ストーカーへの7つの対策法!警察の対応法&ストーカーを煽るNG対策法
近年はストーカー被害で心を悩ませている女性が増えてきました。 恋愛関係のもつれからストーカーに変身した元カレや、見知らぬ異性から好意を抱かれストーカー行為に悩んでしまったと言う女性もいるはずです。 ストーカーは許せませんが、あなたの行動や態度にも注意が必要かもしれません。 ここではストカーに狙われないための対策や、やってはいけないことなどをお伝えします。
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ストーカー被害に遭わないために対策を!
交際して別れた昔の恋人がストーカーになったり、告白を断ったら逆上されストーカーに変わったなど話を聞くことがありますね。
顔見知りの異性にストーカーされることもあれば、気づいたら見ず知らずの人に後をつけられていたなどあり得る話です。
ストーカー被害は2016年で約2,600件と比較的多く2017年が約2,500件、2018年は約1,800と減少傾向にありますが、被害者の多くは女性と言われています。
ストーカーは隙だらけの女性を狙ってくるので、通勤・通学時間を少しずつ変えて同じ電車や車両に乗らない、ワンパターンにならない生活をすることで対策できます。
また、ストーカーの特徴について詳しく知ることも対策になるので、困っているときは警察や専門機関で対策方法を入手するのも良いでしょう。
被害に遭わないためには、隙を作らないことが重要です。
ストーカー規制法と行為の例
つきまとい行為
①:待ち伏せや尾行
つきまといや待ち伏せ、後をつける行為などあなたの周辺をウロウロします。
ストーカー行為を働く人は、相手の職場や学校、自宅などを把握しているので、通勤・通学時間になったら現れて、職場や学校まで尾行するのです。
何時に家を出てどの電車の何両目に乗るか、詳しく観察しています。
また、仕事が終わった時間を見計らって、曲がり角やどこかで待ち伏せしていたり、見張って後をつけようとします。
用事もないのに自宅付近や職場の周りをうろついたり、ひどい時は自宅や職場に押しかけるケースもあり、こういった行為は、強姦に発展する恐れがあるので注意しましょう。
特に恋愛感情が強く、交際できなかった時に自分の気持ちを満たすため、つきまとってしまう人がいます。
②:監視していることを伝える
自分がいつも見張っていることをアピールするため、相手が当日着ている洋服や「その色に合っているね」「いってらっしゃい」「お帰り」など、出社・帰宅時間に合わせタイミング良く電話をかけてきます。
この他にも「○○のお店どうだった?」など、あなたが行く先々の場所をいろいろ聞いてくるでしょう。
更にインターネットにアクセスして、メッセージやSNSにコメントを残すのも監視行為にあたります。
あなたの気づかないところでいつも監視していることを気づかせる目的で、電話をかけてくることが多いです。
③:交際を要求する
ストーカーになりやすい人は、しつこいくらい交際を迫ってくる人もいます。
一般的な人であれば断られたら仕方なく諦めますが、ストーカーは諦めず何度もアタックしてきます。
交際を断った場合「お前の事は何でも知っている、秘密をばらされたくなかったら付き合え」と、脅迫まがいの行動にエスカレートすることも。
気の弱い女性なら仕方なく付き合ってしまう人もいるはずです。
昔付き合ってた恋人に復縁を迫れた時、はっきり返事をしないと弱みに付け込み言い寄ってくるので注意が必要です。
言葉で迫る以外に、プレゼントを贈ったから受け取るように迫ることもあるので安易に受け取らないように注意したいですね。
④:乱暴な言葉で怒鳴る
ストーカーは感情的になりやすいため、交際を断ったり自分の思い通りにならないことがあると、「ばか野郎!この野郎、ふざけんじゃねぇ!」など、乱暴な言葉で怒鳴り散らす傾向が見られます。
