会話が苦手な人の特徴と原因!楽になる考え方&スムーズな会話のコツ10個
会社内や、学校の中でもより円滑な人間関係を作るために、会話は非常に有効なコミュニケーションツールです。 しかし、思うように自分の言いたいことが話せなかったり、聞きたいことを聞き出せなかったりと、会話に苦手意識を持つ方も少なくありません。 ここでは、どうして会話に対して苦手意識を持ってしまうのか、その特徴や原因に探ります。 よりスムーズに会話を進めていくためのコツや考え方も紹介しているので、是非参考にしてみてくださいね。
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実は7割の日本人が会話が苦手だと感じている!?
日本人は会話に対して消極的な人が多く、もともと苦手意識を持っている人が多いと言われています。
会話が得意だと感じている人はたったの3割ほどで、7割が何らかの原因で苦手意識を感じているのです。
もともと自分の言いたいことを伝えられない人や、引っ込み思案な人は、会話が辛いものに思ってしまうでしょう。
また、社内で人間関係のトラブルに巻き込まれてしまったり、同僚との衝突があれば、自分のコミュニケーション能力に自信を無くしてしまう場合もあるようです。
会話が苦手になる4つの原因
では、会話が苦手になる原因を紹介します。
- 相手の反応を気にし過ぎている
- SNSに頼りすぎ
- 緊張しやすい性格
- 誰かに思い切り否定された経験がある
次に、会話が苦手になる3つの原因を見ていきましょう。
①:相手の反応を気にし過ぎている
自分が本当に話したい内容よりも、相手の反応ばかりが気になってしまうと、会話が苦手になってしまいます。
何をどんな風に会話すればいいかが気になり過ぎてしまって、自分は全く楽しむことができないでしょう。
実際には相手は全く気にしておらず、ナチュラルにあなたとの会話を楽しんでいるはず。
しかし、些細なことまで気になってしまい、挙動不審になってしまうのです。
②:SNSに頼りすぎ
最近ではインスタやTwitter、LINEなど様々なSNSが普及しています。
そのため、連絡手段は、すべてSNSだよりになってしまい、会話をする機会はどんどん減っているのです。
そして、実際に機会が訪れると、どんな風に相手と距離を保てばいいのかわからず、沈黙が訪れることもあるんだとか。
今まであんなにSNS上で仲良くコミュニケーションをとっていた相手とでさえ、うまく会話を行うことができない場合があります。
③:緊張しやすい性格
そもそも、緊張しやすい性格で、慣れない人の前だと固まってしまって思うように話ができない場合もあります。
何が言いたいのか自分でもわからなくなって、頭が真っ白になってしまうこともあるでしょう。
初めての場所や、知らない人に囲まれてしまうと、自分の殻に閉じこもり、人と仲良くなる機会を失ってしまうこともあります。
そのため、他の人よりも経験も少なく、どうすればいいかわからなくなってしまうこともあるのです。
④:誰かに思い切り否定された経験がある
勇気をもって発言したにも関わらず、誰かに思い切り否定されたことがあると、それから何かを言うのが怖くなってしまうことがあります。
自分自身を否定されたような気がして、何かを言うことが嫌になってしまうのです。
その出来事を思い出して、また否定されるのではと思うようになります。
本当は違うと思っていても、また同じ思いをするのが嫌で、とにかく同調していくようになることも。
会話が苦手な人の特徴
では、会話が苦手な人の特徴には何があるでしょう?
