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DVとは

DV男に悩む女性

DVとは

DVとは「domestic violence(ドメスティック・バイオレンス)」の略。
日本では主に「配偶者や恋人など、現在または過去のパートナーから振るわれる暴力」という意味で使われています。

被害者の多くは女性で、暴力は人権を大きく侵害する非常に深刻な問題
だから暴力は絶対に認めることはできないのですが、個人だけで解決するのは難しいため、女性はDVに関する正しい情報をチェックしておく必要があるのです。

隠れDV男性もいる!

DVの中でも、特に目立つのが配偶者によるもの。
その理由として「結婚してから暴力的になる男性がいる」ということが考えられます。

恋人関係の時からDVの要素はあったのですが、表に出さず隠し持っていた、あるいは男性本人も「自分が暴力的」という自覚がなかったのでしょう。
隠れDV男性は結婚してしばらくすると、人が変わったように暴力的になって女性を苦しめます。

それを回避するためには、できるだけ早い段階で「隠れDV男性かどうか」を見抜くことが大切になるのです。

女性100人にアンケート!DV男の割合

女性よりはるかに力の強い男性からの暴力。
考えただけでも恐ろしいですね。

今回は、女性100人にDV男の割合についてアンケート調査しました。
ドラマの中の話だと思っている人も、意外と身近な問題なのかもしれませんよ。

Q.DV男性に出会った経験はある?

グラフ_DV男性に出会った経験はある?女性100人へのアンケート

16%の女性が、DVをする男性に出会ったことがあると回答しました。
約6人に1人の人が、DV男にあったことがあると考えると他人事には思えない数字ですよね。

続いて、DV男の特徴を見ていきましょう。

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女性100人に聞いた!DV男・隠れDV男の特徴

DV男を見極めることが大切と言ったって、DV男に合ったことのない人は困ってしまいますよね。
ここでは、DV男や隠れDV男の特徴を女性100人に聞いてみました。

自分のパートナーや気になる人に当てはめてチェックしてみましょう。

Q.DV男の特徴を教えて

DV男

\女性のコメント/
外面はいいが、家に入ると急に強気になる。 (31歳)

束縛が激しい、ラインの返信が異常に早い。 (25歳)

飴と鞭の使い分けがうまく、口もうまい。 (25歳)

自分の思い通りにならないと気が済まない人間。 (33歳)

束縛が激しく、些細なことでイラついた様子を見せる。 (32歳)

隠れDV男

\女性のコメント/
一見、おおらかで優しそうな振る舞いをするが、実は気が小さい。 (31歳)

見た目はスマートで、頭が良くて利己的。 (34歳)

仕事も出来、基本的に良い人ではあるがどこか自分にコンプレックスがある。 (26歳)

表面上は性格がいいので、顔が広く友達が多い。 (25歳)

人付き合いが上手くて第三者からの評判が良い。 (33歳)

DV男と隠れDV男の特徴を見てみましたが、DVをする男性は外面がいいことが多いようです。
特に隠れDV男性は、普段はDV要素の片鱗も見せないようです。

人付き合いが良いあまりにストレスがたまって、心を許せる女性にぶつけてしまう人が多いのでしょうか。
また自信のない男性は、暴力をしてでも女性をつなぎとめようとするのかもしれません。

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DV男性の特徴

DVをしてしまう男性

では、DV男性にはどのような特徴があるのでしょう。
DV男性には、以下の特徴があります。

  1. 真面目
  2. ちょっとしたことでイライラする
  3. 束縛したがる
  4. 親しい人にだけ強く当たる
  5. 感情的になりやすい
  6. 周囲からの評判が良い

続いて、それぞれの特徴を詳しくみていきます。

DV男の特徴①:真面目

DV男性は、意外にも真面目な性格の人が多いようです。
ただ、真面目でいるのは外にいる時だけ

周りからの印象は、無遅刻無欠勤で一生懸命仕事に取り組み、会社に対する不平不満を言わず、上司の言われたことに従順に従うタイプ。
一般的に、そんな毎日ばかりを繰り返している人はストレスがどんどんたまってしまうので、家で思いっきりストレスを発散したくなるでしょう。

