エスパドリーユの特徴・魅力とは?おすすめブランド10選&レディースコーデ
エスパドリーユは、今や夏のリゾートだけのものじゃありません。 素材もコットンキャンバス地だけじゃなく、レースやレザーを使ったものもあり、靴下と合わせて冬にだって楽しめるエスパドリーユもあるんです。 この記事では、エスパドリーユ選びのポイントや、おすすめブランドをご紹介。 エスパドリーユを履きこなす、レディースコーデ集もまとめています。
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エスパドリーユの特徴や魅力
皆さんはエスパドリーユを持っていますか?
既に何足か持っていて履きこなしている方や、名前も知らない方など様々でしょう。
Espadrille(エスパドリーユ)は、ジュート(麻ひも)などの縄底とコットンのキャンバス地などで甲部が作られたすっぽり簡単に履ける靴のこと。
フランスとスペインの国境のピレネー山脈発祥の靴とされています。
素足で気持ちよく履けて楽チンで、天然素材のナチュラル感が魅力ですね。
伝統的な靴でありながら、いろいろなファッションメーカーがコレクションごとに取り上げ、トレンドとして変化し続けるエスパドリーユ。
赤やピンクなどのビビッドでカラフルなものから、素材を活かした生成りのエスパドリーユまで、大人カジュアルには欠かせない靴でしょう。
エスパドリーユは素足に履く夏の靴と思いきや、最近では夏以外の季節にも履ける素材やデザインのものもあるんですよ。
エスパドリーユを選ぶときのポイント
では、エスパドリーユを選ぶときには、どんなポイントがあるでしょうか?
以下の2つのポイントをご紹介します。
①一足めはベーシックなものから
最初の一足となるエスパドリーユを選ぶときには、ベーシックなデザインとカラーのものを選ぶのが、コーデに馴染みやすいのでおすすめです。
アッパーのキャンバス地のカラーは生成りや白の他、定番のネイビーもいいでしょう。
シンプルでベーシックなエスパドリーユは、デザイン性のあるパンツやスカートを引き立ててくれますし、ジーンズやTシャツなどのコーデなどにも、しっくりと馴染んで悪目立ちしません。
ベーシックなアイテムなら、トップスやボトムを選ばないので、コーデしやすいのも利点でしょう。
2足目からは、遊び心重視の選び方というのもいいですね。
既にベーシックなエスパドリーユをお持ちなら、コーデの主役となる個性的なものもおすすめ。
真っ赤なエスパドリーユなら、それ自体が挿し色となって、シンプルなコーデでもトレンド感が高まります。
柄物や刺繍、ブランドロゴの入った個性的なエスパドリーユは、コーデのアクセントとして際立ちますよ。
コーデに挿し色をトッピングしたり、スパイスとして効果的に使ったりできる、個性的なものもたくさんあります。
②サイズ選びに注意
エスパドリーユは、ジュート底でアッパーはコットンキャンバス素材というのが主流ですね。
しかも素足に履くことがほとんどなので、靴下などでの調整も難しいため、サイズ選びには少々注意が必要です。
コットンキャンバス素材は、履いているうちに徐々に伸びてくる傾向があるので、最初はちょっとだけ「きつめ」のものを選ぶのがいいとされています。
ただし、アッパーが革製のものなどは例外となりますので、「きつめ」ではなくジャストサイズを選ぶのがいいですよ。
サイズ選びに不安がある人は、サイドゴアやセンターゴア付きのものを選ぶと、フィット感が高くなるので安心でしょう。
また、スリッポンタイプではなく、紐付きのシューレースタイプなら、多少の調節が可能です。
いずれのタイプも実際に試し履きしてみて、履きやすさやフィット感を確認するのがおすすめですよ。
エスパドリーユのおすすめブランド
エスパドリーユを選ぶときのポイントを2つご紹介しました。
ここからは、エスパドリーユのおすすめブランドをご紹介します。
スペインの伝統的なシューズブランドから、憧れのハイブランドまで、10のブランドをご紹介しましょう。
①GAIMO(ガイモ)
ガイモは、1978年にスペインのラリオハ州アルネドで誕生した靴メーカー。
伝統工芸の技術を活かし、カジュアルで気軽に履けるデザインのエスパドリーユや、リゾートにマッチするジュート底のサンダルなどを作っています。
ガイモのエスパドリーユは、長きにわたり世界中で愛用され続けていますよ。
②Castaner(カスタニエール)
カスタニエールは、なんと200年以上の歴史のあるスペインの靴メーカー。
エスパドリーユとサンダルを融合した、ジュート底のウェッジヒールサンダルを世界で初めて作ったのもカスタニエールです。
シャネルなどのハイブランドのエスパドリーユも作っていて、ガイモと並んで、エスパドリーユの代名詞とも言える靴メーカーですよ。
③VERBENAS(ベルベナス)
南スペインのアリカンテ郊外に本社があるベルベナスは、デザインから製造まで全ての工程をスペインだけで行います。
