仕事を押し付けられる人の特徴&押し付ける人の心理!うまく回避する方法は?
気が付くといつも人の仕事まで押し付けられてしまって、膨大な仕事を抱えてしまっている人もいます。 常に多くの仕事に追われて休む暇がなく、損ばかりをしている人には同じような共通点があるようです。 ここではそんな仕事を押し付けられる人の特徴や、押し付ける人の心理について調べてみました。 職場で仕事を押し付けられそうになった時に、うまく回避していくための方法も合わせて紹介していきます。
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仕事ができる人ほど押し付けられる?
仕事ができる人は、同じ量の仕事もてきぱきとこなすことができるので、効率よく終えて余った時間を作ることができます。
すると、そこを他の人が目をつけ、自分の抱えた仕事や他の仕事を押し付けようとしてくるんだとか。
確かに、会社ではチームワークが大切で、足並みを揃えて問題やプロジェクトに取り組むことは大切なことです。
しかし、同じ給料なのに、あまりにも自分だけ量が多く、周りがのんびりと仕事をしているのを見るとわりに合わないと感じてしまうのも当然のことでしょう。
結果、仕事ができる人はそんな会社に嫌気がさして、新しい職場を求めて去って行ってしまうことも少なくないようです。
仕事を押し付けられやすい人の特徴
では、仕事を押し付けられやすい人の特徴にはどんなものがあるでしょうか?
- 自分の意見を言わない
- まじめで熱意がある
- 人を信じやすい
- 誰にでもいい顔をする
次に、仕事を押し付けられやすい人の特徴を詳しく見ていきましょう。
①:自分の意見を言わない
性格がおとなしく、控えめな人も、仕事を押し付けられることが多くなってしまいます。
自身の意見を言うことにためらいがちで、意見を言うくらいなら少々の我慢をしようと思ってしまうことがあるようです。
そのため、結局は人の言いなりになってしまい、余計なことまで任されてしまうのかも。
仕事を押し付けようとする人は、そんなところを見逃さず、すぐにターゲットとして狙っているんだとか。
②:まじめで熱意がある
一度任されたことは最後まで責任をもって、自分のできる限りの努力をしようとする真面目な性格の人も狙われやすくなってしまいます。
本来は、会社にとって有望な人材であり、他の人よりもてきぱきとこなし、より良いものを仕上げることができる人でもあります。
しかし、その真面目な性格ゆえに、頼まれたら断ることができず、人のものも真剣に取り組んでしまうのです。
そして、任せるほうもそれだけ真面目な性格の人に任せれば安心できるため、ついつい同じ人に任せてしまうのでしょう。
③:人を信じやすい
相手の嫌な面を見ようとせず、すべての人は良い人だと信じて疑っていません。
仕事を押し付けられたとしても、それは自分のためを思って行ってくれているのだとして、断ることをしないんだとか。
そのため、言われるがままに物事をこなし、言いなりになってしまうのです。
実際に痛い目にあったとしても、それは運が悪かったと前向きに考え深刻にとらえることもありません。
そして、いつまでたっても、相手が自分のことをただ利用しているだけとは考えに及ばないようです。
④:誰にでもいい顔をする
人に嫌われることに極端に恐れを抱いており、とにかくいい風に思われたいと思っています。
そのため、人にお願いをされると断ることができず、無理なことでも引き受けてしまうのです。
要求がどんどんエスカレートしていっても、ここで期待を裏切るわけには行かないと、身を削ってまでも願いを叶えようとするはず。
たとえ相手が自分にとってどうでもいい人であったとしても、あとで何を言われるかを考えると怖くて、「NO」ということができないみたい。
仕事を押し付ける人の特徴・心理
では、仕事を押し付ける人の特徴・心理にはどんなものがあるのでしょうか?
