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男の涙と女の涙の違い 

男の涙の様子

人間は、「悲しいから」という単純な理由だけではなく、その背景にはいろいろな事情や感情があって「泣く」という行動を起こします。
悲しみの耐性や対応の仕方に男女差があることはなく、男の涙と女の涙も「悲しいから」「感動したから」というような大まかな感情の括りでは同じです。

しかしもっと掘り下げて考えてみると、泣く理由には男女に違いが見られます。

男の涙

男の涙は「自分のしたことに対する涙」「感情移入したことによる涙」であるといえます。
勝負に挑んで負けたから、自分のミスが原因で仕事を失敗をしたからというように、自分のした行動の結果で泣くことが多いです。

また、映画やドラマ、テレビのノンフィクション番組などで、その登場人物に感情移入して涙することがあります。
このように、ある意味では男性は自分の感情に素直で、「悲しいから」「悔しいから」「感動したから」という単純な理由で泣くと言えます。

女の涙

一方、女の涙は「自分に起こったことに対する涙」「他人に訴えるための涙」であるといえます。
女性は、怒られたときや悲しいことがあったときなど、自分が置かれている状況に対して泣きます。

また、慰めてもらいたい、励ましてもらいたい、自分が悲しんでいることを知ってほしいというときに、あえて人の前で泣いたりもします。
もちろん悲しいとか嬉しいという感情が前提にあって泣いていても、女性の場合にはそれに「泣けば気遣ってもらえる」という計算のようなものもプラスされていることがあるのです。

男性より女性が涙を流しやすい理由 

男の涙をなぐさめる女性

身の回りにいる男性を見ても、よっぽどのことがない限りしょっちゅう泣くような人はいませんよね。
このように、男性が泣いているのはあまり見たことがないのではないでしょうか。

反対に女性が泣いているのは見たことがあったり、よく泣く人が身近にいる人人も多いでしょう。
泣く頻度は性別によって差があるということがわかります。

男性より女性の方が泣きやすいのは二つの理由があります。

まず一つめは、男性は小さいときに「男の子なんだから泣かないの!」と言われた経験があり、自然と泣くのを我慢してしまうからです。
今では「男だから」「女だから」という理由で育て方を変える教育方法では少なくなっていますが、それでもこのように言われたことは必ずあるでしょう。

また、「女性より強くなきゃいけない」というプライドがあったり、泣くことが恥ずかしいと感じる男性もいます。
泣きたいことがあっても、泣くのを我慢するから男性の涙はあまり見られないのです。

そして二つめは、脳の構造に男女差があるためです。
女性の方が男性よりも感情を読み取ったり表現したりすることに長けており、そのために感情を表に出しやすく、結果として泣くことも多くなる傾向があります。

泣くことは自立神経に大きく関わっており、緊張しているときは交感神経が優位になっていますが、涙を流すと副交感神経が優位になります。
副交感神経が優位になると、リラックス状態になって冷静さや穏やかさを取り戻すことができるので、涙を流すことによって高まった感情を落ち着けることができるのです。

泣くことによってストレス発散になったり気が済んだりするのはこのためです。

男泣き…男の涙に胸キュンする瞬間 

感情移入したときの男の涙

なかなか見ることのない男の涙ですが、もちろん男性が泣くのには理由があります。
それを見た女性が胸キュンするのはどんな男の涙を見たときなのか、くわしく見ていきましょう。

胸キュンする瞬間①:仕事で頑張っていたことが失敗してしまったとき

社会人になって働いていると、普段の生活の時間も気持ちもその多くが仕事に向けられるようになります。
契約を取れなかったとかプレゼンがうまくいかなかったなど、頑張っていた仕事で失敗してしまったときのダメージはやはり大きいものがあります

頑張っていただけに男性だってどうしても悔しくて泣くこともあるのです。
その頑張りを知っていれば知っているほど、その男の涙にはグッとくるものがあるのです。

胸キュンする瞬間②:映画を見ていてこっそり涙ぐんでいたとき

実は男性は感情移入をしやすく、映画を見たらその主人公などになりきってしまっていることがあります。
その映画が感動系のものだったら、男性でも感動して泣いてしまうかもしれません。

映画館で隣に座る彼が、暗闇の中でばれないように実はこっそり男の涙を流しているのを見つけてしまったら、普段とのギャップにキュンとせずにはいられないでしょう。

胸キュンする瞬間③:大事な試合に負けたとき

スポーツなどの真剣勝負のここぞという大事な試合で負けてしまったとき、男の涙を流すことがあります。
練習やトレーニングを頑張ったり、真剣に取り組んだりしていればいるほど、負けたときは相当悔しいはず。

