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「恩を仇で返す」の意味とは?

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恩を仇で返すとは、もらった恩に対して恩返しをするのではなく、危害を加えることを言います。
普通、恩を受けた人は相手に対して「ありがとう」と言ったり、感謝の態度を取りますが、中には全く正反対のことをする人が居るのです。

そのような方を、恩を仇で返すと言います。
相手への気遣いや優しさを向けたとき、「ありがとう」ではなく危害を加えられたときに使う言葉です。

類語には、裏切り者や恩知らず、といったものが挙げられます。
対義語は「仇を恩で報いる」です。

男女200人にアンケート!恩を仇で返された人の割合

恩を仇で返す人に出会うと苛立ってしまう人も多いのでは?
いったいどのくらいの人が、恩を仇で返された経験があるのでしょうか。

男女200人に、恩を仇で返されたことがあるか聞きました!

Q.恩を仇で返されたことはある?

グラフ_恩を仇で返されたことはある?男女200人へのアンケート

約6割の人が「恩を仇で返されたことがある」と回答!
半数以上の人が経験しているようです。

恩を仇で返された記憶はいい思い出ではなく、記憶に残りやすいのかもしれません。
次に、恩を仇で返す人の特徴をみていきましょう!
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男女200人に聞いた!恩を仇で返す人の特徴とは

恩を仇で返す人とはできるだけ、付き合いたくないですよね。
特徴を知ってしまえば、避けることができるかもしれません。

そこで、男女200人に恩を仇で返す人の特徴を教えてもらいました!

Q.恩を仇で返す人の特徴を教えて

男性のコメント

自分中心で考えていて、人がしてくれることを心の中では当然と思っている。 (38歳)

相手が助けようと良い事をしようとしているのに、相手の周りの悪口などを言う。 (21歳)

自分のことだけを考えていて、困った時だけ調子がよい。 (33歳)

お金をかけてもらったのに、興味がなくなったら縁を切る人です。 (31歳)

目を合わせない人ですね。経験上100パーセントそうです。かかわるだけ無駄です。 (34歳)

女性のコメント

能力が低く、すぐ周りに「助けて」と泣きつくくせに、問題が解決したら見向きもしないどころか、全部自分の力で片づけたような態度をとる。甘ったれで責任感がない。 (35歳)

自分の機嫌が良い時は積極的に甘えてくるが、自分に不都合が起こると途端に手のひらを返す。平気で嘘をつく。 (35歳)

周りが忙しそうにしていても気にせずに、自分の仕事が終われば定時で帰ってしまうような人。また、自分は人に仕事を押しつけながらも、誰かに仕事を頼まれると「忙しいから」と断るような人。 (38歳)

自分の機嫌が良い時は積極的に甘えてくるが、自分に不都合が起こると途端に手のひらを返す。平気で嘘をつく。 (35歳)

仕事で困っていた後輩ちゃん。自分の仕事を後回しにして手伝ったのに、全部自分で頑張って大変でした~と周りに言っていた。大きなお世話だったかなと少しショックでした。 (32歳)

「自分が良ければそれでいい人」「感謝を普段から伝えない人」など様々な意見がみられました!
自己中心的な考えの人は、相手がやってくれたことを当然のように振る舞うことで、恩を仇で返されたと感じる人が多いようです。

また、相手とコミュニケーションを取ろうとしない人も恩を仇で返す人だと見なされがち。
コミュニケーションを取ることが苦手な人も、感謝の言葉は最低限伝えるようにしましょう!

次に、恩を仇で返す人の特徴・心理をご紹介します。

恩を仇で返す人の特徴・心理

怒っている人

具体的に恩を仇で返す人は、どのような特徴を持っているのでしょうか。
以下に10個の特徴を紹介します。

  1. 他人の気持ちに鈍感
  2. プライドが高い
  3. 他人を認めたくない
  4. 責任感が低い
  5. 自己中心的
  6. 甘えたがり
  7. 面倒臭がり
  8. 相手を見下す
  9. 一匹狼タイプ
  10. 末っ子気質

①:他人の気持ちに鈍感

他人の気持ちの鈍感な人は、まず恩を受けたことすら気付きません
こちらが気遣いや好意で行ったことが相手にうまく伝わらず、結果的に恩を仇で返されるという結果につながってしまうのです。

他人の気持ちに鈍感な方は、本人に悪気がなくても周りから「恩を仇で返す人物」と見られてしまいます。
態度ではなく、言葉や行動にしてしっかり伝えるなどの対策が必要です。

