自虐風自慢する人の特徴や心理とは?さりげなく自慢する人の対処法
自虐風自慢をする人が身近にいると、対応に面倒でうざく感じます。 どうして自虐風自慢をするのか、どのような特徴があるのか知って振り回されないようにしましょう。 また、さりげなく自虐風自慢をする人への対応方法も紹介しますので、参考にしてみるといいでしょう。
人気のおすすめ記事
そもそも「自虐風自慢」とは?

自虐風自慢は、自分をネタとしておとしめておきながら、自慢に持って行く話の仕方です。
自虐して相談に持って行くのか、愚痴を聞かせるのかと思わせて、自慢話を延々と繰り返すとても高度な自慢の仕方です。
パターンの一例は、「私って~だからだめなの。」と話を振っておきながら、「でも、○○ちゃん(聞き手)は、私と違って~」と話をたたみかけて、相手を持ち上げるふりをしながら自虐をして自慢をし続けます。
愚痴を言いたいのか、相談をしたいのか、単に自慢をしたいのか、話し手の気持ちがよく分からず、聞き手をいらっとさせます。
自虐風自慢する人の特徴

自虐風自慢をする人の特徴例を挙げます。
- 話を聞いてほしい
- 自分を認めてもらいたい
- あからさまに自慢していると取られたくない
自虐風自慢をする人の特徴を詳しく述べます。
特徴①:話を聞いてほしい
自虐風自慢をすることで、最初の部分で同情を引けるため、聞き手から関心を持たれます。
自慢話ではありますが、最後まで聞いてほしくて自虐風自慢をしている可能性もあります。
話を聞いてもらいたいというタイプは、最後まで一通り聞いてあげれば満足ができますので、後を引くことはありません。
自分への満足度が低く、このような人間でも彼氏ができたとか、仕事で成果を残した、結果が上手くいったという意味での自慢であれば微笑ましいです。
あまり何度も続くとうざいですが、1回目であれば優しく対処しましょう。
特徴②:自分を認めてもらいたい
やっかいなのが、「自分を認めてほしい」と思い込んでいる人の自虐風自慢です。
自己顕示欲が強くなると、たいした能力がないのに「周囲から認められて当然」という意識に変わってきます。
ならば、(例え周りの人間が迷惑であろうとも)通常の自慢話でいいのではないかと思われるでしょう。
いったん自分を落として、実は違うという展開にすると、相手に自分の成果を話すとより上手くいった印象になります。
より強く周囲の人に自分の存在を印象づけられるよう、効果的にするために自虐風自慢をすると考えられます。
特徴③:あからさまに自慢していると取られたくない
自虐風自慢の形だと、自慢をする前に自分で自分のことを悪く言っていることになります。
自虐風自慢の場合、自分をおとしめる内容を含めることで、あからさまに自慢をしていることを避けることができます。
少し罪悪感があるかもしれませんし、聞き手への多少の気遣いがあるのかもしれません。
また、周囲の人に反発を食らうのを避けようとしているかもしれません。
難しいですが、自虐をして謙虚さを表そうとしているとも考えられるでしょう。
自虐風自慢する人の心理

話し手の心理状態について、どのように考えているのでしょうか。
- 自分は特別な存在と信じ込む
- 劣等感がある
- 他の人を見下している
項目別に分けて心理状態を詳しく見てみます。
心理①:自分は特別な存在と信じ込む
ごく小さなグループや1対1の時に、自虐風自慢をされることが多いです。
会社で同じ部署内に属していたり、ママ友などの義理のお付き合いの関係で起こりがちです。
いわゆるマウンティングです。
自分が特別な存在であると知らせて従わせたい場合に、自慢をして優位に立とうと考えている所があります。
自虐風自慢を意に介さない相手や、刃向かってくる相手を孤立させ、陰口をきき眉をひそめられることがあります。
本人は気づきませんが、周囲からうっとうしい、顔を見ると気が重いと思われていることがほとんどでしょう。
心理②:聞き手への劣等感がある
話を聞いている人に対して劣等感がある場合にするケースもあります。
自分の弱さや立場の低さ、能力の低さを隠そうとして自虐風自慢をしている所があります。
相手よりもへりくだっている様子を見せながらも、自分の方が優れていると見せようとしています。
いかにも自分の方が立場が上だという風に見栄を張っているのでしょう。
色々な人に影で笑われている場合があります。
心理③:他の人を見下している
劣等感があるのと逆に、聞き手を見下す存在と軽んじる場合があります。
そもそも自分とは対等に張り合えない相手だと考え、優越感から自慢をしていることもあるでしょう。
自分が見下している人以外の好ましい人や自分と同レベル以上だと考える人に悪い印象を持たれないようにしようと、自虐風自慢をしていることも考えられるでしょう。
一応自虐しているので、他の人には自慢をしているつもりはないと言い切ることもできます。
聞き手以外の周囲の人には、自慢をしたいことはバレバレです。
周囲の人にも軽く見られて、あざとく嫌な人、みっともない人とあざけられています。
自虐風自慢された人がイラッとする原因

