単身赴任の夫と離婚したい…離婚率やきっかけ&離婚する時の注意点
単身赴任の夫と離婚したいなと考えた時、一体何をしたら良いのでしょうか。 なんども考え結果、離婚を考えている方はその前に知っておくべきことがあります。 ここでは、単身赴任中の夫と離婚するために知っておきたいこと、注意点や離婚する方法などご紹介するので参考にしてください。
人気のおすすめ記事
単身赴任は離婚に繋がる!?単身赴任の離婚率とは
単身赴任中の夫婦が離婚する割合としては、3%と言われています。
これだけで聞くとピンと来ない方もいるかもしれませんが、日本で離婚をする原因の中でも、単身赴任は上位に入ってきています。
不倫や浮気などには届かないものの、夫婦が別々に暮らす環境に耐えられない方もいるそうです。
中には、単身赴任が不倫などにつながってしまうケースもあり、離婚に至る場合もあるでしょう。
単身赴任が理由で離婚したきっかけ
ではなぜ単身赴任で離婚をしてしまうのでしょうか。
ここではその原因についてまとめました。
- 愛情が薄れてきた
- 他に好きな人ができた
- 不倫が発覚
- 一人の方が良いと思ってしまう
- 家庭がバラバラ
①:愛情が薄れてきた
単身赴任が理由で離婚してしまう方の中には、愛情が薄れてしまったという人もいます。
結婚当初は永遠に続く愛だと信じていたとしても、会う時間が減れば、情熱的だった感情も薄れてしまうものです。
あまりにも距離が遠いため、お互いに気持ちが冷めてしまうケースが多いようです。
まだ子供がいないのであれば、早めに離婚をして第二の人生をあゆむという選択肢も良いのかもしれません。
②:他に好きな人ができた
単身赴任という環境は、お互いに他の人を好きになってしまう可能性があります。
夫婦なのになかなか会えず、近くにいる異性の方に優しくされてしまうと、人は知らない間にその人に惹かれてしまうものです。
どちらかに他に好きな人ができてしまえば、夫婦としても成り立たなくなってしまうので、結果として離婚という道を選ぶこともあるでしょう。
③:不倫が発覚
単身赴任中は、不倫が発覚することもあります。
思うだけの恋愛だったらよかったのですが、それが本気の恋となってしまってはもうどうすることもありません。
不倫をしてしまったとなれば、単身赴任ということもあり、これ以上夫婦としてやっていくのも辛くなるでしょう。
不倫が発覚すると慰謝料などの問題も出てくるため、離婚に踏み切る夫婦な多いです。
お子さんがいるとなると養育費なども関わってくるので、離婚を免れないでしょう。
④:一人の方が良いと思ってしまう
結婚してもお互いが一人の時間に慣れてしまい、独身に戻った方が良いと気づくケースもあります。
これは両方がそう思っていることもあれば、片方がそう思うこともあります。
また単身赴任で相手に寂しい思いをさせてしまっているときは、あえて離婚の道を選ぶことで相手を縛り付けず、自由にできると考える方もいるでしょう。
自分の好きな時間を壊されたくないと考える方は、離婚した方がお互いに自由になれると考え、前向きな離婚を検討する方もいます。
⑤:家庭がバラバラ
家庭がある方は、みんなが揃ってどこかに出かけるという形も取れないことから、離婚に至るケースもあるようです。
特にお子さんがまだ小さいうちは子育ても大変で、それをどちらか一人でこなさなければなりません。
仕事だけをしているような人に家庭を守る資格なし!と考える方もいますので、この場合には離婚を考える方もいます。
家族をもっと大切にしないと、離婚になることもあるので注意したいですね。
離婚危機を乗り越える!単身赴任中の離婚を防ぐ方法
では、単身赴任の離婚を防ぐにはどうしたら良いのでしょうか。
ここでは離婚を防ぐ方法をいくつかご紹介します。
- こまめに連絡を取り合う
- 次に会う日程を決める
- 離れて暮らす側は贈り物をする
- 自分磨きをする
- 愛情を押し売りはしない
- お互いのスケジュールを把握
- 感謝の気持ちを忘れない
①:こまめに連絡を取り合う
単身赴任中の離婚を防ぐには、こまめに連絡を取り合うのが一番です。
これがなければ単身赴任中は続きません。
カップルの時期であれば自然消滅も良いところです。
しかし夫婦なので必ず1日に1回は連絡を取り合って、お互いの今日の出来事などを報告し合いましょう。
今はテレビ電話などもできる時代になったので、なかなか会えない時はテレビ電話を繋いで会話をするのがおすすめです。
毎日連絡を取り合う時間を決めておくと、いきなりの電話で出られないというのは防げます。
②:次に会う日程を決める
単身赴任中の間は、次に会う日程を決めておきましょう。
仕事で予定がわからないなんてこともあるかしれませんが、その場合は仮の予定を立てておくとGOOD。
日曜日の休みが決まっているのであれば、とりあえず一番都合のつきやすい日にちを確保し、会う約束をしておきましょう。
先に約束をしてしまえば、何が何でもその日に会わなければ!と思うはずです。
もし急用が入ってしまっても別日に変更すればOK。
ただし注意なのが、急用が入ることで次に会う日の約束をしないことです。
あとで都合の良い日ではなく、次に大丈夫そうな日を見つけて会う約束をしておきましょう。
