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「1960年代ファッション」に惹かれる人は多い?

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当時一世を風靡した1960年代ファッションですが、時代を経た今もなお、たくさんの人々の心を虜にしているようです。
現在もファンが絶えない、1960年代に数々の名作に出演した女優オードリー・ヘップバーンやモデルのツイッギー、ビートルズなどの音楽グループの影響も、その理由の一つと言えます。

1960年代に流行したファッションの特徴

パーティメイクの女性たち

では、1960年代に流行したファッションにはどのような特徴があるのでしょう。

  1. ビビッドカラー×ビビッドカラー
  2. 大ぶりで大胆な柄
  3. タイトなシルエットのミニ丈ワンピース
  4. カラータイツ
  5. お花をたくさん!
  6. ヒッピースタイル
  7. サングラスやスカーフなどの小物はマスト
  8. ロングブーツ
  9. メイクは目を大きく
  10. ワイドパンツ

続いて、それぞれの特徴を詳しくみていきます。

特徴①: ビビッドカラー×ビビッドカラー

1960年代ファッションは現代の私たちの感覚ではとても勇気が出ない、まるでおもちゃのようなビビッドカラーの合わせ技が印象的。
トップスとボトムスで色の組み合わせを楽しんだり、原色のワンピースとカラータイツなど、取り入れ方は様々。

こちらは青と赤のチェックというびっくりするような色使いのワンピースですが、靴もワンピースの青と合わせることではちゃめちゃすぎず、きちんとまとまっています。

特徴②:大ぶりで大胆な柄

1960年代のファッションの肝は、とにかく大胆であること!
肌をあまり見せず、男性を誘惑するような派手な色使いをしない服装が女性らしいとされていた従来の服装に反発するべく生まれたのが1960年代のファッションです。

これでもかというほど大きな柄や色とりどりの模様で新しい女性像を主張しています。

ピンク、緑、青、オレンジを大胆にあしらったサイケデリックなワンピース。
帽子も同じ柄で合わせて、こちらも派手ながらもまとまりのあるコーデです。

特徴③:タイトなシルエットのミニ丈ワンピース

1960年代に生み出された、従来の女性像をひっくり返すようなアイテムがこのミニワンピース。
大きく脚を出した開放感溢れるファッションが印象的ですね!

パキッとしたシルエットの真っ赤なワンピース。
斜めにあしらわれた白いボタンの列が遊び心たっぷりでいかにも1960年代!

ミニワンピースの'ミニ'は今では幅広く使われていますが、元来はイギリスのBMCが1960年代に開発した車のMINIからとったものだったそうです。

特徴④:カラータイツ

もちろんワンピースに素足やストッキングもかっこいいけれど、カラータイツと合わせると最高!

色とりどりなタイツがそろうとまるでスイーツショップのよう。
同じ色のパンプスと合わせちゃうところも大胆で可愛い!

特徴⑤:お花をたくさん!

1960年代後半はアメリカのベトナム戦争介入に反対する人々が「LOVE&PEACE」、愛と平和こそが大事だと主張する動きが生まれ、銃弾の代わりに花を、というフレーズから「フラワームーヴメント」と呼ばれました。
平和の象徴として、ファッションにも花がたくさん使われています。

こちらも色とりどりで大きな柄の花模様をたくさん描いた生地。
フラワームーヴメントでは戦争反対の意思表示としてドラッグを使用する人々が多く、このような幻想的な模様や柄を「サイケデリック」と評します。

特徴⑥:ヒッピースタイル

フラワームーヴメントを率いる人々はヒッピーと呼ばれていました。
裸足にゆったりとした服をまとい、長い髪にビーズや革紐を巻きつけるスタイルが印象的です。

白いレースのミニワンピに大きなネックレスを合わせたコーデ。
ボヘミアンとも称されますね。

特徴⑦: サングラスやスカーフなどの小物はマスト

他の子と差をつけたいなら、帽子やスカーフ、サングラスを取り入れると効果的!
大ぶりなイヤリングやネックレスも1960年代らしいアイテムです。

黄色のミニワンピと黒のコンバースという落ち着いたコーデも、白ぶちの丸サングラスを投入すれば一気にポップに!

