策士の意味とは?策士な人の特徴と恋愛傾向&策士家だと思われない方法
策士という言葉に行き覚えはありませんか。 歴史上の人物について、よく使われる言葉ですが、普段から人に対して用いられるケースも少なくありません。 今回は、策士という言葉の意味や、その特徴などを詳しく見ていきます。 策士と思われない付き合いからもチェックしてみましょう。
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「策士」の意味とは?
人は普段からいろいろなことを考えて行動します。
計画をしっかり立てる人もいれば、無計画に思いつきのまま行動するタイプの人もいるでしょう。
策士という言葉は、自分の願望や希望通りに物事を動かすために、計画や策略を巡らす人のことを指して使われます。
自分の望みのために、自分だけでなくまわりを策略によって思い通りに動かし、都合のよい方へ持っていくダークなイメージも伴う言葉でもあります。
策士な人の特徴
一緒にいると、策士だなと思ってしまう人に心当たりはありますか。
こうした人に共通する特徴をご紹介します。
- 頭の回転が早い
- 口がうまい
- 観察力がある
- 冷静な判断ができる
- 人づきあいに損得を考える
- 自分の本心を見せない
- 警戒心が強く、疑り深い一面がある
- 明確なビジョンや理想が見えている
- よく気が付く
- 感情に流されない
特徴①:頭の回転が早い
まずあげておきたい特徴は、頭の回転が早いことです。
きちんとした考えを持って、策略を巡らせることができるところが特徴です。
つまり、先を見越していろいろな計画を立て、行動できる人ということができるでしょう。
一つの問題に対して、いろいろな未来を予測し、自分の思う通りに物事を運ぶ力がある人は、頭の回転が良く、切れ者だと言えます。
記憶力もよく、次々に先を考える能力が高いところが特徴です。
特徴②:口がうまい
口がうまく、お喋り上手なところも特徴にあげられます。
人を思う通りに誘導し、気づかれずに自分の思う通りに物事を進めていくためには、言葉の使い方が上手でなくてはいけません。
人の気持ちをうまく、言葉で誘導できる策士は、口が達者な人が多いでしょう。
相手に合わせて言葉遣いを変え、話題を変えて、上手に相手の気持ちを自分の思う通りに動かせる力を持っている人といえるのではないでしょうか。
特徴③:観察力がある
何ごとにも観察力があるところも特徴です。
人間観察が鋭く、その場の空気を読む力に長けている人が多いでしょう。
人は口に出さずとも、いろいろな思惑を持っています。
策士と呼ばれるような人は、こうした表に出てこない相手の本心を読み解ける観察力を持っている人が多いでしょう。
人の気持ちをうまくくみ取り、相手に合わせた言動で、うまく物事を運んでいける人は、策士と呼ばれます。
特徴④:冷静な判断ができる
冷静な判断ができるところも、よく見られる特徴の一つ。
人は、何かを判断するときに感情に流されてしまうことがあります。
厳しい判断をしなくてはいけないときに、かわいそうだからと感情に流され、甘い判断をしてしまうといった例は、よく耳にするところです。
策士と呼ばれる人は、こうした判断が冷静にできる人です。
感情よりも、自分の考えた策略に沿って、冷静に判断し行動できるでしょう。
感情に流されることが少ないため、策略をミスせずに、上手くやり遂げることができるのではないでしょうか。
特徴⑤:人づきあいに損得を考える
人づきあいにおいて、どんなことを大切にしていますか?