③:離れて暮らす側は贈り物をする
単身赴任中と言えばほとんどは夫の方が出ていくものですよね。
なかなか会えない家族には、たまには贈り物などをして喜ばせてあげるのも良いでしょう。
誕生日やクリスマスなど記念日に会えない時もしっかりとサービスをしてあげることも大切です。
逆にこういった記念日などを忘れてしまうと、いつしかあなたも家族から忘れられてしまうので注意です。
なんでもない日にプレゼントが贈られてくると、家族は大喜びすること間違いなし。
今はネットでなんでも購入できるので、支払いは自分で荷物だけで家に届くようにするとGOODです。
④:自分磨きをする
単身赴任中に夫に不倫や浮気をされないように、女性の方は自分磨きをするのもおすすめです。
特に子育てに追われているママは、自分に時間をかける余裕がない方もいるでしょう。
ここで少しでも自分に時間を割き、メイクをするなり美容院にいくなりして自分を磨けば、夫もまた恋愛当初のようなドキドキを感じてくれますよ。
女性の方は、女を捨てずに女子力アップを目指して頑張ってみるのもありです。
外見だけでなく、中身のスキルアップもおすすめで、例えば手料理の腕をあげてみるのもおすすめです。
料理教室に通ったり、今ではアプリを活用すれば簡単に作れるレシピもたくさんあります。
料理上手な女性をみすみす手放すような人はいないので、女性力も極めてみると良いでしょう。
⑤:愛情を押し売りはしない
一途な女性がやってしまいがちな愛情の押し売り。
夫に浮気をされたくない一心でダラダラと愛を伝えてしまって逆効果です。
不安な気持ちもあるでしょうが、ここか妻らしくドーンと構えましょう。
夫婦になったのですから、恋人の時のようにいつまでもウジウジしてい
られません。
余計な時間がある方は、趣味を持つことで夫のことを考える隙を減らせます。
しかも趣味ができれば没頭できるので、次第に夫への執着心も変化するでしょう。
これなら、愛情の押し売りももしなくて済みますし、生きがいも見つけることで人生をもっと楽しくできるでしょう。
⑥:お互いのスケジュールを把握
単身赴任中だと、お互いに何をしているのか分からない方もいますよね。
そんな時は、お互いのスケージュルを管理することをおすすめします。
これなら、今日は何をしているのかが一目で分かります。
何も分からないと色々と考えてしまうものですが、予定がわかっていれば無駄に首を突っ込む必要もないです。
最近では、カレンダーを共有できるアプリなどもあるので、お互いの予定を書き込んでシェアし合うと良いでしょう。
⑦:感謝の気持ちを忘れない
単身赴任中は感謝の気持ちを忘れないことです。
不満ばかり言い合っていると、いずれ本当に離婚に発展してしまう可能性もあります。
お互いの感謝の気持ちを持つことで、いつまでも穏やかな心でいられます。
たまには相手に感謝の気持ちを伝えて、なぜ単身赴任をしているのかもう一度初心に返ってみるのも良いものです。
家で待っている方も、外で頑張っている側も、お互いに「ありがとう」を伝えてみてはいかがですか。
単身赴任中の夫と離婚したい…離婚するときの注意・問題点
単身赴任中の夫と離婚となると、一体どんな問題点が出てくるのでしょうか。
ここでは気をつけるべき注意点をご紹介します。
- 財産
- 養育費
- 婚姻費用
- 慰謝料
- 不動産
①:財産
単身赴任中の夫と離婚となると、誰しもが関わる財産分与。
基本は夫婦で折半します。
これは、夫が働いていて妻が仕事をしていなくても折半です。
逆に2人が働く場合は、それを合計して出て金額を2人で折半にして分けます。
全てが折半になるので、覚えておきましょう。
財産分与でもめないためにも、事前に話し合いができると良いですね。
②:養育費
未成年のお子さんがいるご家庭は、養育費も絡んできます。
離婚届を提出する際に、どちらが親権を取るのか、決めなくてはなりません。
親権を持つ方にお子さんが引き取られていくのですが、ほとんどの方は母親に決まります。
この時に夫には養育費を支払う義務が発生します。
基本は20歳になるまで養育費を払うことになるので、お子さんがいる方は養育費についてもしっかりと話し合っておきましょう。
③:婚姻費用
夫が仕事をしていて、妻が専業主婦の場合、夫の給料で生活をしているわけですが、生活費にお金をいれてくれないと困ってしまいますよね。
この時に妻は生活費をいれてもらうように申し立てることができるのですが、このことを婚姻費用と言います。
離婚の話が出てきたり、単身赴任中はこういったケースもあるので、その場合にはこちらの制度を利用しましょう。
④:慰謝料
時と場合によっては慰謝料を請求することができます。
これは心身にダメージを受けた時にもらえるもので、主に不倫や浮気をされた時です。
もし浮気が原因で離婚するなら、慰謝料ましっかりともらいましょう。
⑤:不動産
不動産問題も出てきます。
アパート暮らしで、離婚と同時にお互いが出ていくとなれば話は早いのですが、例えばローンを抱えた一軒家やマンションとなると、財産分与になるので折半します。
また、ローンが残っている場合は、どちらがどのくらいの残ローンを払うのかも決めなければなりません。
裁判では「単身赴任」は離婚の原因として認められない?
