頭がかゆい原因はフケや乾燥?すぐできる対処法&おすすめシャンプー
頻繁に頭がかゆいと感じ、フケが増えたとことはありませんか? 頭のかゆみには乾燥やアレルギー反応、雑菌など、意外な理由がかくれていることがあります。 今回は、頭がかゆい時のよくある原因と対処法を紹介します。 頭がかゆい時におすすめのシャンプーも併せて紹介するので、この機会にぜひ頭皮ケアを見直してみてくださいね。
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頭がかゆいのはフケや乾燥が原因
頭がかゆいと集中できず、いらいらしてしまいますよね。
頭がかゆい原因としては、以下のようなものがあります。
- 雑菌の大量発生
- 皮膚ダニが増えすぎている
- カラー・パーマの薬剤が合わない
- 乾燥しすぎている
- シャンプーの成分が合わない
- 白髪が生えてきている
- ストレスによる自律神経の乱れ
①雑菌の大量発生
過剰に分泌された皮脂は雑菌のエサになります。
エサがたくさんあると菌は大量に発生し、かゆみの原因になることも。
菌の多くはカビ(真菌)の一種で、人間の肌には常在菌として存在しています。
かゆいと感じる時以外にもカビは人間の肌に存在していますが、何らかの原因によって菌が大量発生してしまうと、かゆみの原因となってしまいます。
② 皮膚ダニが増えすぎている
カビだけでなく、頭皮には目には見えないほど小さな皮膚ダニがいます。
皮膚ダニが大量発生すると、ダニが毛穴に入り込み、汚れや雑菌が毛穴に詰まってしまう原因に。
皮膚ダニがかゆみの原因になることもあるので、カビと同様に注意が必要です。
皮膚ダニの中でも特に代表的なのが「デモデクスブレビス」と「デモデクスフォリキュロラム」の2種類。
デモデクスブレビスはニキビやアトピーなどの肌トラブルの原因になってしまい、デモデクスフォリキュロラムは薄毛の原因になってしまうことがある皮膚ダニです。
皮膚ダニは肌のバランスを保つ役割も担っているため、皮膚ダニが全くいなくなってしまうと肌のバランスが崩れてしまいます。
殺菌作用ですべて取り除いてしまうのではなく、うまく共存していくことが大切ですよ。
③カラー・パーマの薬剤
カラーやパーマをするときに使う薬剤が合わず、アレルギー反応を起こしてかゆいと感じることがあります。ヘアカラーやパーマは定期的にしている方も多いですよね。
自宅でセルフカラーを行うときだけでなく、ヘアサロンでカラー・パーマを行う場合も同様です。施術後かゆみがひどい場合は一度病院に行って皮膚科やアレルギー科の医師に相談してみることも必要です。
自宅でセルフカラーをする場合は必ずパッチテストを利用して、アレルギー反応が出ないか確かめてから使用してください。
④乾燥しすぎているため
腕や脚が乾燥すると、ついついかゆいと感じてしまいますよね。
乾燥すると神経が敏感になるためかゆみを感じやすくなってしまうのです。
頭皮も腕や脚と同様に乾燥すると知覚神経が敏感になりかゆみを感じやすくなります。
乾燥した角質が剥がれ落ちたものがフケです。
では、頭皮が乾燥する原因についてもみてみましょう。
紫外線によるダメージを受けている
紫外線に当たると頭皮もダメージを受け、乾燥します。
頭は紫外線が当たりやすいですが、顔や体のように紫外線予防や日焼け後のアフターケアをしている人は案外少ないです。
帽子をかぶったり、日傘をさしたりするなどして頭皮の日焼けにも気を付けましょう。
頭皮が敏感になっていて皮膚を守る機能が低下していると、紫外線の刺激で頭皮環境が悪化してしまう可能性もあります。
熱いシャワーを浴びている
熱すぎるお湯を使うと必要な皮脂まで洗い流してしまいます。
必要な皮脂まで流してしまうと頭皮が乾燥し、「かゆい」と感じる知覚が敏感になります。
シャンプーする際、頭皮にとって適切な温度は36~38度ほどで、少しぬるいと感じる温度がよいでしょう。
加齢による潤いの低下
年齢を重ねるにつれ、頭皮の潤い成分が減少していきます。
歳をとるにつれ頭皮が乾燥し、かゆいと感じるようになったりフケに悩むようになったりした方は、加齢による潤い不足の可能性があります。
そんな時は、シャンプーや洗髪方法を見直してみることがおすすめ。
優しい洗浄力のシャンプーを選び、頭皮ケアを始めてみるとよいでしょう。
⑤シャンプーの成分が合わない
頭皮に直接触れるシャンプーが原因でかゆみが引き起こされてしまうことがあります。