特徴⑧:ロングブーツ

1966年に大ヒットしたナンシー・シナトラの'These Boots Are Made For Walking'のPVの影響で、ロングブーツが大流行!
ミニワンピにロングブーツが定番スタイルになりました。

服と同じ色のピカピカのブーツでキメているコーデ。

特徴⑨:メイクは目を大きく

1960年代ファッションをする上でメイクは欠かせません。
当時その物憂げな表情と子供のように華奢なスタイルで一世を風靡したモデルのツイッギーの大きな目が話題になり、下まつげまでしっかりマスカラを塗ったメイクが流行しました。

また、アイラインを跳ね上げて書いたり、真っ赤な口紅を塗って顔のパーツを強調するのも1960年代メイクの特徴です。

特徴⑩:ワイドパンツ

今人気復活中のワイドパンツ。
70年代のイメージが強いアイテムですが、実は1960年代でも大活躍していました。

バストの下まで引き上げられたウエストに、たっぷりと幅をとった裾がカッコいいシルエットを作っているこのパンツ。
70年代はベルボトムやブーツカットと呼ばれるデニムのワイドパンツが流行りましたが、1960年代は大きな柄のカラフルな生地が主流です。

1960年代ファッション風おすすめコーデ

おしゃれになりたいを叶えるコツ&コーデ

おすすめコーデ①:お揃いのワンピース

初めて挑戦するならオーソドックスなドット柄のワンピースをお友達とお揃いで着ればハードルが低いかもしれません。

ドット柄と赤いスカートの組み合わせが可愛いワンピース。
少し50年代の名残があるふんわりとしたスカートなら挑戦しやすいですね。

おすすめコーデ②:カラータイツを取り入れよう

今あるワンピースにカラータイツを取り入れるだけで1960年代ルックに早変わり!
靴下コーナーにいろんな色のカラータイツを取り揃えているお店も多いのでお気に入りの色を買ってみましょう。

控えめながらも印象的なドットボーダーのワンピにビビッドな黄色タイツを合わせたコーデ。
カーキの帽子と黒いパンプスがうまくコーデをシメていますね。

おすすめコーデ③:意外な組み合わせが最高のチョイス

青と赤を選ぶなんて紫の絵の具を作りたいときだけ、なんて思い込みは捨てましょう。
自分では絶対チョイスしない組み合わせが最高な1960年代テイストを生み出すこともあるのです。

淡いブルーのスエットに深い赤のニットワンピースを重ね着。
お揃いの配色のバッグがなんとも60'sなアイテム!

締め色は黒で、靴と帽子で揃えることで統一感が出ています。

おすすめコーデ④:大胆な柄を投入!

大きな柄のワンピースにも挑戦してみましょう。一気に1960年代にタイムスリップ!

目を引くカラフルなワンピースにオレンジのカラータイツを合わせ、モノクロのストライプ柄のブーツでまとめたコーデ。
とても再現度の高い1960年代ファッションですね。

おすすめコーデ⑤:モノクロコーデ

カラフルじゃなきゃ1960年代コーデはできないの?
そんなことはありません。

シンプルなモノクロコーデでもアイテムを選べば1960年代風にできます!

こちらは白襟の黒ワンピに黒いパンプスを合わせたもの。
素足を出すことで重すぎない印象を与えています。

もちろん、靴やバッグなど好きな色のアイテムを一点投入すればぐんと華やかになりますよ。

おすすめコーデ⑥:スカーフの取り入れ方

ヘアスタイルがうまくまとまらない時はスカーフを巻いてしまいましょう。
スカーフはシンプルなコーデにも華やかなコーデにもあうアイテムです。

大きなスカーフを頭巾のように被って顎の下でキュッと結べば気ままなお出かけスタイルに。
もちろん首に巻くのもテッパンです。

おすすめコーデ⑦:大ぶりイヤリング

大ぶりなアクセサリーを身につければ1960年代コーデは完璧!
イヤリングやピアス、ネックレスなど、お気に入りのものを見つけましょう。

大きな丸とピンクと青の組み合わせが60'sっぽいイヤリング。
おろした髪からちらりと覗くビビッドカラーがコーデにアクセントを加えてくれます。

おすすめコーデ⑧:首元をタイトに

1960年代は首をキュッと詰めたスタイルも人気です。
タートルネックのセーターやハイネックのワンピースなどでスタイルをよく見せることもできます。

こちらはノースリーブのタートルネックセーターです。
リブ模様も相まってすらっとしたシルエットが綺麗なコーデですね。

オレンジのスカートと白のコントラストもお洒落です。

おすすめコーデ⑨:フルコンプリート!

1960年代ファッションのアイテムが揃ったら組み合わせて身につけてみましょう!