聞き手が気分が悪くなるのは、4つのことが考えられます。
- 長々と飽きる
- 弱みを突かれる感じがする
- 愚痴を言いたいのか分かりかねる
- 堂々巡り
自慢をされてイラッとするのは何故でしょうか。
詳しく説明します。
原因①:長々と飽きる
だらだらと続くのが特徴です。
最初は自分をおとしめる感じを装っているので、非常に始末が悪いです。
自虐風自慢を真面目に聞いていると、続くので飽きてしまいます。
集中力がなくなると、話を聞いているのか問いかけられることもあり、イラッとする方も多いでしょう。
原因②:弱みを突かれる感じがする
聞き手の弱点を攻撃してくる場合、弱みを突かれる感じがして辛いと言う方もいます。
自虐風自慢を、悪意をもってする場合に見られます。
延々と続くことで心の中をえぐりつづけるので、自虐風自慢にイラッとする場合があります。
相手は「何、気にしちゃったの?」とヘラヘラ笑いながら更に話を続けます。
他の人がいる状況だと、怒るのも大人げなく黙っているしかありません。
非常にイラッとするのを通り越して、自制するのも我慢できない状況でしょう。
相手は黙って怒りを押し殺しているのを見てほくそ笑んでいます。
原因③:愚痴を言いたいのか分かりかねる
非常に困るケースを挙げます。
自虐が巧妙で、愚痴を言って自分の駄目さ加減を嘆きたいのか、自慢したいのかが判断できない場合もあるでしょう。
本当に困っているのであれば、駄目な人ではないと慰めることもできます。
自虐風自慢だと慰めるのもおかしな空気になるので、対応に困ってしまいます。
イラッとするので、もうやめてほしいと考える方も多いです。
原因④:堂々巡り
際限なく「でも、~だから。」と同じ話が繰り返され、自慢話もループしていきます。
自虐風自慢は、時として堂々巡りになるのがほとんどです。
結局、どういう話に落ち着くのか、どのようにこれからしていきたいのかが先送りされることもあります。
自慢をしたくて話をしているため、結論は出す必要ないということもあるでしょう。
聞き手にとって利益のない話に終始するので、暇つぶしで自慢のために話をされているのかとイラッとする原因になります。
自虐風自慢の厄介な3つのポイント

自虐風自慢の厄介なポイントを3つ挙げます。
- 会う度に同じことを言ってくる
- こちらの話を聞こうとしない
- 他の話題に持っていこうとしても自慢に戻る
自虐風自慢の厄介なポイントを詳しく説明します。
ポイント①:会う度に同じことを言ってくる
自虐風自慢の相手は、会う度に同じ話をしつこくします。
この前聞いた話だと言っても、耳を貸さず、困っていることだから聞いてと言ってきます。
面倒だし、聞き飽きたしと考えていても嬉しそうに話を続けます。
厄介であくびが出ることもあるでしょう。
ポイント②:こちらの話を聞こうとしない
自虐風自慢の途中で、「どう思う?」と問いかけられることもあるでしょう。
こちらがアドバイスをしても、「そうは言っても~だから」と返し、自慢を続けます。
正直言って自分の中で結論は出ているだろうし、自慢をしたいだけなのだなというのが分かります。
自分の気に入ることを言ってくれないと、機嫌が悪くなりますので、非常に厄介です。
あなたは私のことを心配していないのかとか、親身になってくれないと他の人に陰口を言うこともあり、面倒に感じられるでしょう。
ポイント③:他の話題に持っていこうとしても自慢に戻る
何度も同じ話をしてくるので、他の話題に持って行こうとします。
しかし、必ず話をねじ曲げて元の自虐風自慢話にすげ替えてしまうことが多いでしょう。
こちらが提案した話を生返事で聞いていて、話の途中でそれはいいからと腰を折って、再度自慢話に持って行く強引な輩もいます。
つまらぬ自慢話や、優越感たっぷりの表情を見ていると、グーパンチしたくなるという方もいるでしょう。
自分の話を聞いてもらえないとか、お互いに話したり、返事をしたりできないことほどつまらない物はありません。
自分が楽しめずに我慢を強いられて、厄介に感じる方もいます。
自虐風自慢の典型的パターン