②:プライドが高い

プライドが高い人は、他人から手助けしてもらうことを嫌う方が多いです。
自分だけできるから、という高いプライドを持つことは悪いこととは言い切れませんが、度が過すぎると恩を仇で返す結果となってしまいます。

恩を与えるという行為は他人に対しておせっかいを焼くことで、プライドの高い人はこの行為を嫌います。
ただし、プライドの高さを隠している人も居るので、まずはおせっかいを焼く前に相手の様子をチェックしましょう。

プライドが高い人は、助けが必要になれば相手から声を掛けてくることがほとんどです。
無駄に関わって損をしないためにも、プライドが高い人に対しては気軽におせっかいを焼かないようにしましょう。

③:他人を認めたくない

自分の評価ばかり気にして他人の成功を受け入れたくない、そんな人は恩を仇で返しやすいと言えます。
プライドが高いタイプとは異なり、自分のことばかり考えているのが特徴です。

なので、他人から気遣いや優しさをもらったとき、素直に受け取ってくれません。
自分の評価を上げることばかり考えているので、気遣いや優しさでその人が周りから評価される、と考えてしまいます。

つまり、相手のやさしさや気遣いを向けられたとき「評価アップのためにうまく利用された」と思ってしまうのです。
親切にしたつもりでも逆に恨みを買ってしまう可能性があるので、このタイプは注意が必要です。

④:責任感が低い

責任感が低い方は、何か問題が起こっても自分のせいだと思いません。
周りに責任を擦り付けることばかり考えます。

こんな人に普段から親切にして気遣いをしていても、何か問題が起こったとき恩を仇で返される可能性は高いです。
寧ろ、親切や気遣いをしてくれる相手ということで見くびられてしまい、責任を擦り付けるターゲットとして見られてしまうかも。

責任感が極端に低い方は、自分の保身のためにときには信じられないような行動に出ます。
集団生活の中でこのような人を見かけたら、なるべく近寄らないようにしましょう。

⑤:自己中心的

自己中心的な人も、恩を仇で返しやすい傾向にあります。
他人に関心がなく自分が常に世界の中心、そんな人は何かしてもらうのが普通という思考回路の持ち主です。

こんな人に、感謝の言葉や態度を期待してはいけません。
むしろ、有事の際に危害を加えられないよう気を付ける必要があります。

⑥:甘えたがり

自分で物事を解決しようとせず、他人任せは普通の甘えたがりは注意が必要です。
自分が何かしてもらうのは当然で、恩を感じていない可能性があります。

甘えたがりと一言でまとめても程度はさまざまです。
日常生活の中の小さな場面でも他人任せにするような人の場合、有事の際にこちらへ危害を加えてくる可能性が高いでしょう。

ただし、普段は甘えたがりでもきちんと責任感を持っている方も居ます。
相手を観察して、ただの甘えたがりか害のある甘えたがりか、きちんと見極めましょう。

⑦:面倒臭がり

面倒臭がりの中には、気遣いや優しさをもらっても感謝の気持ちを表すのが面倒、と考えてしまう方が居ます。
普通であれば何かしてもらったらその分返すものですが、その行為すら面倒だと思ってしまうのです。

面倒臭がりでも、きちんと感謝して何か返してくれる方は居ます。
面倒臭がりの性格が対人関係に悪影響を及ぼす場合、恩が仇になる可能性が高いので、関わるのは避けましょう。

⑧:相手を見下す

相手を見下す態度を常に取る人は、何かしてあげてもポジティブな反応をしてくれません。
自分より格下と見ている相手から優しくされる、気遣いを受けた場合、屈辱だと感じてしまうのです。

屈辱を受けたと感じると、恩を仇で返す可能性が高いと言えます。
もしくは、何かしてもらうのは当たり前と考えている可能性が高いです。

他人からの施しを当たり前と思っていると、感謝するほどでもないと思い込んでしまいます。
この認識のずれが、恩を仇で返すという嫌な結果になってしまうのです。

⑨:一匹狼タイプ

周りから孤立している一匹狼タイプは、他人と積極的に関わろうとしません。
このため、他人と交流する機会がなく、何かしてもらっても気付かない場合が多いです。

もちろん、一匹狼タイプといっても他人の気持ちに敏感な方は居ます。
ただ、周りと関わる機会が少ないので、いざというときにうまく反応できない可能性は高いです。

一匹狼タイプは周りからの干渉を嫌う傾向にあります。
積極的に関わろうとはせず、距離を取るようにしましょう。

⑩:末っ子気質

末っ子気質の人は周りに頼ることは当たり前と考えている場合が多いです。
このような方は恩を受けても当然と感じるか、もしくは恩を受けたと気付かない可能性があります。

お姉さんかお兄さんが居る方は、末っ子気質になりやすいです。
もしくは、両親からの愛情を一身に受けた一人っ子も、やってもらって当たり前という末っ子気質になる可能性があります。

