洗顔しないと肌はどうなる？乾燥肌におすすめのお手入れ方法も紹介

洗顔しない美容法とは？

洗顔しないスキンケアは、皮膚の脂分を適度に保つと言うメリットがあります。
したがって洗顔しないと言っても、全くメンテナンスしないわけではありません。

私たちは眠っている間に汗をかいているので、洗顔しないとその状態のまま化粧することになり、お肌にも悪影響を与えてしまいます。
それでは、お肌がくすんだように見えてしまいファンデーションもうまく乗らないでしょう。

洗顔しない美容方法とは、シンプルに言えば石鹸を使わない洗顔ということです。
なぜなら、石鹸を使うことでお肌に潤いを与えてくれている皮脂まで取り除いてしまうから。

言葉だけが先走ってしまうと、全くお手入れしなくていいなどと言う間違った見解になるので注意して下さい。
また洗顔しない美容法が、自分のお肌に合っているかどうかも慎重に判断していく必要があるでしょう。

洗顔は朝と晩にするのが基本

朝と夜には、必ず顔を洗うのが普通と考えている女性も多いでしょう。
そもそも、朝と夜では洗顔で落とすものが違うからです。

夜はメイクを落とすための洗顔であることが多いので、基本的にはクレンジングの他、毛穴に残った汗や微細なチリなどを落とすのが目的。
朝は、睡眠中に舞っている空気中の埃や皮脂などを落とす他にも、前の晩のスキンケアの残りや、睡眠中に舞っている空気中の埃を落とすことが狙い目です。

したがって同じルーティンでも、朝と夜では落としたいものが違うと考えて下さい。
その上で、本当に石鹸を使った洗顔が必要かどうかを考えてみましょう。

本来お肌は、水分と油分のバランスが良いと美しく生まれ変わります。
ですから敏感肌、乾燥肌の女性には洗顔しない美容は向いている可能性があるでしょう。

しかし脂体質の女性は、毛穴詰まりなどのトラブルを起こす危険があるので留意して下さい。

洗顔しないと起こってしまう肌トラブル

顔を洗うとスッキリして、気分までリフレッシュできますね。
しかし中には、洗うことでお肌にダメージを与えることを気にしている女性もいるでしょう。

ここでは洗顔しないことで起こる可能性がある、厄介な問題を考えてみましょう。

1. 角質が詰まる
2. くすみ
3. キメが乱れる
4. 皮膚がごわつく
5. メイクのノリが悪い

それぞれ詳しくご説明しましょう。

①：角質が詰まる

洗顔しないと、皮脂が毛穴に詰まり黒いポツポツとして残ってしまうことがあります。
これは古くなった角質、皮脂が混合したもの。

もともと角質は白い色をしていますが、空気に触れて酸化してしまうと黒くなり残留してしまうのです。
洗顔しないことで、角質が固くなって毛穴の黒ずみが悪化する可能性があるので注意しましょう。

②：くすみ

くすみの原因は、１つではありません。
洗顔しないことで起こる可能性として考えられるのは、クレンジングしても皮膚にメイクが残ってしまうことによるくすみ。

酸化すると落ちにくくなり、さらに悪化する原因にもなるので、刺激の少ない洗顔料を使ってみることもおすすめです。

③：キメが乱れる

顔を洗うのは、お肌に付着した余分なものを取り除くため。
しかし洗顔しないと前の晩塗った保湿液やクリームが残ってしまうことがあるので、キメが乱れて肌荒れを起こすことがあります。

したがって、もしお湯だけ洗顔を実行する場合は、油分の多いクリームは控えた方が良い場合もあるでしょう。

④：皮膚がごわつく

何となくお肌にゴワつきがある場合、洗顔しないことが原因している見込があります。
それは、顔の洗い方が適していないためにお肌に古い角質が残ってしまっているから。

また年齢によっても、お肌の状態は変わります。
20代では水分量が多いお肌も、30代から少しずつ減少していくのです。

したがって自分の年代に合わせたスキンケアが必要になるでしょう。

⑤：メイクのノリが悪い

朝は、寝ている間に付着した細かいチリや埃がお肌に残った状態。
その結果、洗顔しないとメイクのノリが悪く感じることがあるでしょう。

顔を洗うことのメリットは、要らないものを落とし、必要なものは残すこと。
もし洗顔しないことで、皮膚に痒みが出たりニキビなどが大量にできたらそれは、お肌からのシグナルです。

