身長別女性の理想体重＆計算方法！理想体重を目指すために意識すべき習慣

理想体重に大きく関わる「BMI」とは？

意味

理想体重の1つの目安となるのがBMI(ビーエムアイ)と呼ばれる数字です。
これはボディマス指数 Body Mass Index：肥満指数の略であり、体重と身長から割り出される身長と体重のバランスを見るものです。

このBMIは日本肥満学会だけでなく、WHO(世界保健機関)でも用いられる指標です。

太りすぎ、痩せすぎはどちらも健康に良くなく、病気になるリスクを高める原因の1つですよね。
自らの健康を維持するための指標としてBMIについて知っておくのがいいでしょう。

計算方法

BMIの計算は体重と身長から求めることができます。

BMI = 体重kg ÷ {(身長m) × (身長m)}

身長はcmからmに単位を変えて計算するのを忘れないでくださいね。

例えば身長158cm 体重53kgの場合で計算すると、BMIは21.23となります。
BMIが22で標準、25以上を肥満、18.5未満を低体重とするので、この場合は標準的な範囲に入っているのがわかりますね。

BMIに関して女性が知っておくべきこと

BMIの算出方法がわかったところで、みなさんに知っておいてもらいたいことがあります。
数字だけにとらわれてしまうことのないようにしたいですね。

注意点①体重と身長のみで算出される数字

先述したように、BMIは体重と身長が基準となる数値です。
そのため、成長盛りの子供や妊婦さんなどには当てはまりませんし、身長や体重の減少し始めるお年寄りにとっても正確な指標とはいえないでしょう。

また、スポーツ選手やモデルさんなどの職業の場合、必ずしも標準の範囲がいいとも限りません。
あくまでも一般的に見た体重と身長のみで算出される数字であることを覚えておきたいですね。

注意点②同じBMIでも体型は異なる

BMIは簡易的に肥満指数を知ることができますが、同じBMIであっても実際の体脂肪率はまちまちです。
同じ身長と体重であっても人の体型は異なるように、同じBMIだからといって見た目のバランスも同じとは限りませんよね。

筋肉よりも脂肪の方が軽いこともあり、筋肉質な人とぽっちゃりした人では同じBMIであっても明らかな差があります。
しかしどちらが健康的かといわれれば一目瞭然でしょう。

このように、BMIよりも実際の生活や見た目のほうが大切なこともあるのです。

注意点③BMI値は小さければいいというものではない

確かにBMIは高ければ肥満傾向で健康に悪影響を及ぼす可能性は高まります。
だからといって痩せすぎは健康に良くないこともきっとご存知ですよね。

特に若い世代の女性は体重を気にして、とにかく体重を減らすダイエットをしがちです。
無理なダイエットをして生理が止まってしまったり、女性らしい身体を失うまで頑張る必要はありません。

理想体重よりも理想体型を目指すという考え方の方が、ある意味ダイエットには相応しいかもしれませんね。

女性の標準体重の計算方法

計算方法

標準体重とは、統計上病気になりにくいとされる体重のことを指し、身長に対してBMIが22になる体重をいいます。

標準体重 = 22 × (身長m) × (身長m)

例えば身長158cm の場合で計算すると、54.9kgとなりますね。

身長別にみた標準体重

身長	体重
150.0cm	49.5kg
152.5cm	51.2kg
155.0cm	52.9kg
157.5cm	54.6kg
160.0cm	56.3kg
162.5cm	58.1kg
165.0cm	59.9kg
167.5cm	61.7kg
170.0cm	63.6kg

この数値だけを見ると、理想体重としては若干高めな印象を持つ人が多いかもしれません。
今現在ぽっちゃりめでダイエットを頑張ろうとしている人にとっては、まずこの数値を理想体重にするのがよさそうですね。

女性的なやわらかさのあるスタイルをイメージするのがいいでしょう。

女性の美容体重の計算方法

計算方法

美容体重はスリムな見た目でありつつも健康的な美しさを持つバランスで、BMIが20になる体重を指します。

美容体重 = 20 × (身長m) × (身長m)