自虐風自慢の典型的パターンはどのような物でしょうか。
- 太れないと愚痴る
- モテないが男友達は多いと言う
- 美人アピール
- 若く見えるとドヤ顔
- 彼氏・夫の自慢
パターン①:太れないと愚痴る
容姿やスタイルのことで自虐風自慢をするとしたら、どんなに食べても太れないと言うことです。
太れないと自慢しながら、やせていてうらやましいと言われたいとか、スタイルがいいことを自慢したくているということがあります。
自分よりも太っていてスタイルに悩みがあると思われる人に自虐風自慢をふっかけることもあります。
明らかに自分よりもスタイルが悪そうな人を悔しがらせてみたいがために言うこともあります。
パターン②:モテないが男友達は多いと言う
聞き手の人に彼氏がいる場合に、自虐風自慢で彼氏がいないと言い始めることがあります。
しかし、あなたは彼氏が一人だけだけれども、自分は男友達が多いという感じで自慢します。
あなたには言い寄ってくる男性が一人だけだったけれども、自分は回りに男の人が多くて1人に絞れないということをにおわせることもあります。
また、彼氏を馬鹿にするようにそういう人が彼氏でいいのかというように言うこともあります。
大変失礼な自虐風自慢で、友人をなくす要因ともなりかねません。
パターン③:美人アピール
美人アピールをする場合、最初は聞き手の人に対して、「○○ちゃんみたくかわいげがない」という形で持ち掛けてきます。
人から「顔立ちが整いすぎていて冷たい」という感じに言われると自慢します。
つまり、自分は美人であるとアピールして、聞き手の人のことをかわいいげがあるが、美人ではないとけなしているのです。
失礼なことを平気で言うのは、自分に対する自信の高さなのかもそれません。
確かにかわいげがなく、冷たい感じのする顔立ちなのでしょう。
パターン④:若く見えるとドヤ顔
「良く人から子供っぽいと言われる」とか「実年齢より下にみられるけど、落ち着きがないのかな」と話をし始めたら、注意が必要です。
自分は、若く見られると自慢しているのです。
20歳半ばくらいならいいのですが、30歳に近くなると痛々しくなります。
「あなたは若く見られないけど、私は若く見られる」と変な所を自虐風自慢し始めます。
あまり仲が良くないのに「落ち着きがあっていいね。」とか、「誰々さんが、○○ちゃんのこと大人っぽいと言っていた。」と言っていたというのも、自虐風自慢の始まりの特徴ですので、始まったら薄笑いで流してあげるといいでしょう。
パターン⑤:彼氏・夫の自慢
「夫や彼氏が忙しくてすれ違いが多い」というように、お付き合いをしている人や旦那さんが忙しいということを言い出したら、彼氏や夫の自虐風自慢が始まる可能性があります。
ただの愚痴やのろけでしたら、別に悪意はありません。
しかし、聞き手の彼氏や夫の職業に関する話になってきたら、注意が必要です。
会社の規模を聞いてきたり、収入をさりげなく尋ねたりしてきたら、「そんな小さい所で平気なの?」、「生活をやっていけるの?」などと失礼なことを言い出して、自慢が始まることがあります。
関係ない人のことまでマウントする、非常に失礼な話をし出すことがあります。
自虐風自慢する人への対処法

