【アロマオイルの種類】香り全7種類×人気&おすすめアロマオイル50選
アロマオイルは香りを楽しむだけではなく、肌ケアを行ったり睡眠を促したりと様々な活用方法がある優秀アイテムです。 ところがその数は何と約200~300種類もありますから、「どうやって選んだらいいの?」と迷う人も多いはず。 そこで、香り別におすすめのアロマオイルをご紹介! それぞれの効能も解説しているので、あなたの体調や気分に合ったオイルをぜひ見つけてくださいね。
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【アロマオイル基礎知識】香りの強さや揮発性の種類
では、アロマオイルにはどのような種類があるのでしょうか?
以下の香りの強さ、揮発性の種類をご紹介します。
香りの強さ
アロマオイルには7種類の香りの強さがあり、それぞれにブレンドファクター(BF)と呼ばれる1~7の数値がつけられています。
ブレンドファクターとはアロマオイルをブレンドする際の比率のことで、皮膚刺激に対する安全性などから経験的に定められた値。
数値が低いほど刺激や香りが強いので少なめに使用し、数値が高いほど刺激や香りは弱くなるため多めに使用することができます。
アロマオイルの種類は多岐にわたっていますから、全ての特徴を覚えるのは大変。
そんなときにブレンドファクターがあれば、詳しく知らなくても「どのアロマオイルをどのくらいブレンドしたらいいの?」という目安になるということですね。
揮発性
アロマオイルには3種類の揮発性があります。
揮発性とは香りの立ち上がり方のことで、ノートと呼ばれる香りの持続力によってトップ(T)、ミドル(M)、ベース(B)に分類されています。
トップノートは立ち上がりが早く、香りの持続時間は30分~2時間程度。
ミドルノートは立ち上がりがゆっくりで、香りの持続時間は2時間~6時間程度。
ベースノートは安定的に立ち上がるので、香りの持続時間は6時間~数時間程度です。
ノートは大きくこの3つに分類されますが、実際はトップとミドルの中間、あるいはミドルとベースの中間の香りも数多く存在しています。
お花の優しい香りに包まれる《フローラル系》人気10選
では、フローラル系のアロマオイルはどのような種類が人気なのでしょうか?
以下の10選をご紹介します。
10位:キンモクセイ
秋の訪れを教えてくれるキンモクセイは、上品でありながら強い甘さとスパイシーさが香るアロマオイルです。
開花時期は9月中旬~10月下旬と短いですが、アロマオイル なら一年中楽しむことができます。
キンモクセイは心を落ち着かせる働きによってイライラを軽減するので、寝室で使用するとぐっすり眠れるでしょう。
また食欲を抑える作用もするため、食事の30分~1時間前にアロマオイルを焚けば食べ過ぎを防いでくれそうです。
9位:ミモザ
温帯や熱帯に生息している樹木で、別名をアカシアと呼びます。
アロマオイルの中で、特に濃厚な甘さを香らせている種類がミモザです。
少量でも十分に香るので、使用するアロマオイルはごく微量でOK!