- 責任転嫁する
- 言い訳がうまい
- 面倒ごとが嫌い
- 感謝の気持ちがない
- 職権乱用
- ネガティブ
次に仕事を押し付ける人の特徴・心理を詳しく見ていきましょう。
①:責任転嫁する
どんな人でもミスをしたり、間違いを口にすることはあるはず。
そして、その責任を自らでとり、乗り越えることで成長していくのです。
しかし、責任を取ることが嫌いな人は、自分が犯したミスや間違いに目を向けることなく、常に誰かのせいにして逃れようとしています。
とにかくその場が何とかなればいいという思考をしているので、都合が悪くなるとすぐ逃げ出してしまうのです。
そのため、困ったことが起こると、すぐ誰かに押し付けて、問題から離れようとするでしょう。
②:言い訳がうまい
うまく人に押し付けることができる人は、とにかく言い訳がうまいことも特徴の一つです。
相手がいかに納得するかを考えて、自分が任されたものを押してくるんだとか。
本当はただ楽がしたいだけなのに、「あなたの成長のために」「会社はチームワークだから」などと、納得せざる負えないような理由を並べ立ててくるのです。
③:面倒ごとが嫌い
とにかく面倒なことが嫌いで、嫌なことはすぐに人に押し付けてしまおうと考えています。
人に任せてしまえば、その後のことは一切考えることがなく、終わったことととらえて思い出すこともありません。
給料をもらっているのであれば、必要最低限の仕事だけをこなせばいいと考えている人もいて、それ以上のことをする気はないという考えの人もいます。
周りが一生懸命に取り組んでいる中で、一人だけ定時に帰宅しても何とも思わずに当然の権利だと思うでしょう。
④:感謝の気持ちがない
もし、誰かに何かをしてもらったら、多くの人は感謝の気持ちや、申し訳なさを感じるはず。
そして、次は相手のために何かを手助けしようと考えたり、再び同じミスを犯さないようにしようと反省するでしょう。
しかし、人に押し付けてくる人は、感謝の気持ちを持っていないため、何かをしてもらってもなんとも思うことはありません。
そのため、同じミスを何度も繰り返し、当然のように自分の問題を任せてくるのです。
罪悪感を感じることもなく、同じ職場にいるのであればそれが当然であると考えているのかも。
⑤:職権乱用
上司の中には、部下は上司の仕事を手伝うことが当然だと考えている人もいます。
本来はたとえ上司であっても自身のやるべきことは自分で責任をもって果たさなくてはいけません。
しかし、まるで部下を奴隷のように扱い、自分の気分によって自由に扱っていいと考えているのです。
そのため、休みたいときには部下に手伝わせ、多くを押し付けてくることもあるんだとか。
それなのに、いざ責任を問われたときには、責任もすべて部下に擦り付けようとしてくるのでたちが悪いです。
⑥:ネガティブ
物事をすべて批判的に考えており、前向きにとらえることができません。
周りがやる気を出している中でも、一人だけ批判ばかり繰り返していて、士気を下げることもあるでしょう。
そして、ことあるごとに口をはさんできては嫌味を繰り返してくるのです。
任されたことも、様々な言い訳を並べ立てて手を付けようとはせずに、結局誰かに押しつけようとするはず。
仕事を押し付ける人の心理を見分ける方法
では、仕事を押し付ける人の心理を見分ける方法にはどんなものがあるのでしょうか?
- 忙しそうかを見極める
- 相手に対して態度が変わる
- 悪口ばかり言っている
次に、仕事を押し付ける人の心理を見分ける方法を詳しく見ていきましょう。
方法①:忙しそうかを見極める
本当に忙しくて、やむを得ず抱えていたものをお願いしている人もいるでしょう。
一日中バタバタとせわしなく動き回り、帰りも自分よりも長く会社のデスクで何か作業をしているのであれば、その可能性は非常に高いです。
相手を責める前に、何か事情があるのだと察してあげましょう。
反対に、日中ずっとぼーっとしていて特に忙しそうな様子もなく、帰りも定時に帰るような人は要注意です。
自分が楽したいから人にいろいろと押し付けているだけなのかも。
方法②:相手に対して態度が変わる
相手によって態度を変えて接している人は、常に人を利用しようと考えています。
そのため、自分のためになるのであれば、ためらいなく相手に仕事を押し付けることもあるでしょう。
そして、感謝の気持ちを抱くこともなく、当然だと考え、何度も繰り返すのです。
さらには、やってもらったことの手柄まで横取りして、良い思いをしようと考えているかもしれません。
ミスしたときには責任は押し付けてくるので、できるだけ近寄らないようにするべきです。
方法③:悪口ばかり言っている
いつも誰かの悪口を言っていたり、会社の愚痴を言っている人にも気を付けていきましょう。
会社はチームワークが重要で、困っている人を助けることは確かに大切なことです。
また、自身の成長のためにも、人の仕事を手伝うことも必要なことでしょう。
しかし、常に悪口や愚痴ばかりを言っている人は、決して会社や相手のためを思って任せてきているわけではありません。
悪口や愚痴ばかり言っている人は自分に甘く、他人に厳しい人。
その甘えた性格ゆえに、楽をしようとしているだけなのかも。
そして、正当化しようとして様々な言い訳をしてくるだけです。
終わらない…仕事を押し付けてくる人への対処法
では、仕事を押し付けてくる人への対処法を詳しく見ていきましょう。
- 相手の真意を伺う
- 普段からはっきりと意思表示する
- 自分の仕事を優先する
- 上司に相談
- 忙しそうな態度をとる
- 成長につながると捉える
- すべてではなく一部を引き受ける
- 体調不良
- 優先順位を伝える
- パワハラがひどいなら転職を考える
次に、仕事を押し付けてくる人への対処法を詳しく見ていきましょう。
対処法①:相手の真意を伺う
