共依存カップルの特徴5つ!共依存のリスク&依存関係から脱する5つの方法
共依存カップルの場合、自分たちが依存関係であることに気づいていないのが特徴です。 依存することで自分が満たされているので、たとえ束縛されたとしても愛されていると思い込んでいます。 幸せになりたいと思っても、共依存カップルのままでは、幸せな恋愛の結末を迎えるのは難しいでしょう。 この記事は、共依存恋愛がどういう状態なのか?依存カップルを脱する方法を解説しています。
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共依存恋愛ってどんなもの?
お互いに依存しあっている恋愛は、自己犠牲によって自分を満足させているだけの恋愛と言えます。
離れようとしても、離れられないという不毛なことをエンドレスで繰り返してることがあります。
共依存カップルの場合、どちらか一方が相手に頼ることで依存しています。
そして、頼られた方はというと頼られることに依存しています。
頼りたい者と頼られたい者同士なので、お互いに存在意義を見出すことが出来ています。
自分の価値を相手に見出している以上、周囲に何を言われても別れるのは困難です。
私がなんとかしなくては!いなければダメなんだ!と思い込み、彼の為だからと耐えます。
共依存恋愛というのは、言葉では表現できない深い心の闇が関係していることがあるのです。
共依存カップルの特徴
お互いの個性や自由を尊重しながら、未来に向かって愛を育んでいくのがカップルの本来の姿。
共依存カップルも、表向きは普通のカップルとなんら変わりませんがある特徴があります。
- 一人の時間を過ごせない
- 愛のないセックスをしてしまう
- 犠牲になっても尽くす
- 束縛して自由を奪う
- 相手を自分の思うようにしたがる
特徴①:一人の時間を過ごせない
共依存カップルというのは、お互いに一人で過ごせないという特徴があります。
依存傾向が強い人というのは、自己評価が低く一人では何もできないと思い込んでいます。
相手が一緒でないと、何処にも行けず趣味や全ての行動を共有したがります。
常に一緒にいようとして、カップルとして適切な距離感が取れません。
やがて、二人だけの関係に閉じこもるようになり、世間からも孤立するようになります。
相手の言動が基本的なルールとなってしまうため、極めて危険な関係と言えます。
特徴②:愛のないセックスをしてしまう
恋愛におけるセックスは、愛情を深める行為で相手に対して信頼や思いやりの心を芽生えさせます。
ところが、共依存カップルとなると、自分が必要な存在かどうかが重要で確認するための行為。
愛を感じない行為でも、受ける側は必要とされて満足です。
もう一方は、必要と思わせることが出来て満足という歪んだ愛情が芽生えています。
二人にしてみれば、利害が一致している恋愛関係なため、居心地がよく別れさせるのは困難。
愛情を深める為の行為が、自己満足の為に行われることはとても残念なことです。
特徴③:犠牲になっても尽くす
共依存カップルと言っても、出会った瞬間から依存しあっているわけではありません。
どちらか一方が、自分が犠牲になっても尽くしたいと強く思っているという特徴があります。
これでは、暴力など相手は何をしても許されると思ってしまいます。
「私さえ我慢すれば大丈夫」という気持ちは相手に「こいつには俺しかいない」という気持ちを芽生えさせます。
犠牲になっても尽くしたいという思いは、立場的に圧倒的に弱く、見えない力関係を生みます。
自己犠牲の元に成り立っている関係を別れさせようとするのは一筋縄ではいかないでしょう。
特徴④: 相手の自由を奪う
共依存カップルの恋愛の特徴に、束縛するという行為が挙げられます。
基本的に二人でいることに安心感を得ているので、それを守るために相手の自由を奪うのです。
依存関係になっていると、相手がいなくなることにとても強い恐怖心を抱きます。
交友関係など全ての出来事を把握したくて、カップルとして適切な距離感が取れません。
さらに、それぞれが相手の中に自分の存在価値を見出しています。
成長されるのが怖い、置いていかれるのが怖いという気持ちも相まって束縛してしまいます。
特徴⑤:相手を自分の思うようにしたがる
共依存カップルは、支配したい・支配されたいという動機で恋愛が成り立っている場合があります。
それぞれが自分に自信が持てないことが多く、相手をコントロールしたりされることで心を満たします。
相手の思うように動けば喜んでくれるので、自分は必要とされているのだと感じます。
支配する方は、喜ぶ相手を見て自分は必要とされているのだと思い込んでしまいます。
周囲が別れさせようとしても、本人たちの心が満たされている以上難しいでしょう。
共依存カップルの恋愛というは、言葉では表現できない心の問題を抱えっているのです。
共依存に陥りやすい男女の特徴
どちらが悪いという訳ではありませんが、共依存カップルになってしまうにはそれぞれ特徴があります。