DV男性が真面目でいることにストレスを感じると、自分が楽になるために暴力に走ってしまうのです。

DV男の特徴②:ちょっとしたことでイライラする

DV男性は、ちょっとしたことでイライラしてしまいやすい傾向があります。
いわゆる「短期」な性格。

彼らにとって、特に腹が立つのは「彼女が電話に出ない」「彼女からメールやLINEの返信がすぐに来ない」ことです。
この場合、DV男性は「彼女は今忙しくて手が離せないのかも」と考えるより先に、「まさか他の男と一緒にいるの?」と疑ってしまうよう。

彼女からの反応がない時間が長くなるにつれて、自分の頭の中で勝手に疑いから確信に変え、一方的に怒りをぶつけてしまうのです。

DV男の特徴③:束縛したがる

DV男性は、できることなら24時間彼女を束縛したいと思っています。
自分の知らないところで彼女が行動していると、「浮気をしているんじゃないか」「俺は捨てられるかもしれない」と疑心暗鬼になってしまうためです。

そこで、彼女に「俺と会わない日の予定は事前に報告して」と要求する男性も。
予定を確認していても当日になると、彼女が今「どこで何をしているのか」「誰と一緒にいるのか」を、一日中電話やLINEで確認しないと気が済みません。

万が一予定と違っていた場合は、「どうして嘘をつくの?」「隠し事してるでしょ」と彼女を責め立て、攻撃することがあるのです。

DV男の特徴④:親しい人にだけ強く当たる

DV男性は家族・彼女・友人など、ごく親しい人にだけ強く当たるケースがよく見られます。
逆に、それほど付き合いのない人を目の前にすると、弱気な姿勢になって言いたいことも言えなくなる場合も。

彼は「家族や彼女たちは、俺が何を言っても受け入れてくれる」と信じているからこそ、自分の身に起きた嫌な出来事をキツイ言葉に変えて、一番大切なはずの人に浴びせるのです。
うっぷんを晴らしたDV男性は気分がスッキリするので、同じ事を何度も繰り返すようになります。

DV男の特徴⑤:感情的になりやすい

DV男性は感情的になりやすく、女性は振り回されてしまうようです。
例えば、彼女に対して大きな声で激しく怒りをぶつけたと思ったら、急に「怒鳴ったりしてごめん、お前が好きだからわかってほしかったんだ」と言って彼女を抱きしめる

あるいは、彼がひどく落ち込んでいる時に彼女が励ましていると、突然「俺に対して意見するな」と言ってキレるような状況なのでしょう。
女性は「恐怖」「嬉しい」「悲しい」「安心」といったさまざまな感情が入り乱れ、精神的に不安定になってしまいやすいのです。

DV男の特徴⑥:周囲からの評判が良い

DV男性は真面目で親しみやすく、「周囲からの評判が良い」という声をよく聞きます。
それもそのはず。

彼らは自分の評価を上げるために、本当の自分を偽って「良い人」を演じているのです。
「すぐにイライラして感情を表に出してしまう」というありのままの自分でいると、周囲に批判されることを知っているのでしょう。

DV男性は、いつも本心を隠して生活しているので心身共にダメージを受け、暴力的になることがあるようです。

隠れDV男性の特徴

隠れDVかもしれない男性

では、隠れDV男性にはどのような特徴があるのでしょう。
隠れDV男性には、以下の特徴があります。

  1. マメで優しそうな印象
  2. 寂しがり屋
  3. 暴力にあまり抵抗がない
  4. 車に乗る・お酒を飲むと気性が荒くなる
  5. プライドが高い
  6. 自分にも他人にも厳しい
  7. 過去の彼氏を悪く言う
  8. 怒ると物に当たる
  9. 一つの仕事を長く続けられない
  10. 店員に対する態度が大きい

