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髪の毛がチリチリな状態って?

髪の毛が痛むと、乾燥して広がり、指通りも悪くパサパサした感じになり、毛先がチリチリになってしまうことがあります。
髪の毛先がチリチリになっているとき、髪の毛の中では栄養成分が抜けて、髪の毛は枯れた状態になっています。

チリチリになってしまった髪の毛を元の健康な状態に戻すには、原因を知り、対処していく必要があります。
チリチリになってしまった髪の毛をケアし、改善する方法をご紹介します。

髪の毛がチリチリになる5つの原因

髪の毛がチリチリになってしまうのには、主に5つの原因があるといわれています。
髪の毛のお手入れの仕方に原因があることも多いので、洗髪・ヘアドライなどのケア方法を少し工夫するだけで、改善できることもあるのです。

自分の髪の毛がチリチリになってしまった原因を知ることで、改善に向けた正しいアプローチをはじめるきっかけにしてください。

髪の毛がチリチリになる原因1:パーマ・ブリーチ

髪の毛チリチリではない人

髪の毛がチリチリになってしまう原因の1つ目は、パーマやブリーチによるものです。
パーマやカラーの薬剤にはアルカリ性の成分が入っていますが、髪の毛はアルカリ性に弱いため、パーマやカラーを繰り返すことで、髪が傷んでしまうのです。

最近の薬剤は髪への負担が少なく、適切な期間をあけていれば痛みを軽減できるものもありますが、ストレートパーマ・ブリーチなどは、特に髪が傷みやすいため注意が必要です。

髪の毛がチリチリになる原因2:ドライヤー・ヘアアイロン

ドライヤーは、普通に乾かすだけであれば、さほどのダメージはありません。
しかし、髪に近づけすぎたり、一カ所に長時間にわたって風を当てたりすると、髪が傷みます。

ドライヤーで髪に熱を与えすぎると、髪の毛の中の水分・油分が奪われ、髪の毛が硬くなってしまいます。
手触りもゴワゴワした感じになり、見た目にもチリチリした感じになってしまうのです。

ヘアアイロンも高温で直接髪を固定するので、痛みの原因となります。

髪の毛がチリチリになる原因3:髪の毛の自然乾燥

ドライヤーの熱が髪の痛みの原因にはなりますが、だからといって自然乾燥をすればよいというものでもありません。
濡れた状態の髪は、キューティクルが開いた状態で水分が抜けやすいため、乾いたときにパサパサな状態になってしまいます。

また、半乾きで寝てしまうと、まくらとの摩擦でダメージを受けてしまいます。
さらに、濡れたままの時間が長いと、頭皮に雑菌が繁殖し、臭いや抜け毛の原因にもつながることがあります。

髪の毛がチリチリになる原因4:髪の毛の洗い方

ヘアカラー後に最適なシャンプー

シャンプーの種類や洗い方も髪がチリチリになる原因となります。
たとえば、ラウレス硫酸が入ったシャンプーは、高い洗浄力で汚れをしっかり落としてくれますが、髪への刺激も強く、痛みの原因になります。

また、シャンプーするときの髪と髪の摩擦も痛みの原因になります。
シャンプー時の摩擦を少なくするためには、シャンプー前にしっかりブラッシングをし、シャンプー時に髪が絡まないようにすることをおすすめします。

髪の毛がチリチリになる原因5:毛穴の汚れ

毛穴の汚れが原因で髪質が変わるわけではありませんが、毛穴の汚れが原因で、髪の毛の見た目がチリチリになってしまうことがあります。
頭皮の毛穴に皮脂汚れが詰まっていると、毛穴が変形し、変形した毛穴から生えてくる髪はうねりが生じてしまいます。

うねりのある髪は、光の反射によってはツヤがなく、チリチリに見えてしまうことがあります。

自宅でできるチリチリ改善法4つ

髪の毛がチリチリになってしまった場合、自宅でのケア方法によって、チリチリを改善することができます。
シャンプーやブラッシングをひと工夫するだけですので、毎日のヘアケアに気軽に取入れられるものばかりです。

チリチリの髪の毛で悩んでいる方だけでなく、髪の毛がチリチリにならないためのヘアケアを取入れたい方も参考にしてみてください。

自宅でできるチリチリ改善法1:洗い方を工夫する

シャンプーで髪を洗うとき、汚れをしかり落とそうとするあまり、ごしごしと力を入れて洗ってしまう方もいるのではないでしょうか。
髪をごしごし洗うと、髪が傷み、チリチリの原因となってしまうため控えましょう。

洗顔するときに、石鹸でしっかり泡立ててから優しく包み込むように洗うように、髪の毛もシャンプーを泡立ててから洗うと、髪を傷めずに洗うことができます。
指で洗うのではなく、泡で包み込みようにしてください。

自宅でできるチリチリ改善法2:シャンプーを変える

ヘアカラー後におすすめのシャンプー

ヘアカラーを繰り返すと、アルカリの薬剤により髪にダメージが蓄積されます。
アルカリ薬剤で傷んだ髪には、タンパク質や水分を補給できるシリコン入のシャンプーがおすすめです。

一般的には、ノンシリコンシャンプーの方が髪に優しい印象がありますが、パーマやカラーで傷んだ髪には、シリコン入りシャンプーの方が合っているのです。
髪の状態にあったシャンプーを選ぶことをおすすめします。

ラウレス硫酸が入ったシャンプーは避ける

逆に、髪が傷んでいるときに避けてもらいたいのが、ラウレス硫酸が入ったシャンプーです。
ラウレス硫酸は、界面活性剤という洗浄成分の1つですが、洗浄力が高く原価が安いため、多くのシャンプーで使われています。

