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「ラスボス感」とは?

ラスボス感のある重量挙げ

ラスボス感という言葉の意味を見てみましょう。

意味

ラスボス感とは、簡単に言えば圧倒的な迫力や、人に対する威圧感のある様子を示す言葉です。
その人の前では威厳を感じ、緊張してしまうような存在感が感じられる人に使います。

また、ボスという言葉が使われているように、良い人というよりは怖いイメージで使われることが多い言い方と言えます。

由来

ラスボス感という言葉の由来は、どこからきているのでしょうか。
ラスボス感の「ラスボス」とは「ラストボス」の省略です。

ゲームで最後に倒すべき敵をラストボスということから、縮まってラスボスとなりました。
そのため、これまでの敵とは違う圧倒的な迫力や強さを感じられる人にラスボス感という表現がされるようになったと考えられます。

ラスボス感が漂う人の特徴

鍛えたラスボス感ある女性

具体的にラスボス感が漂う人に見られる特徴を見てみましょう。
意外と身近にもいるラスボス感のある人がわかるのではないでしょうか。

  1. 口数が少ないのに存在感がある
  2. 初めから勝てる気がしない
  3. ミステリアスな魅力がある
  4. 自信がある
  5. 冷静な態度を崩さない
  6. 物事の本質を見抜く

特徴①:口数が少ないのに存在感がある

まずあげられる特徴には、口数が少ないのに存在感があることです。
口数が少なく、発言がないと、集団の中では存在感が薄まります。

自己主張をしない人として、存在を軽んじられることも多く、集団の中での立ち位置も低くなりがち。
しかし、同じように口数が少ないのに、なぜか一目置かれる存在感のある人もいます。

そうした人は、黙っていても圧倒的な存在感や威圧感が感じられ、ラスボス感が漂います。

特徴②:初めから勝てる気がしない

出会った瞬間から勝てる気がしない相手というのも、ラスボス感が漂います。
自分にはない絶対的な才能がある人や、自分の理想をそのまま体現したような人に出会うと、あまりの違いに初めから勝てる気がしないことがあります。

そうした相手にはラスボス感を感じ、迫力に圧倒されてしまうでしょう。

特徴③:ミステリアスな魅力がある

ミステリアスな魅力があることも特徴にあげられます。
ラスボスは、最後に登場するだけあって、なかなか姿を現しません。

同じように、ラスボス感がある人は、どこか生活感がなかったり、プライベートがうかがいにくい雰囲気を持っています。
ミステリアスで、そう簡単に自分のことを話さない人が多く、ラスボス感が漂うでしょう。

特徴④:自信がある

自分に自信がある人が多いところも特徴です。
自信がなく、おどおどしたり周囲をうかがう様子のある人は、ラスボス感がありません。

自信があり、堂々としている態度はラスボス感につながります。
同じ場にいても、自信があり堂々としている人は迫力や存在感が強くなるでしょう。

自信からくるオーラがラスボス感につながるのではないでしょうか。

特徴⑤:冷静な態度を崩さない

冷静な態度を崩さず、何があってもあわてないところも特徴です。
ラスボスは最後まで自分を見失わないものです。

物ごとに動じず、トラブルに巻き込まれてもあわてることなく対応する人は、ラスボス感が漂います。

特徴⑥:物事の本質を見抜く

物事の本質を見抜く人は、ラスボス感が漂います。
人の意見やその場の雰囲気に流されず、本質を見抜く人は、それだけで一目置かれる存在になります。

簡単に周囲に流されない佇まいは威圧感もあり、本質をとらえているからこそ誰も逆らえない雰囲気を持っているでしょう。

ラスボス感を感じる瞬間や出来事

ラスボス感を出したい男性

ラスボス感を感じる瞬間をご紹介します。
実際にラスボス感のある人の対峙した時や、ラスボス感のある問題に直面した時、人はラスボス感を感じ畏怖間や緊張感を味わうでしょう。

  1. 完敗したとき
  2. どうしても越えられない壁を感じたとき
  3. 才能のある人と出会ったとき
  4. 自分がトップを取ったとき
  5. 立場の違う人に会いに行くとき
  6. 強く叱られたとき
  7. 大御所やお局と言われる人に会うとき
  8. うわさに聞いていた人に会うとき
  9. コレクションの最後のひとつに出会うとき
  10. 体育会系の部長にあいさつするとき

①:完敗したとき

自分が何かで完敗したと感じるとき、ラスボス感を味わうでしょう。
ゲームや試合で圧倒的に任されたときに感じる敗北感や、相手への畏怖の感情は、ラスボス感につながります。

はっきりと勝ち負けが決まるものではなくても同じことが言えます。
明らかに自分の力が及ばず、完敗したと感じるとき、人はラスボス感を味わってしまうのではないでしょうか。

②:どうしても越えられない壁を感じたとき

自分が何かに打ち込み、修練を重ねていた時、どうしても越えられない壁を感じるとラスボス感を味わいます
スポーツでの壁や、芸術分野で才能の壁にぶつかることも少なくありません。

