ヒッピー再来?1970年代ファッションの特徴&コーデ10パターン
ファッションの流行は巡ると言われているように、昔流行ったファッションが数十年後に再び注目されるというのは、おしゃれに敏感な人ならご存知でしょう。 現在は1970年代に流行ったヒッピーファッションが、ブームの兆しを見せています。 再びブームとなった1970年代ファッションについて、特徴やおすすめコーデを紹介しますので、是非参考にしてみてください。
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1970年代ファッションの特徴
1970年代ファッションにはどのような特徴があるのでしょう。
- ベルボトム
- ボヘミアン
- ヒッピー
- 大きい襟
- サイケデリック
- ヴィンテージTシャツ
- 厚底靴
- フリンジ
- トンボメガネ
- ボストンバッグ
続いて、それぞれの特徴を詳しくみていきます。
特徴①:ベルボトム
ジーンズの流行もいろいろ変わってきましたが、1970年代はベルボトムが圧倒的人気を誇っていました。
膝上はややタイトで、膝から下がベルのように裾広がりになっているのが特徴です。
1970年代ファッションの再ブームで、ベルボトムに注目が集まりつつありますね。
見慣れないとちょっと抵抗を持ってしまいそうですが、脚長に見せる効果があります。
1970年代ファッションを意識するなら、ベルボトムは欠かせないでしょう。
特徴②:ボヘミアン
チェコスロバキアのボヘミアに伝わる民族衣装や、ジプシー達が身にまとっていたファッションを取り入れたのが、ボヘミアンスタイルです。
1970年代ファッションとしてもよく知られていて、ペーズリー柄や花柄が特徴です。
ボヘミアンスタイルには、ターコイズのアクセサリーがよく合います。
スウェードやエスニック柄、フリンジや刺繍などいろいろな要素も取り入れられているので、今のファッションにも取り入れやすいです。
ワンピースなら1枚で、ボヘミアンスタイルを作りやすくておすすめ!
特徴③:ヒッピー
ボヘミアンスタイルとも少し似た部分がありますが、ヒッピーのテーマはLove&Peace。
ヒッピーバンドと呼ばれる、ヘアバンドがトレードマークになっています。
戦争に反対する若者たちが、愛と平和を訴える活動から生まれたファッションでもあります。
タイダイ柄のTシャツやワンピースなども人気です。
1970年代ファッションに挑戦したいなら、タイダイTシャツにヒッピーバンドだけでも雰囲気が出ます。
タイダイ染は、色合いによっての雰囲気が変わるので、派手目が苦手な人は色を抑えたタイダイ柄を選んでもいいでしょう。
特徴④:大きい襟
1970年代ファッションは襟にもその特徴がよく現れています。
襟の形も流行によってざまざまですが、1970年代ファッションでは大きい襟が特徴的です。
シャツやジャケット、ワンピースまで襟のあるものは、大きく尖った襟がトレンドでした。
無地や柄物まで種類は豊富ながら襟に特徴があるので、1970年代ファッションを取り入れたいときは襟にポイントをおくといいでしょう。
特徴⑤:サイケデリック
1970年代ファッションは、当時の日本を象徴するかのように派手目なものが好まれていました。
高度経済成長に伴い日本は活気に満ち溢れ、1970年代ファッションはサイケデリックなデザインが人気でした。
ヒッピースタイルを好む人にも人気で、全身違う柄のサイケデリックを組み合わせるという斬新なスタイルも、当時では最先端とされていましたね。
かなり派手ですが、バッグや小物に取り入れれば初心者にも抵抗なく試せるでしょう。
スカーフをサイケデリックカラーにしてもおしゃれです。
特徴⑥:ヴィンテージTシャツ
ヴィンテージTシャツといっても、その種類は幅広く選択肢も豊富です。
1970年代ファッションで人気だったのは、襟が袖にパイピングがあるデザイン!
