自分を愛するとは？ありのままの自分を認める効果＆自分を愛する7つの方法

自分を愛するとは？

ひと言で「自分を愛する」と言っても、好き勝手に生きて、甘やかすのとは違います。
素の自分を受け入れ、自分らしく生きることを自分を愛すると言います。

世の中にはさまざまな個性を持った人が存在しますが、長所ばかりでなく、短所も受け入れ好きになれる人です。
なかには、人目を気にしてしまい、本当の自分が出せず、窮屈な人生を歩んでいる人もいるはずですね。

他人の言葉に左右されず自分らしさを失わず、気持ちに正直に生きる、自分を許す心を持つのが「自分を愛する」ということなのです。

自分を愛することができない理由

何故、自分を愛せないのか、その理由を5つ挙げてみます。

1. 愛情不足
2. 他人と比較している
3. 欠点を認められない
4. ネガティブ思考
5. 完璧主義
6. 過去の経験

続いて、自分を愛することができない理由を次の章で詳しく解説していきます。

理由①：愛情不足

子供時代の家庭環境が、大人になってから影響することも理由に挙げられます。
幼少時代に両親から十分な愛情を受けて育った子供と比較して、十分な愛情を得られなかった子供は「自分を愛することを知らない」大人に成長してまうことがあります。

特に褒められた経験が少ない人は、自分に対する価値を過少評価したり、自信が持てず上手く自分を表現できないため自分を責めてしまったり、酷い時は自分の存在価値すら見いだせず、落ち込んでしまう人もいます。

理由②：他人と比較している

自分と他人を比較する人も、自分を愛するのが難しいでしょう。
例えば、友達は思い通りの会社に就職して、生き生き活躍しているのに対して、自分は希望の仕事に就くことができず、毎日不満ばかり。

人の人生を羨ましがったり、比べてしまうと自分が劣った人間に思え、卑屈な人生を歩んでしまいます。
自分が上手くいっていないときは、この感情が強く支配し、自分を愛するのが難しくなります。

理由③：欠点を認められない

自分の欠点は認めたくないですが、いつまでも短所を認めずにいるのも理由のひとつです。
「こんな部分が嫌いだ」と、自分の性格を否定してしまうと、更に辛い気持ちになってしまうものです。

自分を愛せる人と言うのは、自分の嫌いな面も含めて好きになれる人です。
欠点を認められないのは、自分自身を受け入れられない証拠といえるでしょう。

理由④：ネガティブ思考

「どうせ私なんか」と否定的になっている人は、ネガティブな気持ちが強いと考えられます。
自分の全てを認められず、短所にばかり目を向けてしまうと良い面が見えなくなり、卑屈になってしまう人もいるでしょう。

心のどこかで「自分はダメな人間だ」「あの人は、幸せなのにどうして自分は不幸なんだろう」とネガティブなことばかり考えてしまうと、自分を愛する気持ちを忘れてしまいます。

理由⑤：完璧主義

何でも100パーセントでないと満足できない人も、自分を愛するのが困難です。
完璧な人間を目指してしまうので、少しの欠点も許せない人もいます。

人は良い面や悪い面があってこそ、個性が表れますが、自分を愛することができない人は、欠点にばかり集中して自己嫌悪に陥ってしまいます。
特に几帳面で真面目な人は、完璧でないと気が済まず何かで失敗をすると、自分を責めて嫌いになってしまうこともあり得ます。

理由⑥：過去の経験

子供時代や大人になってから、親や他人から人格を否定されるような言葉を言われた時も、心の傷となって自分を責めたり否定的な考えを持ちやすくなります。
特に小さい頃に、先生や親から性格を強く指摘されたり、傷つくことを言われると、後々まで心に残り自分の性格について疑問を持つようになり愛せなくなっていきます。

自分を愛すると愛されるようになる？自分を愛することの嬉しい効果

では、自分を愛することで、どのような効果があるのか見ていきましょう。

1. ありのままの自分でいられる
2. 感情表現が豊かになる
3. 自信が持てる
4. 人間関係が円滑になる

続いて、自分を愛することの嬉しい効果をそれぞれ詳しく説明します。

効果①：ありのままの自分でいられる

自分を愛することで、自分らしく生きることができます。
周囲の目を気にせず積極的に行動できるようになり、堂々と生きる効果が得られるでしょう。

「話しかけても相手にされないだろう」と考えていた人なら、自分を愛することで自信が生まれ、躊躇せず声をかけられるようになります。
人とコミュニケーションを取れるようになり、生きるのが楽になるはずです。

効果②：感情表現が豊かになる

素の自分を出せるようになるので、表情が豊かになります。
表情が豊かになると魅力的にうつり、異性から声をかけられるチャンスに恵まれます。

暗い表情でネガティブな発言ばかりでは、近寄りにくいですし、恋愛対象としてみることができませんよね。
自分を愛するこで前向きに生きることができ、充実した生活が表情に表れるようになります。

効果③：自信が持てる

自分を愛することができないと、何に対しても臆病になりやる気が湧きませんし、チャレンジ精神も失せてしまいます。
自分を愛することで、自信に繋がり新しいことに積極的に取り組めるようになります。