恩を仇で返す行動

何か企んでいる表情

恩を仇で返すと言っても、具体的にはどのような行動を指すのでしょうか。
以下で5つの行動例を紹介します。

  1. 自分が成功したら相手を顧みない
  2. 有事の際に責任を押し付ける
  3. 言い訳をする
  4. 所属組織の告発
  5. 自分のために相手を貶める

行動①:自分が成功したら相手を顧みない

恩を仇で返す行動の典型的なものです。
自分が成功したとき、今まで築いてきた人間関係を軽視する人は恩を仇で返すタイプと言えます。

例えば、自分が有名人になり周りからちやほやされたとき、今まで支えてくれた親や友達などと疎遠になる。
これは恩を仇で返す、と言えます。

自分の成功を第一に考えて、より自分の利益になるように動く人は自己中心的です。
成功したときこそ、その人の本性が見えるかもしれません。

行動②:有事の際に責任を押し付ける

何か大きな問題が起こったとき、責任を人に押し付けて自分は知らんぷり、というのも恩を仇で返す行動です。
具体的には、責任の所在が不明なときにいち早く安全地帯へ逃げる、責任が自身にあっても他人に全て押し付ける、といったものが挙げられます。

追い詰められたとき、人間は本性が出やすくなるものです。
相手がどんな行動をとるのか、慎重に見極めましょう。

行動③:言い訳をする

言い訳をして自己保身に走るのも、恩を仇で返すと言えます。
常日頃から言い訳ばかりの人には注意が必要です。

言い訳は自身を守る方法の一つですが、過ぎると相手に迷惑をかけます。
自分のことだけを考えている、自己中心的な人とも言えるでしょう。

言い訳の内容が明確に他人を巻き込むような内容だった場合、恩を仇で返す行為に当たります。
言い訳気質の方には近付かないのが一番です。

行動④:所属組織の告発

所属組織の告発も、場合によっては恩を仇で返す行為となってしまいます。
世間一般から見れば正義の人ですが、所属組織にとっては内部告発者です。

例えば会社の場合、社員が「不当に扱われている」と主張して訴える、SNSを使い告発するなどといった行為が、恩を仇で返すと言えます。
ただし、法律に触れる内容であれば、自分を守るためにもこの行動は必要です。

告発は、ときによって社会全体をよくする方向へ働きかけます。
法律に反する扱いをされたら我慢せず、しかるべき機関へ報告しましょう。

行動⑤:自分のために相手を貶める

自分の利益のみ考えて相手を貶めるのは、恩を仇で返す行動です。
このタイプはときにより、組織全体に悪影響を及ぼします。

利益を追求するという行い自体は悪いものではありません。
ただし、それが自己中心的なもので他人を思いやらないものであれば、害悪として扱われます。

貶めた相手が過去に何かしら援助をしてくれた人の場合、恩を仇で返す人物だと周囲に思われてしまいます。

女性100人のアドバイス!恩を仇で返す人の対処法

恩を仇で返す人と出会ってしまった時、どのようにすれば迷惑を被らないのでしょう?
女性100人に、恩を仇で返された場合の対処法をアドバイスしてもらいました!

Q.恩を仇で返された場合の対処法を教えて

\女性のコメント/
うだうだ考えずに、その人との関係をたちます。どうしても関わるときは線引きして、仕事だと思って割りきって付き合うようにしています。 (32歳)

感情を荒立ててしまうと、相手と同じ程度の人間だと思われてしまうので、恩を仇で返されても、怒ったり泣いたりせずに、冷静に対処することが大事だと思います。 (38歳)

まずはすべての連絡手段を経つ。顔を合わせる時は挨拶だけは笑顔でして、後は徹底的に無視する。 (35歳)

恩を仇で返すような人と関わらないようにします。関わるとこちらが嫌な気分になるだけだし、こちらの時間も取られるだけです。 (32歳)

もし相手が故意に仇で返してくるようであれば、距離を置くことが一番。もしたまたまならあまり気にしないでいると良いと思います。 (27歳)

「気にせず関わらないようにする」「事を荒立てず冷静に対処する」などの意見がみられました!
関わっても自分が迷惑なだけなので、できるだけ関わらず意識を向けないようにするのが大切なようですね。

仕事などでどうしても関わらなくてはいけないときは、一線をひいて仕事だけの関係ですませるようにしましょう。
ではさらに、恩を仇で返す人への対処法を解説します!
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恩を仇で返す人への対処法