アニメのキャラクターや、ロックバンドのロゴ、Vネックで袖にラインの入ったタイプも人気でした。
ヴィンテージTなら、気軽に1970年代ファッションを取り入れられそうです。
ベルボトムにヴィンテージTシャツを合わせれば、それだけで1970年代ファッションの雰囲気を味わえるでしょう。
特徴⑦:厚底靴
1970年代ファッションは靴にも特徴がありました。
ロックテイストの厚底靴は、ロンドンブーツとも呼ばれています。
当時人気があったロックバンドアーティスト達が、ロンドンブーツを履いていたことで一躍ブームとなります。
ベルボトムにもぴったりで、パンタロンという今のワイドパンツのような幅の広いパンツとの相性も抜群です。
パンタロンに合わせる場合は、ショートブーツの厚底靴が人気でした。
ベルボトムに厚底ブーツはカジュアル、パンタロンに厚底靴は少しエレガントな印象になります。
特徴⑧:フリンジ
フリンジは、アメリカの先住民族・ネイティブ・アメリカンにインスパイアされ、1970年代ファッションとして人気となりました。
当時は社会に反発する人が多く、社会に属さないネイティブ・アメリカンを平和の象徴としたとも言われています。
ジャケットやチュニックにもフリンジを取り入れたデザインが人気でした。
バッグやストールにフリンジをを取り入れるのもおすすめです。
服にフリンジを取り入れるのに抵抗があるなら、ピアスなどアクセサリーに取り入れるといいでしょう。
フリンジの丈が長いほど1970年代ファッション風ですが、長すぎると扱いにくいので注意が必要です。
特徴⑨:トンボメガネ
トンボの目のように見える、丸く大きいレンズが特徴的です。
カジュアルにトンボメガネをプラスするだけでも、一気に1970年代ファッションの雰囲気になりますよ!
1970年代の人気アーティストやアニメのキャラクターも、トンボメガネがトレードマークだった人がたくさんいました。
今もトンボメガネのサングラスはあります。
1970年代ファッションの雰囲気を残しつつ、今の時代に合うようデザインされているので抵抗なく取り入れられるでしょう。
レンズのカラーでも雰囲気が変わるので、ファッションに合わせて選んでください。
特徴⑩:ボストンバッグ
1970年代ファッションを取り入れるなら、バッグにこだわりましょう!
ファッションは1970年代を意識しているのに、バッグだけ今風だとバランスが悪くなってしまいますよ。
1970年代ファッションにおすすめなのは、当時一世を風靡したマジソンスクエアガーデンのボストンバッグです。
学生や若者の間で大流行して、街中にマジソンスクエアガーデンのバッグを持った人が行き交っていました。
現在は復刻版が登場しているので、これからで入手できます。
ちなみに1970年代の日本では、学生カバンとしても大変人気となっていました。
1970年代に流行ったファッションブランド
1970年代に流行ったファッションブランドとは?
- カルバンクライン
- ビビアンウエストウッド
- ケンゾー
- グッチ
1970年代に流行ったファッションブランドをみていきましょう。
ブランド①:カルバンクライン
ニューヨークが発祥のカルバンクラインは、60年代後半に設立されました。
1970年代に入り徐々に注目されるようになり、香水や男性用下着がいち早く注目され人気となったブランドです。
1970年代ファッションでは、ジーンズを中心としたカジュアルラインや、おしゃれに敏感なOL層を中心に人気を博していきます。
ブランド②:ビビアンウエストウッド
イギリス発祥のブランドで、日本でも若者を中心に人気となっています。
デザイナーでもあるビビアンウエストウッドが注目されるようになったのは、1970年代ファッションにロックテイスト満載の過激なデザインがきっかけでした。
2018年にはドキュメンタリー映画が製作され、77歳になっても輝き続けるファッション界の女王として脚光を浴びていました。
生涯現役を宣言する凛とした姿は、1970年代ファッションで人気を博してからも変わらず貫き通されています。
ブランド③:ケンゾー
1970年代ファッションにドンピシャの、サイケデリックな色使いが特徴的なブランドです。
デザイナーは日本人の高田賢三さんは、旅館を営む実家で和服に触れる機会が多かったのだとか。
ケンゾーを代表するサイケデリックな色使いは、和服の色使いが元になっているとも言われています。
そう言われてみると、派手に見える柄の中には、どことなく日本の着物を感じさせる雰囲気がありますね。
ブランド④:グッチ
イタリア発祥の高級ブランドとして知られるグッチは、1970年代ファッションにはかなりの人気を誇っていました。
グッチの頭文字Gをイメージしたロゴは、バッグや財布はもちろんのこと、服にまで取り入れられています。
赤と緑のラインも特徴的。
1970年代ファッションのレトロな雰囲気にもぴったりマッチして、且つ全体をおしゃれに見せてくれる素敵アイテムが豊富です。
時間が経っても古臭さを感じさせないのは、ハイブランドならではですね。
1970年代ファッションを取り入れたコーデ
1970年代ファッションを取り入れたコーデをチェックします。
- パンタロン
- 花柄コーデ
- ジオメトリックシャツ
- レトロワンピース
- サイケデリックシャツ
- 大きめ襟ブラウス
- マルチラインコート
- フリンジニット
1970年代ファッションを取り入れたおすすめコーデをみていきましょう。
コーデ①:パンタロン
フランス語で長いズボンという意味を持つ、パンツのことです。
今風ならワイドパンツのような印象ですが、パンタロンは裾に行くほど幅が広くなるのが特徴的!
