コットンを使った化粧水ケアは正解?正しいケア方法&パックのやり方
スキンケアは毎日欠かさずすることですが、基本的には朝晩の洗顔後に、まず最初に化粧水をつけるでしょう。 朝の時間がないとき、夜の疲れたとき、ついつい素手で適当につけてしまっているかもしれませんが、化粧水はコットンですみずみまでしっかりつける方がその効果を十分に発揮することができるのです。 それでは、コットンを使った化粧水のケアの正しい方法やコットンパックのやり方をご紹介していきます。
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化粧水を《コットン》でつけるメリット・デメリット
雑誌やテレビなどで化粧水をつけるシーンでは、コットンに含まれたものを顔につけているイメージがあると思いますが、それを見るとコットンを使うのが正しい方法なのかと思いますよね。
そこでまずは、コットンでつけるメリットとデメリットについて、詳しく見ていきましょう。
メリット
皮膚の表面は、スベスベなようでも皮溝と呼ばれる細かい溝があります。
キメの整った肌にするためには、この皮溝の部分に化粧水をしっかり浸透させることが大切です。
コットンを使えば、コットンに十分に化粧水を含ませてしっかりと皮溝にしみ込ませ、そして顔全体にムラなく浸透させることができます。
顔全体になじませたあとは、化粧水をたっぷり含ませてパックのように使うこともできます。
また、お風呂あがりや洗顔後でも、清潔なようでも手には雑菌があふれています。
コットンを使えば、手でつけるよりも清潔さを保つことができるというのは理解できるかと思います。
デメリット
日焼けしてしまったあとや体調がよくないときなど、肌の調子は日によって違います。
肌が敏感になっているときや炎症を起こしているときは、コットンを使うとその摩擦が刺激になってしまうことがあります。
また、使用するコットンによっては、繊維質が肌に残ってしまうことがあります。
肌に残った繊維質はメイクのノリが悪くなるだけでなく、肌に負担をかけてしまう可能性もあります。
あと、これは考え方次第ですが、コットンは化粧水を余計に吸ってしまっていると感じたり、コットンに残った化粧水がもったいないと思ってしまう人もいるかもしれません。
正しい肌ケアを♡化粧水を《コットン》でつける方法
スキンケアをする際は、適切な方法でやらないとその効果は得られません。
それでは、コットンを使う際の正しい肌ケアの方法を詳しく見ていきましょう。
手順
化粧品や美容用品は毎日使って慣れているものなので、あらためて使用方法や注意書きをじっくり読んでから使用するという人はなかなか少ないかもしれません。
それでは、正しい肌ケアの手順の基本をおさらいしていきましょう。
①まずは必用なものをスタンバイ
朝の洗顔後や入浴後、水分が蒸発してしまう前に保湿をするのがスキンケアの基本です。
化粧水や乳液などの基本のスキンケア用品は、脱衣所や洗面所などに置いておくようにしましょう。
スキンケア後は、保湿成分が肌に浸透させるために少し時間をおいてからメイクをするようにします。
②使用量を守ってコットンに化粧水を出す
コットン1枚を手のひらに乗せて、正しい使用量の化粧水を含ませます。
手のひらに出すと500円玉硬貨よりやや大きめくらいが目安ですが、コットンの場合は裏側が濡れるくらいまで、十分な量をたっぷりと含ませます。
高級な化粧水だからとケチってしまうと、効果が期待できません。
ケチるくらいなら、多少安くてもたっぷり使えるようなもののほうがいいです。
もちろん多ければ多いほどいいのではありません。
多すぎると肌に浸透せずに表面にとどまってしまい、ベタつきの原因や蒸発するときに肌の水分を奪ってしまいます。
③顔全体にコットンに含ませた化粧水をなじませる
化粧水を含ませたコットンを中指と薬指にのせ、横長に持ちます。
コットンを肌にフィットさせ、まずは全体に広げてから細かい部分へ押し込んでいきます。
顔の丸みに合わせてすみずみまでなじませます。
あくまでも優しく肌にコットンを置くような感覚です。
軽い力でコットンを滑らせ、細かい部分まで染みわたるようにタップしながら押し込んで、しっかり浸透させます。
顔全体につけ終わったら、首までつけることをおすすめします。
リフトアップのためにと肌をグイグイ持ち上げたり、バンバンとコットンで肌を叩くのはNGです。
ニキビがあるときの注意点
ニキビができてしまったときこそ、保湿が大切です。
しかし、ニキビがあるときは、特にコットンを使うならその摩擦に気を付けなければいけません。
ニキビを擦ってしまうと、肌が傷ついてニキビが悪化してしまいます。
ニキビ周りは特に丁寧に、コットンを擦らせるのではなく、のせて軽くゆっくりと押すようにしましょう。
また、ニキビの部分には、ニキビ用の化粧水を使ってコットンでパックするのも効果的です。
