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そもそもシリコンって?

シリコンが入っていないノンシリコンコンディショナー

シャンプーやコンディショナー、トリートメントなどに入っているシリコンは合成化合物の一種です。
成分に書かれているシリコンの名前は、ジメチコンやシクロメチコン、ジメチコノールが知られています。

オイル状で熱や光に強いだけでなく通気性もあり、コンディショナーには髪に付着しやすい性質のシリコンが使われています。
なぜ髪に付きやすい性質のシリコンが使用されるかというと、髪を洗って濡れている状態の時は、キューティクルがはがれて表面が傷みやすくなっているからです。

シリコンを配合すると、髪をコーティングして摩擦を防いで傷むのを防ぐことができます。
ただし、コンディショナーに入るシリコンは通気性が良いので、頭皮や髪に付いても毛根の詰まりを起こしたり、整髪料などの効果をブロックしたりするようなことはありません。

ノンシリコンコンディショナーのメリット

パーマの持ちが悪いのでノンシリコンコンディショナーに興味がある

できれば髪に良い物を選んで日頃のケアに役立てたいと考える方がほとんどでしょう。
ノンシリコンコンディショナーの良い所を紹介します。

  1. パーマやカラーリングがかかりやすい
  2. ボリュームが出せる
  3. べたついた感じがない

どのようなメリットがあるのか、詳しい内容を説明します。

メリット①:パーマやカラーリングがかかりやすい

シリコンがコンディショナーに入っていると、髪を保護するために表面に残りやすいです。
それだけ保護する力が強いと、パーマ液やカラーリング剤が髪に付きにくくなることがあります。

ノンシリコンコンディショナーを使うと、液剤が髪の表面に付くのを邪魔しないことになり、綺麗にパーマがかかったり、発色が良く髪が染まったりすることになります。
パーマやカラーリングをした後にもノンシリコンコンディショナーを使うと、パーマが取れにくくなりますし、カラーリングの色が抜けにくくなる効果もあるため、シリコンが入っているコンディショナーよりも状態をキープしやすくなるでしょう。

メリット②:ボリュームが出せる

ノンシリコンコンディショナーを使うと、シリコンを髪に付着させた時のように髪の表面を覆うことがなくなります。
シリコンは通気性が良いので、髪を密閉することはありません。

しかし、シリコンが付くとその分だけ覆いがあることから、重みが出てぺったりとしてボリュームを出しにくくなります。
髪を根元から立ち上げて、ふんわりとしたい時にはノンシリコンコンディショナーの方が向いているでしょう。

メリット③:べたついた感じがしない

シリコンが入っているコンディショナーには、しっかりと髪を保護するため吸着性の高いシリコンが使われています。
コンディショナーを付けてお湯で洗い流したとしても、少々べたついた感じが残ることもあるでしょう。

ノンシリコンシャンプーは、しっとりする感触よりもすっきりとした感じが強いです。
しっとりとした洗い上がりよりも、さっぱりとした感触が好みの場合はコーティングをしないノンシリコンコンディショナーの方がおすすめです。

ノンシリコンコンディショナーのデメリット

ノンシリコンコンディショナーを使う女性に細心の注意を払ってドライヤーをかける

どのような所が悪い点なのか、ノンシリコンコンディショナーについて例を挙げてみましょう。

  1. 熱に弱い
  2. ダメージがひどくなることもある
  3. 価格が高い物が多い

詳しくデメリットについて説明をします。

デメリット①:熱に弱い

髪をシリコンでカバーすることがないノンシリコンコンディショナーは、ドライヤーなどの熱から髪を保護する効果が弱い特徴があります。
毛先がぱさついていたり、外に出て日焼けによるダメージを受けやすい場合には注意が必要です。

ドライヤーをかけたり、コテやアイロンを使用する時には、事前に保護できるヘアケア用品を使いましょう。
ノンシリコンで植物由来の成分が入ったヘアオイルなどのトリートメント剤を1~3滴ほど付けると良いでしょう。

デメリット②:ダメージがひどくなることもある

表面を保護する力が弱いノンシリコンコンディショナーは、ダメージヘアを保護するのが難しいことがあります。
毛先に切れ毛や枝毛などのダメージがある場合、かえってひどくなることもあるでしょう。

いったん、短めに切って傷んだ毛先を取り除くのが難しい場合は、週に1~2回程度トリートメント剤を使ってスペシャルケアをしたり、出かける前にノンシリコンのアウトバストリートメントを使用をしたりするのがおすすめです。

デメリット③:価格が高い物が覆い

ノンシリコンコンディショナーの場合、シリコンに変わる保湿剤や髪を保護する成分を配合させるために、色々な種類を多く使うことがあります。
体にやさしい天然成分から抽出した材料を組み合わせるため、ノンシリコンコンディショナーの方が価格が高くなりがちです。