対処に悩んでいる人

恩を仇で返す人への対処法を覚えておけば、トラブルを避けられます。
ここでは具体的な3つの対処法をご紹介。

  1. 証拠を残しておく
  2. 関わらない
  3. 相手にしない

対処法①:証拠を残しておく

相手とのやり取りをする際、証拠を残しておくのは有効的です。
恩を仇で返されるような状況になってしまった場合、物的証拠があればこちら側に害が及ぶのを防げます。

物的証拠の具体的な例として、相手とのやり取りの文章が挙げられます。
メールやSNS、メッセージアプリなど、第三者でも明確に確認できる証拠を残しておきましょう。

もし物的証拠を残すのが難しい場合、相手と二人きりでやり取りするのではなく、第三者を交えて話をしましょう。
いざというとき、その人の発言が証拠になります。

対処法②:関わらない

恩を仇で返す人とは関わらずに過ごすのが安全です。
関わってしまうと有事の際に責任を擦り付けられるなど、トラブルの原因となります。

しかし、職場や学校など、相手と関わるのが難しい場面も。
このようなときは前述の対処法を使うか、表面上だけの浅い付き合いに留めておきましょう。

恩を仇で返す人と関わっても、こちら側に利点はありません。

対処法③:相手にしない

最初から相手にしない、というのは最も効果的かつ安全な方法です。
恩を仇で返す人と関わっても、こちらに何の利益もありません。

可哀想だと思って下手に相手にしてしまうと、相手はその善意を利用します。
優しさや気遣いといった恩を与えても、何も返ってこないどころか害になって返される可能性が高いです。

相手にしないのが可能であれば、向こうが関わってきても無視をしましょう。

恩を仇で返す人がのちにうける仕打ち

後悔する男性

他人からの仕打ちは、ネガティブなものであればあるほど、人の記憶に残りやすいです。
恩を仇で返す人は、不特定多数の人の記憶に「嫌な人物」というネガティブな印象を残しています。

有事の際、恩を仇で返す人は周りの人たちから援助してもらえません。
むしろ、仕返しをされる可能性が高くなります。

結果として、コミュニティからの孤立、問題の悪化など、ネガティブな事態に陥ります。
このようなリスクがあることを念頭に置いておきましょう。

恩を仇で返す人にならないためには?

周りに気を配る女性

気が付いていないだけで、もしかしたらあなたが「恩を仇で返す人」になっているかもしれません。
恩を仇で返すような人にならないよう、具体的な3つの方法をご紹介します。

  1. 感謝の言葉を忘れない
  2. 自分のことは自分でやる
  3. 周りをよく見る

方法①:感謝の言葉を忘れない

恩を仇で返す人にならないようにするには、常に感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
最も効果的で、すぐに実践できる方法です。

常に相手への感謝を忘れず、言葉や態度でその気持ちを伝えましょう。
このとき、相手に分かりにくい言葉や態度を取ってしまうのは厳禁です。

心遣いや優しさに感謝しています、という気持ちをしっかり伝えましょう。

方法②:自分のことは自分でやる

恩を仇で返す人は、相手に何もかもしてもらって当たり前、という考えの方が多いです。
これを防ぐために、まずは自分のことは自分でやりましょう

基本的ですが、頼れる人を見つけてしまうと無意識に頼ってしまう方は多いです。
相手に頼るという考えは捨てて、まずは一人でなんとかしましょう。

もし一人では解決不可能な場合、相手にきちんと説明をして助けを求めてください。
その後、しっかりお礼の言葉を伝えましょう。

方法③:周りをよく見る

恩を仇で返すような人は、視野が狭く自分のことだけを考えています。
このような人になってしまうと、恩を仇で返すだけでなく日常生活においても問題が出てくる可能性が高いです。

まずは周りをよく見る習慣を身に付けましょう。
習慣付けることで視野が広くなり、恩を仇で返す人になるのを防げます。

また、周囲をよく見る習慣を身に付ければ、自然と気遣いができるようになります。
気遣いができる人は他人から信頼され、有事の際は自然と周りが支えてくれるでしょう。

恩を仇で返す人にならないように気を付けよう

気を付けている女性

恩を仇で返す人は、コミュニティから孤立するなど人間関係に大きな問題が出てきます。
このような人にはなるべく話しかない、関わらない、状況に応じた正しい対処法で接しましょう

また、あなたが恩を仇で返す人にならないよう気を付けてください。
気づかないうちに恩を仇で返す人になっている可能性はゼロではありません。

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ライター
noel編集部

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