頑張っても頑張っても、これ以上は上達できない、という壁は、自分に立ちはだかるラスボス感になるでしょう。

③:才能のある人と出会ったとき

とてつもない才能のある人に出会ったときも、ラスボス感を味わうのではないでしょうか。
自分にはどれほど努力してもできないようなことを簡単に、ごく自然とできてしまう人がいます。

そうしたもって生まれた才能を感じると、敵わない感じや強い尊敬、敗北感が入交ラスボス感につながります。
才能は、どうやっても自分が手にできないものです。
その、どうしても自分が叶わないという感覚はラスボス感につながります。

④:自分がトップを取ったとき

自分がトップを取ったときもラスボス感を味わう瞬間と言えます。
試合や出世などで、頂点を極めたという感覚は、自分がラスボスになったような感覚になるでしょう。

他のすべてが自分に対する挑戦者となり、ひと回り自分が大きくなったようなラスボス感を味わいます。

⑤:立場の違う人に会いに行くとき

立場が違う人に会いに行くときも、ラスボス感を味わう瞬間です。
圧倒的な立場の差はラスボス感につながるでしょう。

平社員と社長のような立場の差は、それだけで強い緊張感につながります。
立場の違いからくる威圧感はラスボス感を味わう瞬間と言えるのではないでしょうか。

⑥:強く叱られたとき

強く人から叱られたときも、ラスボス感を味わう瞬間になるでしょう。
のび太がお母さんに叱られているときのことを想像してみましょう。

ぐうの音も出ないこっぴどい叱り方は、相手の強さを感じさせ、ラスボス感につながります。

⑦:大御所やお局と言われる人に会うとき

会社で大御所やお局と言われるような大先輩に対峙するときも、ラスボス感を味わうでしょう。
ベテランの自信や、経験からくる存在感のすべてがラスボス感を漂わせています。

一つの集団の中で、大きな存在感を持つ大御所やお局と呼ばれる人たちは、まさにラスボスと言っても差し支えのない存在ではないでしょうか。

⑧:うわさに聞いていた人に会うとき

良くも悪くも、うわさに聞いていた人の出会うときはラスボス感が漂います
いろいろなうわさから、相手を想像して待ちに待つ感じが、ラスボスの登場によく見た雰囲気を感じさせます。

また、人のうわさになるくらいの存在感や注目の高さも、ラスボス感を漂うのに十分なオーラを感じさせるでしょう。
うわさのイケメンでも、うわさの怖い人でも、うわさにのぼる人に出会うときはラスボス感が漂います。

⑨:コレクションの最後のひとつに出会うとき

人ではないときでも、ラスボス感を感じる瞬間があります。
苦労して集めていたコレクションの、最後のひとつを手に入れるときは、ラスボス感を味わうでしょう。

ようやく、これでコンプリート出来ると感じる喜びとともに、最後の最後に出会う感じがラスボスをイメージさせるでしょう。

⑩:体育会系の部長にあいさつするとき

部活動で、体育会系の部長に会うときもラスボス感を感じます

体育会系の集団は縦社会とも言われ、序列がしっかりしています。
部長はそのトップに君臨していて、良くも悪くも全体を束ねる存在感が感じられ、ラスボス感を味わうでしょう。

ラスボス感を漂わせる方法

ラスボス感を出すため鍛える人

ラスボス感を自ら漂わせる方法についてみてみましょう。
ラスボス感が出れば、一目置かれることにつながり、存在感が出ます。

周囲から軽んじられることもないので、自分の立ち位置に重みをつけることができるのではないでしょうか。

  1. 表情は硬くする
  2. 体を鍛える
  3. 大事なときに自分を曲げない
  4. 服装に気を付ける

方法①:表情は硬くする

ラスボス感を漂わせるための方法には、表情のコントロールがあげられます。
ラスボスは、簡単に笑ったり、心の内を明かさないことがポイントです。

常にポーカーフェイスで硬い表情を心掛けましょう。
起こっていれば怖い人に見え、ラスボス感が出るでしょうか。

それは間違いです。
常にイライラして、怒りっぽい様子は、かえって器の小ささや底の浅さを感じさせます。

何を考えているか、心の内が見えない底知れない迫力が大切です。

方法②:体を鍛える

体を鍛えるのも、おすすめの方法です。
筋力勝負をするわけではありませんが、ひょろひょろした体型では迫力が出ません。

適度にがっしりと鍛えた体つきをしていると、それだけで堂々とした態度も感じられ迫力が出ます。
黙っていても、目立つ威圧感が演出できるのではないでしょうか。

女性であっても、ある程度鍛えた引き締まった体形が理想的。
特に女性は峰不二子につながるようなスタイルの良さはラスボス感を漂わせるために有効ではないでしょうか。

方法③:大事なときに自分を曲げない

大事なときに自分を曲げないことも大切です。
ラスボス感を漂わせるためには、自分の存在感が大切。

自分の意見をもち、考えをしっかり持っていることで存在感がアップされるでしょう。
周囲に合わせてバランスをとることも大切ですが、ここぞという大切なときには自分の意見を曲げないことがポイントです。