企業努力で安価な価格で購入できることもありますが、種類が限られることがあるでしょう。

ノンシリコンコンディショナーを選ぶときのポイント

ノンシリコンコンディショナーに入る成分の原料のラベンダー

数ある中でどのような事を基準にしてノンシリコンコンディショナーを選んだら良いか迷う方もいるでしょう。
基準になる例を挙げてみます。

  1. 好みの香りから選ぶ
  2. 成分をチェックする
  3. 自分専用か家族と一緒に使うのか

それぞれのポイントについて、詳細を説明します。

ポイント①:好みの香りから選ぶ

ノンシリコンコンディショナーはハーブや花、種子などから抽出した植物性100%のアロマオイルが使われています。
保湿成分や髪の保護成分がふんだんに含まれているため、多くのアロマオイルを組み合わせて入れているからです。

その分、ローズなどのフローラル系の香りや柑橘系の果物の香り、ハーブが強いグリーン系の香りなど様々な匂いのノンシリコンコンディショナーがあります。
選ぶのに困ったら、香りを基準にして選択すると良いでしょう。

ポイント②:成分をチェックする

体のケアをする商品には配合成分が容器に書かれています。
メーカーサイトにも詳しく記載があるでしょう。

過去に刺激を感じたことがある人は、自分が使っていた物と同じ成分があるかどうか確認をしましょう。
同じ物成分がないノンシリコンコンディショナーを選ぶと刺激を受ける可能性は少なくなります。

ポイント③:自分専用か家族と一緒に使うのか

自分だけでノンシリコンコンディショナーを使う場合は、好みの物で良いですが、家族で使いたい場合には自分の一存で決めて良いか考える必要があるでしょう。
家族で同じ物を使う場合は、老若男女全般に好まれる爽やかなシトラス系やグリーン系の香りを選ぶと無難です。

ノンシリコンコンディショナーによっては、全ての年代の人が使いやすいように髪だけでなく頭皮にも優しい成分にしている製品もありますので、参考にしてみると良いでしょう。

ドラッグストアで買える!市販のおすすめノンシリコンコンディショナー8選

ノンシリコンコンディショナーなどのボトル

ノンシリコンシャンプーは多くても、売り場ではノンシリコンコンディショナーはなかなか見つかりにくいことがあります。
ドラッグストアなどの身近な場所で購入できるノンシリコンコンディショナーを8種類紹介します。

おすすめ①:BIORICA ビオリカ ボタニカル ノンシリコン コンディショナー

【2個セット】BIORICA ビオリカ ボタニカル ノンシリコン コンディショナー
1000円

お手頃な価格で購入できるノンシリコンコンディショナーで、アップルフローラルの爽やかな香りが特徴です。
利用者に、髪のきしみや重さが気にならず、さらっとした感触でツヤが出ると評価されています。

無着色で植物系の保湿成分(アルガンオイル・杏オイル・カモミールエキスなど)がふんだんに入っていて、髪を保護する効果があります。

おすすめ②:KOSE コーセー ローズオブヘブン コンディショナー ノンシリコン 400ml (バラの香り)

KOSE コーセー ローズオブヘブン コンディショナー ノンシリコン
937円

ブルガリア産のダマスクローズを使った自然な香りが印象的なノンシリコンコンディショナーです。
香りに癒やされる方も多く、同じローズのシリーズのシャンプーやトリートメントと併用している方も見られます。

頭皮マッサージにも利用できます。

おすすめ③:ビューア アルガン&オリーブオイルコンディショナー 550ml

ビューア アルガン&オリーブオイルコンディショナー
1960円

天然のアルガンオイルとオリーブオイルが入ったオイルタイプのノンシリコンコンディショナーです。
髪に光沢が出したい方、ボリュームをアップさせたい方に好まれています。

穏やかなフローラル系の香りで、刺激もなく髪や肌に優しいので気に入っている方も多いです。

おすすめ④:アロマキフィ(AROMAKIFI) モイスト&スムース コンディショナー 詰め替え 380ml

アロマキフィ(AROMAKIFI) モイスト&スムース コンディショナー 詰め替え 380ml
1600円

アロマキフィの製品には、シリコンに限らず、合成の界面活性剤やパラベン等の保存料、鉱物油や合成香料や着色料も含まれていません。
植物由来成分や天然の精油のみで作られているため、安心して使えます。

しっとりと仕上がるのが特徴で、シアバターやコメヌカ油、オリーブオイルなどの植物系のオイルによる保湿成分が入っていて、髪がまとまりやすくなったと評価する声が大きいです。
オーガニックベルガモットとネロリのアロマオイルが使用され、男女を問わず使える爽やかなシトラス系の香りがします。

おすすめ⑤:BIORICA ビオリカ ハトムギ ノンシリコン コンディショナー フローラルの香り 400ml

BIORICA ビオリカ ハトムギ ノンシリコン コンディショナー 詰め替え フローラルの香り 400ml 日本製
390円

保湿成分のハトムギエキスやヒアルロン酸が入ったノンシリコンコンディショナーで、指通りがよく引っかかりにくい滑らかな髪になれます。
セージやカモミールなどの天然由来の成分が配合され、さっぱりとしたフローラル系の香りを楽しめるでしょう。