含有成分であるヘンイコサンは鎮静作用を持っているため、緊張や落ちこみといった精神的な不調を改善して安心感を得られるようになり、元気と明るさが戻ってくるでしょう。
8位:ジャスミン
夜になると濃厚な甘さが香る種類の花であることから夜の女王、または神に捧げる花とも呼ばれ、様々な地域で愛や官能と結び付けて使われてきました。
この香りは体内モルヒネとも呼ばれるエンケファリンの分泌を促して高揚感や多幸感をもたらすため、精神的に弱っているときに使うと感情のバランスが取れて心にゆとりが生まれます。
また生殖機能を高める作用があるので月経痛、月経前の不調、不感症などの症状を和らげてくれるでしょう。
7位:ローズゼラニウム
バラに似た印象でありながら、ハーブの香りも併せ持つ種類のアロマオイルです。
防虫作用があるので虫除けに役立ちますし、女性ホルモンのバランスを整える作用によって情緒不安定や更年期障害などの緩和に有効と言えるでしょう。
6位: パルマローザ
ローズのような甘さと、草原のような清々しい爽やかな香りを持つ種類のアロマオイルです。
免疫を正常に整える働きをするため、病後の回復を助けてくれたり蓄積した疲労を解消してくれたりするのに役立つでしょう。
5位:カモミールジャーマン
フルーティーな香りの中にも、薬草らしさを含む種類のアロマオイルです。
主要成分であるカマズレンには炎症を抑える働きがあり、粘膜を保護して胃壁を修復したり消化を促したりするため胃痛の緩和、腹痛、下痢などに効果が期待できるでしょう。
またカマズレンのアロマオイルは抗炎症、抗ヒスタミン作用の有効成分であることから、皮膚のかゆみや肌荒れにも役立ちます。
4位:カモミールローマン
リンゴのような甘酸っぱさと爽やかな香りを持つ種類のアロマオイルです。
3%に希釈しているのでふんわりとした優しい香り。
カモミールローマンのアロマオイルはとにかくリラックス効果に優れていますから、感情的になったり動揺しているときに用いると心が穏やかになり、安心して眠りにつくことができるでしょう。
3位:ゼラニウム
ローズと同じ芳香成分が多く含まれ香りもよく似ていることから、高価なローズの代用品として利用されている種類のアロマオイルです。
実際はゼラニウムの葉っぱから精油を抽出しているためミント系のハーブっぽさもプラスされ、グリーンフローラルの香りといったところ。
自律神経や女性ホルモンの分泌のバランスを正常に戻す働きをしますから、女性特有の症状を和らげてくれます。
生理不順、生理前のイライラやむくみ、更年期障害などで悩んでいるなら試してみる価値ありのアイテムと言えるでしょう。
2位:ネロリ
ネロリとは、ビターオレンジというミカン科の種類の花から抽出される精油のことです。
栽培に時間がかかる上にわずかな量しか得られないため、とても希少なもの。
甘さだけではなく柑橘系のほのかな苦味も感じられ、爽やかで優雅な香りが漂ってきます。
ネロリのアロマオイルは天然の精神安定剤と言われるほど自律神経のバランスを整える作用が優れているため、不眠症や動悸など心の不調に役立つでしょう。
1位:ラベンダー
フローラル系アロマオイル第1位に選ばれたのはラベンダーです。
アロマオイルに詳しくなくても知っていたり、1度は香ったりしたことがある人も多いはず。
爽やかで優しい甘さが親しみやすいアロマオイルで、万人受けするタイプと言えるでしょう。
深い眠りに導いてくれる働きは有名ですが、それ以外に注目したいのは鎮痛作用と免疫力強化の作用です。
頭痛、筋肉痛、月経痛など様々な痛みを緩和すると共に、感染症なども予防してくれるため日常的に使っていれば体調を崩しにくくなるでしょう。
まるで森林浴みたいなリラックス感《ウッディ系》人気10選
では、ウッディ系のアロマオイルはどのような種類が人気なのでしょうか?
以下の10選をご紹介します。
10位:ジュニパーベリー
古くから浄化作用があることで知られているジュニパーベリーは、ややウッディー調の香りがする種類でジンの香り付けにも使われています。
スモーキーな甘さが大人の女性を演出してくれそうなアロマオイル。
「不安だな」「自信がない」といったネガティブな感情を浄化して清らかな心にしてくれるため、失敗を恐れず困難に立ち向かう精神的な強さを得ることができるでしょう。
またジュニパーベリーは体を温めて冷え症を改善してくれるので、冷えで症状が悪化する腰痛、関節炎、リウマチ痛などにも有効です。
9位:プチグレン
ビターオレンジの花から抽出されるネロリに対し、ビターオレンジの木の葉と枝から抽出される種類のアロマオイルをプチグレンと呼びます。
柑橘、フローラル、ウッディから成る香りは、鎮静効果と高揚感を与えるという二つの側面から感情のバランスを整えてくれる、優秀アイテム。
パニックになったり感情を抑えられないようなときは気持ちを鎮め、落ち込んだりやる気を失ったりしたときは元気を回復させてくれるでしょう。
8位:シダーウッド・アトラス
シダーウッド・アトラスは爽やかな甘さとドライな木の香りが特徴的で、男性にも好まれやすい種類です。
脳を活性化する働きが非常に優れているため、無気力なときや注意力が散漫なときに使うと気持ちがシャキッとして集中力UP!