単身赴任中に夫と離婚したいと思っても、相手が納得していなければ裁判で認められないことが多いです。
相手側が認めているなら協議や調停で認められるのですが、一方的に離婚を申し出ているのであれば、それは通らないと思っていた方が良いでしょう。
単身赴任が離婚の原因として認められるケース3パターン
それでは、単身赴任が原因で認められるケースと一体何なのか、ここでは見ていきましょう。
- 相手が浮気をした
- 夫婦関係が成り立たない
- 生活費を入れない
①:相手が浮気をした
単身赴任中に配偶者が浮気をしたのであれば、離婚が認められます。
単身赴任が原因で離婚は認められませんが、こうした理由があれば成立します。
ただし不倫をしたと言っても、これは体の関係を持っていることを指しているので、一緒に食事に出かけた程度では不倫としては認めてもらえません。
しかもあなたの口情報だけでは信じてもらえないのが現状です。
本気で離婚を考えるなら、不倫となる証拠を集める必要があります。
探偵などに依頼し、確実な証拠を掴んでからにしましょう。
②:夫婦関係が成り立たない
夫婦関係が成り立っていないというのも離婚の原因として認められます。
単身赴任で生活をしていると、お互いに興味を無くしてしまった夫婦は数年会わないなんてこともあります。
いつの間には夫婦の関係が壊れていることもあり、後になって離婚という形を取るケースも。
客観的に見ても、何年も会っていなくて夫婦としてやっていく可能性が低い場合には、認められることが多いです。
逆に長い単身赴任でもその間に数回家に帰ってきたり、こまめに連絡を取り合っているようであれば、夫婦関係は続いていると判断され、離婚は認めてもらえないことが多いです。
本気で離婚を考えるなら、どのくらい夫婦関係が破綻していたのかなどを書面で残しておくのもありです。
③:生活費を入れない
単身赴任中の間ずっと生活費を入れてくれないというケースも離婚の理由として認められています。
これは生活をする上でもお金を入れてくれないとなると大変困ります。
ここにお子さんがいるとなると生活どころではなくなってしまいますよね。
お金がない、でも夫の収入があるか何の援助もしてもらえないとなって大変です。
こうしたケースなら、離婚が認められるので覚えておきましょう。
単身赴任中の夫と離婚する方法
では、単身赴任の夫と離婚するにはどうしたら良いのか、ここではその方法をご紹介します。
①:お互いの気持ちを確かめる
単身赴任中の夫と離婚するなら、お互いに話し合うことが大切です。
どちらか一方が離婚をしたいからといってすぐにできるものではありません。
相手が納得していなければ、離婚は成立しません。
なのでお互いの気持ちを確かめ合うことが大切です。
相手も同じように離婚した方が良いと決断すれば、スムーズに離婚できるでしょう。
子供がいる方は、家族会議を開いてみんなが納得のいく答えになると良いですね。
②:配偶者の浮気があるなら証拠を集める
配偶者の浮気が黒なら、証拠を集めましょう。
浮気が原因の離婚では、何よりも証拠が物を言います。
そのため、スマホなどのメールの履歴やラインなどの会話、決定的なのは2人が一緒にいる写真やホテルに入っていく写真などです。
動画などが納められていることもあるので、入手しておくと良いでしょう。
③:離婚届を提出する
お互いに同じ気持ちであれば、離婚届にサインとハンコを押してもらい、市役所に提出にいきましょう。
この時に誰か証人になってくれる人がいると、あとあと揉め事になっても安心です。
単身赴任中の夫と離婚するなら段取りをしてから
単身赴任中の夫と離婚する方法はいくつかありますが、本当にそれで良いのか、よく考えてから行動しましょう。
もし離婚を考えているようなら、色々やるべきことがあるので、段取りをしてから進めていくと良いですよ。
取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
メイク・コスメ、美容、ライフスタイル、ヘアスタイル、ファッション、ネイル、恋愛のテーマで、編集部が独自調査、または各分野のスペシャリストが監修した記事を毎日更新しています。いまの気持ちに1番フィットする情報で、明日を今日よりすばらしい日に。