女性は男性から大声で言わられると怯えてしまいますが、怖がる様子を楽しむ人もいます。
また、「死んでやる」と大声で言ったり、自宅や会社の前で車のクラクションを鳴らし、周囲の迷惑になる行為をして相手を困らせます。
⑤:無言電話やしつこくメールを送る
携帯の着信音が鳴り「もしもし」と電話に出ても、何も返事がない無言電話や1日何十通ものメールやLINEを送るなど、嫌がらせ行為をします。
自分の携帯電話なら無視するのも可能ですが、自宅の固定電話や会社にまで無言電話をかけてくるので家族が不審に思ったり、仕事にも影響が出る人も少なくありません。
無言電話をすることで、不安を与えようとしますが、度重なる無言電話やメールやLINEで精神的にまいってしまうでしょう。
⑥:排泄物など不快な物を送る
排泄物や動物の死骸物を箱に詰めて包装し、自宅や会社に送る行為です。
送る内容物は不快と感じる物がほとんどで、常識ではありえないようなものを送ってきます。
見るだけでも不快に思うのに、異臭が周囲に漂ってしまうと他の人に迷惑がかかります。
⑦:名誉を傷つける
あなたの名誉を傷つけたり中傷する内容のメールや手紙を送り、あなたを傷つけることで精神的に追い込むのが目的です。
SNSにアクセスして本人の名前を出して、評価を落とすような内容を書き込むこともあります。
送り先は会社や近所などあなたの身近な人で、信頼を損ねるような発言をしたり、振られた憎しみから悪口を言ったり、傷つけるような言葉を言いふらします。
⑧:性的に恥ずかしめる
性的に恥ずかしめることを目的としているので、いやらしい写真やみだらな電話をかけて、女性を恥ずかしめようとします。
写真を家や仕事場に送ったり、電話で恥ずかしい言葉を言って精神的にを不安定にさせます。
ストーカー行為
ストーカーは同じ人物に対して何度も尾行したり、しつこく電話をかけたりする行為を指します。
迷惑な行為が発覚して警察に相談し、警察からストーカーをしている人に警告をしますが、警告をしているにも関わらずつきまとう行為をやめないときは、ストーカー行為となり、罰則の対象となります。
一度や二度の行為であればストーカーに該当しませんが、繰り返し行われ、相手が迷惑に感じたり、困っている様子の時はストーカーと言えるでしょう。
ストーカー行為への対策
ストーカー行為に対してどのような対策があるのか、行為別に見ていきます。
- つきまとい
- 監視行動
- 交際を要求する
- 暴言を吐く
- 頻回の無言電話やメール
- 不快な物を送りつける
- 名誉を傷つける
引き続き、ストーカー行為への対策をそれぞれ詳しく説明します。
①:つきまとい
尾行されている、待ち伏せされているなど気づいた時は、最寄りの警察に相談するのが一番良い対策方法です。
つきまといの行為は、暴行や強制わいせつに繋がる可能性が高いので、厳重な対策が必要です。
突然襲われた時や困った時のために、携帯電話はすぐに110番に繋がるように登録しておきます。
人気の少ない夜道は一人で歩かずタクシーを利用したり、頼れる人に送ってもらうと安心です。
できるだけ人が多い通勤・通学路を利用して、裏道は避けて、複数の通勤路を考えて、毎日同じ道を使わないのも対策です。
防犯ブザーを常に持ち歩き、何かあった時は交番やコンビニエンスストアに駆け込めるように、場所を把握しておくことも大切です。
ドアはドアスコープを必ずかけて、鍵を二重にすると安全性が高まり良い対策となります。
②:監視行動への対策
監視は覗き行為ともとれるので、外から部屋の中が見えないように対策します。
すりガラスだからと言って安心せず、カーテンは二重にして厚手の生地を利用し、自宅にいる時も閉めた状態にしましょう。