例えば身長158cm の場合で計算すると、49.9kgとなりますね。

身長別にみた美容体重

身長	体重
150.0cm	45.0kg
152.5cm	46.5kg
155.0cm	48.1kg
157.5cm	49.6kg
160.0cm	51.2kg
162.5cm	52.8kg
165.0cm	54.5kg
167.5cm	56.1kg
170.0cm	57.8kg

若い世代の女性にとっては、もはやこれが理想体重というよりは標準かのような認識があるかもしれません。
50kgが1つのラインのように感じている人も多いことでしょう。

美容体重は女性らしさを残しつつ、おしゃれも楽しむことのできる体重の基準といえそうです。

女性のシンデレラ体重の計算方法

計算方法

シンデレラ体重は明らかに細いスタイルではあるけれどがりがりとまではいかず、身体がきれいに見えるBMIが18になる体重です。

シンデレラ体重 = 18 × (身長m) × (身長m)

例えば身長158cm の場合で計算すると、44.9kgとかなりスリムな印象です。

身長別にみたシンデレラ体重

身長	体重
150.0cm	40.5kg
152.5cm	41.9kg
155.0cm	43.2kg
157.5cm	44.7kg
160.0cm	46.1kg
162.5cm	47.5kg
165.0cm	49.0kg
167.5cm	50.5kg
170.0cm	52.0kg

多くの女性が憧れる華奢な身体つきを目指すときの理想体重がこのシンデレラ体重でしょう。
165cmの女性でも50kgを切るので、ダイエットの難易度としては高めです。

現在パリコレモデルはBMI18.5以上であることが出演条件であることを考えれば、痩せすぎ一歩手前ともいえるかもしれませんね。

女性のモデル体重の計算方法

計算方法

モデル体重は、モデルさんや女優さんのように明らかに一般人とは異なるスタイルのBMI17に相当する体重です。

モデル体重 = 17 × (身長m) × (身長m)

例えば身長158cm の場合で計算すると42.4kgとなり、痩せすぎを心配する声も上がってくるかもしれません。

身長別にみたモデル体重

身長	体重
150.0cm	38.3kg
152.5cm	39.5kg
155.0cm	40.8kg
157.5cm	42.2kg
160.0cm	43.5kg
162.5cm	44.9kg
165.0cm	46.3kg
167.5cm	47.7kg
170.0cm	49.1kg

正直に言って、これを理想体重とするのはおすすめできません。
モデルさんや女優さんのような職業はある意味特殊で、しっかり身体をトレーニングしつつこのスタイルをキープしているのです。

素敵で憧れのスタイルという人も多いかもしれませんが、下手をすればホルモンバランスの乱れなどのトラブルにも繋がります。

体重は関係なし？男性から見た女性の体型の理想

男性から見た女性の理想体型は、必ずしも女性が思い描く理想体重とは関係ないようです。
どんな体型の女性が男性から支持されるのでしょうか。

理想①女性らしさを感じられる体型

男性は自分にはない女性のやわらかな身体つきを好む人が多い傾向にあります。
女性からすればコンプレックスにもなる二の腕や太ももも、男性は魅力的に感じていることがあるのです。

抱きしめたときに気持ちよかったり、触れたときに感じるもちもちな肌であったり、理想体重にこだわったばかりにそれを失ってしまうのは勿体ないですよ。

理想②女性らしさのあるファッションが似合う体型

男性が女性の魅力を感じるもう1つはおしゃれを楽しんでいる姿です。
確かに華奢で着るものには困らないというのは憧れますが、細いだけが女性の魅力ではないはずですよね。

ぴったりした服で見えるなめらかなボディライン、ゆったりしたスカートからのぞく締まった足首など、パーツにドキッとする男性は多いものです。

女性が理想体重を目指すときに気をつけること

理想体重があるからとやみくもに体重だけに注目するのは得策ではありません。
美しいボディラインを意識した身体作りを心掛けたいものですね。

成功のコツ①体重よりも体脂肪率を重視する

理想体重としてBMIを基準にした数値を目標にするのもいいでしょう。
しかし健康的な身体を保ったうえでのダイエットなら、体脂肪率を意識することが大切です。

食事制限をして理想体重に近づいたとしても、筋肉が落ちただけで体力や新陳代謝を弱めてしまうだけの結果になってしまうかもしれません。
運動と食事のバランスをとり、体脂肪率を減らすことで理想体重に近付けたいですね。