コットンパックの方法はこの後ご説明します。
化粧水とコットンを使った《コットンパック》のやり方
シートマスクのような専用のパックを使わなくても、肌になじんだ慣れた化粧水とコットンを使ってパックにすることができます。
コットンパックのやり方を見ていきましょう。
①コットンに水を含ませたあと、適量の化粧水を含ませて裂く
まず、繊維の毛羽立ちを抑えるためにコットンを水に浸します。
水道水でもいいですが、浄水やミネラルウォーターを使ってもいいでしょう。
ポタポタと水滴が垂れるくらいまで十分に水を含ませた後、手のひらで押さえて水気をしぼります。
ある程度水をしぼったら、普段使っている化粧水を十分に含ませます。
そのコットンを2枚に裂き、それをまたそれぞれ2枚に引き裂きます。
1枚のコットンから4枚のコットンパックができます。
コットンの厚みがあると浸透率が下がってしまうので、裂くことでシートマスクのように薄くすることがポイントです。
②顔全体に①のコットンを貼りつける
目や鼻の穴、口以外の顔全体の肌部分に、①でできたコットンパックを隙間なく貼りつけます。
または、ニキビなど特にケアしたい部分があるなら、その部分にコットンパックを貼りつけます。
さっぱりタイプの化粧水なら約1~2分、とろみのあるしっとりタイプの化粧水なら約3~5分、そのまま放置します。
この時間は目安ですが、長ければいいというわけではありません。
乾く過程で肌の水分をコットンが吸い取ってしまうので、時間に関係なく乾き始める前には取るようにしましょう。
③コットンをはがしてフタをする
目安となる時間が過ぎたら、コットンをゆっくり丁寧にはがします。
コットンパック後に限りませんが、化粧水のあとは乳液やクリームでしっかりフタをしましょう。
パックをはがすとその瞬間から水分はどんどん蒸発していきます。
化粧水をつけた後は時間を置かずに次のステップに移るようにしてください。
コットンと手…化粧水をつけるのはどっちがいいの?
コットンは肌に合わなくてトラブルが起こってしまうという人もいます。
「化粧水はコットンでつけなければいけない」と決まっているわけではないので、柔軟に対応するようにしましょう。
手でつけるメリットやデメリットについても見ていきましょう。
手でつけるメリット
メリットは、手で直接肌を触ることになるので、見た目では気づきにくい肌荒れやニキビの前触れ、触感の違いに気づくことができることです。
また、手のひらに化粧水を出すことで、人肌で温めてなじませることができるので、浸透力がUPします。
敏感肌の人は、コットンだと刺激が強いので、手のほうがお肌にやさしいという人もいるでしょう。
また、「化粧水を無駄なく使えるほうがいい」と考える人もいるかもしれません。
手でつけるデメリット
手でつけるデメリットは、使用量を守っても頬などのつけやすいところに局所的についてしまい、顔のすみずみまで行き渡らせることができないことです。
乾燥しやすい目の周りや、肌のバランスが崩れやすい小鼻のまわりなどの細かい箇所に、十分に化粧水をしみ込ませることができなくなってしまいます。
また、手のひらでバシバシと叩くように浸透させてしまいがちになるので、強くパッティングしてしまって肌を傷めてしまうことにもなりかねません。
どっちがいい?
肌トラブルが少なく、きちんと肌に届けたいなら、コットンを使う方がおすすめです。
その方が肌のすみずみまでムラなく化粧水を行き渡らせることができます。
肌の表面にある各層に化粧水をなじませ、各層全体にきちんと届けることが、肌のお手入れの効果を上げることになるからです。
また、コットンを使うひと手間が「丁寧にスキンケアをしている」という満足感につながり、美肌への意識が高まります。
心地よさを感じながらじっくりお手入れすることで、肌も美しくなって気持ちまで充実するようになるのです。
旅行で化粧水とコットンをコンパクトに持ち運ぶコツ
旅行に行くときも、いつも使っている化粧水を使いたいですよね。
化粧水は旅行用のミニボトルに詰め替えて、コットンは別で持っていくこともできますが、荷物はできるだけコンパクトにしたいものです。
そこで「コットンに化粧水をしみ込ませて、ファスナー付き保存袋に入れて持ち運ぶ」のがおすすめです。
普段使っている化粧水をコットンにしみ込ませ、ファスナー付き保存袋に入れるだけです。
保存袋をいくつか作っておいて、メイクポーチ、バス用品、バッグなどに分けていれておきましょう。
旅行中は飛行機など乾燥しているところがあったり、温泉や大浴場にいくときに小分けにしてあると、使いたいときにサッと使えて便利です。
肌ケアにおすすめコットン&一緒に使いたい化粧水
使い慣れた肌に合ったものを使用するのがいいですが、これまでコットンを使ってこなかった人、あまり肌に合わないので違うものを試してみたい人など、下記の商品を試してみてください。
コットン