続いて、それぞれの特徴を詳しくみていきます。

隠れDV男性の特徴①:マメで優しそうな印象

隠れDV男性によく見られるのが、マメな性格で優しい雰囲気を持つ、比較的モテるタイプ。
好きな女性ができると、「マメな連絡」「サプライズ」などで猛アプローチをします。

思いが通じて恋人としての付き合いが始まると、彼女をお姫様のように大切にして一途に愛情を注ぐようになるので、二人の関係は順調そのもの。
見事にゴールインし、甘い結婚生活が始まるのです。

ところが、今まで優しかった彼が急に声を荒げる瞬間が訪れます。
理由は、彼が彼女に「バカにされた」「見下された」と思ったこと。

この瞬間をきっかけに、彼は事あるごとに彼女にキレるようになるのですが、実は彼には「女性を支配したい」という願望が結婚前から潜んでいました。
その願望を現実にするために、マメで優しそうな好青年を装ってきたのです。

隠れDV男性の特徴②:寂しがり屋

隠れDV男性には、寂しがり屋な一面も。
「いつも誰かに気にかけてほしい」「そばにいてほしい」という寂しい気持ちは、強い束縛や独占欲につながりやすくなります。

自分の寂しさを受け止めてくれる女性がいると、「俺にはこの子しかいない」と確信し、何があってもつなぎ止めておこうと強く決意。
「彼女を絶対に離したくない」という思いが強すぎるあまり、「こんなことをしたら彼女が嫌がるかもしれない」「傷つけてしまうかもしれない」といった相手を思いやる心がなくなり、「どんな手段を使ってでも自分のものにしておこう」とするのです。

隠れDV男性の特徴③:暴力にあまり抵抗がない

「子供の頃に叩かれた」「兄弟や友達と激しいケンカをしていた」「過去の彼女と言い合いになった時に手が出たことがある」など、暴力に対する抵抗をあまり感じないケースも隠れDVの一つ。
自分の気持ちをコントロールする前に、体が動いてしまう危険性があります。

隠れDV男性の特徴④:車に乗る・お酒を飲むと気性が荒くなる

車に乗ったりお酒を飲んだりした時に、人が変わったように気性が荒くなる場合は、ほぼ隠れDVと考えていいでしょう。
いつもは温厚なのに、運転を始めると「暴言を吐いて頻繁にクラクションを鳴らす」「無理やり横入りしようとする」。

あるいは、お酒が入ると「人を罵倒する」「気に入らないことがあると手を出す」など。
実はこれらは全て、彼が普段隠していた荒い気性が表に出ただけであって、人が変わったわけではないのです。

隠れDV男性の特徴⑤:プライドが高い

プライドが高いDV男性

もともと男性はプライドの塊のような生き物ですが、隠れDV男性は極めて高いプライドの持ち主です。
高学歴でそれなりの収入を得ている人が多いので、「自分は周りより優位な立場にある」というのが基本的な考え。

そのため、少しでもプライドを傷つけられるような言動をされると、頭に血が上って冷静でいられなくなるのです。

隠れDV男性の特徴⑥:自分にも他人にも厳しい

隠れDV男性の中には、自分にも他人にも厳しいというパターンも。
例えば締め切りギリギリの仕事がある場合、彼は自分を追い込むような厳しい環境を作り、何を犠牲にしても必ず間に合わせます。

そして同じ状況の後輩に対しても「俺と同じようにやらないと終わるわけがない」と、厳しい条件を強制
ここで後輩が拒否をしてしまうと、「どうしてできないんだ」と怒りがこみ上げて来るのです。

隠れDV男性の特徴⑦:過去の彼氏を悪く言う

隠れDV男性は、彼女が過去に付き合っていた彼氏の情報を詳細に聞き出し、悪く言うところがあります。
彼女への愛情が強すぎるあまり、歴代の彼氏にも嫉妬して「彼女に関わった全ての男を把握したい」「俺が一番いい男であることを彼女にわかってほしい」と思うのです。