乾燥が気になる人はお湯だけ洗顔がおすすめ

そもそも洗顔とは、お肌に残っている余分な付着物を落とすことです。
しかし乾燥肌の方は、石鹸や水による刺激、マッサージやタオルで拭く時の摩擦によって、お肌を傷つけてしまうのではないかと洗顔をためらう場合があるでしょう。

そんな方に提案したいのは、お湯だけの洗顔。
乾燥肌の人は、皮脂の量が少ないので顔を洗うたびに石鹸を使うと潤い不足になってしまうのです。

したがって、顔を洗うとお肌にツッパリ感があったり、ひときわ乾燥が目立つ場合は臨機応変にスキンケアを変えてみることも必要。
当たり前ですが、季節の変わり目や体調によってもお肌の状態は変わります。

ですから自分のお肌の状態に合わせて、洗顔しない美容法をうまく取り入れていくことが大事です。

お湯だけ洗顔のポイント

洗顔しない美容法とは、石鹸などの洗顔料を使用せずにお湯で顔を洗う方法です。
ポイントを正しく守って、美肌をキープしましょう。

1. 手を清潔にしよう
2. お湯の温度に気をつける
3. そっと洗う
4. タオルの素材
5. 拭き取る時もこすらない

続いて、詳しく解説していきましょう。

ポイント①：手を清潔にしよう

敏感肌や乾燥肌で悩んでいる方は、洗顔料を使わずにお湯だけで洗顔することで、お肌に余分な刺激を与えずに済みますね。
お湯だけ洗顔をする場合、はじめに手をきれいに洗いましょう。

手には雑菌などが付いていることがあるので、習慣づけて下さい。

ポイント②：お湯の温度に気をつける

お肌への刺激を考えると、お湯の温度は少しぬるめくらいが良いでしょう。
目安としては、乾燥肌の方で29度前後。

普通肌は30度。
混合肌の方は29度から31度くらいと考えて下さい。

ただ個々によって、ちょうど良い温度は違うので実際に何日か洗ってみて、お肌の調子が良いと感じる温度を見つけましょう。

ポイント③：そっと洗う

ぬるま湯で顔を洗うときは、洗面器などに溜めたお湯を使うと便利です。
洗うときは、指のハラを使って優しくこすらないように気をつけましょう。

指に力を入れる必要はありません。
ゴシゴシこすると、お肌に必要な油分まで落としてしまうので注意して下さい。

ポイント④：タオルの素材

フェイスタオルは、清潔なものを使用して下さい。
素材もコットンなどで作られている、やわらかいタイプがおすすめです。

中でもおすすめなのは、オーガニックコットンを使った天然素材のタオル。
こだわり抜いた素材なので、お洗濯をするたびに優しい風合いになるのが特徴です。

ポイント⑤：拭き取る時もこすらない

洗顔の後は、肌触りの良い上質なタオルをセレクトして、軽くお肌に押し当てるように水分を拭き取って下さい。
ゴシゴシとこするのはNGです。

清潔なタオルがない時は、ティッシュなどを代用してもOK。
その場合も、軽く顔に押し当てるようにして水滴を取っていきましょう。

洗顔後は保湿ケアが大切

お肌のトラブルを回避するには、保湿が不可欠です。
洗顔しない美容法を取り入れる場合でも、保湿はていねいに行って下さい。

特にお肌に乾燥が目立つ場合、普段使っていた化粧品などが合わなくなりかぶれてしまった場合は、お肌のバリア機能がくずれ始めている裏づけになるので注意。
油分と水分をうまく調整するためにも、正しくお手入れしましょう。