自宅には防犯センサー、カメラ、モニター付きのインターホーンを取り付け、誰が訪問してきたか分かるようにします。
メールボックスには鍵をかけて中身を見られないように対策しましょう。
③:交際を要求する
心が優しい人や押しに弱い女性は、何度も「好きだ、よりを戻したい」と言われると負けてしまいますが、はっきりと断る勇気が必要です。
相手の要求を受け入れてしまっては対策とは言えませんし、状況が悪化するだけです。
断ってもしつこくつきまとう場合は、警察に相談するのも対策のひとつと言えます。
④:暴言を吐く
交際を断られ逆上したストーカーは、ひどい言葉を浴びせたり、大声を出して近所迷惑となる行為であなたを困らせようとすはずです。
迷惑行為をやめさせたいからと言って二人で会うのは危険ですし、良い対策とは言えません。
身の危険を感じた時は、携帯電話で警察に相談するのが最適な対策と言えます。
⑤:頻回の無言電話やメール
電話がかかってきたら「かけてこないでください」「やめないなら、警察に言いますよ」と言い切るのが対策です。
相手の番号が分かれば着信拒否にしたり、非通知の電話には出ないなど対策がありますが、タイミングを間違えると最悪の対策法になる恐れがあるので、慎重に行うようにします。
電話番号を変えるのも対策のひとつになりますが、効果がない時は電話会社に相談すると対策方法のアドバイスがもらえますよ。
電話やメールの内容を記録しておくと、裁判で役立ちます。
⑥:不快な物を送りつける
送り主に身に覚えがない時は、受け取らず宅配会社に引き取ってもらいます。
ストーカーの被害に遭っている事情を話せば、理解して持ち帰ってくれますが、受け取った後で不審なことに気づいたら、箱を空けずに警察に届けましょう。
写真を撮っておくと証拠になるので、未開封の状態でカメラに写真を納めておきます。
警察に届ける時は、写真と一緒に内容物や時間なども記載するのも対策として大切です。
⑦:名誉を傷つける
嫌がらせの言葉や人格を否定されたり、評判に関わるようなメールを受け取った時は、感情的になって削除したくなりますが解決に繋がらないので冷静になることが重要です。
内容のメールをプリントアウトして証拠を残したり、インターネットなどの書き込みもスクリーンショットで保存して、必要な時に提出できるように準備すると裁判になった時スムーズです。
ストーカー被害はどこに相談すればいい?
ストーカー被害に遭った時、「相談場所が分からない」という事がないように3つ紹介します。
- 警察
- 弁護士
- 探偵事務所
続いて、ストーカー被害を相談できる場所をそれぞれ詳しく説明します。
①:警察
警察はストーカー被害の強い味方なので、困ったら最寄りの警察署に相談に出向いたり、ストーカー対策室」が設置されている警察署に電話で相談するのも可能です。
警察に被害届を出すことで被害者の安全を考慮して、家の近所のパトロールを集中的に行ってくれたり対策方法などアドバイスがもらえます。
被害状況の程度やストーカーと思われる人物を特定することで、動いてもらえるでしょう。
しつこいメール文書や動物の死体や汚物など、証拠品が必要となるので、必ず証拠を残しておくようにします。
②: 弁護士
ストーカーが誰であるか分かる場合、弁護士に相談するのも対策のひとつです。
弁護士の場合慰謝料の請求ができますし、告訴したり犯人が絞れたら警察と協力しながら尾行して、ストーカーの現場を現行犯で捕まえることも可能です。
慰謝料の請求や裁判の訴えは証拠が重要ですが、揃ってないと負けてしまう場合があるので、ストーカー被害に遭っていると証明できるものを必ず残しておきます。
嫌がらせのメールや文書、宅配物、スクリーンショットなど被害と関係するものが必要となります。
③: 探偵事務所
不倫や浮気の相談ばかりでなく、ストーカー被害も取り扱っているのを知っていましたか?