自分から質問したにも関わらず、過去の男の存在を知ったことでイライラし、彼女が一度は好きになった彼のことを「ひどい男だ」と悪者扱い
同時に「俺みたいな優しい男と付き合えて良かったね」「自分以上の男はいないよ」と彼女に言い聞かせます。

隠れDV男性の特徴⑧:怒ると物に当たる

腹が立った時に、物に当たらないと気持ちをしずめられないのは隠れDVの典型的なパターンと言えます。
普段は穏やかなのに、一度怒りを覚えると感情のコントロールができず爆発してしまうタイプ。

周りから見ると「そこまで本気になって怒ることでもないのに」と思うことでも、彼の怒りはあっという間に頂点に達し、理性が働かなくなるのです。

隠れDV男性の特徴⑨:一つの仕事を長く続けられない

自分にも他人にも厳しい隠れDV男性ですので、「上司の意見に納得できない」「理不尽な要求には応えられない」などの理由から、転職をすることが比較的多いよう。
頭の回転が速く仕事はできるのですが、「自分の意志に反してまで妥協はできない」という気持ちが強く、周囲ともめやすい場合もあるのです。

隠れDV男性の特徴⑩:店員に対する態度が大きい

隠れDV男性は、相手が店員というだけで態度が大きくなり、上から目線で物を言ってしまうようです。
「自分は客だから上の立場にある」という意識が強いので、「待たされた」「ミスをされた」「接客が悪い」など、些細なことでも「店長呼んできて」と騒ぎ立てます。

大好きな彼女とのデート中にも頻繁にクレームを出す場合は、「大人として恥ずかしいことをしている」という自覚がない証拠。
隠れDVから本格的なDVに発展する危険性が高そうです。

DVと認められる男性の行為

DVをしている男

では、DVと認められる行為にはどのような特徴があるのでしょう。
DVと認められる行為には、以下のような行動が該当します。

  1. 身体への暴行
  2. 大声で怒鳴る
  3. 監視し続ける
  4. 彼女の大切な物を捨てる
  5. 生活費を渡さない
  6. 性行為を強要する
  7. 避妊をこばむ

続いて、それぞれの特徴を詳しくみていきます。

DVと認められる行為①:身体への暴行

DVの中でも行為がエスカレートしやすく、命の危機に関わるのが身体への暴行です。
最初は「殴る」「蹴る」「髪を引っ張る」「押し倒す」などから始まり、次第に「引きずる」「物を投げつける」「ナイフやカッターで切る」「首を絞める」と危険性の高いものに発展していくのです。

身体的暴力が日常化すると、女性は体中の傷やアザが絶えなくなります。

DVと認められる行為②:大声で怒鳴る

女性を精神的に追い込み、無気力状態にさせるのが「大声で怒鳴る」などの言葉による暴力
他には「汚い言葉で非難する」「人前で馬鹿にする」「いつも命令口調」「子どもに危害を加えるといっておどす」など、女性の心を傷つける心無い言葉は全て暴力です。

このような言葉を繰り返し言われ続けると、女性は「自分はダメな人間なんだ」「彼がいないと生きていけない」と思うようになり、「何が良くて何が悪いのか」「自分は今何をするべきなのか」、思考回路が働かなくなります
そうなると、彼の言ったことにただ従うだけの生活になっていくのです。

DVと認められる行為③:監視し続ける

女性の行動を制限し、監視し続ける行為は社会的隔離に該当する立派なDVです。
社会的隔離とは「彼女と社会とのつながり切って、彼女を孤立させる」こと。

具体的には「スマホを勝手にチェックする」「友達や家族との交流も制限する」「盗難アプリを使って常に居場所を監視する」などが挙げられます。
ただ、彼女の体に対する暴行によって傷やアザ・腫れがある場合は、他の人にバレてしまうので「仕事を辞めさせる」「一切の外出を禁止する」「病院も行かせない」「スマホやパソコンを持たせない」といったケースも見られます。