ポイントは洗顔後、できるだけ早く保湿すること。
お肌が敏感になっている場合は、薬用成分が配合されているクリームや乳液をセレクトしてみて下さい。

お肌にツッパリ感がある時は、保湿剤を重ねづけするようにしましょう。
Tゾーンだけテカリがある混合肌の人は、使う量を控えめにして下さい。

また痒みがある場合は、白色ワセリンなどで様子をみると良いでしょう。

乾燥肌におすすめの洗顔シート

洗い流す必要がない洗顔シートは、ベッドに入ったままでも使えて便利です。
少しでも楽をしたい、そんな時にピッタリのアイテムをピックアップしてみましょう。

①curelスキンケアシート

乾燥肌の女性におすすめなのは、キュレルのスキンケアシートです。
お肌をサラサラに保ちながらも、肌トラブルになる汗や皮脂はすっきりと拭き取り、いつでも清潔。

弱酸性、無着色、無香料なのもうれしいポイントです。
セラミドを高配合しているので、潤いのある健康的な素肌に導いてくれます。

②CareCera乾燥肌用スキンケアシート

ケアセラの乾燥肌用シートは、まるでシルクのようなマイルドな使い心地が人気の秘密。
パウダーフリーで、肌に優しく香りや刺激も少ないのがうれしいポイントです。

汗っかきのお子さんのために開発された商品ですが、敏感肌の女性にはピッタリのアイテム。
セラミドをたっぷり含んでいるので、潤いを閉じ込めてみずみずしいお肌を守ります。

③Raquickふくだけ洗顔水シート

洗顔しないお肌にも、拭くだけで洗顔したような滑らかなお肌に導いてくれるアイテム。
ハトムギのエキスが皮脂や汚れを浮かせて落として、ハマメリス葉エキスが肌を引きしめてくれます。

ヒアルロン酸・コラーゲン、アミノ酸の効果で保湿力も抜群。
アルコール、界面活性剤もフリーなので、お肌の弱い女性の強い味方になるでしょう。

忙しい時に便利なおすすめ洗顔料

忙しい時は、顔を洗うのも面倒くさいことがありますよね。
しかし何もしないのは、お肌の調子を考えると心配です。

そんな時に役立つアイテムをご紹介します。

①ZuboLabo 朝用ふき取り化粧水シート

ズボラボの拭き取り化粧水シートは、ビタミンCとハチミツ、3種類のセラミドを配合。
拭くだけで洗顔から、お肌の角質ケアまでできる優秀なアイテムです。

乾燥が気になる冬にも、しっかりと潤いをキープしてお肌を健康な状態に保ってくれるでしょう。
こちらは朝ケア専用ですが、同じシリーズで夜用もあるので、プチ旅行などのお供にもおすすめです。

②BIODERMA サンシビオ エイチツーオーD

朝は拭き取り洗顔用に、夜はクレンジングにも使える低刺激性のクレンジング水です。
コットンに浸して拭くだけで、洗い流さなくてもOK。

セトリモニウムブロミドやキュウリ果実エキス、キシリトールなどを配合した高純度な精製水なので、マツエクしていても使えて重宝します。
メイクはちゃんと落とすのに、お肌には優しいと好評です。

③KOSEクリアターン ベイビッシュ

クリアターンのシートマスクは、洗顔のいらないフェイスマスク。
30秒でスキンケアが完了するので、ズボラしたい朝にはピッタリです。

伸縮性のあるマスクなので、ピタッと密着してお肌に潤い成分をチャージ。
1枚のシートで洗顔から保湿までを叶えてくれるので、ベッドの中でもお手入れOKです。

弱酸性紫外線吸収剤フリーで、透明感のある赤ちゃんのような素肌に導いてくれるでしょう。

自分に合った洗顔しない美容法を取り入れてみよう

いつまでも若々しく潤いに満ちたお肌をキープするためにも、洗顔はとっても大切。
洗顔しない美容法は、石鹸などを使用せずに水やぬるま湯で顔を洗う方法ですが、昨今では化粧水や保湿液を配合した拭くだけシートなども展開されていますので、賢く利用してみるのもいいですね。

女性のお肌はデリケートで、季節や体調によっても変化します。
自分のお肌と、しっかり向き合って、その時々に合った方法でケアしてあげましょう。