瞑想したい場合にもぴったりなアロマオイルと言えるでしょう。
7位:ひのき
とても清々しく、どこか懐かしさを感じさせる落ち着いた種類の香りです。
まるで森林浴をしている気分になるほどリフレッシュ効果が高く、心がゆったりと穏やかになっていくよう。
血液促進作用によって冷え性、むくみ、下半身のだるさが改善されたり、防虫作用によってダニの繁殖を抑え、アレルギー性鼻炎や気管支喘息を予防したりする効果が期待できるでしょう。
6位:レモンマートル
ウッディ系の種類でありながら、レモンよりもレモンらしい香りを持つアロマオイルです。
レモンの香りの原料となるシトラールと呼ばれる成分がレモンの何倍も多く含まれていて、レモンのようにフレッシュで爽やか。
シトラールは精神を安定させる作用をするため、仕事で失敗して落ち込んでいるときなどに使うと気持ちが落ち着き、「また頑張ろう」と思えるでしょう。
5位:ユーカリ・シトリオドラ (ユーカリレモン)
葉っぱを揉むとレモンに似た香りがすることからユーカリレモンとも呼ばれるユーカリ・シトリオドラ は、爽やかなレモンを思わせるグリーン系の種類の香りを持ちます。
最大の魅力は昆虫忌避作用(こんちゅうきひさよう)の有効成分であるシトロネラールです。
昆虫忌避作用とは蚊、ダニ、シラミなどの虫を寄せつけない防虫効果のこと。
蚊などの虫除け対策に力を発揮してくれますし、バクテリアの増殖を抑えて体臭を防ぐデオドラント効果も知られているので夏場に持っておきたいアロマオイルです。
4位:ローズウッド
ローズウッドはバラとは全く異なる樹木ですが、バラのような甘さとほのかなスパイシーさを持つウッディ調の種類の香りです。
熱帯雨林という厳しい環境で長い間生き続けてきたローズウッドには大きなパワーが備わっていて、心身共に癒しを与えてくれます。
人間関係に疲れてしまったり、風を引きやすいなど体のバリア機能が弱くなっていると感じたりするときに使うといいでしょう。
3位:ユーカリ・グロブルス
生命力が非常に強く成長の早いユーカリ・グロブルスは、シャープでクリアな香りを持つ種類のアロマオイルです。
1,8-シネオールという成分がたっぷり含まれていることから鼻水や鼻づまりを解消したり、痰を切って咳を鎮めたりするなど呼吸器系のトラブルに役立ちます。
とてもすっきりとしていて爽快感に満ちた香りなので、勉強や仕事中に使うと集中力や記憶力が高まって効率よく作業を進められるでしょう。
2位:ユーカリ・ラジアータ
スーっと鼻を抜けるような優しく心地よい香りの種類のユーカリ・ラジアータ。
鼻の通りを良くしてくれるため、鼻のつまりやのどに違和感があるときなどに利用すると爽快感を得ることができます。
ユーカリ・グロブルスよりも刺激が弱い種類なので、子どもにも安心して使えるというメリットも多くの支持を集めている理由になっているのでしょう。
1位:ティーツリー
ウッディ系アロマオイル第1位に選ばれたのはティーツリーです。
うがい薬、消臭剤、ルームスプレー、スキンケアなど幅広く活用することができる種類とあって、自宅に常備して愛用している人も多いアロマオイル。
刺激成分であるシネオールの含有量を減らすことで薬品っぽいツンとした香りが抑えられ、非常にすっきりとした清涼感溢れる香りが好まれています。
風邪予防、花粉症対策、皮膚のあらゆるトラブル解消としても頼りになる存在です。
爽やかな香りでリフレッシュできる《シトラス系》人気10選
では、シトラス系のアロマオイルはどのような種類が人気なのでしょうか?