DVと認められる行為④:彼女の大切な物を捨てる

女性が大切にしている物を勝手に捨てたりわざと壊したりする行為は、精神的にダメージを与える暴力です。
DV男性がこの行動をする理由は、彼女が自分よりも幸せそうに見えて妬んでいるから。

彼は、普段から彼女の不幸な姿を見て「俺は幸せだ」と感じているので、彼女が楽しそうにしているのが気に入らないのです。
この場合、彼はストレスのはけ口として物を奪うこともありますが、多くは不安な気持ちを和らげるために、彼女の意識を自分に向けさせようとしているよう。

わざと彼女を怒らせ、自分に必死になっている姿を見て、自分の存在価値を実感しているのです。

DVと認められる行為⑤:生活費を渡さない

女性が専業主婦の場合、男性が「生活費を渡さない」という行為は経済的な暴力の一つになります。
DVかどうかの線引きが難しいケースも多いですが、話し合いをしても状況が変わらないなら「暴力」と考えていいでしょう。

経済的暴力としては、「妻のお金を取り上げる」「貯金を勝手に使う」「生活をするのに必要な、最低限の衣類も買わせてもらえない」「妻に借金をさせる」なども挙げられます。

DVと認められる行為⑥:性行為を強要する

合意をしていない女性に対して無理やり性行為を行なうと、性的暴力になります。
性的暴力としては他に、「女性が嫌がるプレイを強要する」「ポルノビデオ・雑誌を強制的に見せる」などが挙げられます。

例え夫婦関係であっても、嫌がっている相手への性行為の強要は、絶対に許されないことなのです。

DVと認められる行為⑦:避妊をこばむ

性的暴力として知っておきたいのは、男性が「避妊をこばむ行為」も含まれるということです。
中には妻の浮気を恐れ、できるだけ彼女が妊婦でいる期間を長くするために「避妊をしないで何度でも妊娠させたい」と考えるケースも。

また、女性が妊娠をした時に中絶をさせることもDVになります。

DVを働く男性の心理

DVを働く男性

では、DVを働く男性にはどのような心理があるのでしょう。
DVを働く男性には、以下の心理が考えられます。

  1. 自分に自信がない
  2. 愛されたい
  3. 「ごめん」が言えない
  4. 彼女を失うことが何よりも怖い
  5. 自分は被害者だと思っている

続いて、それぞれの心理について詳しくみていきます。

DVを働く男性の心理①:自分に自信がない

DVをしてしまう男性によく見られるのは、「自分に自信がない」という心理。
「俺は男としての魅力がないから女性にモテない」「取り柄もないし自慢できることが何もない」など、いつも誰かと比較して「俺は劣っている」と思い込んでいます。

そんな自分が嫌で少しでも自信をつけるために、「自分よりも弱い立場の存在を作ろう」と考えるように。
その結果、暴力を使えば女性を思い通りにできることを知るのです。

DVを働く男性の心理②:愛されたい

DV男性は「愛されたい」と、誰よりも強く思っている傾向があります。
原因として考えられるのは、子供の頃に両親から十分な愛情を注がれなかったこと。

守ってくれるはずの親に、ちゃんと守ってもらえなかった子供は「特に理由もなく、いつも不安な気持ちを抱く大人になる」と言われています。
そして満たされない愛情を、恋人に求めるように。

恋人としての愛情と同じくらい、「母親のような愛情がほしい」「子供のように甘えたい」と願っているので、自分の気持ちを受け止めてくれない女性に対して「何でわかってくれないの?」と怒りがこみ上げてくるのです。

DVを働く男性の心理③:「ごめん」が言えない

DV男性は「俺の意見は正しいに決まってる」「間違えることはない」と思っているようです。
さらにプライドが高いので、自分のミスだと気が付いても「ごめん」の一言が言えません

謝ることで、「自分の立場が彼女よりも低くなってしまう」と考えているのでしょう。
そんなことは絶対にできないため、彼女に「私が悪かったんだ」と思い込ませる目的で暴言を吐きます。