- 人の話を聞かない
- 引っ込み思案
- 自己主張できない
- 結論ばかりを気にしている
- 表情の変化が乏しい
- 深く考えるのが苦手
- 人間不信
- 世間知らず
次に、会話が苦手な人の特徴を見ていきましょう。
①:人の話を聞かない
自分の言いたいことを言うことも大切ですが、相手の話を聞くことも非常に重要なことです。
自分の言いたいことだけを言って、相手の話を聞かない人も会話が苦手な人と言えるでしょう。
相手が話しているのに、何か違うことを考えていた、ぼーっとしていると、不快感を抱かせてしまいます。
本当は聞いていたとしても、「話を聞いていないのではないか」と思わせている時点で、コミュニケーションはうまくいっていません。
②:引っ込み思案
自分から何かをすることが苦手で、できるだけ目立ちたくないと思っている人も苦手な場合が多いです。
注目を浴びるとそれだけで、赤面してしまったり、固まってしまって本来の実力を発揮することができません。
そのため、誰かと会話をしている時も、自分がどのような目で見られているのかばかりが気になってしまい、一刻も早く相手の目から逃れたいと思ってしまうのです。
③:自己主張できない
自分の言いたいことを言えず、自己主張ができない人は日本人には大勢います。
しかし、自己主張が癒えず、その場を穏便に過ごそうと思ってばかりいると、会話もうまくいかなくなってしまいますよ。
相手の意見はすべて肯定し、大勢の意見に流されてばかりいては、コミュニケーションをとっているとは言えません。
きちんと自分の意見を伝えながら、相手の意見もくみ取っていける、意義のある会話を成り立たせていきましょう。
④:結論ばかりを気にしている
とにかく先を急いでばかりいて、過程よりも結果ばかりを気にしている人もいます。
人が一生懸命話しているにも関わらず、会話の腰を折ってまで結論をせかす人もいるでしょう。
しかし、それでは相手の言いたいことをしっかり聞けてはおらず、会話も不成立です。
相手が話している時には口を挟まず、何を言いたいのかしっかりと考えながら聞いてください。
⑤:表情の変化が乏しい
会話が苦手な人は表情にも特徴があります。
自分の気持ちをしっかり伝えられている人は、言葉だけでなく身振りや表情まで使って相手に気持ちを伝えます。
しかし、会話に苦手意識を持っている人は、無表情で、淡々と出来事を伝えるにとどまってしまうことも。
会話を楽しいものだとは思っておらず、単なるコミュニケーションツールと考えている人が多いです。
何を思っているのかが伝わりづらく、相手も義務的な受け答えしかできなくなってしまいます。
⑥:深く考えるのが苦手
物事を深く考えることが苦手で、自分で考える前にいつも人に聞いてばかりいます。
また、言葉の通り受け取ってしまうこともあり、ユーモアを感じ取ることができない場合もあるんだとか。
わからないことがあっても適当に相槌を打ってしまったり、流して聞いてしまうことがあるため、跡になってわからないことがたくさん出てきてしまうこともあります。
何度も同じ話を聞くことになり、周りの人にも迷惑をかけてしまうのです。
⑦:人間不信
過去に誰かに裏切られたり、愛情不足な過程で過ごしている場合など、人間不信に陥っている場合があります。
相手が本気で言っているとは信じることができず、いつも疑心暗鬼な気持ちで話を聞くことになるのです。
そのため、思うように話が通じず、距離を縮めていくことができません。
自身で自覚し、直していこうという強い気持ちがない限り、改善は見られないでしょう。
⑧:世間知らず
世の中のことをあまりにも知らないと、会話がうまく進まなくなってしまうことがあります。
世間知らずすぎて、相手が言っていることが全く分からず、話についていけないことから、疎外感を感じ、苦手意識を持つ人もいます。
常識はずれなことを言ってしまい、相手を怒らせてしまったり、軽蔑されてしまうこともありますよ。
最低限の礼儀とマナーは社会人になったら身に着けておきたいものですね。
会話の苦手意識を克服する考え方
では、会話の苦手意識を克服する考え方には何があるでしょう?
