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ニキビは「できる場所」によって原因が違う!

ニキビの場所を気にする女性
いつものようにきちんととケアをしていても、なぜこんなところに?という場所にニキビができてしまうことってありますよね。
同じ場所にニキビが繰り返しできるという経験をした人も多いのではないでしょうか。

ニキビのできる原因は、場所によって異なると言われています。
同じ場所に繰り返しできるニキビに悩んでいる人も、原因が分かれば予防のために対策を取ることもできそうです。

主な原因をおさらい

ニキビは場所によって原因が違うということですが、そもそもニキビは何故できるのでしょうか?
まずはニキビができるメカニズムと、主な原因をおさらいしておきましょう!

①皮脂の過剰分泌

ニキビは毛穴にアクネ菌という菌が繁殖することによって皮膚が炎症を起こした状態です。
アクネ菌は皮脂を栄養源としているので、皮脂が過剰に分泌されるとアクネ菌が増殖してしまうのです。

炎症が進行すると膿ができ、放置するとニキビ跡が残ってしまうこともあります。
このため、皮脂の分泌量が多い脂性肌の人や、糖分や油分の多い食生活を送っていると皮脂の分泌量が増え、ニキビができやすくなることがあります。

②ホルモンバランス

女性は生理前にニキビができやすくなることがあります。
これはプロゲステロンという女性ホルモンが皮脂の分泌を促進するためと考えられています。

また、思春期の時期にニキビが多いのも、この時期に分泌されるホルモンが原因と考えられています。
ストレスがたまっているときや、寝不足のときにニキビができやすいという方も、多いのではないでしょうか。

ホルモンバランスは、疲労やストレス、睡眠不足などの影響を受けやすく、ニキビの発生に大きく関係しています。

③毛穴の汚れ

アクネ菌は皮脂の分泌が過剰になると増殖しますが、皮脂と肌に残った汚れが混じり合うとアクネ菌がさらに増殖し、症状が悪化してしまいます。
肌は毛穴から分泌される皮脂だけではなく、メイクの汚れや洗顔料の残り、ホコリなど普段から様々な汚れに晒されており、これらが皮脂と合わさってニキビの原因となることがあります。

Q. ニキビができてしまう基本的な原因と対策方法は?

A. アクネ菌が毛穴に詰まってしまうことが原因!

福田友香理さんのコメント
ニキビはニキビの原因、アクネ菌が毛穴に詰まることが原因。

お肌は弱酸性ですが、間違ったスキンケアやホルモンバランスの乱れ、睡眠不足などが原因で、お肌がアルカリ性に傾くと雑菌が大増殖します。

ニキビを作らせないためには、
①毎日肌の汚れを適切に落とすこと
②保湿をすること
③生活リズムを整えること
が大切です。

【場所別】ニキビの原因

ニキビの場所別原因

では、ニキビのできる場所によってどのような原因の違いが考えられるのでしょうか?
ニキビのできる場所別に、主な原因をご紹介します。

Tゾーン

おでこのテカリが気になる人は多いのではないでしょうか。
おでこは、もともと皮脂を分泌する皮脂腺が多く、脂っぽくなりやすい場所です。

さらに、前髪がかかっていたりする場合はおでこが隠れて汚れやすくなっているので注意が必要です。
皮脂と汚れでアクネ菌を増殖させてしまいます。

また、間違ったスキンケアもニキビのもとです。
テカリを防ごうと、洗顔料でゴシゴシこすりすぎていませんか?

皮脂を取りすぎて逆に分泌量が増えている可能性があります。

こめかみ

こめかみにニキビができると気になってしまいますよね。
実はこめかみは顔の中でも皮脂腺の分泌が多い場所です。

さらに、こめかみは髪との境目が近く、シャンプーやコンディショナーをすすぎ残してしまいやすい場所でもあります。
こめかみはもともと皮脂分泌が盛んな場所なので、疲労やストレスなどを感じると栄養バランスが乱れて皮脂分泌が多くなり、ニキビの原因となってしまいます。

\美肌カウンセラー・福田さんから一言/

福田友香理さんのコメント
おでこやこめかみ、Tゾーンにできるニキビは皮脂過剰によるもの。
前髪がおでこにかかっていたり、適切に汚れが落とせていないとできることが多いです。

鼻の下

鼻の下は、ファンデーションなどが落ちにくい場所です。
メイク残りの汚れがアクネ菌の増殖原因となり、ニキビができてしまうことがあります。

また、ストレスや食生活の乱れが関係している場合もあります。
カフェインや刺激物、糖分などは、皮脂分泌を促す作用があるのです。

顔の中でも頬は皮脂の分泌が少なく最も乾燥しやすい場所と言われています。
皮脂が少ないのにもかかわらず、頬のニキビは何故できてしまうのでしょうか。

肌は、乾燥すると皮脂の分泌を増やして乾燥を防ごうとする働きがあります。
また、乾燥した肌はターンオーバーがうまくいかないので、毛穴が詰まりやすくなることもあるのです。

また、頬はファンデーションやチークなどが直接触れる場所なので、毛穴に残ったメイク汚れが皮脂と混ざり合って毛穴に詰まり、アクネ菌の栄養源となってニキビができてしまう場合もあります。

口周り

口元も乾燥しやすい場所なので注意が必要です。
口周りが乾燥してしまうと、逆に皮脂の分泌量が過剰になったり、ターンオーバーが乱れて毛穴が塞がれてしまいます。

また、疲労やストレス、睡眠不足などによる影響も受けやすく、体調不良のバロメーターとなっていることもあります。
口周りにできたニキビは治りが遅いので、ついつい気になって手で触れてしまい、汚れが付いて余計にニキビの症状を悪化させてしまうこともあります。