DVを働く男性の心理④:彼女を失うことが何よりも怖い

不安を抱えながらも、ようやく巡り会えた大切な彼女。
自分に愛情を与えてくれる唯一の存在なので、DV男性は彼女を失うことが何よりも怖いのです。

そのため、彼女が別の男性と接する機会を作らないように、激しい束縛をしてしまいます。

DVを働く男性の心理⑤:自分は被害者だと思っている

DV男性に隠された心理として驚きなのは、「俺は被害者なんだ」と思っているケースです。
「暴力を振るう自分が悪いのではなく、自分に暴力を振るわせるようなことをする彼女が悪い」というのが彼の考え。

「どうしてこんなに俺をイライラさせるの?」「俺を苦しめるお前が悪いんだ」という思いから、手を上げます。

DV男性が口にしやすいセリフ

DVの自覚がない男性

「お前のせいだ」

DV男性の多くは、日常的に「お前のせいだ」を使います。
どれだけ彼にとって不利な状況でも、自分の非は認められません

彼女が納得できない態度を示すと、さらに大きな声・強い口調で責め立てるのです。

「お前はダメなヤツだ」

「お前はダメなヤツだ」「お前は何もできない」も、よく聞かれる言葉。
彼女の自信を失わせ、「俺の方が立場が上であることを思い知らせたい」「彼女を支配したい」「俺に依存させたい」と考えているようです。

DV男性への対処法は?

DV男性との関係を変えたい女性

では、DV男性にはどのような対処法があるのでしょう。
DV男性には、以下の対処法があります。

  1. 自分を責めない
  2. 第三者に相談する
  3. DVの状況を記録する
  4. 安全な場所に避難する

続いて、それぞれの対処法を詳しくみていきます。

DV男性の対処法①:自分を責めない

パートナーとの関係を断ち切る場合、自分を責めるようなことはしないでください。
DV被害者の中には、「彼の生い立ちに問題があったのだから彼自身が悪いわけではない」「彼を支えられるのは私しかいない」と考える女性も。

仮に、彼が昔被害者的な立場にあったとしても、暴力が成り立つ男女の間では、歪んだ愛情しか生まれません。
彼との関係を変えていくなら、自分を責めたり否定するのではなく、幸せに生きる選択をしていくことが大切になります。

DV男性の対処法②:第三者に相談する

DVに関することで少しでも気になることがあるなら、まずは第三者に相談しましょう。
家族や友達などには話しにくい内容ですし、顔見知りにはどうしても「私はDVじゃないと思うんだけど…」と彼をかばう発言をしてしまうもの。

そこで、匿名の電話相談で客観的な意見を聞いてみるといいでしょう。
インターネット「DV相談」で検索することができます。

DV男性の対処法③:DVの状況を記録する

DVの被害を受けている場合は、できるだけ詳細に彼とのやり取りを「DVの証拠」として記録しましょう。
身体的暴力によってできた傷やアザは、本人の顔や撮影日を含めて写真に残しておくと、後に公的機関から身を守ってもらう時に役立ちます。

言葉の暴力など、外見では証明できない被害なら、ボイスレコーダーを使って暴言を録音しておくことをおすすめします。

DV男性の対処法④:安全な場所に避難する

DVの証拠が集まったら安全な場所に避難しましょう。
避難先には、彼が全く知らないところを選びます。

実家や親しい友人宅は、すぐに見つかる可能性が高いのでおすすめしません。
一番安全なのはシェルターです。

ただ誰でも入れるわけではなく、外部との連絡は一切禁止などのルールがいくつもあるので、選択肢の一つに入れておくといいでしょう。

DV被害を受けやすい女性には特徴がある

DVを受けやすい女性

自己評価が低く男性に依存しやすい

DVを受けてしまう女性は「彼が怒っているのは私が悪いから」と、自分を悪く評価する傾向があります。
この時、彼女には「彼に嫌われたくない」「別れたくない」という心理が働いているため、「彼の要望は何でも受け入れたい」「彼が満足し、私と離れないでいてくれるなら暴力を我慢した方がいい」と考え、彼に依存してしまうのです。