肌に直接触れるコットンは、とにかく安くてたくさん入っているものからオーガニックなどこだわりのものまでたくさんあります。
毎日使うものなので、予算や商品の特性をよく理解した上で選ぶようにしましょう。
①オーガニックコットンパフ Lサイズ
農薬や化学肥料を使わないで育てられた綿花を、漂白処理せずに使用したオーガニックのコットンです。
化粧水をつけるときの使用感としては、肌触りが柔らかく刺激もなく、顔に繊維が残りません。
Lサイズなので普通のコットンよりも大きく、厚みも少し厚手になっています。
②シルコット うるうるコットン スポンジ仕立て
「スポンジタイプ」と謳っており、普段の2分の1の使用量でしっかりコットンにしみ込み、肌がうるおいます。
少量で全体的にコットンがひたひたになるので、結果的に化粧水の使用量も減るのでお得感があります。
ミシン目で2枚に分けやすくなっているので、コットンパックに使用するのにも最適です。
③資生堂 ビューティーアップコットン F
天然綿を100%使用し、安全な製法で作られた肌にやさしいコットンです。
肌ざわりがよく、毛羽立ちやよれが少ない安定の使い心地です。
厚手なので化粧水をたっぷり含み、少しの力できれいになじませることができます。
1枚の大きさは大きめで、扱いやすく広い範囲をカバーすることができます。
化粧水
スキンケアで最初に肌にしみ込ませるものなので、安心安全なもの、そして何より肌に合っているものを選ぶことが大切です。
そしてケチらずたっぷりと使うのが鉄則です。
毎日使うものなので肌に合うなら大容量を、初めて使うなら肌に合わなかったら無駄になってしまうので少量ボトルにするようにしましょう。
①ナチュリエ スキンコンディショナー
天然植物由来の保湿成分ハトムギエキス配合で、なめらかな肌を保つ化粧水です。
大容量タイプなら、気兼ねなくたっぷり使えるお手頃感もあります。
無香料・無着色なので肌にやさしく、しっとりしますがべたつかない軽い感触です。
②菊正宗 日本酒の化粧水 高保湿
菊正宗の純米吟醸酒を配合しており、ほんのり日本酒の香りがします。
とろみのある液がカサつきや乾燥が気になる部分にスーッとなじみ、肌荒れのないもっちりとした素肌に導きます。
さらさらしていますが浸透がよく、時間がたつとしっとりもちもちになります。
コスパもいいので、顔だけでなく全身に使ってもいいでしょう。
③キュレル 化粧水 III (とてもしっとり)
「とてもしっとり」なので、肌荒れやカサつきを繰り返す乾燥性敏感肌やアトピー肌の人におすすめです。
うるおい成分のユーカリエキスが配合され、各層の深部にまでじっくり浸透します。
つけた直後はペトペトとしますがそれが安心感につながり、しっかり浸透してしっかり保湿されている感じがあります。
④肌ラボ 極潤 ヒアルロン酸 化粧水
3種類のヒアルロン酸を配合し、うるおって吸い付くようなもちもちの素肌に近づきます。
無香料・無着色・オイルフリー・アルコールフリーで肌にやさしく、シンプルな成分で敏感肌やアレルギー肌の人も安心です。
⑤ オルナ オーガニック 化粧水「保湿 乾燥 かさつき用」
23種類のオーガニックの植物や精油の天然成分が、肌の角質層まで吸収されるように開発された化粧水です。
天然精油由来の香りが少し強めなので気になる人もいるかもしれませんが、慣れてくると気にならない程度です。
⑥ソフィーナジェンヌ ソフィーナ ジェンヌ 混合肌のための高保湿化粧水
厳選された植物エキスと植物由来成分が配合されています。
瑞々しいとろみのあるテクスチャーで、つけたあとしばらくはペタペタしますが、時間がたつとサラッとしてじんわりと潤ってきます。
このとろみが、角層細胞内のケラチン線維に水分を抱えこませ、肌を潤わせます。
⑦メラノCC 薬用しみ・そばかす対策 美白 化粧水
メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを予防する薬用しみ対策の化粧水です。
浸透が早い有効成分「高浸透ビタミンC誘導体」を配合し、保湿感や浸透感があります。
ニキビ跡が気になるときも、肌も整えて目立ちにくくなっていきます。
柑橘系のさわやかな香りで、スーッとした使用感です。
コットンを使って正しい化粧水のスキンケアをしよう!
スキンケアは毎日のことで、日常生活の一部に組み込まれているものです。
今まで化粧水をつけるときにコットンを使っていなかった人も、最初は面倒かもしれませんが、コットンを使ってきちんとお手入れするようにしましょう。
慣れてしまえばそこまで面倒と思うこともなくなりますし、肌質にもよりますが肌にいい結果が得られることにつながります。
お肌のお手入れはきちんとやらないと、加齢と共に後々肌に違いが出てきてしまいます。
コットンを使って、正しい化粧水のスキンケアをしましょう!
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