頭がかゆい時は、頭皮への刺激が少なく負担がかかりにくい成分のシャンプーを選ぶことが大切です。
洗浄成分が強すぎる
シャンプーには皮脂汚れや整髪剤を洗い流すための洗浄成分が配合されています。
洗浄成分が頭皮に合わなかったり強すぎたりすると炎症が起こり、頭皮のダメージになります。
強すぎる洗浄成分を使うと頭皮の乾燥にもつながるのでシャンプーは自分に合うものをしっかり選びましょう。
すすぎがしっかりできていない
すすぎが足りず、頭皮に残ったシャンプーやトリートメントがかゆみ・フケの原因になってしまうことがあります。
髪が長い方は髪のすすぎに時間がかかり大変ですが、すすぎ残しに気を付けてくださいね。
⑥白髪が生えてきているから
白髪は黒髪にあるメラニン色素を生成する必要がないため黒髪より早く成長し、太さも黒髪より太くなると言われています。
また、形も黒髪より扁平になる傾向があります。
今まで黒髪しか生えていなかった毛穴に白髪が生えることで毛穴周辺が刺激されることで、かゆいと感じてしまうのですね。
⑦ストレスによる自律神経の乱れ
ストレスがたまると、体のさまざまな場所に影響を及ぼしますよね。頭皮もストレスの影響を受けます。
ストレスがたまることで、頭皮の新陳代謝の低下や頭皮の皮脂量の増加、極度の緊張状態で発汗し、頭皮が蒸れるなどで頭皮環境が悪化します。
頭皮影響の悪化によって、かゆいと感じたり、フケが増えてしまうといったことが起きてしまうのです。
頭がかゆい時の対策方法
原因はわかっても、頭がかゆいとついついかいてしまいますよね。
しかし、爪や指をつかって地肌をかいて強い摩擦を与えると、頭皮に傷ができてしまいます。
我慢できないほどかゆくなる前に頭のかゆみを対処しましょう。
頭がかゆい時に実行したい対策を5つ紹介します。
- シャンプーの仕方を見直す
- 自分に合ったシャンプーに変える
- ドライヤーをかけてから就寝する
- 栄養バランスを見直す
- 睡眠時間を確保する
①シャンプーの仕方を見直す
頭がかゆい時は、毎日のシャンプーの方法見直してみましょう。
以下のことに気を付けてシャンプーしてみてくださいね。
- シャンプーをしっかり泡立ててから使う
- 爪を立てず、指の腹で頭皮を洗う
- 念入りにシャンプー・トリートメントをすすぐ
- 36~38度の適温で洗髪する
今日の洗髪から気を付けてみてくださいね。
②自分に合ったシャンプーに変える
地肌に直接触れるシャンプーの影響は大きいです。
かゆい時・フケが気になる時は使用しているシャンプーが自分に合っているかどうか見直してみましょう。
シャンプーには洗浄成分の種類がいくつもあるので、かゆい時はやさしい洗浄成分を選ぶことをおすすめします。
③ドライヤーをかけてから就寝する
お風呂上がりの頭皮は湿っていて、時間が経つと雑菌が繁殖し、かゆみ・フケの原因になってしまいます。
お風呂から上がった後、髪を乾かさず自然乾燥するのが習慣になっている人は要注意です。
髪の自然乾燥は髪の傷み・においの原因にもなりやすいので、ドライヤーで乾かしてから就寝するようにしましょう。
④ 栄養バランスを見直す
栄養が偏っていると肌荒れが起きてしまいます。
頭皮も同様栄養が偏っていると、頭皮環境の悪化を招いてしまいます。
頭がかゆい時は食生活と栄養バランスも見直してみてください。
ビタミンB2
ビタミンB2は頭皮や髪の細胞の再生にも関係しているビタミンです。
普段からお酒を多くとる人や、脂っこいものを好んで食べる人は不足しがちです。
レバーや牛乳、卵、納豆など身近な食品に含まれているので意識的に摂取すると良いですよ。
ビタミンB6
ビタミンB6は肌の新陳代謝を助けてくれるビタミン。
不足すると肌の機能がうまく働かず、肌・頭皮トラブルを起こしやすくなります。
ビタミンB6はバナナやカツオ、大豆などから効率的に摂取できます。
⑤睡眠時間を確保する
睡眠時間が短くなると疲労が蓄積し、ホルモンバランスが崩れます。
すると、頭皮の新陳代謝が低下し、頭皮がかゆいと感じてしまいます。
さらにホルモンバランスが崩れると皮脂分泌量が増加し、雑菌やダニが繁殖しやすい環境ができてしまいます。
睡眠時間はしっかりと確保し、生活リズムを整えてくださいね。
頭のかゆみを抑えるおすすめシャンプー
頭がかゆい時におすすめのシャンプーを紹介します。自分にぴったりの一品を見つけてくださいね。