信頼できる人が少ない

DVを受けやすい女性には、「信頼して何でも話せる存在が少ない」という特徴もあります。
気軽に相談できる人がいないので「DVだという自覚がない」、あるいは「何となく気付いているけどどうしたらいいかわからない」といった状況になり、暴力を受け入れてしまうのです。

DV男性と別れたいと思ったら

DV男性と別れたい女性

では、DV男性と別れる方法をみていきましょう。
DV男性と別れる方法には、以下のものがあります。

  1. わざと嫌われるようにする
  2. DV相談窓口を利用する
  3. しっかり話し合う
  4. 別れ話は周りに人がいるところで

続いて、DV男性と別れる方法を、それぞれ詳しくみていきます。

DV男性と別れる方法①:わざと嫌われるようにする

DV男性との別れ方で一番してはいけないのが、一方的に「別れて」と言ったり、突然姿を消すこと。
彼女を自分のそばに置くために暴力を振るう男性ですから、何の前触れもなく彼女に「さよなら」をされたら、逆上して何をするかわかりません。

そこで、まずは彼に「こんな子だったなんて…」と嫌がられる女性を演じましょう。
「彼の好まない外見になる」「ガサツになる」など。

ただし他の男性の影をちらつかせるのは、DV男性を刺激するだけなので逆効果です。
彼の方が愛想を尽かして自分から別れたいと思ってくれれば、大きなトラブルにならずに別れられる可能性が高くなります。

DV男性と別れる方法②:DV相談窓口を利用する

彼に嫌われるのが難しい場合は、DV相談窓口を利用しましょう。
DV相談窓口は、DVに悩む女性の心強い味方です。

各都道府県や市区町村によって名称は異なりますが、「 DVの相談・カウンセリング」「緊急時の一時保護」「自立した生活をするための支援」など、さまざまな支援を受けることができます。
また配偶者からの暴力で身の危険を感じる場合は、配偶者暴力支援センターを利用しましょう。

配偶者暴力支援センターは各都道府県に設置されている公的施設で、DV男性から早く逃げたいという女性の逃げ場です。
ただし安全を確保するために、配偶者暴力支援センターの住所は公表されていません。

各都道府県のホームページから電話番号を検索し、電話で担当者の指示を受けるようになります。

DV男性と別れる方法③:しっかり話し合う

DV相談窓口でアドバイスを受けたら、それを参考にしながら「彼が納得するまで」しっかり話し合いましょう
単刀直入に「別れたい」と言うのではなく、「今私はこんな気持ちで毎日苦しんでいる」「もう怯えながら生活していきたくない」「本当はこんなことがしたい」など、彼に自分の気持ちをわかってもらうための内容に。

ここでも彼の怒りを買わないように「彼を責める」「彼に対する不満や愚痴をぶつける」などの言動は避けて、落ち着いて冷静に話し合います。

DV男性と別れる方法④:別れ話は周りに人がいるところで

話し合いや別れ話をする時は周りに人がいるところを選び、友人などにも一緒に入ってもらいましょう
絶対に、二人きりの状況を作らないでください。

万が一逆ギレして興奮した場合、DV男性は理性を失っているので、これまでにないほどの激しい暴力を振るう危険性があります。
また、会話のやり取りはボイスレコーダーで記録をしておくと、女性の身を守るための証拠の一つになるはずです。

DV男・隠れDV男の特徴と対処法とは?のまとめ

DV男性について相談する女性

DV男性・隠れDV男性の第一印象は、優しく真面目なタイプ。
突然暴力を振るってしまう心理を知ると、「同情の余地がある」と思うかもしれませんが、どのような理由があっても「暴力は絶対に許されません」

何かあってからでは遅いので、少しでも気になることがあるなら勇気を出して、まずは相談しましょう。

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ライター
noel編集部

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