ベルボトムまではさが大きくありませんが、膝上が若干細めになっています。
パンタロンにはVネックのニットがおすすめです。
若干ハイウエスト気味に履くので、ウエストの位置が高く脚長効果にも期待。
ヘアアレンジは大きめのお団子に、70年ファッションっぽいスカーフをヘアバンド代わりにしても可愛いです。
コーデ②:花柄コーデ
トップスとボトムスを花柄でまとめたコーデは、ボヘミアンスタイルです。
1970年代ファッションは大きめの花柄が大人気となっていました。
花柄なら今も違和感なく着られますし、同じように見えても微妙に違う柄が意外にもおしゃれにまとまっていますね。
上下柄に抵抗があるなら、どちらかを無地にしてもいいでしょう。
女性らしくて且つ1970年代ファッションを感じさせてくれるのがポイントです。
写真はブルー系とブラウン系ですが、ピンク系やグリーン系もおすすめ!
色違いでいろんな1970年代ファッションを意識した、花柄コーデを楽しんでみてはいかがでしょうか。
コーデ③:ジオメトリックシャツ
幾何学模様を意味するジオメトリックは、シャツに取り入れるといいでしょう。
1970年代ファッションでは、襟が大きく尖っていましたが、現代風に着るならスタンドカラー&Vネックがおしゃれです。
ジオメトリック柄はどことなくレトロな雰囲気も持ち合わせているので、初心者でも気軽に1970年代ファッションを取り入れられそうです。
ボトムは1970年代ファッションで人気だった、コーデュロイやスエードのスカートやパンツを合わせてみましょう。
コーデ④:レトロワンピース
ストンとしたラインが1970年代ファッションを彷彿とさせますね。
レトロなデザインですが、今の時代にも違和感なく着られるでしょう。
ワンピースに使ったブルーをタイツに使うことで、1970年代ファッションらしいコーデになっています。
寒いときは、ブルーのジャケットを羽織っても可愛いです。
靴はワンピースの地の色に合わせてホワイトをチョイスするのがポイントです。
ヘアアレンジは、外ハネにするとバランスよくまとまります。
コーデ⑤:サイケデリックシャツ
1970年代ファッションを取り入れてみたいけれど、全身揃えるのはちょっと…という人には、サイケデリックシャツとデニムのコーデをおすすめします。
手持ちのデニムにサイケデリックな色使いの派手目のシャツを合わせるだけで、1970年代ファッション風になりますね。
ボトムスは、ワイドパンツやロングスカートでもいいでしょう。
シャツをインせず、裾を結んで着てもいいかもしれません。
靴はシャツに使っている色を合わせると引き締まります。
バッグはレトロな雰囲気のクラッチバッグを合わせましょう。
コーデ⑥:大きめ襟ブラウス
何気ない日常に1970年代ファッションを取り入れたいときは、お気に入りのパンツに襟が大きめのヴィンテージブラウスを合わせてみてください。
柄のシャツでもモノトーンにまとめているので、1970年代ファッションでも派手すぎずスッキリとまとまっています。
とろみがあるような柔らかい素材の生地は、キレイめコーデにも活用できそう。
いかにもな1970年代ファッションではなく、さりげなく取り入れておしゃれを楽しみたい人におすすめです。
コーデ⑦:マルチラインコート
一見シンプルなコートに見えますがサイドのマルチラインが、1970年代ファッションを感じさせてくれます。
1970年代はストンとしたラインのワンピースやコートが流行っていました。
シンプルなデザインは今着ても違和感がありませんね。
足元はロングブーツを合わせると、1970年代ファッション感がアップします。
前を開けてミニスカートやパンタロンと合わせても可愛いでしょう。
コーデ⑧:フリンジニット
フリンジも1970年代ファッションの流行アイテムのひとつです。
フリンジジャケットのイメージが強いですが、ストールのように使えるフリンジニットがおすすめです。
ボヘミアン風なスカートにも良く合っていて、女性らしいコーデになります。
フリンジ好きな人は、足元のブーツにもフリンジ付きを選んでもいいかもしれません。
落ち着いたトーンでまとめているので、コーデとしてもスッキリとしておしゃれです。
今風のボヘミアンスタイルは、大人可愛い雰囲気が好きな人にもおすすめ!