相性や、義理人情など、いろいろな理由があげられるでしょう。
人づきあいを損得で考えるのは策士と呼ばれる人に見られる特徴です。
自分に利益を与えてくれる人とは上手に付き合い、不利益な人や、何の利益ももたらさない人とは、距離を置くといった付き合い方をする人が多いところも特徴です。
策士にとって、他人は自分の策を動かす駒のひとつ。
人づきあいは、駒を思い通りに動かすための手段でしかありません。
そのため、義理人情などの感情よりも、損得勘定を優先して人づきあいをする人が多いのではないでしょうか。
特徴⑥:自分の本心を見せない
自分の本心を見せず、相手に隙を見せないところも特徴です。
特に弱みにつながるような本心は、けっして明かさない人が多いでしょう。
人と共感することを重視する気持ちも持ちません。
人づきあいも手段のひとつと考えてしまうため、自分の気持ちを素直に出すようなことはなく、常に本心を隠してコミュニケーションをする傾向がみられるでしょう。
特徴⑦:警戒心が強く、疑り深い一面がある
警戒心の強さも特徴です。
自分が策略を巡らせているように、人も自分には見えない考えを持っているのではないか、と考える疑り深さを持っています。
そのため、心のどこかで常に緊張感や警戒心を持ち、自分の本心を隠した付き合い方をする人が多いでしょう。
自分の考えている策略が崩れてしまわないよう、警戒心を持って生活をしている人が多いところも特徴です。
特徴⑧:明確なビジョンや理想が見えている
策略とは、一つの目的をもって立てられるものです。
つまり、策士と呼ばれる人には、明確なビジョンや理想、目的がある人が多いです。
何かを得たいと思ったり、こうなればいいなと思う理想の形があるからこそ、それを実現するために計画を立て実行しています。
具体的なゴールを設定する場合もあれば、全体の流れを自分に有利な空気にすることを目的にする場合もあります。
自分にとって、どういった状態が好ましいのか、というビジョンが明確になっている場合が多く、その目的のために行動する傾向が強いところが特徴です。
特徴⑨:よく気が付く
よく気が付くところも、代表的な特徴です。
観察力もあり、人の気持ちを想像できる頭の回転の良さを持ち合わせているため、人の求めていることを察する力も持っています。
相手が求めることを、口に出す前に察知して行動できる力があるため気配り上手で、気が付く人として重宝されることも多いでしょう。
特徴⑩:感情に流されない
感情的になることが少ないところも特徴にあげられます。
理性的で、冷静な判断ができる策士は、自分の感情の重視しません。
上手く感情をコントロールし、感情よりも理性的な判断を優先できる人が多いところも特徴です。
策士な人がとりがちな行動【恋愛編】
恋愛において、計画的だなと感じる人はいませんか。
気が付けば、自分の好きな人を上手に振り向かせることができる策士な女性に心当たりがある人も少なくないでしょう。
恋愛において、こうした人に見られる行動をご紹介します。
- 褒め上手で会話を盛り上げる
- 好きな人の友達と仲良くなるのがうまい
- 上手に甘える
- 思わせぶりな態度をとる
- さりげない女子力アピール
- 服装は相手の好みを優先させる
①:褒め上手で会話を盛り上げる
人は褒められれば嬉しくなり、褒めてくれた相手に好意を抱くものです。
策士な人は、こうした人の心の動きをうまく利用することができます。
褒めるときに、わざとらしく褒めてしまえば、嘘っぽくなって、かえって信頼を失います。
策士と呼ばれるような人は、上手に褒めて、相手の気を引くことができるでしょう。
おしゃべりも上手で、会話を盛り上げ、好きな人が自分と一緒にいることで楽しい気分になるように持っていく行動が目立ちます。
②:好きな人の友達と仲良くなるのがうまい
将を射んとすればまず馬を射よ、という言葉があります。
これは、相手を射止めたければ、まず相手の乗っている馬を射ることが近道であると説くことわざです。
恋愛においても同じようなことが言えます。
好きな人にアプローチしても、相手の友人に嫌われてしまえば、風向きは変わってしまいます。
策士の人は、上手に好きな人の周りを固めることが多いでしょう。
好きな人の友達に気に入られたり、家族に気に入られることが多く、周りからしっかり固める行動が目立ちます。
③:上手に甘える
好きな人に上手に甘える行動も、よく見られる行動ではないでしょうか。
人に甘えるのは意外と難しいものです。
ましてや、好きな人であれば、かえって自分の思う通りの行動ができず、素直になれない態度をとってしまう場合もあります。