以下の10選をご紹介します。
10位:メイチャン(リツェアクベバ)
中国の女神という意味を持つメイチャンは別名をリツェアクベバと呼び、中国や東南アジアに生息する常緑樹です。
柑橘類の植物ではないものの、レモンのようにとても爽やかな種類の香り。
ストレスによる心身の疲労を解消してリフレッシュさせてくれる他、消化を促す働きによって胃もたれや胸のむかつきを軽減する効果も期待できます。
9位:メリッサ
メリッサはレモンバームとも呼ばれ、繊細なレモンに似た香りの中に若草のほんのりした甘さが含まれる種類のハーブです。
5トンの葉から抽出できるオイルの量はたったの1リットルですから、非常に高価な精油であることがわかります。
神経系の不調全般に有効で、緊張状態、不眠、アレルギー症状、月経にまつわる不調など心と身体のどちらにも働きかけるため、古くから万能薬と言われるほど重宝されてきました。
8位:柚子
日本で生まれ、最もなじみ深い精油とされる柚子は、和を感じさせる種類のフレッシュな香りが多くの人に好まれています。
そして柚子には様々な効能が知られているため、海外のアロマセラピストからも支持を集めているのです。
特に注目したいのは、柚子湯でおなじみの身体を温める効果。
血行を促進させて冷え性を改善するのと同時に、発汗作用と利尿作用によってむくみを解消してくれます。
7位:レモングラス
レモングラスはイネ科の種類に属すハーブで、レモンより少し強い香りと薬草や香草と言ったハーバルな種類の香りを持ち合わせています。
鎮痛作用や抗炎症作用があるため、マッサージに用いると筋肉痛やコリを和らげて疲労回復に役立ちますし、リンパの流れがスムーズになってむくみやセルライトの解消にも役立つでしょう。
6位:ライム
ライムは少し苦さを含んだビター感を残しつつ、フルーティーでフレッシュな種類の香りです。
消化器系の働きを助けることから消化不良、胃痛、食欲不振などの症状に有効ですし、体の熱を取り除く作用もすることから発熱時に使うとダルさが和らぎ、体がラクになるでしょう。
5位:マンダリン
日本ではぽんかんとして認識されているマンダリンは、甘いフローラルとシトラス調が混ざったような優しい香りです。
冷えによる腹痛や下痢をはじめ、消化器系の不調に役立つアイテム。
またシトラス系の種類の中で香りも作用も穏やかな上に、光毒性(こうどくせい)が極めて低いことから子どものための精油とも呼ばれています。
光毒性とは、精油が肌についた状態で紫外線に当たるとシミや炎症といったダメージを皮膚に与えるという作用のこと。
主に柑橘系の果皮から抽出した精油に多く見られるため、光毒性が強い種類を使う場合は十分に注意しましょう。
4位:ベルガモット・カラブリアン
甘めのフローラル系の種類の香りを持つベルガモットに対し、甘さ控えめでスッキリとした軽い印象の香りを放っているのがベルガモット・カラブリアンです。
多くの人に受け入れられやすい種類の香りであることから、紅茶のアールグレイの香り付けとしても利用されています。
ベルガモットに含まれるリモネンには胃や腸の活動を促す働きがあるため、「夏バテで食欲がないな」というときに使うと食欲不振を解消してくれるでしょう。
ただし、ベルガモットには光毒性があるので要注意!
