しない理由の違い

結婚しない人と、できない人の違いは一体なんなのでしょうか?

Q.結婚しない人とできない人の結婚しない人の違いは?

男性のコメント

結婚しない人は自分の人生楽しんでるから 出来ない人は女性に自分をうまくアピールできてないと思う。(26歳)

一人で何でも完結する人と、頼る女性がいないと生活できない人。(32歳)

今に満足している人は結婚しない人、アプローチをしない、他人本意な人は結婚できない人。(31歳)

結婚しない人⇒自分で稼げる力があり仕事が好き。できない人⇒性格に難あ理。(28歳)

良くも悪くも真っ直ぐで、世間に実直な人はいづれ結婚できる。できない人は興味の幅が広く、いろんなことに疑問や迷いを持ってしまう。(36歳)

女性のコメント

結婚しない人は前向き。できない人は卑屈になっている。(32歳)

しない人は一人が楽しめる人で、できない人は自分に自信がない人だと思います。(29歳)

自分の幸せを人任せにしている人は結婚できない。そうでない人は今結婚していないだけ。今は遊びたいだけだと思う。(31歳)

生活に余裕がある人は自信もあるからいつでも結婚できる。今は自分の時間を大切にしている。結婚できない人は、自分に自信もないから婚活をしてもうまくいかない。(33歳)

結婚しない人は今を楽しんでいる。結婚できない人は、自分の魅力をうまく出せていないか行動量が足りないか……。(35歳)

今の生活に満足できている人は「結婚をしない人」で、「結婚ができない人」は自信がなくて行動もしていないと言う意見が多いですね。
結婚をしない理由として共通するのは「1人でも生きていける、満たされていて余裕があるから」と言うコメント。

仕事も充実していることで、そもそも恋愛自体に関心がないのかもしれませんね。

「結婚しない人」と「結婚できない人」の違い

結婚しない理由のある女とない女

ひとことで「生涯未婚」といっても、自分の意志で「結婚しない人」と結婚したかったけれどできなかった*「結婚できない人」がいます。

「結婚しない人」は結婚が自分の世界に不要なことなので、独身でいることを焦ったり卑屈になったりすることもなく、結婚に憧れたりもしないでしょう。

一方「結婚できない人」は結婚はしたいのにできないわけですから、心中は穏やかではありません
表面上は何でもない様に取り繕っていても、結婚についての話題に深く傷つくこともあるでしょう。

結婚について、攻撃的になったり、卑屈になったり過剰な憧れを抱いたりするのも「結婚できない人」に多いと言えます。

結婚しない理由を探さないで

結婚しない理由のない男女l

現代に生きる人たちの結婚しない理由にはそれぞれ深い意味があります。

しかし、戦前から昭和にかけて結婚率がとても高かったのには女性の地位の低さにあったことがその要因のひとつです。
女性が生きて行くためには結婚して男性に養ってもらうことが一番の選択肢だった時代でした。

しかし、現代は女性が、男性に頼らなくても自立して生活できる時代になりました。
本来、結婚は経済活動でも生産活動でもなく生涯をともに過ごしたいと思う相手と一緒に暮らすためのものでしょう。

だからこそ、本当の意味での「結婚」ができる時代です。
結婚しない理由を始めから探さず、人生のどこかで、一緒に時を過ごしたいと思える相手が現れた時は、結婚と言う道を選ぶのも良いのではないでしょうか。

結婚するのもしないのも、自分で選択することに意味があるのです。

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ライター
noel編集部

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