策士はこうした自分の感情をうまくコントロールし、冷静に自分の思う通りの答えに近づける行動がとれます。
そのため、好きな人にも上手に甘えることができる人が多いでしょう。
逆に、甘えてはいけない時を見計らうことも上手なところもポイントです。
嫌われるポイントもしっかり押さえ、うまく甘えるのが策に見煮られる行動です。
④:思わせぶりな態度をとる
思わせぶりな態度も、よく見られる行動のひとつ。
恋愛には、ときに駆け引きが重要になってきます。
上手く相手の気を引いて、上手に興味を掻き立てられる行動がとれる人は、多くないはず。
策士は相手を不快な気持ちにさせることなく、うまく思わせぶりな態度がとれる人が多いでしょう。
上手に相手の気を引いて、自分の方へ気持ちを持っていく行動が見られます。
⑤:さりげない女子力アピール
女子力アピールも難しい問題です。
好きな人には女子力をアピールしたいけれど、やりすぎるとぎこちなく手わざtらしくうつってしまうかも…。
策士は女子力アピールも上手です。
さりげなくハンカチや絆創膏を持っていることをアピールしたり、うまく自分の女子力を見せる行動ができるでしょう。
わざとらしさがなく、相手の気持ちを引く、上手な匙加減が策士の行動のポイントです。
⑥:服装は相手の好みを優先させる
ファッションは策士の常とう手段。
自分の好みよりも、相手の好みや見え方を意識した服装選びができるでしょう。
その場の雰囲気に合わせることはもちろん、好きな人の好みを踏まえて、理想の女性を演じることができるところが策士の特徴です。
ファッションを相手の好みに合わせて使うところも、よく見られる行動のひとつです。
策士な人がとりがちな行動【仕事編】
職場で見られる行動にも、策士っぽい行動はたくさんあります。
続いて、こうした人が仕事でとりがちな行動をご紹介します。
こうした行動が目立つ人は、実はうまく世渡りをしている策士かもしれません。
- 権力のある人に気に入られる
- 相談や報告はマメにしている
- どんな立場の人にも社交的
- 噂話をうまく誘導する
- 利益にならない付き合いはしない
①:権力のある人に気に入られる
よく見られる行動は、権力のある人にうまく取り入って、気に入られることです。
分かりやすいおべっかを使ったり、腰ぎんちゃくのように相手に媚びを売るような行動ではなく、自然と気にいられる行動が多いところが目立ちます。
権力者には、反対勢力がつきものです。
部下は上司に不満を持つことも多いはず。
分かりやすく権力者にこびへつらうことは、かえって反対勢力から嫌われるリスクをはらんでいます。
策士は、こうした現状をうまく見極め、誰からも嫌われることなく上手に権力者に取り入る行動が多いでしょう。
目に見えて力のある人だけではありません。
肩書はなくても、場の雰囲気を握っているベテラン社員と仲良くするといった付き合いが上手なところが特徴です。
②:相談や報告はマメにしている
一匹狼になりすぎない行動も、よく見られる行動です。
いろんな人とコミュニケーションを取り、相談や報告をまめにすることで相手の信頼を得ていくでしょう。
また、報告や相談をすることで、相手から情報を引き出すのも上手です。
上手く情報を使うことで、自分に有利に事が運ぶように策を使う人が多いのではないでしょうか。
③:どんな立場の人にも社交的
策士と呼ばれる人は、職場で敵を作りません。
そのため、基本的に社交性があり、誰とでもうまくコミュニケーションをとるでしょう。
損得勘定で人づきあいをしていても、誰かを不必要に邪険に扱うようなことはせず、どんな立場の人ともそれなりにうまくやっている人が多いです。
④:噂話をうまく誘導する
職場の噂話は、策士にとって格好のネタになります。
噂話に含まれている、いろいろな情報を利用し、物事を都合よく運ぶ傾向が見られます。
頭の回転が早く、口がうまいため、噂話をうまく誘導して情報操作をする人もたくさんいます。
⑤:利益にならない付き合いはしない
人付き合いを損得で考えがちなことから、利益にならない人づきあいには消極的な態度を見せます。
無駄な付き合いは極力控え、ほどよい距離感を崩さずに付き合う人が多いでしょう。
あたりさわりがない付き合いがうまく、社交的ですが、一歩踏み込ませない人づきあいが目立ちます。
特に、自分の利益にならない人との付き合いに、そうした傾向が強く出るでしょう。
誘いを上手に断り、必要以上の人づきあいをしない人が多いのではないでしょうか。
策に溺れる人もいる!
