BMI23は標準体型?太く見えるときの対処法&体を引き締める方法
BMI23といきなり言われても「それって良い?悪いの」と心配になりますよね。 実はBMI22やBMI23は標準体型と言われ、健康に良い状態にあります。 今回はBMI23とは何か、またBMI23にもかかわらず太って見える場合の対処法など紹介していきます。
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「BMI23」の人の特徴
「BMI23」といきなり言われても、「それってつまりどういうこと?」と思われる方も多いのではないでしょうか。
BMI23という数値がどういう意味を表すのか、特徴を挙げると次のようになります。
- 日本人の平均値に近い
- 病気になりにくい
- 若干ぽっちゃりめ
ひとつずつ解説していきます。
①:日本人の平均値に近い
国立健康・栄養研究所が公表している国民健康・栄養調査のデータによると、日本人女性の平均はBMI22~BMI23程度となっています。
つまり、BMI23の日本人というのはまさに平均的な体型をしていると言えるでしょう。
参考データ:BMIの平均値の年次推移(15歳以上、性・年齢階級別)
②:病気になりにくい
これは日本人に限らないのですが、統計上いちばん病気や疾患にかかる人が少ないのがBMI22とされています。
BMI23をキープし続けている人は、生涯健康でいられる可能性が比較的高いと言えます。
③:若干ぽっちゃりめ
BMIは日本だけでなく世界中で使われている数値です。
WHO(世界保健機関)では、BMI22を標準体型としています。
ですが日本人の場合、欧米人などと比べると身長が低く、また手足も短いという特徴をもっています。
そのため、多くの人が標準体型だと感じるBMI値は20前後となることが多いです。
BMI20が標準体型だとすると、BMI23というのは若干ぽっちゃりめに見えることが多いかもしれません。
BMIの理想と標準値
BMI23という数値の特徴が分かったところで、BMIの理想と標準値についてみていきましょう。
BMI値は低い方が良い思い込み、とにかく数値を落とそうとする人がいますが、低ければ良いという訳ではないのでしっかり理解しましょう。
理想
誰しも、スラっとした手足のスリム体型になれるものならなりたいことでしょう。
健康を害さない範囲で、なるべく痩せているほうが理想の体型に近づきます。
BMI値は18を下回ると痩せすぎと判断され、モデル事務所などでもBMI18を割らないように指導されるケースがほとんどです。
BMIが18よりも少ないと病的な痩せ方に見えることが多く、実際に病気を患うと治りにくくなります。
健康かつ理想の体型として目指すなら、BMI18~19程度がオススメです。
いまBMI23程度ならば、もう一段階落とすことを考えても良いでしょう。
標準
BMI23の特徴のところでも書きましたが、世界標準としてはBMI22、日本人の場合はBMI20が標準体型と言われています。
といっても、体型はBMIだけで一概にジャッジすることが出来ないため、BMI20の人が全員標準体型というわけではありませんし、BMIが20を超えていても痩せている人は存在します。
BMI18以下だと痩せすぎ、BMI25以上だと太りすぎと判定されることがほとんどですので、標準としてはBMI18~25あたりと考えておけば良いでしょう。
標準体型を目指すなら、BMI23は丁度良い水準ですね。
自分のBMIをチェック!
BMIは特殊な測定機などが無くても、簡単に算出することができます。
あなたの体重と身長を測り、次の式にあてはめてみてください。
BMI = [体重(kg)] ÷ [身長(m)の2乗]
この式にあてはめて計算した結果は18を下回っていないでしょうか、また25を超えていないでしょうか。
もし18以下もしくは25以上の場合には、18~25の間に収まるよう対策をしたほうが良いでしょう。
BMI22とかBMI23とかそのくらいであれば、健康的な生活を送っている証だと言えるでしょう。
BMIを増やす肥満の原因
BMIが25を超えると、肥満と診断されます。
肥満を引き起こす原因としては、主に次の2つが考えられます。
①:摂取カロリーが多すぎる
1日に消費するカロリーよりも摂取するカロリーが多いと、それだけ身体に体脂肪がつき体重増加につながります。
体重が増えるとBMIも高くなるため、肥満と診断されやすくなります。
栄養バランスのとれた普通の食生活を送っていれば、BMI23くらいまではキープできる方がほとんどです。
でも高カロリーの食事ばかりだったり、間食が多かったりすると、摂取カロリーが消費カロリーよりも大きくなり肥満の原因となります。
②:運動量が少なすぎる