しかし、ラウレル硫酸は地肌への刺激が強く、頭皮が乾燥したり、髪がパサパサしたりする原因になるといわれています。
コカミドプロピルベタインなど、皮膚への刺激が弱い活性剤もあるので探してみてください。

自宅でできるチリチリ改善法3:トリートメントをする

自宅でのチリチリ改善方法としておすすめなのが、トリートメントをすることです。
チリチリの髪の毛におすすめのトリートメントは、コラーゲンが多く含まれている、保湿メインのタイプです。

ほかにも、ヒアルロン酸・CMCという成分は保湿効果が高いので、チリチリの髪の方におすすめです。
反対にケラチン成分は、髪の毛の中のタンパク質を補充してくれますが、髪が硬くなってしまうため、チリチリの方にはおすすめできません。

自宅でできるチリチリ改善法4:毎日ブラッシングをする

朝シャン後のヘアケア

毎日のブラッシングは当たり前なのでいうまでもありませんが、ブラッシングをするときに、頭皮に対して横向きにとくようにするとダメージが小さいです。
ブラッシングによる髪へのダメージは思ったより大きいので、負担がかからないよう、丁寧にブラッシングしてください。

また、ドライヤーで乾かす前にブラッシングすると、キューティクルのもつれが取れ、髪の痛みの原因にもなる乾きムラを防げますので、ぜひ取入れてください。

自宅で髪の毛をケアするときの注意点2つ

自宅でチリチリの髪の毛を改善するケア方法を4つ見てきましたが、自宅でのケアをするときに注意してもらいたいことが2つあります。
せっかくヘアケアをするのであれば、髪にダメージのない方法で、しっかり丁寧にケアしたいものです。

チリチリの髪の毛の方も、チリチリにならないよう予防したいと考えている方も、自宅でのケアの参考にしてください。

ドライヤーを髪の毛に近づけすぎない

流し前髪はドライヤーでもできる

ドライヤーを髪の毛に近づけて乾かすと、ドライヤーの熱が髪にダメージを与えてしまいます。
ドライヤーを使う時は、髪の毛からドライヤーを離し、髪の毛を手で振るようにして空気を絡ませ、水分が蒸発しやすいようにします。

また、頭全体になんとなく風を当てるのではなく、髪の根元に風を当てます。
根本から丁寧に乾かすことで短時間で乾かせ、髪へのダメージが抑えられます。

乾かす前にはしっかりタオルドライ

ドライヤーの使用時間が長いと、髪への負担も大きくなります。
ドライヤーで乾かす前に、タオルドライをしっかりしておくと、ドライヤーの時間短縮につながり、髪へのダメージを軽減できます。

濡れた髪はキューティクルがはがれやすいので、髪をタオルでつつんで、手で握るようにしながら、タオルに髪の水分を吸い取らせてください。

コテやヘアアイロンは短時間・高温で

サロンでできるチリチリ改善法3つ

続いては、美容院などのサロンでできるチリチリ改善法です。
自宅でのケアよりコストはかかりますが、プロの手によるケアは、より高い効果を期待できます。

サロンでのチリチリ改善方のなかから、比較的気軽に取入れられる、ヘアケアを3つご紹介します。
自宅でのケアと合わせて、取入れてみてください。

サロンでできるチリチリ改善法1:トリートメントを定期的にする

毎日のヘアケアにおすすめのトリートメント

美容院でトリートメントしてもらうメリットは、プロの美容師さんに頭皮や髪の状態を見てもらうことで、髪の痛みの原因を把握し、自分にあったトリートメントでケアしてもらえることです。
一度傷んでしまった髪は、改善することはできても、元に戻すことはできません。

定期的にサロンでトリートメントすることで、傷んだ髪を改善するとともに、新しく生えてきた髪を美しく育てていくことが、美しい髪になる秘訣なのです。

サロンでできるチリチリ改善法2:思い切ってカットをする

一度チリチリになってしまった髪の毛は、トリートメントなどで改善することはできますが、元に戻すことはできません。
傷んだ部分は思い切ってカットしてしまい、新たに生えてくる髪を、ケアしながら美しく育てていくのも1つの手です。

とくに髪の毛が長く、傷んだ部分が多いと、チリチリした髪の毛の広がりや痛みが気になるので、おすすめします。

イメチェンのチャンスになることも

髪型を変えると、イメージも大きく変わることもあるため、定期的にカットしたとしても、同じような髪型にする方も多いでしょう。
チリチリに傷んだ髪をケアするためにカットするのであれば、思い切ってカットしてしまうことをおすすめします。

髪型を変えることは、イメージチェンジのチャンスにもなるので、なりたいイメージに変身するとともに、傷んだ髪の毛も捨ててしまいましょう。

サロンでできるチリチリ改善法3:ブリーチなしのカラーを選ぶ

髪を傷めないヘアカラーはありませんが、ダメージを減らす工夫はできます。
カラーの中でもとくに髪を傷めやすいのが、ブリーチでハイトーンのカラーリングを行なうことです。

ブリーチを使わずに、今と同じくらいの明るさにカラーリングすれば、髪へのダメージを軽減できます。

チリチリの髪の毛を改善しよう

髪が傷んでチリチリになってしまっても、自宅でのシャンプー・トリートメントなどのケアで、ある程度改善できます。
さらに、美容室を利用すれば、プロの美容師さんに、自分の髪の状態にあったトリートメントでケアしてもらうので、より高い効果を期待できます。

髪の毛がチリチリになっても、毎日のケアをすることで改善することができますので、あきらめずに、髪や頭皮のケアを続けていってください。

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ライター
noel編集部

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