貯金なしでも結婚できる?結婚前の平均貯金額とお金を貯める3つのコツ
彼と付き合い始めて早数年……「周りの友達も結婚し始めたし、私もそろそろ結婚したい!」と思うけど、貯金がないと心配になりますよね。 この記事では、男女200人を対象に「結婚までの貯金額は結婚相手に伝えたか」「結婚までに貯金を貯めるコツ」などをアンケート! 自分もそうだけど、彼も実際どのくらい貯金をしているかわからなくて不安なんてことも。 この記事では、結婚前の平均貯金額から、結婚までにかかる費用、貯金の方法をお伝えしていきます。
人気のおすすめ記事
結婚するまでの平均貯金額
彼との結婚を意識し始めたら、まずは貯金あるのみです。
ですが、いったいどのぐらい貯金をすればいいのでしょうか。
男性の場合と女性の場合、それぞれの平均貯金額を見ていきましょう。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
男性の場合
総務省が実施した「平成26年全国消費実態調査」に、単身世帯の貯金額の平均が掲載されています。
それによると、男性の40歳未満の平均貯金高は、373万円。
ちなみに、年間収入の平均が407万円です。
世代ごとにわかれていないため、20代と30代ではもちろん差があります。
ですが、もしこの金額を、仮に大学卒業後の23歳から30歳までに貯めるとしましょう。
そうすると、年間約53万円の貯金が必要となりますから、毎月4万円強の貯金をする計算になります。
女性の場合
一方女性はどうでしょうか。
女性の40歳未満の平均貯金高は、264万円。
ちなみに、年間収入平均は、317万円となっています。
同じように、女性も計算してみましょう。
23歳から30歳までにこの金額を貯金するとすると、年間約38万円を貯金することになりますね。
ですから、1か月あたり約3万円の貯金をすることになります。
一見大金のようにも思えますが、毎月に換算すれば、だいたい3万円ずつの貯金で済みます。
20代のうちから、コツコツ積み上げていけば、十分可能な金額です。
結婚したい!働き始めて数年の25歳の平均貯金額
25歳というと、大学を卒業してから3年ほどです。
大学時代から付き合っていれば、そろそろ結婚を考える時期ですよね。
第1次結婚ラッシュもちょうどこのころです。
そんな25歳の平均貯金額はというと、「転職サービスdoda」によれば、180万円ほどです。
ただし、最高貯蓄額が1000万円以上の人もいますし、50万円未満の人もいるため、多いゾーンは、50万円未満と100~200万円未満です。
そう考えると、一般的な平均額は、100万円ほどになりますね。
上で見た通り、毎月約3万円の貯金をしていった場合と、ほぼ同じ金額になります。
新婚カップルが結婚までに実際に貯めた平均貯金額
それでは、実際に結婚したカップルは、どのくらいの金額を貯金したのでしょうか。
結婚や新生活に関してかかった費用をお伝えしますので、それを元に2人でどのぐらい貯金をしていけばいいかの目安にしてくださいね。
結婚式費用「約357万円」
「ゼクシィ」によると、2018年の挙式・披露宴にかかった費用の全国平均は、約357.5万円。
衣装や料理・飲み物だけでなく、参列者の引き出物なども含みます。
どこの会場を選ぶか、招待客は何人呼ぶのか、お色直しを何回するか、別撮りをするのかによっても、かなり金額は変わってきます。
そのため、予算はどうするのか2人でよく相談して決めることが必要です。
婚約・結婚指輪費用「約60万円」
婚約したらおそらく彼がプレゼントしてくれるであろう婚約指輪。
婚約指輪の費用は、平均約35万円です。
そして、結婚してからも毎日つけるであろう結婚指輪の費用は、2人分で平均24.4万円。
両家でお食事会やもしくは結納を行うことがほとんどですが、その費用も20万円ほどかかります。
新婚旅行「約61万円」
新婚旅行の平均費用は、約61.2万円。
行く時期によっても大きく価格が変わるのが旅行です。
人気はハワイやバリなどのリゾートや、イタリアやフランスなどヨーロッパの国々です。
また国内だと、沖縄や北海道が人気ですが、いずれにしてもリゾート地ですね。
お土産代を考えると、プラス10万円ほど見たほうがいいでしょう。
海外か国内かによっても費用は変わってきますが、いずれにせよお土産代は別途かかりますので、普段の旅行よりも、予算は多めに見積もりましょう。
新生活費用「約72万円」
2人で始める新生活にかかる費用は、約72万円です。
どちらかがもともと住んでいた部屋に、一緒に住む場合は、敷金・礼金や引っ越し代も1人分しかかからないため、安くなるでしょう。
しかし、例えばどちらもワンルームや1DKに住んでいた場合。
おそらく1LDKか2LDKなど、広い部屋に引っ越すことが予想されます。
そうすると、敷金・礼金、引っ越し代だけで、25万円ほどかかることになります。
そして、忘れてはいけないのが家具の購入です。
1人暮らしで使っていた冷蔵庫やテレビ、洗濯機を使い続けるとなると何か容量が少なかったりで、不便になるんですね。
そこで、2人で暮らし始めることをきっかけに、購入することが多いのです。
その平均費用は、40万円ほど。
ソファーもベッドもと買っていくと、かなりの出費になりますので、必要な分をまずはそろえましょう。
結婚式の貯金の配分は?