策士策に溺れるという言葉に聞き覚えはありますか。
策をうまく活用し、自分の思い通りに物事をすすめられるはずの人が、「策に溺れる」とはどういうことなのでしょうか。
この言葉は、策略を巡らせすぎることで、かえって失敗してしまうさまを表したことわざです。
特に策士というものは、自分の考えにこだわりを強く持ってしまいがち。
まわりを過小評価し、自分のさくを完璧だと思い込んでしまいやすいところがあります。
また、策略を立てて行動すること自体に楽しみを見つけてしまう人も少なくありません。
そのため、周囲の人を過小評価し、不必要な策略を巡らせすぎて、かえって墓穴を掘ってしまう場合があります。
余計な嘘やごまかしを付け加えることで、自分の思惑がばれて信用を無くしてしまったり、余計な女子力アピールが、かえって不快な気持ちをもたせてしまうといった、例はたくさんあります。
策略を持って、行動することが大切な場合もありますが、やりすぎには注意も必要です。
特に、相手を過小評価した態度や、策略自体が目的になるような行動は慎む方が良いのではないでしょうか。
策士だと思われないために気をつけたいこと
これまで見てきたように、策士という言葉には、ようイメージよりも悪いイメージが強く漂います。
自分の目的のために人を利用したり、相手の気持ちをもてあそぶような印象を持っている人も多いのではないでしょうか。
自分を味方だと思っている人から策士と呼ばれることは褒め言葉になるかもしれません。
しかし、明確に立場が同じ人でなければ、策士という言葉はどこか批判めいた言葉になってしまう場合もあります。
そこで、こうした良くないイメージをもった策士だと思われないように、気を付けておきたいことを押さえておきましょう。
知らない間に、策士のような行動をとって、人から不信感を抱かれないようにしたいですね。
- 誰とでも平等に付き合う
- 自分の気持ちは素直に表現する
- 利益重視な行動は控える
- 噂話は控えめに
①:誰とでも平等に付き合う
策士と思われがちな人は、人づきあいに差がみられます。
都合のよい人や、利益がからむ人には親切にしますが、そうでない人には適当なあしらい方をするといった態度は、策士のイメージにつながる行動です。
周囲に、こうしたイメージをもたれないように、人づきあいは平等にするように心がけましょう。
利益や権力、立場に関係なく真心をもった付き合い方をすることが重要です。
頭の良さや気配りは、どんな人にも関わりなく親切にすることで行かされるのではないでしょうか。
②:自分の気持ちは素直に表現する
自分の本心を隠し、弱みを見せないような生き方を選んでいませんか。
人は本心を見せ、弱みをさらけ出すことで本当の信頼関係や絆を作れるものです。
疑り深い態度を捨て、警戒心を解いた付き合い方を心掛けましょう。
そのためには、まず自分の本当の気持ちを素直に表現するところから始めましょう。
素直さがしっかり表現できる人は、策士といった印象は持たれないはずです。
③:利益重視な行動は控える
利益を重視するような行動は控えましょう。
策士は一つ一つの行動に利益や意味を持たせることが多いです。
自分の策略に沿った布石となるような行動が中心で、利益にならないことに関わる行動は少なくなるでしょう。
しかし、人との関係は利益だけでははかれないものです。
義理や感謝といった感情を風船すれば、利益よりも大切なものが見えてきます。
利益重視の行動ではなく、真心をもった人とのつながりを優先する行動を心掛けましょう。
④:噂話は控えめに
噂話は控えめにするようにしましょう。
策士は噂話を利用するのが上手です。
しかし、噂話に関わりすぎると、かえって人の信用を失ってしまう場合もあります。
悪口や陰口と言ったダークな印象にもつながりやすく、裏表のあるイメージをもたれてしまう場合も少なくありません。
策士の悪いイメージをもたれないようにするためにも、噂話はほどほどにするように心がけましょう。
策士を捨てて心でつながれる人を目指そう
策略を重視し、他人を駒のように感じる策士のイメージはよいものではなりません。
好きな人に振り向いてもらうために、いろいろな工夫や努力をすることは悪いことではありません。
職場で評価が高くなるように、人間関係に気を配り、努力をするもの必要なことです。
これらの行動と策士に見られる行動の違いは何でしょうか。
それは真心があるかどうかです。
好きな人に好かれたいという気持ちからとる行動と、好きな人を振り向かせるために作戦を成功させるという気持ちは、ほんの少しずれがあります。
策があっての策士です。
あたたかみのある、人間同士の絆やふれあいを作りたい人は、策を捨て、感情をしっかり踏まえた行動を意識してみませんか。
策を動かし、思い通りの未来を引き寄せるのではなく、人と人がぶつかり合い、共感する関係を意識してみましょう。
策士のままでは気づけなかった喜びが見えてくるかもしれません。
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