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我慢できない人の特徴・心理

我慢できない人
我慢できない人たちは普段から何を考えているのでしょうか。
我慢できない人の思考癖や特徴などを確認していきましょう。

  1. 我慢する必要性を感じていない
  2. 我慢は無意味だと思っている
  3. 心に余裕がない
  4. 自分の行動を正当化している
  5. 自己中心的で傲慢な性格
  6. 過信と自惚れがある
  7. 他人の忠告を聞き入れない
  8. 執着心が強く依存しやすい
  9. 感情のコントロールが下手
  10. 我慢に対して否定的

①:我慢する必要性を感じていない

我慢できない人というより、我慢する必要性がないから我慢しないと考えている場合、我慢させようとしても無意味です。
自分にとって我慢は不要なものと考えているため、当然普通の人と意識に差があります。

日本には恥の文化というものがあり、他人の目や自分の体面を気にしなければならないと考えるのが基本ですが、我慢する必要性を感じない人には恥の文化は根付いていません。
それより、何故他人の目を気にしなければならないのか、何故自分の好きなように暮らしてはいけないのかと疑問に思うこともあるため、根本的な部分から違っているのです。

②:我慢は無意味だと思っている

我慢することを無意味だと感じている場合、我慢できない人になりやすいです。
どうせできない、どうせ続かないなど、自分に対する自信のなさが無意味だと感じさせたり我慢をしたのに理不尽な目にあったなど、当時の失意の念が諦めに繋がっています。

我慢したことがいい結果に繋がらなかった経験が多いため、我慢は無意味だと考えてしまうのです。
特に行動と結果が伴わないことに裏切られたと感じやすく、時として虚無感を生みます。

この場合、我慢に対して否定的な見方をしてしまうため、肯定的に受け止められず頭ではわかっていても自分の中で消化できなくなってしまうのです。

③:心に余裕がない

心に余裕がない場合、自分のことだけに一生懸命になってしまうので視野が狭くなります。
他人に対する配慮ができず、時間もない、お金もない、いいことがないといった焦りから我慢できない人になりがちです。

急に衝動を抑えられなくなったり、急に待つことができなくなったら一度自分が疲れていないか振り返ってみてください。
ストレスを溜め込み過ぎて自分を制御できなくなった場合や認知症や更年期障害の疑いも考えられるので、必要であれば医療機関を受診しましょう。

④:自分の行動を正当化している

我慢できない人は「できなくても仕方ない」と自分の行動を正当化している可能性があります。
自分の衝動に忠実であることを正当化するのは人間らしさを失っていることと同義なのですが、我慢できない人はそれに気づいておらず、自らを美化し酔っている状態のことがほとんどでしょう。

我慢できない人は客観的に自分を見る能力が欠けているため、自分を正当化してごまかそうとしているのです。
また、アルコール依存症や不節制な生活などは諦めの気持ちから自暴自棄になっていることも考えられるため、忠告をするなら責任を持って寄り添うことが大切です。

⑤:自己中心的で傲慢な性格

我慢できない人は、他人のことを考えず、自己中心的で傲慢な性格であることがほとんどです。
周囲にどれだけの被害が及ぶのかを考える思考力、想像力がないため、衝動の赴くままに行動します。

自分が良ければいいと考えているため、忠告やアドバイスは耳障りなものとしか思えないのです。
協調性と社会性が身に付いておらず、仕事選びに苦労することが多いようです。

⑥:過信と自惚れがある

根拠もないのに何故か過信と自惚れを持っているのが我慢できない人の特徴です。
自分だけは大丈夫だろう、自分はなんとかなると考えているため、我慢することを放棄している場合がほとんどです。

良く言えば楽天的、悪く言えば物事を深く考えず、見通しが甘い性格なので、一度プランが崩れるとそのまま取り返しのつかない状況に陥ります。

⑦:他人の忠告を聞き入れない

我慢できない人は自分本位な性格の人が多いため、他人の忠告を聞き入れない傾向にあります。
その生活を続けるとどうなるかを教えても、謎の過信と自惚れによって弾き飛ばされ、押しつけがましいと拒絶されてしまいます。

他人の意見を聞き入れない人はワガママなだけではなく、頭が固くて柔軟性がないため、自分にとって都合のいいものしか見ようとしません
自分の欲しいもの、信じるものだけを選んでいるため、いつまで経っても固定概念を振り払うことができないのです。

⑧:執着心が強く依存しやすい

執着心が強く依存しやすい人は、同時に我慢できない人でもあります。
物に対する欲求が高いというよりも、手に入れなければ気が済まない、今の自分を満たさなければならないといった一種の脅迫概念のような衝動に耐え切れず、楽な方へ逃げてしまうのです。

ほとんどの場合、執着しているものとは別の物を欲しているのですが、それに気付かないまま心の飢えと戦っている人が多く、周囲の人もそのことに気付きません。
執着の核となる部分を突き止め、根気強く直していかない限り我慢できない人のままになってしまいます。