成功のコツ②体重よりも見た目の目標を決める

理想体重を決めるのはダイエットをするうえでのモチベーションになりますよね。
しかしそもそもダイエットを頑張る理由は体重が理由ではないはずです。

着たい服があったり、好きな人にアピールする勇気が欲しかったり、自分が周りに可愛く見られたいという気持ちが根底にあるのではないでしょうか。

そんな周りの人はあなたの体重よりも体型を見ています。
理想体重はあくまでも1つの目安にし、理想の体型を目指して努力するのがなりたい自分に近づくための秘訣ですよ。

理想体重になるために女性が意識すべき習慣

理想体重になるためには日々の習慣から改善する必要があるでしょう。
毎日の何気ない生活に取り入れたい習慣を解説します。

習慣①毎日同じ時間に体重を測定する

理想体重まであと何キロ！と目標を掲げることでダイエットのモチベーションになります。
毎日体重を測定することでダイエット中であるという意識を強く持つことができるでしょう。

ただし、少しの変化で一喜一憂する必要はありません。
前日との差を見るのではなく、ダイエットをしてからの全体の傾向として体重がマイナス傾向になればいいのです。

生理周期に合わせた身体の変化を知る機会にもなりますよ。

習慣②食事量は朝＞＞昼＞夜

ダイエットに大切なのはやはり食事です。
食事制限は必要ですが、我慢しすぎてストレスをためてしまうのも、つらくてやめてしまうのも避けたいところですよね。

朝は王妃、昼は平民、夜は乞食とよくいいますが、朝にたくさん食事をとり、夜にかけて量を減らすのがおすすめです。
好きなものを食べられる満足感がありつつ、生活の中でカロリーを消費できる理想の習慣ですよ。

習慣③水分をきちんと取る

理想体重を気にしていると、水分でも太ってしまうような気持ちになってしまう人がいます。
むくみを心配して、水分を控えている人はいませんか。

ダイエット中であっても水分をきちんととることは大切で、毎日1～2L摂取するのがいいとされています。
身体を冷やしたり、余分なカロリーをとることのないよう、常温の水やお茶などを飲むようにしましょう。

食事をしながら適度に水分をとることは、食欲のコントロールにもつながりますよ。

習慣④積極的に歩いたり階段を使う

いきなりハードな運動は難しくても、毎日の生活に小さな運動を取り入れるのがいいですね。

エスカレーターやエレベーターよりも階段を使うのは基本中の基本です。
可能であれば、普段降りる一駅手前から歩くというのも理想体重に近づくための一歩ですよ。

家の中ではついゴロゴロしたり横着をしてしまいがちですが、立ったり座ったりすることも積み重なれば立派な運動です。
動くことに慣れ、ストレッチやランニングなど負担を大きくしていけるといいですね。

目指せ理想体重！女性におすすめのダイエット法

理想体重を目指すならあなたにあったダイエット法を見つけたいですね。
無理せずに続けられるものはどれでしょうか。

ダイエット法①炭酸水ダイエット

炭酸水はつい食べ過ぎてしまうという人にぴったりのダイエット法です。
食事の味を邪魔せず、炭酸でお腹が膨れることで満腹感が出るので、食事前や食事中に取り入れてみてはいかがでしょうか。

ダイエット効果を高めるためには、コップ1.5杯分を目安にするのがいいでしょう。
少量の場合、かえって胃や腸の働きを活発にしてしまい食欲増進につながるので気をつけてくださいね。

ダイエット法②18時以降食べないダイエット

理想体重を目指す女性にとっての大敵は、何といっても夜遅くのカロリー摂取です。
厳しい食事制限や運動が苦手でも、無理なく続けられるダイエットが18時以降はお水やお茶以外禁止というものです。