ここで男女別に、どのような特徴があるのかを見ていきましょう。
女性の特徴
特徴①:とにかく尽くす
共依存カップルの女性に多く見られる特徴の一つに、必要以上に相手に尽くすことが挙げられます。
尽くす理由は、自分に自信がないと思い込んでいたり、人一倍寂しがりやな性格なため、常に誰に必要とされたいという願望からです。
彼女たちにしてみれば、相手に尽くすことは一人じゃないという安心感や満足感を得ることができます。
心の救いまたは、支えになっていて、相手の性格や事情は関係なく盲目的に尽くします。
相手のために良いことだと思っているのですが、必要以上に尽くす行為は男性をダメにしてしまうことの方が多いでしょう。
特徴②:相手の言いなりになってしまう
共依存カップルになりやすい女性には、相手の言いなりになるという特徴があります。
基本的に依存しやすい人というのは、何をやっても自分はダメなんだと思い込み、自己評価が低いです。
そこに、なんで出来ないのだと男性に責められてしまえば、より自分の評価を下げてしまいます。
結果、相手の男性のいう事を何でも聞いてしまうことしかできなくなるのです。
男性に依存するようになり、一人では何も出来なくなってしまうでしょう。
また、男性側も支配できることが快感となり切ってもきれない仲になってしまうのです。
特徴③:自分のことが嫌い
共依存カップルになりやすい女性は、自分のことがあまり好きではないという特徴があります。
そのため、誰かに必要とされることに自分の存在を確かなものにしようとします。
たとえ相手が暴力をふるうようなダメな男性だったとしても、自分が悪いからだと考えます。
自分を犠牲にしてまで我慢するのですが、本人は自分が悪いのだから我慢と思っていません。
男性の特徴
特徴①:夢を追いがち
共依存カップルになりやすい男性は、どこか夢みがちという特徴があります。
将来の夢は語るけれど、実際に行動には移していないことが多いでしょう。
情けないと思いつつも生活能力が低いことを自覚しているので、どこがで自分を理解してくれる女性を探している部分があります。
支えたいと思う女性がいれば、惹かれあうのは当然のこと。
甘えたい男性と甘えられたい女性はバランスがとれ、共依存へと発展します。
特徴②:すぐに何かに逃げる
共依存カップルへと陥る男性は、夢見がちなため常に満たされない気持ちを抱えています。
嫌なことがあったり、問題が起こっても現実を直視せず逃げ出してしまうことが多いでしょう。
満たされない気持ちを埋めるものは、ギャンブルやアルコールなどが一般的です。
またカップルの場合は、身近にいる女性に八つ当たりすることがあります。
特徴③:過保護に育ってきた
共依存カップルというは、お互いに自立できていないことが多いです。
ですが、男性は母親との関係が原因となり、自立できていないことがあります。
男性にとって母親は、女性が考えているよりも特別な存在です。
母親が全ての世話をやき、過保護にすればするほど自立する必要さを感じなくなります。
恋愛関係になると、自分の母親像というのを押しつけてくることがあるでしょう。
反対に愛情不足で育ってきた場合、母親から欲しかった愛情を貰うために相手に執着し、束縛するようになります。
共依存カップルになってしまう原因
物事には必ずそうなる原因というのがあります。
共依存カップルが成立するのも、それぞれが抱えている心の問題が隠されています。
- 育ってきた環境が複雑
- 自分を大切にできない
- 相手を治そうと努力する
原因①:育ってきた環境が複雑
依存心が強い人というのは、家庭環境のトラウマを抱えていることが多いです。
幼いころに両親が離婚し、充分な愛情や教育を受けてこれなかったなどが分かりやすいでしょう。
成長して大人に見えても、心は甘えたい盛りの幼い子供の心もまま。
常に誰かに甘えたいと思っていて、人一倍愛情を欲しがっています。
自立とは程遠く、常に誰かに頼って生きていくことしかできません。
同じようなトラウマを抱えた二人が出会ってしまえば、間違いなく共依存カップルとなります。
原因②:自分を大切にできない
共依存カップルとなってしまう原因は、それぞれが抱える心の問題です。
二人して自尊心(自分を大切にできない)が低い、自分を愛せないと思っているところがあります。
自分いう人間を大切にできないということは、犠牲になることも平気だということになります。
また、自分を愛せないということは、人の愛し方もわからないので暴力的になることがあるでしょう。
原因③:相手を治そうと努力する
依存傾向にある相手を、治そうとすればするほど共依存カップルになってしまうことがあります。
恋愛感情はなくても、頼られることが多くなれば親切心が次第に、恋愛感情へとすり替わるのです。
依存するのは簡単ですが、治すのはとても難しく簡単ではありません。
身近にいるならば、距離を取るか適切な方法で対応していく方がいいでしょう。
共依存カップルのリスク
もしあなたが共依存の恋愛をしているとしたら、本人たちが幸せだからそれでいいと考えますか?