1足ずつ職人がハンドメイドで仕上げるベルベナスのエスパドリーユは、返りがよく自然に足底にフィットして歩きやすいと定評がありますよ。
④Toni Pons(トニーポンズ)
トニーポンズの始まりは1946年のスペインの小さな工場。
創設当初からハンドクラフトで、履きやすいエスパドリーユを生産しています。
トニーポンズのエスパドリーユは、ハイクオリティとデザイン性で世界中から高く評価され続けていますよ。
⑤TOMS(トムス)
エスパドリーユや、ゴム底のフラットなスリッポンでお馴染みのトムスは、社会貢献活動でも知られています。
トムスの靴を1足買うごとに、靴の買えない子ども達の新しい1足に繋がる、というキャッチフレーズは有名ですね。
トムスのエスパドリーユは、デザイン性と履きやすさからも、みんなに支持されていますよ。
靴の後ろに「TOMS」のロゴのブルーと白のタグが縫い付けてあるのを、街で見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
トムスのエスパドリーユは、フロントの中央にゴア付きなので、フィット感があり歩きやすいですよ。
⑥SOLUDOS(ソルドス)
ソルドスは2009年にアメリカで創業されました。
バスク地方の伝統的なエスパドリーユをブラッシュアップさせ、アイキャッチャーなポイントを付け加えたものが人気。
さりげなく他の人と差をつけたいなら、ソルドスのエスパドリーユがおすすめですよ。
⑦CHANEL(シャネル)
誰もが知っているハイブランドのシャネルのココマークを、エスパドリーユにあしらっています。
アッパーの素材も、シャネルスーツのようなツイードを使ったり、ラムスキンを使ったりと、ユニークで個性的なものもありますよ。
ツイードや革素材なら、夏だけじゃなく秋冬も使えますね。
一般的に、エスパドリーユはひと夏履けばクタクタに擦り切れてしまい、ワンシーズンだけのものという概念もありますが、シャネルのものはその概念を覆すと言ってもいいでしょう。
ハイブランドのエスパドリーユなら、コーデの主役になるのは間違いないですよ。
⑧PRADA(プラダ)
シャネルと並ぶハイブランドのプラダにも、エスパドリーユがあります。
2011年の春夏コレクションから、プラダのエスパドリーユはランウェイで欠かせない人気アイテムになったと言われていますよ。
ハイブランドのエスパドリーユは、さりげない色やデザインでも存在感がありますね。
⑨KENZO(ケンゾー)
パリジェンヌにも人気のケンゾーのエスパドリーユ。
フランスの人たちは、エスパドリーユを本当に上手に、コーデに取り入れている人が多いんです。
中でもタイガーモチーフは、フランスのみならず世界中で大人気のアイテム。
パリに何十年も住んでいる、ケンゾーならではのデザインと言えるでしょう。
エスプリのきいたデザインは、コーデのアクセントになってくれますよ。
⑩Loewe(ロエベ)
ロエベのエスパドリーユも、遊び心のあるデザインで人気です。
カスタニエールとのコラボのものや、キャンバス素材以外の贅沢素材を使用しものなど、洗練されたコーデのためのエスパドリーユが沢山ありますよ。
ロエベのようなハイブランドのエスパドリーユは、大人っぽくシックなものが多く、着こなしをワンランクアップしてくれるアイテムになるでしょう。
エスパドリーユを履きこなす♡レディースコーデ集
では、エスパドリーユをおしゃれ履きこなすにはどうしたらいいのでしょうか?
以下、エスパドリーユを取り入れたインスタグラマーさんたちの素敵コーデを、15選ご紹介しますので、コーデのヒントにしてくださいね。
①シンプルコーデ×ハイブランド
ブラックのニットにデニムというシンプルコーデに、シャネルのエスパドリーユを合わせることで、洗練された大人カジュアルに格上げ。
何でもないシンプルコーデも、ハイブランドのエスパドリーユの存在感で、一気に華やかでおしゃれに見えますね。
②エクリュカラーで合わせて
ミルクティーみたいなエクリュ(フランス語で生成り色のこと)カラーの組み合わせに、同系色のエスパドリーユをコーデ。
色使いがそれだけでも素敵なコーデに、足首でリボンを結んで、着こなしを引き締めているところも、おしゃれです。
軽やかなプリーツスカートと、リボン付きエスパドリーユで、大人ガーリーさも表現できていますね。
③マキシ丈巻きスカートと
Tシャツの袖をカットしたアバンギャルドなトップスに、オーバーサイズのマキシ丈の巻きスカートを組み合わせています。
ともすると重くなりがちなコーデに、ビビッドなカラーのエスパドリーユが効いていますね。
ビビッドなカラーを合わせることで、全体がぼんやりしないで、メリハリが生まれますよ。
④背中の開いたリゾートワンピと
フランスの人達が、エスパドリーユを履きこなしているのを見せつけられるような、バカンスの着こなし。