かなり安価に購入できますが、品質は非常に良くリピートして購入している方も多いです。

おすすめ⑥:MVNE コンディショナー 600ml

MVNE コンディショナー 600ml
680円

泡立つノンシリコンコンディショナーで、マッサージをしながら毛髪と頭皮のケアができます。
ノンシリコンコンディショナーでは髪のきしみが気になるという方でもしっとりとした感触に仕上がります。

ドライヤーで乾かすとさらさらになるため、髪の質感の良さを気に入り、何年もリピート購入している利用者も見られます。
ノンシリコンコンディショナーというだけでなく、アルコール・硫酸系の界面活性剤、石油成分・鉱物油・合成着色料・紫外線吸収剤が含まれていないので、自然派のケア製品を好む方に支持されています。

おすすめ⑦:リーフ&ボタニクス コンディショナー ラベンダー

リーフ&ボタニクス コンディショナー ラベンダー
1026円

アミノ酸系の保湿成分と、マカデミアナッツオイルとホホバオイルの植物由来の保湿用のオイルを配合されているノンシリコンコンディショナーで、軽い仕上がりの髪にセットできます。
シャンプーと一緒に使うと、より強い保湿効果を期待でき、細くてボリュームのない髪質の方でも使いやすいでしょう。

ラベンダーの他にグレープフルーツの香りのノンシリコンコンディショナーもあり、男性にも女性にも性別に関係なく使いやすい爽やかな香りです。

おすすめ⑧:シャボン玉 無添加せっけんシャンプー専用リンス

シャボン玉 無添加せっけんシャンプー専用リンス 本体 520ml
830円

合成の添加物が入っていない物を探して、石鹸シャンプーや石鹸で髪を洗う方もいます。
こちらのノンシリコンコンディショナーは、石鹸を原料とするシャンプーを利用している方が使うための製品です。

石鹸シャンプーをした後は、髪がアルカリ性に傾きがちできしみやパサつきがひどくなることがあります。
アルカリ性を中和させるためのノンシリコンコンディショナーなので、石鹸シャンプーをした人がセットで使うと、髪のきしみやごわつきを防ぎまとまりやすくなる効果があって重宝しているという感想が寄せられています。

ノンシリコンコンディショナーがおすすめの人

ノンシリコンコンディショナーで髪のボリュームをアップさせた人

どのような人におすすめのコンディショナーか見てみましょう。

おすすめの人①:ボリュームアップさせたい人

髪が細い人は、コシがなくボリュームに欠ける場合があります。
根元から立ち上げてボリュームアップさせたい人は、髪がふんわりと膨らみやすいノンシリコンコンディショナーが向いているでしょう。

ボリュームがあるように見えると髪が多く見え、若々しい印象になります。
毎朝ヘアスタイルを整えるのも楽になります。

おすすめの人②:軽い仕上がりにしたい人

ノンシリコンコンディショナーを使うと、ドライヤーで乾かした時に仕上がりが軽いさらさらの感じになります。
ツヤもでますので、かっちりした感じではなく軽い感じに仕上げられるでしょう。

緩くふわふわな感じのヘアスタイルにしたい場合は、ノンシリコンの方が向いています。

おすすめの人③:しっとりしたコンディショナーが苦手な人

シリコン入りの物は、洗い流した後にもしっとりとした感じが残りやすいです。
しっとりとした感じが苦手な方に、ノンシリコンコンディショナーが向いています。

ノンシリコンコンディショナーの場合は表面をコーティングする効果が少し弱いため、少し潤いが足りないような感じがします。
しかし、洗い上がりはべたついた感じがせずにしっかりと洗ったような爽快感が味わえるでしょう。

コンディショナーとトリートメントの違い

ノンシリコンコンディショナーなどのヘアケア製品

コンディショナーはリンスとも呼ばれ、髪の表面に付いてキューティクルの傷みを抑えます。
髪同士の摩擦を起きにくくして、滑りを良くする働きがあるでしょう。

トリートメントにも髪の傷みを補修して、表面の状態を整える働きがある物もあります。
どちらかというと、コンディショナーが髪の外に働くことに対し、トリートメントは髪の内部に浸透して、内側から補修と傷みのケアをして、髪自体の質を良くする傾向が強いです。

ノンシリコンコンディショナーでさらさらでふんわりした髪になろう!

ノンシリコンコンディショナーで髪がふわふわでさらさらになった女性

洗い上がりがさっぱりとした感じが好きな方や、髪をふんわり仕上げてボリュームを出したいという方、パーマやカラーリングの効果を持続させたい方には、ノンシリコンコンディショナーがおすすめです。
ドライヤーやコテ、アイロンなどの熱へのダメージ対策としては、熱を加える前に、ノンシリコンの天然の植物を使ったヘアオイルをアウトバストリートメントとして用いると良いでしょう。

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ライター
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