共依存カップルというのは、見た目は普通のカップルに見えますが大きなリスクを抱えています。
- まともな生活が出来なくなる
- 相手の交友関係に危害を加える恐れ
- 周囲や社会から孤立する
- ストーカーになってしまう
- 生きてることが無駄に思える
リスク①:まともな生活が出来なくなる
共依存カップルになってしまうと、生活がだんだんと疎かになっていくことがあります。
嫌われたくないという思いから、相手の為に、相手の為だからとすべて恋人基準で物事を考えるようなるためです。
このように全てが恋人基準になってしまうと、仕事もままならない状態になってしまいます。
命令されれば、無断欠勤をしてみたり、横領など犯罪に手を出してしまう人もいるかもしれません。
共に依存しあうというのはある意味、人格が崩壊してしまう恐ろしい状態です。
自分という人間がどう生きてきたかも忘れてしまい、夢や目標など全て彼に捧げることになるのです。
リスク②:相手の交友関係に危害を加える
共依存カップルのリスクは、時に他人に対して迷惑をかけてしまうことがあります。
彼(彼女)が目の前からいなくなることが怖いので、周囲にいる女性(男性)たちに対して猛烈な嫉妬心を生みます。
相手は何も悪くないのに、わざと嫌がらせをすることがあるでしょう。
「近寄らないで」と相手に直接連絡してしまうようなケースが考えられます。
浮気をしてようがしていなかろうが関係なくて、危険要素があるなら前もって排除する。
共に依存するカップルというのは、他人に危害を加えるレベルの強い独占欲を生んでしまいます。
リスク③:周囲や社会から孤立する
二人でいることが何よりの幸せと思っているのが、共依存カップルの特徴です。
二人の世界に閉じこもってしまえば、友人や自分の家族、社会からも離れていき孤立してしまいます。
残念なことに、本人たちは普通のカップルと思い込んでいるので依存状態に気づいていません。
間違っていると周囲がどんなに注意しても、聞き入れることはないでしょう。
何故二人の仲を引き裂くようなことをするのかと、逆切れすることもあります。
共に依存するカップルというのは、周囲の力ではどうにもならない難しい関係性なのです。
リスク④:ストーカーになってしまう
共依存カップルの本当のリスクを感じるのは、別れたあとです。
上手く別れられたと思っても、相手がストーカーになり延々と悪夢を経験することになります。
依存傾向が強い人は、執着心がとにかく強いところがあります。
さらに、自分の満たされない気持ちを埋めてくれる相手を簡単に手放すことはないでしょう。
付き合う前に相手がどういう性格なのかをしっかりと見極めることが大切です。
そして、少しでも違和感を感じたら傷が浅いうちに何らかの手段を講じましょう。
リスク⑤:生きてることが無駄に思える
上記と同じで、共依存カップルが別れたあとにやってくる危険なリスクの一つ。
相手なしでは生きられない、生きている価値がないと思い、自ら人生を放棄する可能性があるのです。
二人でいることで成り立つ関係は、どちらか一方がいなくなることで簡単に立ち行かなくなります。
別れたあとでも、正常な判断をすることが出来なくなるほど依存しあうのが一番怖いところです。
【診断】共依存カップルになってない?