①アンファー (ANGFA) スカルプD ボーテ シャンプー モイスト タイプ
頭皮ケアでおなじみのスカルプDが発売している女性向けスカルプシャンプー。
モイストタイプなので、頭皮にうるおいを与えながら髪全体をしっかりまとめてくれます。
有効成分がかゆみやフケだけでなく、ニオイ・べたつきなどの頭皮悩みにアプローチしますよ。
アミノ酸系洗浄料で優しく、しっかりと皮脂を洗い流します。
シリコン・鉱物油・パラベンなど、気になる成分は無配合の無添加シャンプーです。
②オクトセラピエ(serapie) 薬用スキンケアシャンプー
オクトセラピエ薬用スキンケアシャンプーは「フケ・かゆみ」専用のシャンプー。
フケ・かゆみの原因となる真菌(カビ)の増殖を抑える「オクトピロックス」が配合されています。
天然由来の保湿成分が地肌の潤いを保ってくれるので、かゆみの原因が乾燥の方にもおすすめです。
洗浄成分も、食品などにも用いられるマイルドな成分が使用されていますよ。
③加美乃素 薬用シャンプー B&P 300mL 【医薬部外品】
加美乃素 薬用シャンプー B&Pはフケ・かゆみを防ぐ有効成分として殺菌効果がある「ピロクトンオラミン」、炎症をしずめる「β-グリチルレチン酸」が配合されている薬用シャンプーです。
フケ・かゆみを防ぎつつ、しっかりと汚れを洗い落とすので、洗いあがりがスッキリするシャンプーをお探しの方におすすめですよ。
うるおい成分配合で、頭皮に柔軟性を持たせ、健やかな頭皮環境へと導きます。
④コラージュフルフル ネクストシャンプー うるおいなめらかタイプ 400mL
抗真菌(抗カビ)成分配合の医薬部外品シャンプーです。
抗菌作用でフケ・かゆみを防ぎます。頭皮の雑菌がにおいの原因になっていることも多いため、かゆい時だけでなく、毛髪・頭皮のにおいが気になる方もおすすめですよ。
低刺激性・無香料・無色素で成分的にも選びやすいです。
コラージュフルフルは「うるおいなめらかタイプ」のほかにも種類があり、洗いあがりのすっきり感など頭皮の状態で、選ぶ商品を変えるとよいでしょう。
⑤ボタニスト ボタニカルスカルプシャンプー 490ml
シンプルでおしゃれなパッケージと、植物成分配合で人気の「BOTANIST」。
弱酸性のせっけん成分が、皮脂汚れをしっかり落としつつ、潤いのある仕上がりに導いてくれます。
かゆい時やフケが気になる方だけでなく、頭皮のべたつきが気になる方にもおすすめですよ。
「BOTANIST」が人気の秘密は、成分や使い心地が良いだけでなく、バスタイムが楽しくなるような心地の良い香りです。
かゆい時はイライラしてしまいがちですが、素敵な香りに包まれながらリラックスできるとよいですね。
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頭がかゆい時の注意点
アケア用品を選ぶときの注意点や、かゆみが全く収まらないときに注意すべきこともあります。
頭のかゆみは悪化すると治療が必要になることもあり、自分自身で病院に行くタイミングを見極めてくださいね。
合わないシャンプーは無理して使用しない
頭がかゆい時にシャンプーを変えた場合、注意深く変化を観察してください。
かゆい感覚が増したり、フケが増えたりしたら使用を中止しましょう。
シャンプーを使い切らなければもったいないと感じてしまうかもしれませんが、合わないシャンプーを使うことでかゆみが悪化してしまう可能性があります。
かゆいのが長期間治まらない
我慢できないほど頭がかゆいのが続く場合や、ぶつぶつやかぶれなどの湿疹ができた場合は一度病院で受診しましょう。
日常生活に支障が出ない程度のかゆみであれば、生活や使用しているシャンプーの見直しで対処できることが多いです。
しかし、我慢できないほど猛烈なかゆみには別の原因が隠れていることがあるので注意が必要です。
頭がかゆい時は自分に合った頭皮ケアを!
急に頭がかゆいと感じたら、まずは原因を探ってみましょう。
使っているシャンプーやヘアケア用品を変えていなくても、年齢やライフスタイルの変化で頭皮環境が乱れ、頭がかゆくなりフケが増えることもあります。
頭皮は髪を育む土台です。
美しい髪質をキープするためにも頭のかゆみなど異変を見逃さず、ケアしてあげてくださいね。
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