自分を律する方法10選！自分に弱い人の原因＆戒めとして役立つ名言集

「自分を律する」の意味とは？

人には欲望や欲求などの気持ちが存在しますが、これらの感情を抑えて我慢して自分の気持ちを抑え、己に勝つことを言います。
自分の感情をコントロールをすることで、欲望に打ち勝ち目標を達成したり、会社で優秀な業績を収めるなど希望通りの人生を歩むことができます。

例えばダイエット中なのに食べたい物があった時、欲望のまま食べてしまっては自分を抑えることになっていません。
自己管理をしながら、自分の衝動に負けない精神を持つという意味があります。

自分を律することができない原因

何故、自分を律するのが難しいのか、原因を見ていきましょう。

1. すぐ諦めてしまう
2. 集中力がない
3. 自分に甘い
4. 目標が明確でない

続いて、自分を律するのが難しいと考えられる原因を、それぞれ詳しく説明します。

原因①：すぐ諦めてしまう

飽きっぽい性格や、ダメだと思った瞬間に「やっぱりやめよう」と考えるのも自分を律することができない原因といえるでしょう。
諦めは肝心ですが、一度や二度の失敗で諦めてしまうと、諦める癖がついてしまう人間に成長する恐れがあります。

諦めるのは簡単ですが、失敗を克服する力や自分に勝つ能力を身につけないと同じことの繰り返しになります。

原因②： 集中力がない

自分を律するためには物事に集中する能力が必要になります。
ひとつの事に集中できず、あれもこれもと欲張ってしまう人は、自分を律するのは難しいといえます。

集中力がないと「あっちのやり方の方が良いかな？」とか、他人の意見に影響されやすく、自分で決意した目標や計画が変更することになりかねません。
途中で変更すると、始めからやり直しになりますし能率も悪くなります。

周囲の声が耳に入るのは集中力がない証拠で、集中していれば他の事が目に入ることはありません。

原因③：自分に甘い

自分を律するということは欲望を抑えることで、自分に厳しくなければいけません。
気持ちを自制する必要があるため、誘惑に負けるようようでは強い精神力とは言えませんし、自分を律することになっていません。

自分に甘いと楽な方に流されがちで、「まっいいか」と軽く考えてしまうため、いつまでたってもゴールが見えてきません。
今日できることを明日に延ばしてしまうなど、自分に厳しくできないののも原因に挙げられます。

原因④： 目標が明確でない

目標やゴールが曖昧だと何かあるごとに気持ちがぐらつきやすくなり、方向転換したり放り投げてしまい達成させることができません。
目標がはっきりしていれば、計画をたて達成できるように努力しますが、曖昧だとも計画もいい加減になってしまいます。

揺るぎない目標があれば、少しの迷いで挫折することはなく、自分をコントロールしながら計画を進めることができます。
目標があっても、心の底から叶えたいものでない場合も原因として考えられます。

自分を律するメリット

では、自分を律すると得られる利点にはどのようなものがあるのか見ていきます。

1. 心に余裕が生まれる
2. 時間の 無駄が減る
3. 自信が得られる
4. 前向きな性格になれる
5. 人間関係がスムーズになる

続いて、自分を律することの良い面を詳しく説明します。

メリット①：心に余裕が生まれる

感情の赴くままに行動することが少なくなり、気持ちをコントロールできるようになると精神的に豊かになります。
我がままを言ったり、自分の思い通りにならずイライラするのは、気持ちを抑えることができないために起こる言動です。

自分を律するようになると冷静に対処できるようになり、感情が安定して余裕が出てくるのが良い点です。

メリット②：時間の無駄が減る

自分を律することで時間配分が上手くできるようになるのも良い面のひとつです。
目標を達成させるためには、計画を練るために時間の使い方が大切になります。

ダラダラと過ごしていたのでは、いつまでもたってもゴールにたどり着きません。
効率良く進める能力や計画的な時間の使い方で、無駄な時間がなくなるでしょう。

メリット③：自信が得られる

自分の気持ちを抑えたり、コントロールするのは思いのほか難しく、制限があるため厳しいものがあります。
楽な方を選びたくなるのが人間の心理ですが、気持ちを抑え成功すれば自分のレベルが高くなります。

自分を律することで「やればできる」という達成感が得られ、自信に繋がります。
数々の目標を達成できれば、自身がつきさまざまなことに対し、恐れずチャレンジできるようになるのも良い点です。

メリット④： 前向きな性格になれる

気持ちを抑えながら目標を達成したり、成功するとポジティブに考える習慣が身につくものも良い面と言えます。
自分を律する期間は、楽なものではなく大変な時期や辛いことも待ち受けています。