こちらはビビッドカラーの組み合わせ、カラータイツ、大胆な柄に大ぶりイヤリング、と1960年代ファッションの肝を全て取り入れたお手本のようなコーデです。
少しくすんだピンクのハイヒールは現代でも人気のあるアイテムですね。

まるで一輪の花のよう!

おすすめコーデ⑩:現代風アレンジ

1960年代テイストは取り入れたいけど、現代の要素も失いたくない...そんな方は1960年代アイテムを一点投入したらお気に入りのジャケットなどを羽織りましょう。

キュートなドットワンピに革ジャン、ジージャンを羽織ったコーデ。
存在感がありながら悪目立ちしていません。

おすすめコーデ⑪:マニッシュスタイルも

あんまりガーリーなのは苦手!
かっこいい1960年代ファッションがしたい!

そんな方は色使いはそのままに、シャツやジーンズ、スニーカーなどを取り入れてみましょう。

同系色のシャツとジーンズを合わせたかっこかわいいマニッシュスタイル!
ハイウエストでベルトをキュッと締めればメリハリのあるコーデになります。

他にもワイドパンツやデニムジャケットなど、1960年代ファッションと相性のいいアイテムはたくさんあるので、お気に入りを探してみましょう。

1960年代ファッションにおすすめのブランド

おすすめブランド①:starblinc

1960年代のファッションを忠実に再現したワンピースやワイドパンツ、イヤリングなどの小物が魅力的な日本のブランド、starblinc(スターブリンク)。
1960年代ファッションに挑戦するならstarblincのワンピで間違いなし!

上は色とりどりな店内のお写真。
お目当てのものを探すのもおもちゃ箱の中をかき分けるようでワクワクしますね!

通販はもちろん、自分のイメージや身体にピッタリ合うようにオーダーメイドも可能です。
インスタグラムにもたくさんコーデが投稿されているのでフォローしてみましょう!

おすすめブランド②:JEWEL TRASH

シンプルな配色とボックスシルエットが目を引くミニワンピースやコートがとっても可愛いお店です。
ホームページでのオンラインショップが主流で、販売期間を逃してしまうと手に入らないことも多いので、しっかりリマインダーをかけましょう!

シンプルな黒ワンピに白い大きな襟と袖がインパクト大!
どんな色を足そうか、靴はどんなのにしようか、と想像が膨らみます。

東京でポップアップショップを開くこともあるそうなので是非足を運んでみてくださいね。

おすすめブランド③:dear creatures

これぞ60's!なワンピをたくさん扱っているアメリカのブランドです。
どれもこれも素敵で目移りしてしまいます!

胸のところで切り替えが入った、ビスチェ風の黄色と白のボーダーワンピ。
ストラップが太くて可愛い!

公式ページは英語表記のものですが、ブランド名で検索すると日本の通販サイトも出てくるので見てみてください。
比較的お手頃なのでお求めしやすいですよ。

おすすめブランド④:miss patina

現代でも悪目立ちしない、絶妙な色合いとシルエットが素敵なワンピースを扱うロンドンのブランド。
シックな色合いに身を包めばロンドンの街に迷い込んだ気分になるかもしれません。

こちらのヴィンテージグリーンのチェックワンピはmiss patina(ミスパティーナ)の数ある商品の一つ。
身体にピッタリとしたデザインでちょっぴりセクシーだけど、同時に少女のような快活さも感じさせますね。

こちらも公式サイトは英語表記ですが、日本の通販サイトもあるので見てみましょう!

おすすめブランド⑤:REVIEW

ピンクや白などフェミニンな色使いが多いオーストラリアのブランド。
少しお値段は高めですが、品揃えはいくら時間があっても足りないほど!

こちらはブランドの春物ワンピース。
細かなデザインの花模様が現代にも通じるオレンジのワンピと、ヒッピーを思い起こさせるようなフリンジ使いが素敵な黄色のセットアップ。

こちらのブランドもBUYMAなどの通販サイトで取り扱っているようですので、見てみてください!

レトロ可愛い1960年代ファッションの特徴&おすすめコーデ10選のまとめ

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以上、1960年代ファッションの特徴とその取り入れ方を見てまいりました。
この記事を読んで、1960年代ファッションに挑戦してみよう!と思っていただけたら幸いです。

1960年代若者が生み出したセンセーションは未だそのファッションに力を与え続けています。
最高のファッションを求める彼女たちのパワーを私たちもお手本にしたいですね!

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ライター
noel編集部

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