彼が頑張っていたことや、その試合にかける意気込みを知っているほど、その悔し涙を見たら一緒に悔しくなったり、その純粋な気持ちにドキッとしてしまいます。

胸キュンする瞬間④:送別会や卒業式など別れのとき

親しくしていた人との別れは男女関係なく悲しいものです。
引っ越してしまうとき、卒業のとき、職場でよくしてくれた上司が異動してしまうとき、退社するとき、送別会などの別れの場で男の涙を見ることがあります

それまでの人間関係や思い出を振り返って、別れを惜しんで男性が涙する姿にキュンとしてしまうのです。

胸キュンする瞬間⑤:結婚式のときor結婚式に参加したとき

幸せの象徴である結婚式のときも、男の涙を見られる胸キュンポイントです。
特に披露宴での「両親への手紙」のときに、男の涙を見たことがある人も多いのではないでしょうか。

新郎自身が泣いていることもありますし、新郎新婦が読む手紙を聞いて感極まって泣いていたり、涙をこらえている男性は意外とたくさんいますよ。

胸キュンする瞬間⑥:サプライズに喜んでくれたとき

付き合っている彼女が彼氏の誕生日のときにサプライズをしたときなどに、彼氏が驚き&喜びで男の涙を見せるときがあります
男性でも、「自分が愛されている」と実感することで、泣くつもりはなかったのに不覚にもポロッと泣いてしまうのです。

彼女としては、そんな彼氏の姿を見たら胸キュンせずにはいられないでしょう。

胸キュンする瞬間⑦:告白したときや「好き」と伝えたとき

告白をするのはとても緊張します。
男性が好きな女性に告白してOKしてもらえたとき、嬉しさとホッとしたのとでウルッときて男の涙を見せることがあります。

両想いで晴れて付き合うことになったそのとき、彼が喜びのあまり男の涙を見せたら、彼女的にはとても嬉しいことなのではないでしょうか。

胸キュンする瞬間⑧:自分の心配をしてくれていたとき

例えば彼に連絡すると約束していたのに忙しくて連絡できなかったとか、スマホをなくしてしばらく彼に連絡できなかったときなど、彼と音信不通になってしまったとします。
彼は彼女となかなか連絡がつかず不安で心配で焦っていて、やっと連絡がついたとき、彼は安堵して男の涙を見せるかもしれません

普段は泣かない彼が男の涙を見せてしまうほど自分のことを心配してくれていたことがわかって、申し訳ない気持ちと同時に胸キュンしてしまわずにはいられないでしょう。

胸キュンする瞬間⑨:スポーツなどで応援していた人(チーム)が負けたとき

スポーツの真剣勝負は心に刺さるものがあり、応援している側も力が入ります。
自分自身が負けたときだけでなく、彼自身が応援していた人やチームが負けたとき、男の涙を見ることがあります。

スポーツの世界ははっきり勝ちと負けの結果が出るので、真剣勝負だからこそ胸を打つものがあるのです。
そういった真剣勝負に感情移入して悔しがる男の涙を見たら、ドキッとしてしまうこともあるでしょう。

彼が泣いた…!男の涙を見たときの接し方 

男の涙を許す女性

普段めったに泣くことのない男の涙をみたとき、変に声をかけてプライドを傷つけてしまったら嫌だし、どう接したらいいのかわからないかもしれません。
突然の男の涙にはどのように接したらいいか、その方法は三つあります。

まず一つめは、まずは何も言わないで抱きしめてあげることです
泣く理由はさまざまあると思いますが、仕事に失敗したときやとても悲しいことがあったときなど、その場では何も話したくないと思う男性もいます。

母親のような包容力でギュッと抱きしめてあげれば、きっと彼も安心して落ち着いてくれるでしょう。

二つめは、「泣いていいよ」と泣くことを肯定してあげることです
「男のくせに何泣いてるのよ!」と言ってはいけません。

ただでさえ泣き慣れていない男性は、男の涙を否定的に言われると困惑し、わだかまりを生んでしまうこともあります。
泣いていることを肯定的に言ってもらえると、ホッとして心を許してくれるはずです。

三つめは、じっくり話を聞くことです
彼が少し落ち着きを取り戻したら、泣いた理由があるのならその話を聞いてあげましょう。

話を聞いても意見を言ったりするのではなく、ただ「うんうん」と頷いて聞いてあげるだけで十分です。

男の涙はやっぱりレアだけど、その姿に胸キュンすることもある!男性が泣いたときこそ優しく接しよう!

男の涙の原因

普段見せない男の涙にドキッとしたりキュンとしても、あまり遭遇したことがないだけに変な対応をしてしまったら、その男性も人前で泣いたことが後々気まずくなってしまいます。
しかし彼が弱っている姿を見せているときだからこそ近づけるチャンスで、そこで上手く接してあげればあなたの株も急上昇します

男の涙は彼の素直な感情からくるものです。
その感情に寄り添って、けなすのではなく優しく接してあげるようにしましょう!

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ライター
noel編集部

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