しかし、辛い時期の捉え方を学ぶことができるのも、人生において良い勉強になります。
辛い時期をどのように乗り超えるかといえば、ポジティブな思考になることが一番と理解するため、精神的に前向きな性格になれるでしょう。

メリット⑤：人間関係がスムーズになる

自分を律するためには、我慢を強いられるため、自分を抑えることが大切です。
感情のまま生きるのは楽ですが、我がままになってしまい人間関係が円滑に進まない原因になったり、物事がスムーズに運ばない原因に繋がります。

気持ちを抑える能力が身につくと、人と衝突することが少なり、好印象を持たれ交際範囲が広がるでしょう。

自分を律するために必要なもの

自分を律するためには、どういった要素が必要なのか3つ取り上げてみます。

1. 自分に負けない気持ち
2. 集中力
3. 意志の強さ

次では、自分を律するために必要なことを詳しく解説していきます。

必要なもの①：自分に負けない気持ち

自分を律する期間は自分のとの戦いとも言えます。
誘惑に負けたり、苦しいことから逃げ出したくなったりするものですが、自分の欲望を抑え、辛い思いを克服する気持ちが必要です。

自分に負けてしまうと、やる気が失せてしまい目標にたどり着くことができません。
自分に負けやすい人は、欲望のまま生きる傾向が強く、我慢するのが苦手です。

自分を律するというのは、自分自身の弱い部分に打ち勝つということでもあるのです。

必要なもの②：集中力

自分を律するためには、集中力が重要になってきます。
周囲の言葉に惑わされたり、悩むようでは集中力がないと言えます。

集中していれば、他人の言うことは気になりませんし、自分を信じて突き進めるものです。

必要なもの③：意志の強さ

「目標を達成させる」という確固たる信念がないと、挫折したり途中で諦める原因に繋がります。
目指すものがあっても、意志が弱いと難しい壁にぶつかった時、やめようと考えがちです。

絶対に成し遂げるという強い気持ちがあれば、どんな困難も乗り越えられるでしょう。

自分を律する方法【考え方編】

では、自分を律する考え方として、どのような方法があるのか見ていきます。

1. 成功した姿をイメージする
2. 他の事に目を向ける
3. 失敗した時を想像する

続いて、自分を律する考え方を詳しく説明していきます。

方法①：成功した姿をイメージする

自分を律する間というのは本当に実現するのか、くじけそうになったり悩みが増えるものです。
自身を失いそうな時は、夢を達成した時の自分をイメージすると効果的です。

苦しい時に明るい未来を想像することで、前向きなりやる気が湧き出てきます。

方法②：他の事に目を向ける

ひとつに事柄に集中するのは大変なことで、成し遂げたい事ばかり考えていてはストレスとなり、挫折の原因になりかねません。
目標に向かって進むのは良いことですが、頭の中が目標で一杯になってしまうと、辛くなってしまいます。

時には友達と遊んだり、美味しいものを食べるなど、別の事を考えて気分転換しましょう。
視点を変えると欲望に捉われずにすみます。

方法③：失敗した時を想像する

成功した時とは反対の姿をイメージするのも考え方のひとつです。
あまり想像したくないことですが、「やらなかったら、こういう結末が待っている」と、自分を追い込む方法です。

マイナスのイメージを抱くことで、やる気を起こさせ自分を律することができます。

自分を律する方法【行動編】

では、自分を律する行動にはどのような方法があるのか見ていきます。

1. やるべきことを紙に書き出す
2. 行動にひと工夫
3. 運動でリフレッシュ
4. 記録を残す
5. 自己啓発の本を読む
6. 規則正しい生活
7. 別の行動をする

続いて、自分を律する行動編を詳しく説明します。

方法①：やるべきことを紙に書き出す

目標がある場合、達成させるためにはどうすれば良いか、リストにして計画を立てると良いでしょう。
やるべきことや進めるペースなど、達成させたい日にちに合わせて計画を立てます。

1週間単位でも構いませんし、毎日やるなど自分が取り組みやすいように予定を立てると良いですね。
無理して予定を組むとできなかった時に焦ってしまったり、続かない原因になるので、余裕を持って計画するのをおすすめします。

方法②：行動にひと工夫

自分の欲求が叶わないように、物事を制限するのも自分を律する方法になります。
自宅で資格取得の勉強中にテレビ番組が見たくなる人なら、主電源を抜いておく、ダイエット中ならお菓子類は家に置かない、食後は直ぐに歯磨きをするなど、自己の欲望を叶いにくくするのです。

欲望を満たすのに手間がかかると「テレビを見るのは止めよう」「再度、歯磨きは面倒」と思うはずです。
夢を叶えるために、邪魔になるものは難しい状態にしてしまいましょう。