- 人と話している姿をイメージする
- 相手の話をしっかりと聞く
- 沈黙は怖くない
- 趣味を広げていく
次に、会話の苦手意識を克服する考え方を見ていきましょう。
①人と話している姿をイメージする
まず、自分が人と楽しく会話をしているイメージを強く持ちましょう。
コミュニケーションに苦手意識を持っている人は、どんどん誰かと話をすることから遠ざかってしまいます。
しかし、機会が失われてしまえば失われるほどに、プレッシャーは強くなり、実際に話す機会が来ると自分が思うことは少しも話すことができないでしょう。
実際に誰かと話すのは、難しい方でも、日ごろからイメージトレーニングを繰り返し、ポジティブな姿を想像しておきましょう。
何度も繰り返し行ううちに、緊張を和らげることができます。
②相手の話をしっかりと聞く
話したいことを相手に伝えることは、苦手意識を持つ人にとっては最初は難しいことかもしれません。
まずは、相手の話をしっかり聞くことを意識していきましょう。
どんな風に話そうかばかり考えてしまっていては、話を聞く余裕がなくなってしまいます。
心から相手の声に耳を傾けて、関心を寄せてみてください。
相槌を打ったり、そこから話題を広げていくだけでも、楽しい会話を成り立たせることができます。
③沈黙は怖くない
沈黙に対して必要以上に恐れを抱いている場合があります。
しかし、どんな場合でも沈黙は訪れるもので、いつでも話してばかりもいられません。
沈黙が訪れでも仕方ないと思って、リラックスして会話を楽しみましょう。
実際に、仲の良い人同士程、沈黙が訪れる時間は長いものですよ。
④趣味を広げていく
話し方にばかり注目する必要はありません。
まずは、自分が関心を寄せている趣味に対して、さらに一歩踏み込んでみてください。
もし、サークルや習い事があれば一度参加してみるのもいいかも。
趣味を極めることで知識が高まり、会話で使えるネタも増えます。
さらに、趣味を通じて人間関係の輪が広がり、コミュニケーション能力を上げることもできますよ。
会話が苦手な人が知っておきたいコミュニケーションのコツ
では、会話が苦手な人が知っておきたいコミュニケーションのコツには何があるでしょう。
- 挨拶は笑顔でしっかりと
- 見た目がで9割の印象が決まる
- 最低限の情報はメモ
- 沈黙について考えてみる
- ネガティブな言葉は使わない
- 相手に共感する
- わからないことはすぐ聞く
- 自分のプライベートな一面も見せる
- 共通の趣味で盛り上がる
- 言葉を引き出すようなセリフ
次に、会話が苦手な人が知っておきたいコミュニケーションのコツを見ていきましょう。
①挨拶は笑顔でしっかりと
挨拶はしっかりと完璧な笑顔ですることを心がけましょう。
初対面の人に対して、挨拶もできなければ、その後の印象はさらに悪くなってしまいます。
しかし、最初にしっかり笑顔で挨拶をしておけば、その後うまく会話ができなくても、相手から話しかけてくれる可能性が格段にアップするはず。
②見た目がで9割の印象が決まる
自分がうまく話せないと悩んでいる方は多いですが、実際のところ人の印象は見た目で9割が決まってしまうと言われています。
そのため、誰かと会うときには会話が苦手な方こそ、身だしなみには気にかけていきましょう。
③最低限の情報はメモ
何度かあったことのある相手であれば、最低限の情報は忘れないうちにメモしておくのもコツです。
家族構成や趣味、仕事、出身地など話の中で出た盛り上がりそうな情報を覚えておけば、会話がスムーズに進みます。
「自分のことを気にかけてくれている」と感じ、相手を喜ばせることもできるでしょう。
しかし、あまりに深入りし過ぎては気味悪がられてしまうので、世間話程度にとどめてくださいね。
④沈黙について考えてみる
どうしても沈黙が怖いという方は、一度沈黙について冷静に考えてみましょう。
沈黙がどうして嫌なのかを考えたとき、その原因は意外と大したものがないはずです。
そして、沈黙が訪れる原因は主に3つで、緊張、思案、拒否と言われています。
この3つを見極めることで、さらにコミュニケーション能力を向上させることができますよ。
⑤ネガティブな言葉は使わない
会話の中でネガティブな言葉を使いそうになったときは、何かポジティブな言葉に言い換えるようにしましょう。