結婚式にかかる費用の配分はどうなっているのでしょうか。
どちらかがすべて払うということは少なく、だいたいは、ゲストの数に合わせて費用を分担することが多いです。
また、エステ代やゲストの交通費など、自分にかかる費用は自分が払うというスタイルが主流。
自立した社会人として、お互いにしっかり割り振りをしていますね。
同棲期間が長いカップルだと、同棲中に結婚に向けてコツコツ続けた貯金を使うということもあります。
いずれにせよ、どちらか一方に甘えるということはありません。
結婚をするなら、お互いにしっかり貯金をしていきましょう。
結婚まで貯金額は言う?言わない?
結婚までに貯金した金額は、相手に正直に伝えたほうがいいのでしょうか。
それとも、伝えないほうがいいのでしょうか。
結婚するまでの貯金は自分の資産ですが、結婚後の貯金は共有資産になりますので、悩むところです。
どうしたらいいのか、男女それぞれにわけて見ていきましょう。
男性の場合
一般的に、女性よりも男性のほうが収入があることが多いです。
しかし、一人暮らしをしていたり、奨学金の返済があったりと、貯金額が多いとは限らないですよね。
貯金額を正直に言うか言わないかは、彼女のお金の扱い方を見るのがよいでしょう。
付き合っている時期から「浪費癖があるなぁ」と感じた場合、例えば収入が多い男性は正直に言わないほうがいいかもしれません。
しかし、しっかりと彼女に家計を任せられる、自分よりもしっかり管理してくれると思った場合は、言ったほうがうまく切り盛りをしてくれるでしょう。
ちなみに、奨学金の返済や自動車のローンがある場合は、結婚前にしっかり彼女に話しておくことが必要です。
女性の場合
女性の場合も同様です。
彼がしっかりお金を管理できているなら、伝えてもいいかもしれません。
しかし、女性の場合は、出産や育児などで働けない期間が出てくる可能性があります。
また、仕事を辞めて家庭に入った場合、自由に使えるお金が格段と減ります。
そういった事情を踏まえて、ある程度は、彼が知らない自由に使えるへそくりを持っておくことがおすすめです。
男女200人にアンケート!貯金額を伝えた割合
結婚する前の貯金は自分の資産となりますが、結婚式や新婚旅行でお金がかかることを考えるとお互いの貯金は知っておきたいもの。
貯金があるかどうかで金銭感覚のズレもチェックしておきたいですよね。
今回は男女200人に、結婚前に自分の貯金額を相手に伝えたかどうかアンケートしました。
Q.結婚までの貯金額は結婚相手に伝えた?
男性は65%、女性は51%が相手に貯金額を伝えたと答えました。
男女ともに半数以上が貯金額を結婚相手と共有しているようですね。
ただし、男性と比べると女性の方が貯金額を伝えた割合が低め。
最近では夫婦別財布制という形をとるカップルも多く、あえて自分の貯金額を伝えないし相手の貯金額も知らない、という方も増えているのかもしれません。
貯金なしでも結婚できる?
結婚するためには、お金がかかることをお伝えしました。
けれども、実際には、貯金がゼロ・できなかったということもあるでしょう。
貯金がないからと言って、あきらめることはありません。
また「頑張っても100万円しか貯められなかった。」という人も、工夫すれば結婚式もちゃんと挙げられます!