基本的に日中の使用は避け、肌につけたら5~6時間は紫外線に当てないようにしましょう。
3位:グレープフルーツ・ホワイト
グレープフルーツ・ホワイトは爽やかな軽さの中に、ほんのりとした甘さが感じられる種類の香りです。
グレープフルーツの香りに含まれている成分が交感神経を活発にし、血流をスムーズにすることで体脂肪の燃焼を促します。
ストレスやイライラから暴飲暴食に走ってしまいそうなときに使えば、罪悪感や後悔を避けることができるでしょう。
2位:レモン
適度な苦味によってシャープな印象を与え、爽やかでフレッシュな種類の香りが際立っています。
血液の流れやリンパの流れをスムーズにする作用があるためセルライト、高脂血症、動脈硬化、高血圧などの予防に有効です。
また抗菌効果も優れていますから、風邪やインフルエンザになりにくい体質作りに役立つでしょう。
1位:オレンジスイート
シトラス系アロマオイル第1位に選ばれたのは、スイートオレンジです。
オレンジの果皮から抽出した精油は甘酸っぱくてスウィートな香り。
天然の果実をそのまま感じられるようなみずみずしさがあり、広く親しまれている種類の香りなのでアロマオイル初心者さんでも使いやすいでしょう。
作用が穏やかで子供にも安心して使えますし、リラックス効果によって安眠へ導いてくれるため家族の寝室で就寝前に香らせてもいいですね。
スッキリ爽快感のある香りでリフレッシュ《ハーバル系》人気10選
では、ハーバル系のアロマオイルはどのような種類が人気なのでしょうか?
以下の10選をご紹介します。
10位:バジルスイート
ハーブの王様とも言われるバジルはイタリア料理に欠かせないアイテムなので、なじみがある人も多くいるでしょう。
スパイシーなだけではなく、ほんのりとした甘さがある種類の香り。
バジルに含まれるメチルチャビコールという成分には鎮痛作用があり、ストレスからくる胃痛や頭痛を和らげてくれるアロマオイルです。
9位:アニス
アニスは古代エジプト時代から薬草に使われてきた植物で、穏やかな甘さと少しピリっとしたスパイスらしい種類の香りを持っています。
消化器や呼吸器の症状全般に有効で、しゃっくり、咳、気管支炎の改善が期待できるでしょう。
また女性ホルモンであるエストロゲンによく似た働きをするため、月経痛、月経不順、更年期障害にも役立つアロマオイルです。
8位:ヒソップ
聖なる薬草を意味する言葉が語源となっているヒソップは、ハッカのようなスッキリとした清涼感と優しい甘さを併せ持つ種類の香りです。
ヒソップは古くから守護として扱われてきたほど神聖なハーブであり、外界から一線を引くという意味合いが込められています。
人の意見に流されやすかったり周囲の雰囲気に飲み込まれやすかったりする人が使うと、自分の意志をしっかり持てるようになるでしょう。
7位:フェンネルスイート
フェンネルスイートはカレーのスパイスとして利用されることもあるハーブで、スパイシーな香りの中にフローラルな甘さが控えめに香っている種類のアロマオイルです。
お酒を飲みすぎたり勉強や仕事で煮詰まったりしたときに芳香浴(ほうこうよく)をすると、スパイス系の香りが頭をシャキッとさせてリフレッシュできるでしょう。
芳香浴とはアロマオイルの香りを空間に広げて楽しむことで、アロマディフューザーなど様々なアイテムを利用する方法があります。
6位:シソ
和のアロマオイルであるシソは古くから日本人に愛され、すっきりと体に染み渡るような種類の香りです。
アロマオイルの原料となるのは、赤く縮れている見た目のチリメンジソという種類。
チリメンジソには柑橘類の皮の主要成分であるリモネンが含まれているため、爽やかな印象を与えています。
何となく憂うつで「心や身体が重いな」と感じるときに使うと気持ちが解きほぐれ、明るさを取り戻せるでしょう。
5位:ホワイトタイム
肉や魚の臭み消しに使うことの多いタイムは、甘さの中に適度な辛さが香る種類のアロマオイルです。