苦手意識がもとで、ついつい話の中でネガティブな言葉が増えてしまうと、空気を暗くして、嫌な雰囲気にする場合もあります。
話題は明るいものを選び、笑顔で話せるワードをチョイスするのがコツですよ。
⑥相手に共感する
相手と一緒に会話を楽しむためには、相手の話にきちんと共感する必要があります。
今までも共感していたかもしれませんが、それが相手に伝わっていなければ意味がありません。
オーバー気味に相槌を打ってみたり、リアクションを取ってみるのもいいかも。
興味を持っていることがわかるように、感情をこめてみてください。
⑦わからないことはすぐ聞く
わからないことがあっても恥ずかしくて聞けず、そのままにすることがあります。
しかし、タイミングを逃してしまうと後から聞くことはもっと難しくなりますよ。
恥ずかしがらずに正直に伝えて、すぐに疑問点は解消していきましょう。
自分の知識も増やすことで、一層話を楽しく聞くことができるはず。
⑧自分のプライベートな一面も見せる
聞き役にばかり回っていると、会話が苦手な人だと思われることもあります。
そういう時は、自分のプライベートなことを少しだけ話してみるのもいいでしょう。
プライベートな一面をのぞかせることで、相手に心を開いていると伝わり、距離をぐっと縮めることができますよ。
⑨共通の趣味で盛り上がる
自分が話しやすい内容を選んでみるのもいいかも。
同じ趣味を持つ相手となら、話題が尽きることなく盛り上がることができますよ。
最初は、自分が得意なジャンルで経験を積み、徐々に人間関係を広げていくのもいいですね。
会話の中で、知識も広がり、全く違うジャンルの人と会話が盛り上がるようにもなりますよ。
⑩言葉を引き出すようなセリフ
質問をしても「イエス」「ノー」で答えが終わって、再び沈黙が訪れてしまうことも少なくありません。
相手も会話が苦手なタイプだと、コミュニケーションが難しくなってしまうでしょう。
そこで、会話をする中では、いかに相手の言葉を引き出せるかを意識してみるにもいいかも。
5W1Hを使うことで会話の幅が広がりますよ。
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会話の苦手意識を克服したい人におすすめの本
では、会話の苦手意識を克服したい人におすすめの本を見ていきましょう。
①会話が苦手な人のためのすごい伝え方
どうしても相手のことを考えすぎてしまって、思うように言葉が出てこなくなってしまいます。
しかし、大切なのはオリジナルの考え方である自分軸。
ありのままの自分を大切にしながら、伝えたいことをきちんと伝えるすべを身につけることができます。
②いい空気を一瞬でつくる 誰とでも会話がはずむ42の法則
人気のラジオDJが多くの人と円滑にコミュニケーションをとるために心がけている42の法則をまとめた一冊です。
自身ももともとは会話が苦手で、ネガティブ思考だったことから、経験に基づき発見された小さな気づきが満載ですよ。
どれも日常で使えるコツや、切り返しばかりで、すぐに実践できることがたくさんあります。
③マジで会話が苦手でも、「楽しい人」になれる本
楽しい人と思われるためには、面白い話を用意しなければいけないとプレッシャーに感じている方は多いのではないでしょうか?
しかし、それは少しのポイントとコツを抑えさえすれば、すぐに可能なことなのです。
話し方のプロが教えてくれる会話のコツを、この一冊で学ぶことはできますよ。
実践を積んで会話の苦手を克服しよう
日本人の半分近くが会話に苦手意識を持っており、思うように自分の意見を伝えられないと悩んでいます。
しかし、会社や学校などで会話は非常に重要なコミュニケーションツールで、円滑な人間関係を築いていくためにもなくてはならないものです。
まずは、沈黙を恐れることなく、笑顔で挨拶をすることから始めてみてください。
最初はうまくいかなくても、回数を重ねていく中で、コツやポイントがわかり、どんな風に立ち振る舞えばいいのかわかってくるはず。
是非、会話の苦手を克服し、人間関係の幅を広げてコミュニケーションを楽しんでくださいね。
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