⑨:感情のコントロールが下手

我慢できない人は感情のコントロールが下手で、自分を制御できない傾向にあります。
すぐに怒る人、すぐに泣く人は周囲の人のせいにしがちですが、自分の内面と向き合うことが苦手で勝手な思い込みで判断するため、事実と空想の出来事が判別できていないのです。

感受性が強いから感情のコントロールができないという人も同様で、単なる思い込みであったり、観察力が足りないため衝動的になってしまうのです。
自分を抑制するのが苦手な人は、我慢できない人になっていないか今一度確認してみてください。

⑩:我慢に対して否定的

我慢できない人は我慢に対して否定的な意見を持っていることが多く、普通の人と比べるとその割合は大きく変わります。
我慢できない人は「我慢」という言葉だけで拒絶を示したり、諦めや不必要などの否定的な意見ばかりが目立ち、受け止める努力すらしていません。

我慢強い人や普通の人の場合、我慢は時に必要なもの、したくないけれどしなければならないものなど、好ましく思ってはいないけれど受け止めている傾向にあるため、後ろ向きな意見しか言えない我慢できない人とは明確な違いがあります。
我慢に対する先入観や成功体験の違いによっても、我慢できない人と我慢できる人とでは違いが顕著にみられるのです。

我慢できない人と我慢強い人の違い

我慢できない人の飼い犬
我慢できない人と我慢できる人の決定的な違いは一体なんなのでしょうか。
5つのポイントを確認していきましょう。

  1. 自分をコントロールできるか否か
  2. 他人に対する配慮があるかないか
  3. 心にゆとりがあるかないか
  4. 何もかも与えられる環境に慣れているか否か
  5. 抑圧されて育ってきたか否か

違い①:自分をコントロールできるか否か

我慢できない人は自分自身を持て余している状態なので、自分のお世話を自分でできません
自分を制御することもできず、暴走させたままにしているため、周囲の人を巻き込み迷惑をかけます。

自分をコントロールできる人は自らを制御することができるため、自分の機嫌も自分でとれますし、何より自制が利くため我慢ができます。

違い②:他人に対する配慮があるかないか

他人に対する配慮があるかないかで、我慢できない人とできる人に分けられます。
他人に配慮できる人は自己中心的な考え方をせず、自分の都合と他人の都合を分けて考えられますが、他人に配慮できない人は自らの価値観や都合を押し付ける傾向にあるため、我慢できない人になってしまいます。

対人関係や日頃の生活で我慢しないことを繰り返していくと、我慢の必要性を感じなくなり、やがて我慢できない人になってしまうのです。

違い③:心にゆとりがあるかないか

心にゆとりがないと、自分の中の平常心を取り戻す時間を設けられないため、衝動に流されやすくなります。
時間がないからと決断を早めたり、余裕がないからと他人を気遣わないので、自分勝手な行動をしやすく、結果として我慢できない人のレッテルを貼られてしまうのです。

心のゆとりは自己コントロールにも関わってくる部分なので、もし余裕のない人がいたら我慢強い人の行動を分析し真似してみましょう。

違い④:何もかも与えられる環境に慣れているか否か

周囲の人が自分の期待通りに動くと考えている場合、我慢できない人になりやすいです。
自分の思い通りに与えてもらえる環境で慣れてしまうと、与えられないことを良しとせず、何故思い通りにならないのかと癇癪を起してしまいます。

親のしつけが甘かったり、過保護に育てられた場合に起こりやすい現象です。
また、我慢できない人は自分にとって都合のいい方へと流れる性質を持っているため、自分に与えてくれる環境に移動しようとします。

違い⑤:抑圧されて育ってきたか否か

幼い頃から抑圧されて育てられると、自分の思い通りにできる年齢になると小さな頃の反動で衝動が抑えられなくなります
厳しいしつけや虐待によって心に傷を負った人の行動は、無気力になるか反抗するか、またはその経験をバネにするかの三択に絞られます。

何もかも禁止された状態で育った人が反抗するを選んだ場合、衝動を抑えようとせず本能のままに動いてしまい、我慢できない人になるのです。
そのため、抑圧されて育ってきたか否かによって、我慢できる人、我慢できない人に差が出るのは当然といえるでしょう。

我慢できない人が我慢強さを身につける方法

我慢できない人のトレーニング風景
我慢できない人でも我慢強さを手に入れる方法はあるのでしょうか。
我慢できない人たちへの10のアドバイスをみていきましょう。

  1. とりあえず行動を起こす
  2. まずは6秒耐える
  3. 完璧主義を捨てる
  4. 変わった自分を想像する
  5. 小さな成功を積み重ねる
  6. 視覚化できるようにする
  7. 周囲の人に協力してもらう
  8. 自分の状態を実況する
  9. 先入観を捨てる
  10. 明確な着地点を想定する

方法①:とりあえず行動を起こす

ダイエットや勉強のやる気が出ないからと先延ばしにする人は、とりあえず行動を起こすことで解決します。
人間の脳は行動によってスイッチが入るようにできているため、やる気が出るのを待っていても無駄な時間を消費するだけです。