ストーカーをしているのが誰なのか探すのが、探偵の役割と言えますが、昔の恋人や見知らぬ人など、以外な人物がストーカーになっている可能性も考えられます。
ストーカー被害に遭っていると警察に駆け込みたくなりますが、人物が特定できないと捜査が難しいと言えます。
探偵は人物を探したり特定するのが得意なので、警察でも対策できない時は探偵に頼ってみるのも良い方法です。
探偵は張り込んでストーカーを写真に取り画像として残すので、警察に「この人」と証明でき早めの解決が期待できます。
その他、手紙やプレゼント、SNSの書き込みの履歴の証拠が必要になります。
警察によるストーカーへの対策
警察はストーカーに対して、どのような対策を行ってくれるのか見ていきます。
- 相談に乗ってくれる
- 被害者を守ってくれる
- 一時避難所の案内
- 警告してくれる
- 犯罪捜査の措置
続いて、警察のストーカー対策をそれぞれ詳しく説明します。
①:相談に乗ってくれる
「ストーカーに遭っている」と困っている事実を真剣に受け止め、対策法や注意点などアドバイスをしてくれます。
相談しやすいように電話相談窓口を設けたり、民間機関と連絡し合ってストーカー被害者がいつでも相談できるようにしてくれます。
②:被害者を守ってくれる
ストーカー被害者の個人情報を守りながら、ストーカー被害を防止する対策をとっています。
ストーカーを行っている人に、ストーカー被害者の情報が伝わらないようにして関係する人に皆が把握できるようにします。
③:一時避難所の案内
ストーカーは恋愛関係のもつれだけでなく、家庭内暴力が原因で離婚した配偶者なども含まれます。
そのため何らかのタイミングで暴力を振るわれる可能性も出てきます。
再び暴力の被害に遭わないために現在の住居ではなく、一時的に避難場を紹介してくれたり、弁護士の紹介や費用を軽くするなどの手助けをしてくれます。
④:警告してくれる
被害の相談を受け被害届など記入したら、ストーカーを行っている人物に対してやめるように警告したり、聞き入れない場合は、捜査をして処罰を受けることになります。
警告によってスートーカー行為をやめる人もいますが、状況が悪化した時は、処罰の対象になります。
⑤: 犯罪捜査の措置
メールや電話で脅迫された時、脅迫罪で捜査をしてくれます。
脅迫の内容はさまざまですが、「復縁できないと○○するぞ」と言ったように、無理に従わせようとする行為に対して、脅迫罪として取り扱ってくれます。
気をつけて!間違ったストーカー対策
自分が行っていることが、間違った対策でないと知ることは被害を拡大しないためには重要です。
この章では、間違った対策を紹介します。
- 環境の変化
- 嫌われる行動
- 第三者をはさむ
続いて、ストーカーに対しての間違った対策を詳しく説明します。
①:環境の変化
ストーカー対策で重要と言われているのは、二人の縁を切るタイミングです。
元恋人や配偶者など身近な人物の場合、相手はあなたの住所や電話番号など把握しているので気軽に連絡できる関係ですよね。
突然、電話番号やメールアドレスを変える、引っ越しをするのは間違った対策で危険なのでやめましょう。
「仕事や家庭の都合で変えた」など言い訳を考え、いきなり連絡を絶たないようにします。
ストーカーは尾行する、嫌がらせすると言った行為で自己満足感を得ていますが、連絡が取れなくなったことで不満が溜まり攻撃が激しくなる恐れがあります。
環境を変えるのは最善の対策と思われがちですが、実際は間違っていることを知りましょう。
②:嫌われる行動
自分から興味を逸らしてもらう対策も良い方法とは言えません。
ストーカーは一般的な常識が通じないので、嫌われようとする行為を自分のために行っていると勘違いしたり、都合の良いように解釈することがあります。
普通の考えで対策しても逆効果になるので注意しましょう。
③:第三者をはさむ
ストーカーで悩んでいる友達から相談を受けて、ストーカーをする相手に話をして対策しようとする人もいますが、これも間違った対策と言えます。
一旦、話を聞いて「受け入れてくれた」と安心しますが、「二人の邪魔をされた」と後から思い不満が溜まり被害が増大したり、状況が悪化する確率が高くなります。
相談することは大切ですが友達より警察や弁護士、探偵など専門機関に相談した方が被害が少なく良い対策と言えます。
ストーカーへの対策を知って、被害を最小限に留めよう!
交際していた恋人や元夫がストーカーに変わってしまうことは、誰にでもあり得ることで他人ごとではありません。
ストーカー被害に関する制度が設立されて以来、被害件数は低くなりましたが、全くなくなったわけではなく未だストーカーに悩む人は少なくありません。
ストーカー被害にあって泣き寝入りしても、解決に繋がりませんので警察に被害届を出し相談することで解決策が見えてきます。
また、ストーカー被害に遭わないためにも、自分自身の行動にも注意が必要です。
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