また、失敗を恐れてチャンスを逃したり、マイナスの印象を持たれてしまい、自分を愛することが難しくなります。

効果④：人間関係が円滑になる

自分を愛せないと、嫉妬や僻みなど思いやりの心が持てなくなることがあります。
自分を愛することで、大らかな気持ちになれて、人間関係がスムーズに運び人との繋がりで良縁に恵まれやすくなるでしょう。

自分を愛していないと、心がギスギスして他人に冷たい態度を取ってしまうことがありますが、気持ちに余裕が生まれると、自然と人にも優しくなれ交流関係が広がり人と縁が繋がりやすくなります。

愛を引き寄せる！自分を愛する方法

では、どのようにすれば自分を愛することができるのか、方法を紹介します。

1. 自分を褒める
2. 認めてあげる
3. 責めるのをやめる
4. 自分は自分と考える
5. ポジティブ思考になる
6. 目標を持つ
7. 心地よい生活を送る

続いて、自分を愛する方法を詳しく解説します。

方法①：自分を褒める

自分を愛せない人は、褒めることを知らない人が多いのではないでしょうか。
否定したりネガティブに考える事は得意でも、自分の良さを褒めて認めてあげるのが苦手に感じる人がいます。

小さな出来事も褒めることで自信が持て、自分の良さを知ることに繋がります。
人に親切にしたり、仕事の納期に間に合ったなど、できた事に対して評価してあげると良いですね。

成功したら褒めるクセをつけることで、習慣化していつの間にか、自分を愛せるようになります。

方法②：認めてあげる

どんな時も自分を許し、認めてあげるようにしましょう。
長所・短所は誰にもあるので、自分の短所も受け入れるように努力します。

自分の短所を認めることは勇気が必要ですが、避けていては自分を愛することができません。
また、自分では短所と考えていても、他人から見ると長所にうつることもありますし、考え方や見方を変えれば長所になる場合もありますよね。

完璧を目指す人にとって、短所を受け入れるのは難しいかもしれませんが、自分を否定すると視野や考え方が狭くなり、悪い方向に考えがちです。
「これも自分の個性」と思って許し、認めることで自分というものが見えて好きになれるでしょう。

方法③：責めるのをやめる

仕事や人間関係で失敗をしたり、上手く行かない時に自分を責めるのは良い方法とは言えません。
誰でもミスはしますし、完璧な人間など存在しませんよね。

失敗した時に「どうせ、自分はできないから」とか「自分のミスでこうなってしまった」など責めてしまっては、自分を愛することができなくなります。
自分を責めたところで状況が変わるわけではないので、終わったことを後悔するより、「次回は失敗しないようにしよう」と前向きに捉えることが大切です。

方法④： 自分は自分と考える

自分を愛することができない人のなかには、他人と自分を比較してしまう人もいます。
他人の良い面を見て、自分と比べてしまうと悲観的になってしまうので、人と自分を比べるのはやめましょう。

他人と比べるのは、ない物ねだりと似ていて「あの人はできるけど、自分はダメ」とネガティブな感情になりやすいので注意が必要です。
人にはそれぞれ個性があり、あなたにしかない良さがあることを認めてあげると良いでしょう。

自分の良さを認めたり、「自分らしく生きよう」と考える事ができれば、精神的に楽になり自分を好きになる近道となります。

方法⑤：ポジティブ思考になる

自分を愛せない人の多くは、ネガティブな考えの人が少なくありません。
前向きな考えは「自分は素晴らしい」と思えるようになり、自分を愛することができます。

上手く行かないと「どうしていつも、ダメなんだろう」と考えてしまったり、失敗したことに対していつまでも落ち込むことがありますよね。
上手く行かない場面でも、「この次はこうしよう」と考え方を変えることで、気持ちも変わります。

方法⑥：目標を持つ

自分を否定してしまうと自信を失う原因に繋がります。
小さなことで良いので、目標をたて達成させるのも方法と言えます。

大きな目標だと精神的に負担になり、達成できなかった時に否定的になり逆効果です。
日常生活の中で「今日は○○をする」など小さな目標をたて、達成させることで「やればできる」と自信に繋がります。

方法⑦：心地よい生活を送る

ストレスや疲労から精神的に弱ってしまうと、自分を嫌いになる原因に繋がるので快適な生活を送るように心がけましょう。
不規則な生活で睡眠不足が続くと身体や精神に悪影響ですし、考え方がネガティブになりやすいと言えます。

「精神的にきついな」と感じた日は、キャンドルを燈しながらアロマのお風呂に浸かったり、美味しい物を食べて英気を養うのも方法のひとつです。
疲れた時は無理せずたっぷり眠ることで、心が元気になり自分を愛する感情が芽生えやすいでしょう。

自分を愛することができると有意義な人生が送れる

自分が嫌いだと、幸せではないですし、生活にも張り合いがありませんが、自分を認め受け入れることで、自分を愛することができるようになります。
自分を愛することができれば、他人にも優しくなれ、人から感謝されることが多くなり人間関係が円滑に進みます。

難しく考えず、まず自分の良さを知ることから始めてみましょう。