タイムにはレッドとホワイトの2種類があります。
レッドはハーブから抽出されたそのままのもので、ホワイトはレッドの濃度を薄めたものなので香りも作用も穏やか。
とは言え消毒作用や抗菌作用は高いですから、ホワイトタイムのアロマオイルで作ったスプレーをマスクに一吹きすれば、風邪やインフルエンザなど感染症予防の効果が高まるでしょう。
4位:ローズマリー・シネオール
非常にスッキリとした清涼感溢れる香りのローズマリーは、数あるハーブの中でも芳香の強い種類と言えます。
ローズマリーにはカンファー、ベルベノン、シネオールの3種類があり、シネオールは呼吸器系や消化器系の不調を和らげてくれるアロマオイル。
抗菌、消臭作用に優れ、ニキビや吹き出物を改善したり体臭を予防するなど清潔感を保つ上で頼りになるアロマオイルとなるでしょう。
3位:マジョラム・スイート
マイルドで温かみがありながらも、ほのかにスパイシーさを感じさせるハーブ系の香りがするマジョラム・スイートは、男性にも好まれやすい種類のアロマオイルです。
ギリシャでは幸福の象徴として新婚夫婦に贈られていました。
また不安や緊張感を和らげ、心を解放してくれるマジョラム・スイートには催淫(さいいん)作用も知られています。
催淫作用とは媚薬のような効果のことで、気持ちをリラックスさせて性欲アップに繋げるのです。
「彼をムラムラさせたい」「求められたい」というときに使いたいアロマオイルですね。
2位:ペパーミント
日本ではセイヨウハッカとしても親しまれている種類のハーブで、メントールのスッとした清涼感の中に程よい甘さが香るアロマオイルです。
ガムや歯磨き粉など様々な種類の食品や日用品の香りに採用されていますから、アロマオイルに詳しくない人でもなじみやすいはず。
ペパーミントのすっきりとした香りは眠気覚ましにも有効なので、昼間の辛い眠気を解消してくれるでしょう。
1位:クラリセージ
ハーバル系アロマオイル第1位に選ばれたのは、クラリセージです。
マスカットワインや香水など幅広い種類の風味付けや原料として利用されていて、ナッツのような甘さとほんのりスパイシーな苦みが融合した深みのある香り。
スクラレオールという種類の含有成分が女性ホルモンに似た作用をするため女性特有の不調を和らげ、深みのある香りが幸福感をもたらしてくれます。
女性にとって心強い味方となるアロマオイルと言えるでしょう。
妖艶な香りでムード作りにもぴったり《オリエンタル系》おすすめ3選
では、オリエンタル系のアロマオイルはどのような種類がおすすめなのでしょうか?
以下の商品3つをご紹介します。
商品①:イランイラン
イランイランは、シャネルといった有名ブランドの香水にも使われている種類のアロマオイルです。
甘くて濃厚な色っぽさを感じる香りにはリラックス作用や催淫作用があり、性的興奮を促します。
さらにホルモンバランスを整えて生殖器系に作用するため、パートナーのインポテンツなど性的な悩みの解決に効果が期待できるでしょう。
商品②:ベチバー
土のようなスモーキーな香りに少し甘さが加わり、濃厚でコクのある重圧な種類の香りがするアロマオイルです。
鎮静作用によって高ぶった神経を落ち着かせてくれるため、イライラしたりピリピリしたりして眠れないときに使うと、心が穏やかに落ち着いてぐっすり眠れるでしょう。
商品③:サンダルウッド
日本では白檀(ひゃくだん)という種類の精油で、お香の原料に使われるなど古くから重宝されてきたアロマオイルです。
深みのある甘さとウッディー系の香りに、スパイシーさがほのかに感じられるサンダルウッド。
精神やスピリットに作用すると言われているため、「瞑想して深く心を落ち着かせたい」「自分を見つめ直したい」というときに使うといいでしょう。
スパイシーな香りでパワーが溢れる《スパイス系》おすすめ4選
では、スパイス系のアロマオイルはどのような種類がおすすめなのでしょうか?