1970年代ファッションに合う髪型
1970年代ファッションに合う髪型とは?
- サーファーカット
- ボヘミアンウェーブ
- ウェーブヘア
- 外ハネ
- 三つ編み
1970年代ファッションに合う髪型をみていきます。
髪型①:サーファーカット
サーファーカットは、1970年代ファッションにもよく合うスタイルです。
1970年代後半から放送されていた、アメリカのテレビドラマ、チャーリーズ・エンジェルに出演していたファラ・フォーセットがしていた髪型で一躍ブームとなりましや。
レイヤーが多めで、サイドと前髪を横に流すように仕上げます。
あまり巻きすぎるとちょっとくどくなるので、今風にしたいなら手グシでふんわりと整えるくらいにしておくといいでしょう。
どんなファッションにも合うので、幅広く楽しめます。
髪型②:ボヘミアンウェーブ
ボヘミアンスタイルによく合う髪型です。
1970年代ファッションは派手目なものが多かったので、髪型もウェーブをかけ服に合わせて派手目にするのが人気でした。
当時はくるくるに強めに巻くのが主流でしたが、今風のボヘミアンスタイルにはゆるふわウエーブくらいがちょうどよく感じます。
カールは強めや弱めなどランダムにすると、動きが出て遊び心が感じられるお洒落な雰囲気になります。
髪型③:ウェーブヘア
ウェーブヘアはいわゆるパーマヘアのことです。
パーマのかけ方にいくつかありますが、ヒッピーやボヘミアンスタイルにはロングのウェーブヘアが人気でした。
前髪は作らずセンターパートで自然に仕上げると、1970年代ファッションにもよく合うスタイルになります。
ロングだと大きめのゆるふわウェーブも作りやすいですし、ヒッピーバンドやフリンジピアスやイヤリングで、遊んでも可愛いです。
ロングはアレンジ幅が広いので、ファッションに合わせて自由に決められるのがいいですね。
髪型④:外ハネ
セミロングやショートの人は、外ハネスタイルがおすすめです。
1970年代ファッションにもよく合いますし、1970年代ファッションの雰囲気を出したいなら、カチューシャやヘアバンドをプラスしましょう。
当時日本でも大ヒットした、アメリカのテレビドラマ・奥様は魔女に出てくるサマンサをイメージすると分かりやすいです。
髪型だけでなく、1970年代ファッションも参考になるものが多いです。
髪型⑤:三つ編み
ヒッピーやボヘミアンスタイルには、三つ編みもよく合います。
普通のおさげでも可愛いですが、今風に少しアレンジしてもいいでしょう。
オーソドックスに2つに三つ編みをして前に垂らしてもいいですし、後ろの方で2つに三つ編みしたり、一つにまとめて大きめの三つ編みなどにもアレンジできます。
こちらの三つ編みはくるりんぱで作っています。
手で編むのとはニュアンスが違ってとてもおしゃれですね。
ボヘミアンやヒッピースタイルにも違和感なくマッチします。
1970年代ファッションを意識するなら、ハットをかぶっても可愛いです。
ヒッピー再来?1970年代ファッションの特徴&コーデ10パターンまとめ
ヒッピーやボヘミアンと、レトロな雰囲気が漂う1970年代ファッションが再びブームの兆しを見せています。
流行りは繰り返すと言われていますが、再ブームになっても昔のスタイルをそのまま真似るのではなく、今風にアレンジするのもポイントです。
1970年代ファッションの特徴を踏まえつつ、今の時代に合った自分らしい1970年代ファッションを楽しんでくださいね。
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