背中の開いたリゾート感たっぷりのワンピと、同色のエスパドリーユの組み合わせが、さりげないのにとってもおしゃれです。
エスパドリーユには、日焼けした肌がとてもよく似合いますね。
⑤太ボーダーのロングスカートと
太い白黒ボーダーのふわっとしたスカートと、花粉みたいなイエローのトップス。
黒のエスパドリーユを投入して、程よい抜け感をプラスしています。
リボンを足首の後ろで回して結んでいるところもポイントでしょう。
リボン結びのエスパドリーユで、さりげなくフェミニンさもプラスした、かっこかわいいおしゃれコーデですね。
⑥旬のブラウンコーデで
トップスのブラウンと同じトーンながら、明るい色合いのエスパドリーユを合わせています。
ミルキーホワイトのボトムともよく合う今旬なコーデの出来上がり。
りぼん結びのエスパドリーユは、バレエシューズみたいな可憐さをプラスしてくれますよ。
⑦鮮やかピンクを挿し色に
白いトップスとペールサックスのサテンパンツコーデに、ビビットなピンクのエスパドリーユを挿し色にしています。
このように、ビビットなカラーを上手に合わせれば、着こなしを引き締めて、一気におしゃれ感がアップするでしょう。
⑧エスニックなトップスと
生成りのシンプルなエスパドリーユと相思相愛の、温かみのあるエスニック素材のトップスをコーデして、素朴さをリンク。
ヘアスタイルもタイトにまとめて、全体のバランスが良く取れています。
着る人の個性をより際立たせてくれる、さりげない着こなしですね。
⑨ホワイトコーデにシャネルのエスパドリーユ
ビッグスリーブがかわいいホワイトコーデに、シャネルのエスパドリーユを合わせています。
潔い単色コーデに、さらにハイブランドのエスパドリーユを合わせる事で洗練度をアップ。
ハイブランドの靴でも、カジュアルなエスパドリーユなら、肩に力が入っていない余裕を感じさせます。
カジュアルなシーンばかりじゃなく、お呼ばれや気楽なパーティーシーンにも対応可能ですね。
⑩ワイドパンツとコーデ
レーシーな白いトップスに、カーキのワイドパンツの好印象な着こなし。
重くなりがちなワイドパンツでも、エスパドリーユを履くことで、爽やかな軽めコーデにできるでしょう。
程よい力の抜け加減がかわいいジュート靴は、リラックス感もたっぷりですね。
⑪ハイライズワイドストレートジーンズと
Tシャツとデニムとかごバッグの平凡なコーデも、真っ赤なエスパドリーユで、一気に旬顔のおしゃれコーデに格上げ。
一つ一つはシンプルで何気ないアイテムなのに、真っ赤なエスパドリーユのトッピング効果に驚きますね。
このように、小物で色遊びを楽しんでみるのもおすすめですよ。
⑫ボーダーワンピとラフコーデ
ボーダーのアイテムとエスパドリーユの組み合わせも好相性です。
白いエスパドリーユを合わせると、ラフな中にも清潔感があって好印象のコーデになりますよ。
リラックス感たっぷりの、素敵な大人カジュアルコーデですね。
⑬水玉サスペンダー付きサルエルパンツと
存在感のあるサルエルパンツに、生成りのエスパドリーユを合わせています。
アジアンな象モチーフのトップスと、エスパドリーユのエスニック感がリンクしていますね。
存在感のある個性的なアイテムにも、すんなり溶け込んで主張しすぎないところも、シンプルなエスパドリーユの控えめな良さでしょう。
⑭リネンブレンドのテーパードパンツと
だれからも愛される、黒とベージュの美人配色のコーデ。
白いアッパーのエスパドリーユサンダルで、こなれ感をプラスしています。
大人カジュアルには、このような厚底のエスパドリーユが、すっきり感が出せておすすめですよ。
⑮ブライダルシューズとして
ウエディングドレスに、真っ白なポイントトゥのエスパドリーユを合わせています。
おしゃれ上級者としての、大人の余裕を感じさせるカジュアルダウンは、ひねりのあるスパイス的な着こなしですね。
エスパドリーユの中でも、ポイントトゥだったり、編み上げのリボン付きだったりのニュアンス感たっぷりのものを選んでいるところも◎でしょう。
エスパドリーユでワンランク上の大人カジュアルコーデを楽しもう
程よい力の抜け加減が魅力的なエスパドリーユ。
ユニクロやGUなどの人気ファストファッションブランドから、シャネルなどのハイブランドまで、様々なエスパドリーユが売られています。
夏のリゾートで素足に履くのはもちろん、タウンユースとして街履きにしたり、靴下とコーデしたりという楽しみ方も定着していますね。
コットンキャンバス素材のアッパーだけじゃなく、特に女性用には、レースやレザー素材のおしゃれなエスパドリーユも目にします。
メンズのエスパドリーユもありますので、パートナーと一緒に楽しんでもいいでしょう。
この記事を参考に、自分にぴったりのエスパドリーユを見つけて、シックな大人カジュアルコーデを楽しんでみませんか?
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