時間さえ守れば確実に効果につながるので、まずは1週間試してみてはいかがでしょうか。
勤務時間等の状況に合わせて時間を多少前後させたり、サラダだけはOKなどのルールでやってみてもよさそうです。

ダイエット法③断食ダイエット

ダイエットに断食を組み合わせることで、理想体重を目指す女性のやる気を高めることができます。
長期間の断食ではなく、あくまでも短期間とすることで頑張れるダイエットです。

身体の中を空っぽに近付けることで体調や便秘の改善に効果があり、痩せ体質に近づきます。
気になる方はプチ断食やファスティングで検索してみてくださいね。

ダイエット法④置き換えダイエット

もはやダイエットとしては定番の置き換えダイエットも、理想体重の難易度に合わせた調整ができるのでおすすめです。
1食のうち、プロテインやスムージー、青汁など女性にとって栄養のあるドリンク系に置き換えることで、空腹感を誤魔化しつつもメリットを得ることができますよ。

朝食の置き換えは簡単ですが、効果を求めるならば昼や夜がおすすめです。
置き換えるものを日ごとに変えても飽きずに続けられそうですね。

ダイエット法⑤12時間ダイエット

生活リズムによっては②18時以降食べないダイエットよりも大変になる人もいるかもしれません。
これは起きてから12時間以内に夕食までを済ませるという方法で、食べるものの制限はありません。

我慢するのが当たり前のダイエットはいくら理想体重があっても頑張りをキープするのは難しいものです。
我慢することとしなくていいことのメリハリをつけるのが成功するコツですね。

ダイエット法⑥さつまいもダイエット

韓国の女性アイドルの中では一般的なさつまいもを使ったダイエットがあります。
理想体重や理想のスタイルとして韓国人女性をイメージしている人にはおすすめですよ。

食事をさつまいもに置き換えたり、ご飯やおやつの代わりにさつまいもを食べるという方法です。
ビタミンCなどの栄養が豊富で、食物繊維がたっぷり入っているのに便秘解消にも効果があります。

ダイエット法⑦フムスダイエット

フムスはひよこ豆をペーストにしたもので、元々は中東の国民食でした。
それがセレブの間で美容食として広まり、流行に敏感な女性の間では注目されているのです。

そもそも豆はダイエット効果が高く、女性にとって嬉しい成分が豊富に含まれています。
野菜にディップするなどして積極的に取り入れたいですね。

ダイエット法⑧スープダイエット

スープダイエットは食欲を我慢できないときにおすすめです。
水分と一緒に野菜をたっぷりとれるので満足感もあり、身体にもいいというメリットしかありません。

理想体重まであと一歩というときの追い込みにも効果が期待できますよ。
より効果を狙うなら夕食をスープにしてカロリーを抑えるのがいいでしょう。

ダイエット法⑨コーヒーダイエット

実はダイエット中の飲み物としてはコーヒーもおすすめなんです。
コーヒーにはカフェインなどの脂肪燃焼効果が期待できる成分が含まれていて、ただ飲むだけで理想体重に近づける優秀な飲み物です。

食後にホットのブラックコーヒーを飲めば血糖値の上昇を抑えることができます。
コーヒーの香りでリラックスできるのも女性にとっては嬉しいのではないでしょうか。

ダイエット法⑩待受けダイエット

最後にご紹介するのは、精神面からダイエットの意欲にアプローチする方法です。
スマホの待受けを憧れの芸能人にしたり、自分に喝を入れるようなものにしたり、ダイエットを常に意識するきっかけになります。

家の中でスマホを見ながらついお菓子を食べてしまう人にはぴったりの方法でしょう。
このときまでに痩せたいというイベントに関するものを待受けにしてもいいですね。

女性の理想体重を知ってダイエットに役立てよう！

女性の理想体重というのは身長と体重だけで決められるものではありません。
どんな自分になりたいかを第一に、理想体重というモチベーションをうまく使うことでダイエットを続けたいですね。

決して無理だけはすることのないよう、毎日の生活を見直すところから少しずつ頑張っていきましょう。