共依存カップルになっているかどうかを簡単にチェックできる方法をご紹介します。
以下の診断内容を見て、当てはまるものを数えてみましょう。
- 自己否定の癖がある(自分が嫌い・自信が持てない)
- 好きになったら尽くしたいと思う
- 交際相手は人としてダメなタイプだと思う
- 相手が成長するが嫌だ
- 尽くすことで喜びを感じる
- 相手を支えたいと思う
- 心が満たされず、いつも寂しい
- 本心を言うことができない
- 周囲の人を信用していない
- 相手に逆らえない
思い当たる項目が6つ以上の人は、恋愛をすると相手に傾倒しやすい可能性があります。
今すぐに共依存カップルから脱する方法を実践しましょう。
当てはまる数が9つ以上という人は、適切な機関に相談してプロのカウンセリングを受ける事をおすすめします。
最悪の結末を迎える前に…共依存カップルから脱する方法
共依存カップルのままでは、結婚など幸せな未来を想像することは出来ないでしょう。
満たされない気持ちを相手に求めているだけで、お互いに苦しむこともあるのです。
上記の診断結果で当てはまる項目が少ないうちはまだ、自分で抜け出すことができます。
ここで、抜け出す最善の方法を紹介します。
- 相手と距離を置いてみる
- 自分のことを責めない
- 自分の気持ちをちゃんと言葉でする
- 傾倒しやすいことを自覚する
- 専門家に話を聞いてもらう
方法①:相手と距離を置いてみる
共依存カップルを辞めたいと思ったら、すぐに相手と距離を置きましょう。
同棲しているならすぐに家をでるなど、物理的な距離が望ましいです。
実際に行動に移すとなると、不安が襲ってきて辛いと思います。
しかし、相手を視界から消すことで抜け出すことができます。
強制的に距離をとれば、諦めの気持ちも芽生えてきて、考える時間もだんだんと減ってきます。
出来なかったことにチャレンジしたり、スポーツを楽しむなど恋愛以外のことに目を向けましょう。
方法②:自分のことを責めない
共依存カップルから抜け出したいのなら、これからは自分を責めてはいけません。
自分がダメだから相手に依存してしまうのだ、などと考えずダメな自分を認める作業を始めましょう。
そして、相手と離れようとする自分を許して欲しいと思うのではなく、よく決心したと褒めてあげるようにします。
このように自分の心を癒すことで、自分のことを好きになり他人の愛し方がわかってきます。
生まれ変わった気持ちで自分と向き合うことで、新たな出会いもあるかもしれません。
方法③:自分の気持ちをちゃんと言葉でする
共依存カップルというのは、常に相手を優先するので言いなりになる傾向が強いです。
そのため、自分は本当はこうしたいのにという思いを言えないままでいます。
「逆らっているみたいで申し訳ない」などと考えてはいけません。
自己主張することは決して悪いことではないので、相手に萎縮することなく堂々とした姿勢をとることが望ましいです。
方法④:傾倒しやすいことを自覚する
共依存カップルは、自分たちが依存関係にあるとは思っていません。
しかし、先程紹介した診断項目に当てはまる項目があるのなら、相手に傾倒しやすいと言えます。
まずは自分が相手に傾倒されやすいタイプであることを自覚することが大切です。
さらに、第三者の意見を聞いてみることも最善の方法、自分という人間がより明確になります。
方法⑤:専門家に話を聞いてもらう
自分ではどうしようもないと思ったら潔くプロのカウンセリングを受けるのが最善の方法です。
共依存カップルかもしれないという先程の診断項目が、全て当てはまった・9つ以上の人は速やかに専門家に頼りましょう。
しかし、本人たちは真剣に愛し合っていると思い込んでいるので病院へ連れていくのは至難の業。
周囲が言っても素直に動いてくれるとも限りません。
それでも今の時代はネット環境が整っているので、誰にも知られずに相談することができます。
思い切ってクリニックの門を叩くことで、病院へ連れ出すアドバイスを貰えることもあるでしょう。
共依存カップルを脱して輝かしい未来を手に入れよう
共依存カップルになってしまうと、不毛な人生や時間を過ごしてしまいます。
抜け出したいと思った時がチャンスです。
相手に萎縮することなく、頑張ってすぐに行動に移しましょう。
きっと輝かしい未来が待ち受けていることでしょう。
取り入れたくなる素敵が見つかる、大人女性のためのwebマガジン「noel(ノエル)」。
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