あご

顎も顔の中では乾燥しやすい場所です。
そのため、皮膚の水分不足を補おうとして皮脂の分泌量が過剰になりやすく、ニキビができやすくなるのです。

また、食べ物の残りかすなどが付着し、汚れやすい場所でもあるので注意が必要です。
また、顎ニキビはホルモンバランスの影響も受けやすいのです。

生理前など、ホルモンの影響によって皮脂の分泌が多くなる時期は特に注意が必要です。
あごのニキビは目立つので、ついつい手で触ってしまい、炎症をさらに悪化させてしまうこともあります。

\美肌カウンセラー・福田さんから一言/

福田友香理さんのコメント
あご、口周りはホルモンバランスや生活リズムが原因。
生理前や糖質や脂質の多い食べ物を食べたり、暴飲暴食するとできやすくなります。

【場所別】ニキビの治し方

場所別ニキビの治し方

では、できてしまったニキビを治すにはどうしたらよいのでしょうか。
ニキビができてしまった場所別に治し方や対処法をお伝えします。

Tゾーン(おでこ・鼻周り)

おでこにニキビができてしまった場合は、おでこについた汚れが原因となっている場合があります。
前髪がおでこにかかっていないか、シャンプーやリンスのすすぎ残しがないかチェックしましょう。

前髪がかかっている場合はおでこを出すなど、ヘアスタイルを変えてみるのもひとつの方法です。
また、スキンケア時にも注意が必要です。

必要以上に洗いすぎてしまうと、かえって皮脂の分泌が増えてニキビを悪化させてしまいます。
保湿ケアを怠らないようにしましょう。

こめかみ

こめかみは、シャンプーやリンスのすすぎ残しが多い場所です。
髪を洗い流すときに、顔部分に付着したシャンプーやリンスをきちんと洗い流すように注意しましょう。

例えば、髪を先に洗ってから洗顔すれば、すすぎ残しがあっても落とすことができます。
生え際にはとくに注意して洗い流しましょう。

また、不規則な生活によるホルモンバランスの乱れが原因となっていることもあるので注意しましょう。
特に睡眠不足が続くと、免疫力が低下してホルモンバランスも乱れやすくなります。

\美肌カウンセラー・福田さんから一言/

福田友香理さんのコメント
おでこやこめかみ、Tゾーンにできるニキビには、前髪をできるだけかからないようにすることはもちろん、今使っている洗顔料がお肌に合っているか確認する必要があります。

鼻の下

鼻の下はファンデーションなどメイクが残りやすい場所です。
まずは毎日就寝前にしっかりとメイクを落とし、落とし残りがないように清潔を心がけましょう。

また、鼻の下ニキビができてしまった場合はホルモンバランスが乱れている場合もあります。
ストレスや疲れを感じたら、ビタミンCやビタミンB類などが含まれる食品を摂るなど、バランスの良い食事を心がけ、しっかりと睡眠を取ることも大切です。

乾燥しがちな場所である頬のニキビのケアには、保湿が最も大切です。
乾燥を防ぎ、ターンオーバーを正常化するためにも、洗顔後にしっかりと保湿することを心がけましょう。

化粧水や乳液など、普段のケアを見直すのもよいでしょう。
保湿成分の入ったクリームや美容液、シートマスクやパックでスペシャルケアしたり、ニキビのもとである角栓ができにくいことが確認されているノンコメドジェニックの化粧品を使うのもおすすめです。

また、頬に触れるファンデーションも、ニキビを悪化させる原因のひとつです。
油分の多いリキッドファンデーションは避け、パウダータイプのファンデーションを選びましょう。

口周り

口周りのケアも、保湿がカギを握っています。
乾燥を防ぐことで、皮脂の過剰分泌を防ぐことができます。

洗顔後に口周りを特に念入りに保湿しましょう。
保湿力の高い美容液などを乾燥が気になる部分に集中的に使うのもおすすめです。

また、口周りニキビはストレスや疲労が原因となっていることが多いものです。
ゆっくりとお風呂に使ったり、睡眠を十分にとったり、好きなことをして過ごすなどリラックスを心がけましょう。

特に睡眠は一日6時間以上取ることを心がけるとよいでしょう。

あご

あごのニキビが気になる場合は、ホルモンバランスの乱れがないかチェックしてみましょう。
ストレスを感じていないか、睡眠を十分にとれているか、バランスの良い食生活が送れているか、などがチェックポイントです。

ホルモンバランスが乱れているなと感じたら、リラックスするためにのんびりとお風呂に浸かるのがおすすめです。
食生活をすぐに改善するのは難しいですが、ビタミンB2を含む食品は、皮脂の分泌を抑える効果があるといわれているので積極的にとることをおすすめします。

\美肌カウンセラー・福田さんから一言/

福田友香理さんのコメント
あご、口周りのニキビには、睡眠をしっかり摂ったり、糖質や脂質を控える、ビタミン剤を摂取することもおすすめです。

どのニキビでも、洗顔、保湿、睡眠、食事、ストレスを見直すことが大切なので特に自分がどういったときにニキビができやすいか見直すことも必要だと思います。

ニキビは場所別に原因と対策を知ってケアしよう

場所別ニキビのケア方法

ニキビができる場所別に原因や治し方をご紹介してきました。
どうしてこんな場所にニキビができるんだろうと、お悩みの方、思い当たる原因がないかチェックしてみましょう。

正しい原因とケア方法を知って、場所別のニキビのお悩みが解消されると良いですね。

出典:Beauty navi

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ライター
noel編集部

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