食事以外では、運動面にも肥満の原因が潜んでいます。
1日の運動量が少ないと、肥満につながってしまうのです。
運動をすると1日の消費カロリーが増えるため、食事を通して摂取したカロリーが脂肪となって身体につくのを抑えることができます。
また運動のときに使う筋肉は脂肪を燃焼させることでエネルギーを得るため、運動すると身体についた体脂肪を落としてくれます。
逆に運動量が少ないと、身体についた体脂肪が落ちることがなく、さらにその日の余剰カロリーが脂肪となって身体につくため、体重もBMIもどんどん増えていってしまうのです。
BMI23どころか25、26、…とどんどん大きくなっていくことでしょう。
BMI23で太って見えるときの対処法
BMIは体重と身長のバランスを表すものなので、体型と厳密に連携するわけではありません。
BMI値が低くても太って見えることはありますし、BMI値が高くても痩せて見えることはあります。
BMI23というと、標準体型の範囲に入るはずですが、中にはBMI23にも関わらず太って見えてしまうという方もいるはずです。
そこで、BMI23なのに太って見えるときの対処法をご紹介します。
- 気になる部位の筋トレをする
- お風呂で代謝をアップさせる
- 着太りしない服を選ぶ
- 食生活を整える
- 規則正しい生活リズムを守る
ひとつずつ詳しくみていきましょう
①気になる部位の筋トレをする
BMI23で太って見える一番の原因は、脂肪です。
脂肪は筋肉よりも軽いため、筋肉質の人よりも脂肪でぽっちゃり体型の人のほうがBMI値は低く算出されますが、実際は筋肉質の人と比べると太って見えてしまうのです。
これを解消するためには、余分な脂肪を落とすことが必要です。
ウエストや二の腕など、気になる部位の筋トレをすることで、脂肪をおとしていきましょう。
できれば軽く筋肉をつけると、引き締まって見えますし、代謝が良くなってリバウンドしづらくなります。
筋トレを継続するのはけっこう大変ですが、諦めずに続けてみてください。
②お風呂で代謝をアップさせる
こちらは全身の脂肪を落としていく方法になります。
毎晩のお風呂をシャワーだけで済ませずに、きちんと湯舟につかりましょう。
毎日15分ほど湯舟につかるだけで、全身の血行が良くなり脂肪が燃焼していきます。
脂肪が落ちるだけでなく、疲れもとれるし代謝も良くなって、むくみ等がなくなります。
BMI23でも顔がむくみやすい方、立ち仕事で毎日脚がパンパンになってしまう方などには特にオススメです。
③着太りしない服を選ぶ
これはBMI23だけでなくBMI20でもBMI18でも共通ですが、本当は痩せているのに気太りして見えてしまう方がときどきいます。
せっかく痩せているのに、身に着ける洋服や下着のせいで太って見えてはもったいないので、身に着けるものには気を付けましょう。
具体的には、下着は自分の身体に合ったサイズを選ぶのが大切です。
同じBMI23でも骨格によって体格は全然異なりますので、ぜひご自身の身体に丁度良いものを使いましょう。
また二の腕や太ももなどを隠そうとするあまり、トップスとボトムの両方にゆるふわ系アイテムを合わせてしまう方がいますが、これも着太りの原因になります。
どちらかは身体のラインに合わせたものにするなど全身のバランスを考えてコーディネートしてみましょう。
④食生活を整える
BMI23なのに太って見えるという方に意外と多いのが、内臓脂肪によるポッコリお腹です。
内蔵脂肪という言葉を見てもわかるとおり、身体の表面ではなく内側に脂肪がつくので、一度つくと筋トレでもなかなか落ちず厄介です。
内蔵脂肪を減らしていくには、整った食生活が何より大切です。
栄養バランスの整った食事を1日3回しっかり摂りましょう。
仕事などで忙しくてきちんとした食事が難しいという場合も、なるべく栄養素に気を付けてメニューを選びましょう。
コンビニ飯で済ませるような場合も、たんぱく質やビタミン、食物繊維や鉄分といった栄養素をしっかり摂れるようにすれば問題ありません。
⑤規則正しい生活リズムを守る
規則正しい生活をおくっていると、自然と余分な脂肪が落ちて痩せていくものです。
逆に昼夜が逆転していたり、不規則な生活をしていると簡単に太っていってしまいます。
朝起きて、なるべく日光にあたるように心がけましょう。
間違っても深夜の揚げ物やラーメンは太る原因なので要注意です。
BMI23の健康ボディを目指そう
BMI23は太りすぎず痩せすぎず、健康で標準的な体型です。
とはいえ人によってはポッチャリに見えたり、逆にガリガリに見えてしまうこともあります。
ご自身の体型を把握して、ポッチャリ体型の方はぜひ痩せて見えるよう工夫してみてくださいね。
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