現在は、ご祝儀だけでほぼ挙げられる少人数の結婚式がありますし、会費制のパーティーにするという方法もあります。
また、ほとんどのカップルが両親からの援助をもらっていますので、援助とご祝儀で済ませられるような結婚式を選べば問題ありません。
結婚後の貯金額は?
結婚したら2人で家庭を築いていくわけですから、お金の管理は重要です。
子供が生まれたら子供の教育費はかかりますし、今まで入っていなかった生命保険に入るかもしれません。
また、住宅購入や車購入など、さまざまな場面でお金は必要です。
実際、結婚後はどのぐらいの貯金をしているのでしょうか。
20代夫婦
厚生労働省が発表した「平成28年国民生活基礎調査の概況」によると、20代の世帯の平均貯金額は、154.8万円。
子供が生まれていると事情はまた変わりますが、共働きで支出よりも収入が多い世代です。
子供が生まれる前の共働きの時期は、一番貯金を増やしやすい時期ですので、協力して貯金をしましょう。
30代夫婦
30代の世帯の平均貯金額は、403.6万円。
20代と比べると一気に増えていますね。
それは、30代になると役職につく人が多くなったりと収入が増えることによります。
しかし一方で、平均借入金額は865.7万円もあります。
子供の教育費や、住宅・車を購入するためローンも増えるのですね。
40代夫婦
40代の世帯の平均貯金額は、652万円。
40代になるとさらに貯金額は増えます。
ただし、平均借入金額は862.1万円あるんですね。
30代と同じく、ローンが残っているのと、子供の教育費がかなりかかる時期に差し掛かっているため、借入金額はさほど減らないのが現実です。
結婚までにお金を貯金するコツ
では、結婚までにお金を貯金するコツをみていきましょう。
- 共通口座をつくる
- 自炊する
- 衝動買いをやめる
続いて、結婚までにお金を貯金するコツを、それぞれ詳しくみていきます。
コツ①:共通口座をつくる
お金を貯めるには、まずはお金の管理をすることが必須です。
特に、お互い、もしくはどちらか一方が貯金が苦手な場合には、共通口座を作り、お互いにお金を通帳で管理するのがおすすめです。
貯金する目標金額を設定したら、毎月それぞれいくらずつ貯金するかを決めましょう。
そして、決めた金額を共通口座に入れるのです。
記帳すれば、貯金をしたかどうかわかりますので、もし忘れていたとしても、お互いに指摘できますね。
それでも難しければ、いっそ給与天引きをしましょう。
毎月決まった金額を、自動的に引き落として貯金に回すのです。
これはかなり効果がありますよ。
コツ②:自炊する
お昼ご飯は同僚とランチ、夕飯は外食やお惣菜といった生活をしていると、実はかなりの食費を使っていることがわかります。
毎日でなくても、週に数回お弁当を持っていく日を取り入れる、早く帰宅できた日には自炊をするといった習慣をつけませんか。
料理の腕も上がりますし、食費も節約できますし、いいことだらけですよ。
コツ③:衝動買いをやめる
衝動買いの癖がある人は、特に効果がある方法です。
買ったはいいものの使わなかったり、同じようなものを買ってしまったり。
こういったものを減らすことで、かなりの節約になります。
コツは簡単。
「欲しい!」と思ってもその場では買わずに、いったん帰ること。
カード支払いを辞める、もしくは必ず一括払いにすること。
気持ちを落ち着かせること、また現在の手持ちのお金を把握することで、衝動買いはかなり減らせます。
また、「結婚の資金のため!」と言い聞かせれば、自然と衝動買いもおさまりますよ。
男女200人にアンケート!結婚までに貯金を貯めるコツ
新居への引っ越しや家具家電……結婚式や新婚旅行にお金をかけない場合でも、やっぱりある程度のお金は必要になるもの。
今回は男女200人に結婚までにしっかり貯金するコツを聞きました!