方法④:服装に気を付ける

見た目から、ラスボス感を演出することも可能です。
服装はチャラチャラしたイメージのものを避けましょう。

あまり肌を露出せず、きちんとした雰囲気のある服装が良いでしょう。
色数も押さえて、派手な雰囲気をなくします。

モノトーンで統一したり、押さえた中にワンポイントを加えるファッションがおすすめです。

ラスボス感を出すときに気をつけること

近寄りがたいラスボス感のある人

ラスボス感を漂わせたいときに、注意すべきポイントを考えてみましょう。
ラスボス感は、ラストボス、つまり敵対する相手のイメージから作られた言葉です。

そのため、中のよい、人当たりのよいイメージからはかけ離れた言葉と言えます。
ラスボス感は使い方次第でよくも悪もなります。

圧倒的な存在感や才能は尊敬や頼りがいにつながりますが、一方で親しめない近寄りがたさも持ち合わせています。
ラスボス感を出すために、表情を硬くしたり、口数を少なくすることで自分の存在感を高められます。

しかし、ラスボス感が出る半面、人を遠ざけてしまう可能性があることに注意しましょう。
近寄りがたく、底知れない迫力は、親しみや温かみがありません。

ミステリアスな雰囲気は、人を惹きつけますが腹を割って共感しあう間柄にはつながりにくいでしょう。
ラスボス感は、人から一目置かれる存在感はありますが、人を遠ざけてしまうことがあるのを忘れてはいけません。

ラスボス感のあるキャラクターや曲・セリフ集

ラスボス感ある光を出す人

ラスボス感のあるキャラクターやセリフ、曲をご紹介します。

キャラクター

ラスボス感のあるキャラクターを見てみましょう。
登場が印象的なキャラクターや、個性が強いキャラクターなど、いろいろなキャラクターがいます。

ラスボスは、圧倒液な存在感が大切です。
そのためにも際立った個性や背景のストーリーがあるラスボスが多いでしょう。

①ポケモン初代のライバル

ポケモン初代ラスボスとして登場するのがライバルです。
いつも自分より先に進んでいたライバルが、最後の最後にラスボスとして登場します。

意外性も伴い、衝撃を受けた印象の強いラスボスキャラクターです。

②竜王

ドラゴンクエストの初代ラスボス、竜王をご紹介します。
ドラゴンクエストのシリーズの中でも重要を役割をもち、迫力のあるラスボスです。

③フリーザ

ドラゴンボールには、いろいろな強敵が表れますが、中でもフリーザは人気があるラスボスです。
何度も携帯を変え、立ちはだかるフリーザにハラハラドキドキした人も多いでしょう。

残虐な行為を好み、容赦がない性格と相反するていねいな話し方で、よりラスボス間を感じるキャラクターです。

セリフ

ラスボス感が漂うセリフを見てみましょう。
やはり、ラスボスの言葉の由来にもなったゲームのセリフが多くなっています。

物語の最後を継げる、ラスボスのセリフを見てみましょう。

①ついにここまで来たか

ドラゴンクエストのラスボス、バラモスのセリフです。
最後の最後に主人公たちがたどり着き出会うセリフには、いよいよ最後というラスボス感が感じられます。

②頂点に立つ者が善悪を塗り替える!

ワンピースのラスボス、黒ひげのセリフです。
力こそすべてと言い切るセリフにはラスボス感が詰まっています。

②だまって遊ばせておればいい気になりおって

ドラゴンクエストⅥのラスボス、デスタムーアのセリフです。
いかにも、最後に強敵が言いそうなセリフですね。

ここまでたどりついた行動を遊ばせると表現する強気の姿勢にラスボス感があふれています。

ラスボス感は成長への第一歩

ラスボス感から立ち上がる人

ラスボス感は、自分が敵わないときや、怖いイメージにつながる言葉です。
圧倒的な存在感や威圧感に、自分とは違う魅力を感じる人も多いでしょう。

その魅力は、けっして親しみや親近感というものではありません。
相手に対する圧倒的な力の差や、自分の至らなさに無力な自分を感じるケースも少なくありません。

叱られたとき、完敗した時に味わうラスボス感は、ときにつらい経験となって刻み込まれるでしょう。
しかし、ラスボス感に出会うときは裏を返せば成長するチャンスと言えます。

越えられない壁に出会い、打ちひしがれているとき、そのスランプを越えられれば新しいステージが開かれるはずです。
圧倒的な力の差を感じる相手に対した時は、新たな目標を見つけたということができるでしょう。

ラスボスは、倒してこそラスボスです。
ラスボス感に緊張し、至らない自分にあきらめてしまうのは簡単です。

しかし、ラスボス感は自分の持っている課題を考えるきっかけになるでしょう。
ラスボス感は成長への第一歩ととらえてみませんか。

新しいステージへの扉は、目の前にあることに気づけるのではないでしょうか。

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ライター
noel編集部

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