継続に対する我慢できない人も、まずは実行に移すことから始めてみましょう。
1回、2回と回数を重ねるごとに我慢できない人生とさよならできるはずです。

方法②:まずは6秒耐える

怒りの感情は6秒でピークを迎えるため、まずは6秒耐えましょう。
ダイエット中の夜食やゲームをしたい欲求を跳ね除けるためにも、まずは6秒間耐えてみてください。

深呼吸をしている間にほとんどの衝動に耐えることができるので、行動する前に自分の中で溜めを作るのもいいかもしれません。
6秒間耐えきったら自分を褒めることを忘れないでくださいね。

方法③:完璧主義を捨てる

完璧じゃないとだめだという固定概念を捨てましょう
完璧にできるまで待っていては何も始まりませんし、最初から完璧にできる人はいません。

ましてや人間は誰一人として完璧な存在なんていないのです。
完璧主義を周囲の人に押し付けたり、自分自身を縛る必要はありません。

また、完璧さに固執している人はそこまで多くないということに気付かないと、ただの頑固で我慢できない人になってしまいます。

方法④:変わった自分を想像する

我慢した先に何があるのか、我慢すると自分はどう変われるのかを想像してみてください。
可愛い水着を着てビーチでモテる自分の姿や、資格を取って年収が上がり優雅な生活をしている自分など、なるべく具体的かつ実現可能な想像にしましょう。

今の自分と変わった自分のどちらがいいか、一目瞭然ですよね。
我慢できない人のままだったらどうなるかと比べてみるとモチベーションも上がりますよ。

方法⑤:小さな成功を積み重ねる

我慢できない人は、我慢できた成功体験が少ないため諦めてしまっている場合が多いです。
「どうせ自分は我慢弱いんだ」と思い込んでいる限り、我慢しようとしても成功しません。

そのため、小さな成功体験を積み重ねてください。
寝る前に腹筋5回した、今日はつまみ食いをしなかった、寝る前に教科書を開いた、くらいでかまいません。

高い目標を掲げるのではなく、小さな達成できる目標を成功させていきましょう

方法⑥:視覚化できるようにする

達成した目標は視覚化できるようにするとモチベーションが上がりやすく、我慢できない人におすすめです。
表やグラフで達成表などを作り、一目でわかるようにしましょう。

勉強したページの分だけ方眼用紙のマス目を色で塗ったり、継続した日数分だけシールを貼ったり、自分の好きなようにアレンジしてください。
達成状況が視覚化されていると、成功体験の蓄積が一目でわかるので継続するきっかけにもなります

方法⑦:周囲の人に協力してもらう

我慢できない人のレッテルとさよならするために、周囲の人に協力してもらうことをおすすめします。
直したいけど直らない部分をその都度注意してもらったり、達成状況や成功を喜んでくれる仲間がいれば継続もしやすくなります。

ただし、協力者は慎重に選ばないと足を引っ張られる可能性があるため注意してください。

方法⑧:自分の状態を実況する

自分の中の衝動を抑えられないと感じたら、心の中で自分の状態を実況してみましょう。
「今の発言で苛立っている」や「空腹に耐えきれずつまみ食いしてしまいそう」など、客観的に自分を見つめることで状態を把握しやすくなります

冷静に自分の行動を分析してみると、衝動は一時的なものだということに気付けます。
また、本当に必要なのかと自問している間に6秒経過している場合が多く、衝動のピークをやり過ごすこともできます。

方法⑨:先入観を捨てる

勉強が苦痛だと感じているのは、苦しい状況が長く続くからだという先入観を持っているからではないでしょうか。
我慢に対する否定的な先入観を持っている限り苦手意識は消えず、自ら拒絶モードに入ってしまいます

まずは今持っている先入観を捨てましょう。
苦しい状況は長く続きませんし、勉強が苦痛なのは単なる思い込みでしかありません。

物事に対する見方を変えてみると、我慢できない人でも案外自分からやってみようと思えるかもしれません。

方法⑩:明確な着地点を想定する

ゴールを設定しないまま頑張ろう続けようと思っていませんか?
我慢できない人になる最大の原因は明確な着地点がないからペース配分ができないからかもしれません。

マラソンにだってゴールはあるのに、とにかく頑張ることだけを目標に走っていたら疲れて投げ出したくなっても無理ないですよね。
自分にとってのゴールはどこか、着地すべき場所はどこかと想定することで、我慢に対する苦手意識を減らすことができますよ。

無理な我慢は続けるだけ無駄

我慢できない人が我慢するために
我慢できない人たちに共通するのは、無理な我慢を重ねて嫌になった経験です。
無理な我慢を続けるくらいなら辞める、自分の体調が悪くなるくらいなら目標設定を見直すなど、達成できる目標へ切り替えていきましょう

また、何故我慢ができないのかを分析することも大切です。
もし身体を壊してしまうような我慢が必要なら素直に投げ出し、自分らしくいられる場所に移動してくださいね。

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ライター
noel編集部

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