今まで自由にお金を使っていて、結婚資金が貯められていない方、ぜひ参考にしてくださいね。
Q.結婚までにカップルでお金を貯めるコツを教えて
男性のコメント
家でご飯を食べる時は1円でも安いスーパーを探して自炊をしていました。結婚してからも貯める癖が付きます。(35歳)
同棲してお互いの給料の半分を貯金に回す。これだけでかなり貯まる。(34歳)
毎月2人でお金をだして口座に貯金する。(39歳)
将来のライフプランについて具体的に話し合っておく。家をいつ買うのか?子供はどうするか?など。(35歳)
2人でよく話し合って、目標を共有することだと思います。(35歳)
女性のコメント
どっち名義でもいいので、毎月お互いいくらと決めて引き出さない口座を作っておく。(28歳)
共通の口座を作って、毎月決まった金額を貯金する。(29歳)
お互いで目標を決めて、共に協力する気持ちが大事です。(37歳)
飲み会など外食の機会を減らすだけで、貯まるようになりました。(35歳)
何か嘘を付いたら100円を貯金する、などのルールを作る。(35歳)
男女共通の意見として、まずは今後の貯金についてよく話し合うことが大事だという声があげられました。
結婚にどれだけお金がかかるかや、結婚後のライフプランまでしっかり話し合って、目標額を共有するといいようです。
実際に貯金するコツとしては、共同の貯金口座を作ってお互いに毎月決まった額をいれていくという方法がベストなよう!
休日の外食をやめてふたりで自炊する、嘘ついたらペナルティで100円など、工夫すればきっと2人で楽しく貯金をがんばれるはずですよ♡
貯金と合わせて実施したい!結婚式にかかる費用を削減する方法
では、結婚式にかかる費用を削減する方法をみていきましょう。
- ペーパーアイテムは自分たちで作る
- ムービーは自分たちで作成する
- 花嫁のアクセサリーは自分で準備する
- お色直しの回数を減らす
- 人気のない日や時期を選ぶ
- プランナーの提案に乗りすぎない
続いて、結婚式にかかる費用を削減する方法を、それぞれ詳しくみていきます。
方法①: ペーパーアイテムは自分たちで作る
これは1番カップルが取り入れている方法です。
席次表やメニュー、招待状などの印刷物を、自分たちで作るんですね。
パソコンがあれば簡単に作成できますし、自分たちのカラーを出すことも可能です。
印刷だけ専門の業者に頼むこともできますので、ぜひ取り入れてみてください。
方法②: ムービーは自分たちで作成する
披露宴のオープニングやエンディングに流れるムービーですが、これも結婚式場で頼むと、とても費用がかかります。
自分たちで作れるのであれば、楽しみながら作ってもいいですね。
方法③: 花嫁のアクセサリーは自分で準備する
結婚式の衣装には、ドレスと合うピアスやネックレスなども、もちろん必要ですよね。
アクセサリーをレンタルすると、これも費用がかかります。
もし、パールのネックレスなど持っているのであれば、自分のものを結婚式場に持ち込みましょう。
方法④: お色直しの回数を減らす
結婚式のドレスは、レンタルとはいえかなり高額です。
そのため何度もお色直しをするとなると、それだけでかなりの出費に。
彼女が「お色直しはしたい!」という場合でも、例えば、新郎側はネクタイだけ変えるというお色直しでもいいのです。
方法⑤: 人気のない日や時期を選ぶ
結婚式を行う日として、土曜日・日曜日や祝日の大安の日は、非常に人気があります。
一方で、仏滅・赤口は人気がない日。
もしお日柄を気にしないのであれば、このような日を選ぶと出費を抑えることができます。
また、寒い時期や暑い時期も安めに設定されています。
方法⑥: プランナーの提案に乗りすぎない
結婚式の打ち合わせをしていると、ついついプランナーの提案に乗りがちです。
気づいたら、当初の予定金額より大幅にオーバーしているなんてことも。
お金を使いたいところ、使わなくてもいいところをしっかりと2人で決めて結婚式の打ち合わせに臨んでくださいね。
貯金ゼロでも工夫次第で結婚式は挙げられる!
結婚するには、いろいろな面でお金がかかります。
結婚式、新婚旅行、新居への引っ越しなど、挙げればきりがありません。
しかし、節約できるところもたくさんあるので、予算に合わせながらも2人らしい結婚式を挙げることができます。
ですが、その後2人での新生活でお金がかかることは事実。
結婚を意識しだしたら、まずはコツコツ貯金を始めましょう。
取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
メイク・コスメ、美容、ライフスタイル、ヘアスタイル、ファッション、ネイル、恋愛のテーマで、編集部が独自調査、または各分野のスペシャリストが監修した記事を毎日更新しています。いまの気持ちに1番フィットする情報で、明日を今日よりすばらしい日に。