以下の商品4つをご紹介します。
商品①: シナモンリーフ
シナモンのアロマオイルには樹皮から抽出したシナモンバークと、葉から抽出したシナモンリーフの2種類があります。
シナモンバークよりも作用や香りが穏やかなのがシナモンリーフ。
慣れ親しんだシナモンの香りそのもので、甘さとスパイシーさが感じられます。
シナモンは殺菌効果に優れているため、アロマオイルをハンカチなどに数滴染み込ませてクローゼットに入れておくだけで防虫剤の代わりになりますよ。
商品②:ブラックペッパー
調味料としても定番なブラックペッパーですが、これを原料としたアロマオイルはピリッとした辛みを感じさせるような、スパイシーで刺激的な種類の香りです。
身体を温める働きをするので、アロマバスに利用すると芯から温まって冷え性の症状が和らぐでしょう。
その際、アロマオイルをそのまま湯船に垂らすとお湯とオイルが分離し、肌にオイルが直接触れて肌トラブルを起こす場合があります。
アロマオイルは、ホホバオイルという種類のキャリアオイル(植物油)やアロマバス専用の乳化剤で薄めてから使うようにしましょう。
商品③:クローブ・バッド
クローブのアロマオイルには葉から抽出したクローブリーフと、蕾から抽出したクローブバッドの2種類があります。
一般的にアロマオイルとして使われる種類はクローブバッドで、シャープでスパイシーな強さとほのかな甘味が感じられる香りです。
心身を安定させる効果があるため、気力が低下して勉強や仕事が捗らないときに使うと活動的なパワーが回復してくるでしょう。
商品④:ジンジャー
ジンジャーは正に生姜の香りで、スパイシーな辛さと温かみのある甘さが感じられる種類のアロマオイルです。
身体を温める作用によって血液循環が良くなり、便秘、下痢、ガス溜まり、消化不良など消化器症状の改善に役立つでしょう。
相性が特に良いアロマオイルは柑橘系の種類なので、ブレンドするとリラックス効果が高まりそうです。
心身ともに落ち着かせバランスを整える《バルサム系》おすすめ3選
では、バルサム系のアロマオイルはどのような種類がおすすめなのでしょうか?
以下の商品3つをご紹介します。
商品①:フランキンセンス
クスノキを思わせるようなウッディー調にスパイシーさが混ざり、すっきりとした香りを持つアロマオイルです。
アンチエイジング効果があるため、肌ケアに使うと皮膚の再生を促し、しわやたるみの改善が期待できます。
アロマオイルは肌に直接付けることができないので、キャリアオイルで薄めてから使いましょう。
キャリアオイルにはホホバオイル以外にもスイートアーモンドオイル、マカデミアナッツオイルなど種類がありますから、好みに合わせて選ぶことができます。
商品②:ベンゾイン
ベンゾインは、濃厚なバニラのような甘い種類の香りがするアロマオイルです。
傷を治す作用をするため、ひび割れ、あかぎれ、しもやけなどの症状が和らぐ効果が期待できます。
乾燥しやすい冬場はキャリアオイルで薄め、アロマハンドクリームを手作りするのも楽しいですね。
商品③:ミルラ
ミルラには多くの種類があって産地により香りにばらつきはありますが、一般的には甘みと苦味があり、濃厚でスモーキーな香りがする個性的なアロマオイルです。
殺菌、消毒作用が優れていて口内炎、歯内炎、歯槽膿漏、喉の炎症などの症状を和らげてくれるでしょう。
アロマオイルの種類や効能を知って心と身体の健康を手に入れよう
アロマオイルの魅力は香りだけではなく、それぞれの効能にもあります。
自分に合った香りや効能を持つ種類を知っていれば、調子が悪い部分に効率よく作用して症状の悪化を防ぐこともできるでしょう。
普段の生活にアロマオイルを取り入れ、健康的な心と身体を手に入れたいですね。
取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
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