方法③： 運動でリフレッシュ

気持ちを目標に集中させるのは良いことですが、人間の集中力は長く続くものではありません。
途中で疲れてしまい、達成するのを苦痛に感じてしまうことがあります。

自分を律する期間はスポーツジムに通ったり、好きなスポーツで体を動かし、他の事に気持ちを集中させると良いでしょう。
気分がリフレッシュでき、感情をコントロールするのに役立ちます。

方法④：記録を残す

1日の終わりに簡単な日記やメモを残すのも良い方法です。
記録することで、その日やるべき事を達成できたか確認できますし、進行状況が分かりやすいです。

反省すべき点や、次回はこうした方が良いなど新しいアイデアを書き込むのも良いでしょう。

方法⑤：自己啓発の本を読む

著名人が残した本や自己啓発本は、自分を律する時は励みになる1冊です。
挫折しそうな時に読むと励まされ、やる気や勇気が湧き出てもう一度頑張ろうと気持ちにさせてくれます。

有名な人は努力を重ね、自分の欲望に勝ち気持ちをコントロールしながら成功した人たちです。
読んでいるうちに刺激を受け、成功への道のヒントが見つかるでしょう。

方法⑥：規則正しい生活

自分を律するのは、精神的にストレスが溜まります。
ストレスが多いと自分を抑えることが難しく、気持ちの赴くまま行動してしまい目標達成できなくなります。

特に栄養が偏った食事や寝不足の場合、イライラしやすくなり目標を達成するまでの約束を破ることもあり得ます。
睡眠時間を十分に確保して、栄養バランスの良い食事を摂ると気持ちが抑えやすくなります。

方法⑦：別の行動をする

自分の欲求と別のことをすることで、気持ちが和らぎます。
食べたいという欲求が起きた時は、散歩に出かける、ストレッチをするなど想っていることと別の動きをすると気が紛れ効果的です。

食事をしたい時、家の中にいると冷蔵庫や戸棚を開けて何があるか確認したくなります。
ダイエットをしている場合、食事制限で我慢することが多いので、食べる事とは関係のない行動で欲求に負けるのを防ぐことができます。

自分を律するための名言

では、自分を律するために励みになる名言を4つ紹介します。

名言①：天を恨みず人を咎めず（てんをうらみず ひとをとがめず）

自分の才能のなさを運命や他人のせいにするにではなく、自分自身が未熟であることを自覚して、努力しなさいと教えてくれる言葉です。
人は上手く行かないことや不運なことがると、運命を憎んだり社会や他人を責めたくなることがあります。

どんな状況でも環境のせいにするのいではなく、自分を振り返り自分を高めなさいと意味があります。

名言②：ならぬ堪忍するが堪忍（ならぬかんにん するがかんにん）

我慢の限界であっても、じっと耐えることが本当我慢であるという意味で、忍耐の大切さを教えてくれます。
自分を律するのは、我慢することが多く欲望に勝つための忍耐が必要となります。

辛いと思って欲望に走ってしまうと、今までの努力が無駄になってしまいます。
欲望を抑えきれず、我慢できなくなった時は、このことわざを想い出すと励みになりますね。

名言③：短気は損気

良く耳にすることわざですが、短気だと人間関係がスムーズにいかず、争う事やトラブルが多くなります。
感情的になりすぐに怒ってしまうと、自分が損するという意味で自制する大切さを教えてくれます。

また、コツコツと努力を重ねる時期に、投げだしたりせず継続することの重要さを意味します。

名言④：杖に縋るとも人に縋るな（つえにすがるとも ひとにすがるな）

杖に頼りに歩くのは良いですが、困ったことや我慢できないからといって、簡単に人に頼るのは良くないという意味です。
アドバイスを求めたり、意見を聞くことは良いですが、全て人に頼ってしまうのは甘えと同じです。

「自分を律する」と「自分を戒める」の違い

自分を律するとは、大きな目標を掲げた時に自らの欲望を抑え、自分に勝って成功を収めたり、目標を達成する時に使います。
感情をコントロールして、目標に向かって進むときに使われるポジティブな言葉です。

自分を戒めるは、自分を律すると類語として用いられますが、自分の行動を反省して、同じことを繰り返さないようにする意味があります。
既に起きてしまった過ちに関して、反省して二度とやってはいけないと罪の意識がある時に使われます。

自分を律することで成功率が高まる！

自分を律することができれば、難しい課題も乗り越えられ人間として成長できます。
人生にはいろいろな誘惑があり我慢する場面も多々ありますが、自分自身コントロールする能力が身につけば、希望が叶いやすくなります。

始めは自分を律するのは、難しいかもしれませんが、コツを掴み成功すれば自信に繋がり有意義な人生を送ることができるでしょう。