押し付けてくる人の中にもいろいろな考えを持っている人がいます。
本当にあなたのためを思ってお願いしている人や、自分が手いっぱいで助けてほしいと思っている人、さらには悪意を持って面倒ごとを押し付けている人など様々です。
ぱっと見ただけでは判断できない場合も少なくないため、瞬時に断ることはできないかもしれません。
まずは大変かもしれませんが、一度お願いを引き受けて相手の態度を観察していきましょう。
その後の相手の態度によって、どんな気持ちで押し付けてきたのかがわかるはず。
判断がつけば、その後どうやって付き合えばいいのかわかってくるでしょう。
対処法②:普段からはっきりと意思表示する
いつも自分の意思を後回しにして、人の言いなりになっていてはその弱気な部分に付け込まれてしまいます。
普段からはっきりと自己主張して、言いなりにはならないということをアピールしていくことも大切です。
嫌なものははっきり「NO」という強さも時には必要。
すぐにはできないかもしれませんが、意識して自己主張をできるようにしていきましょう。
対処法③:自分の仕事を優先する
お願いされると断れないと悩んでいる人も、冷静に今の状況を考えてみましょう。
押し付けられた仕事ばかりを優先していて、自分の仕事が全く進んでいなければ、それは本末転倒です。
引き受ける前にきちんとスケジュールを確認して、こなすことができるのかどうかを判断しましょう。
もし、難しいと判断した場合は、自分も手いっぱいであるということを伝えましょう。
対処法④:上司に相談
直接の上司がいつも押し付けてきて困っている場合は、さらにその上の上司に相談するのが一番手っ取り早い対処法です。
実際に余計な仕事を任されて、自分のやるべきものが全く進まないこともあるかも。
そんな時にはそれを正直に上司に相談すればいいのです。
会社としても、一人のわがままのせいで、仕事が進まないことは大きな損失です。
立場が上の人から注意を受ければ、無理なお願いもしばらくは止めることができるはず。
対処法⑤:忙しそうな態度をとる
少しでも隙を見せると、そこに付け入られてしまうのであれば、職場についてからは常に忙しく仕事に集中していましょう。
あなたが忙しそうにしていれば、相手も仕事をお願いしづらくなるはず。
一気に仕事を片付けてしまえば、自分の仕事もなくなって一石二鳥。
人に押し付けられる仕事をするくらいなら、自分で必要な仕事を探して、先に必要な書類を揃えたり、前もって準備をしておくことがおすすめです。
対処法⑥:成長につながると捉える
いつもいつも押し付けられると、うんざりしてネガティブな感情で一杯になってしまいます。
しかし、周りよりも多くの仕事をこなしていれば、それは必ずあなたの成長につながっています。
怠けている人よりも、多くの知識を持ち、経験も積んでいるはず。
また、残業をすればするほど、給料もアップするなら、それは決して無駄なことではないのです。
相手が楽をしているだけではなく、自分にもその分プラスのことがたくさんあると考えていきましょう。
対処法⑦:すべてではなく一部を引き受ける
頼まれたものをすべて引き受けるのではなく、一部だけ引き受けて満足してもらうこともできます。
まずは、自分も忙しいことをアピールして、すべてを引き受けることはできないと説明しましょう。
それでも引き下がってくるのであれば、頼んできた仕事の中から、一部だけ引き受けて、こちらも無理をしているように見せるのです。
対処法⑧:体調不良
体調不良を理由に断れば、相手もそれ以上深く突っ込みづらくなるでしょう。
体調が悪い人にまで、自分の仕事を押し付けるなんてあまりにも自分勝手な行いです。
本人もそれはわかっているため、そこまでして押し付けようとはしないはず。
ただし、体調不良を理由にしているのに飲み会に参加したり、遊びまわっていると、すぐにばれて責められてしまうので注意しましょう。
対処法⑨:優先順位を伝える
お願いされたときには、冷静に自分の抱えている仕事との優先順位を伝えてみるのもいいでしょう。
今行っている仕事がどれだけ重要なもので、いつまでに終わらせなくてはいけないのかを相手に伝えれば納得してくれるでしょう。
それに間に合わなければ、会社にとってどれだけの損失が出るかも伝えるといいかもしれません。
それでもまだごねているのであれば、さらに上の上司に確認を取ると伝えてみましょう。
すぐに顔色を変えて、お願いを取り下げるはずです。
対処法⑩:パワハラがひどいなら転職を考える
相手をただ苦しめたくて嫌がらせの態度を取っている人もいます。
パワハラをすることで、部下を言いなりにしようとしているのです。
もちろんそんなことは許されるはずはなく、会社員としてあるまじき行為です。
しかし、パワハラが蔓延している会社であれば、いくら相談しても解決することは難しいでしょう。
その場合は、早めに見切りをつけて、才能や経験を活かせる会社に転職しましょう。
仕事を押し付けてくる人の特徴を知り、うまく対処していこう
仕事を押し付けてくる人は、本当に忙しかったり、あなたの成長を願っている人もいるでしょう。
しかし、中には悪意があって、責任や面倒ごとを押し付けて、自分が楽をしようと思っているだけの人も少なくありません。
お願いされたものをすべて引き受けるのではなく、相手がどんな心理で行っているのかをじっくり観察していきましょう。
そこに悪意を感じたのであれば、毅然とした態度で断る勇気をもってください。
相手はあなたの優しさや、まじめさに付け込んでいるだけです。
これからも、スムーズに仕事を進めていくためにも、押し付けてくる人のターゲットにならないよう、うまく対処していきましょう。
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