自虐風自慢をする人への対処法の例を挙げます。
- 適当に相づちを打つ
- おだてまくる
- メッセージを既読スルー
- 相手をブロックする
- 電話に出ない
- 嫌みで返す
自虐風自慢をする人への対処法を項目別に説明します。
対処法①:適当に相づちを打つ
相手は自虐風自慢をしたくて仕方がないので、欲求を満たすために話を聞いてあげましょう。
でも、ただ聞いてあげるのでは時間が無駄になります。
適当に相づちを打って、おとなしく聞いてあげるふりをしましょう。
ばかばかしい内容と相手が得意げになって話をしている表情を見ると、滑稽で笑い出したくなる時があります。
自分が自虐風自慢をしないように戒めにもなるでしょう。
同僚に仕事中に自虐風自慢をされて、進まずに邪魔でいらっとする時は、目元はパソコンや書類に向かい、口だけで相づちを打ちます。
2~3回口だけで相づちを打ってもまだ続けるようなら、「ごめん、急ぎなの。後でね。」と言って、打ち切る方法もあります。
相手が気にしようがしまいが、後は無視しましょう。
対処法②:おだてまくる
親族やママ友、同僚など、お付き合いを止めるのが難しい相手なら、わざとらしいぐらいに大げさに相づちを打って、「すごいね。」とおだてまくるといいでしょう。
相手は自慢したくて仕方がないので、大いに自尊心をくすぐられてエスカレートします。
時々不安になって、「あなたはどうなの?」と問いかけられることもあります。
「続きを教えて。」と言って促し、自分のことは一切話さないと言う手もあります。
面倒な相手に自分のことを一切知らせる必要はありません。
対処法③:メッセージを既読スルー
直接会う機会を減らしても、SNSでメッセージを送りつける人も多いです。
読んでも、あえて返事を出さないようにする方法もあります。
通知の状態で読んだり、アプリを使ったりすれば既読表示は出されません。
しかし、あえて既読のままにして放置すると、返事を出すほどでもないということが分かりますので効果的です。
しかし、つまらない話題という自覚がなく、どうしてスタンプなり返事なりよこさないのかと言ってくる強者もいます。
返事をする時間がなかったとか、揚げ物をしていて手が離せなかったと言いましょう。
対処法④:相手をブロックする
SNSによっては、相手を指定してブロックをして、登録をしたリストからは消せることができるアプリもあります。
しかし、リストから消去してもメッセージや通話は可能なことがあります。
相手を非表示にするように選択すると、相手からの通話やメッセージの受信が一切できない場合があり、相手にも一切通じていないことを知られることもあるでしょう。
自虐風自慢をもう一切聞きたくないという場合には、とても便利な機能です。
ブロックや非表示にしていることが分かったら、SNSを止めた(アカウントを削除した)とか、スマートフォンの動きが悪いのでいったん外したと伝えるといいでしょう。
対処法⑤:電話に出ない
メッセージではなく電話をかけて来る人もいます。
電話番号を見て、出ないようにすることもできるでしょう。
サービスに加入していれば、留守電に繋がるようにしたり、着信拒否番号に登録したりする方法もあります。
なるべく通話を拒否できるような距離感であれば、おすすめします。
対処法⑥:嫌みで返す
もう絶対に会うことはないという相手であれば、嫌みで返すのも良い方法です。
毒舌で返して関係を断ち切ってしまうと楽になります。
間を取り持とうとするお節介な人がいたら、その方とも距離を置くといいでしょう。
本当に大切な人との人間関係を大事にする方が楽しく付き合えます。
その代わり、人間関係はどこで繋がっているか分かりません。
後で仕事関連や親族関連で繋がってくる場合もありますので、よく考えて最終手段に使うようにしましょう。
自虐風自慢する人の特徴と心理を知って上手く対処しよう

自虐をしながらくだらない自慢話をする人の特徴は、自分に注目してもらいたい、凄い人だと思われたい、自分のが優位になっていることを示したい自己顕示欲の塊になっているのが特徴です。
字逆風自慢をする特有の心理は、相手よりも優位に立っていると考えるか、相手に劣等感があるかのどちらかであることが多いでしょう。
対処法は、直接話をする場合はおだてるか、聞き流すのが良い方法です。
自虐風自慢への反面教師にするといいでしょう。
自虐風自慢のメッセージや電話の場合は、メッセージのブロックや非表示、着信拒否などの機能を上手に使って対処しましょう。
自虐風自慢に嫌みで返して絶縁するのは、最終的な手段にするように心がけましょう。
取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
メイク・コスメ、美容、ライフスタイル、ヘアスタイル、ファッション、ネイル、恋愛のテーマで、編集部が独自調査、または各分野のスペシャリストが監修した記事を毎日更新しています。いまの気持ちに1番フィットする情報で、明日を今日よりすばらしい日に。