覇気がない人の特徴と原因!覇気がない雰囲気を改善する方法
覇気がないと「元気のない人」「やる気のない人」というマイナスイメージを持たれることがあります。 「覇気がないと言われることが多い」と言う人は、周囲の人と上手に関われず壁を感じているのではないでしょうか。 そんな悩みの解消にも役立つ、覇気がない人の特徴と原因、覇気がない雰囲気を改善する方法について解説します。
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「覇気がない」の意味

覇気(はき)がないの「覇気」は、「野心」や「やる気」と言い換えられることがある言葉です。
覇王(勝ち上がり王となったもの)や、制覇(勝ち上がり主導権を持つこと)に使われる「覇」という文字には、旗頭(はたがしら=リーダー)の意味があります。
トップを狙い競い合って勝利するリーダーが持っているような力強さ、エネルギッシュな気迫がないときに「覇気がない」と使われるでしょう。
元気が欲しいのに物足りなさを感じる部下に、「キミにははきがないんだよ」と小言を言うときに耳にするのではないでしょうか。
覇気がない人の特徴

では、覇気がない人ににはどんな特徴があるのでしょうか?
以下の覇気がない人にありがちな10の特徴をご紹介します。
- 顔色がよくない
- テンションが低い
- 声が小さい
- 表情が乏しい
- 自分から話をしない
- 自信がなさそう
- うつむきがち
- アイデアを発信することがない
- やるべきことが見えていない
- 行動までに時間がかかる
特徴①:顔色がよくない
見るからに元気がなく、青白い顔でクマができている顔をしていたのでは、一緒にいて気持ちが下がってしまいます。
具合が悪そうなけだるい雰囲気からは、やる気を感じられませんし、なにか頼みたいという気にもなりません。
誰も絡んでこないのは、マイナスイメージの空気を出しているからかもしれません。
健康管理に気を使ったり、メイクでカバーするといった対策を怠っていることが、「覇気がない人」という印象を相手に与えているかもしれません。
特徴②: テンションが低い
反応が薄く絡みにくいと感じる人は、「覇気がない」と言われます。
人間関係は、お互いが発している空気を感じ取って言葉や行動のラリーが続くことで成立します。
テニスの壁打ちでは、優しい打球は優しく返り、強打は強くスピードのあるボールでが返ってきます。
テンションが低いと相手との温度差が生まれ、スムーズなコミュニケーションができません。
テンションが低すぎると、相手から「覇気がない」と非難されてしまうでしょう。
特徴③:声が小さい
仕事では、スムーズなコミュニケーションとチームの連携が重視される場面があります。
そんなとき、声が小さい、聞き取りにくいのに改善してくれない人がいたら、覇気がないと責められてしまうでしょう。
居酒屋さんで意味なく「よろこんで~」と大きな声を出されて、活気があって居心地が良いと感じる人が多いものです。
ボソボソと陰気なムードにならないように、場面にあった大きく明るい声のほうが印象が良くなります。
特徴④:表情が乏しい
リアクションのはっきりしている人は、わかりやすい人という印象を与えます。
ところが、表情が乏しく心の動きがわかりにくい人は、コミュニケーションが取りにくい人だと思われるでしょう。
野心というほど、ガツガツしたエネルギーを求めていないときでも、リアクションが乏しく話しにくいと思われてしまうと、心の距離ができてしまいます。
相手が上司や先輩で、一緒にプロジェクトを進行するためにわかり合いたいと望んでいる場合、「キミには覇気がないんだよ」と文句をいいたくなってしまうのです。
特徴⑤:自分から話をしない
会話がかみ合い、安心して話ができる状況を作るには、一方的に話をするのではなく、自分から話題を振ることも大事です。
「相手の言葉に反応して話題を広げたり質問したりする」「話の流れに近い自分の経験を話す」などで、会話が盛り上がるものです。
期待したほどのリアクションがなく、話題の提供もないと、相手は物足りなさを感じます。
特徴⑥:自信がなさそう
「おどおどして自信がなさそうな相手と、信頼して付き合うのは嫌だ」と思う人が多いのではないでしょうか。
自信がないのなら、積極的に経験を積む、先輩に指導を仰ぐなど、自分でできることに取り組んでもらいたいと期待する上司は多いものです。
それを、何ができるか自分と向き合わずに、失敗を恐れて行動を起こさない人に対して「覇気がない」と失望するのです。
特徴⑦:うつむきがち
普段の姿勢がうつむきがちだと、物事についても前向きになれない印象を持たれます。
大きな失敗をせず、スマートにこなしていても、一緒にいて楽しくないと思われてしまうのです。
足元ばかり見て、いろいろな可能性に目を向けない人は、覇気のない人です。
気持ちが熱くなったことがないというのなら、目の前をやりきることに集中してみることが大事かもしれません。
特徴⑧:アイデアを発信することがない
仕事で一緒の場合、指示待ちで自分から提案することがなく、質問もせず、空いた時間は休憩状態だと覇気がないと言われてしまいます。
能動的に心の中からやりたいことが浮かんでこないのは、「人任せでなんとかなると思っているからだ」と判断されるでしょう。
アイデアを具体的に形にする経験が不足しているからかもしれません。
しかし、上司や先輩は、もっと積極的に関わってほしいと期待しているので「覇気がない」と評価してしまうのです。
特徴⑨:やるべきことが見えていない
気づく力が優れている人は、相手の反応見て求められている行動が取れたり、チームプレーで足りないところを埋めることが指示されなくてもできます。
物事の流れのなかで、やるべきことがわかるのです。
ただし、経験が不足していたり、完璧を目指して行動を起こせない人は、周囲の期待に応えることができません。
経験値をあげるにはがむしゃらさも必要です。
特徴⑩:行動までに時間がかかる
あれこれ考えすぎて行動までに時間がかかるというタイプの人がいます。
失敗した時の予防線を張って、言い訳の準備をしたりして、体がすぐに動きません。
仕事を振られて、すぐに行動を起こせる人に対しては、満点の結果がだせなくてもそれほど風当たりは強くないでしょう。
ところが「仕事を気持ちよく引き受けていない」という印象を持たれると、「覇気がないし頼み事をしたくない」と思われてしまうのです。
覇気がない人の長所と短所

「覇気がない」という言葉は、気力や勢いがほしいのに足りない相手にネガティブな意味を込めて使われることが多いものですが、長所として生きる場面もあります。
覇気がない人の長所と短所についてみていきましょう。
長所
「覇気がある」というのは、野心に溢れたエネルギッシュな状態を指しています。
ただし、場面を読み間違えたり、がむしゃらさが勝ってやりすぎてしまうと、「でしゃばり」「謙虚さがない」という印象になりかねません。
一方、「覇気がない」と言われたことがある人の中には、あたりを見回して慎重に行動する性格の人が含まれています。
情報を集めプランを練ってから動く人は、軽々しく動いて失敗することが少なく、細いところに注意を払うタイプであることが多いものです。
短所
多くの人は、明るい雰囲気や行動的な人に惹かれるものです。
表情が豊かで気持ちの動きがわかりやすい人は、付き合いやすいですし、ワクワクさせてくれるエネルギーを持っています。
ところが、覇気がないと言われるタイプの人は、陰気に見られることが多く、何を考えているかわからないので付き合いにくいという印象を与えがちです。
面接や仕事でお客様に接するときに、マイナスイメージを持たれやすくなってしまいます。
覇気がない人だと思われる原因

では、覇気がない人だと思われる原因はどこにあるのでしょうか?
以下の覇気がない人だと思われる原因を3つご紹介します。
- 声が小さい
- コミュニケーションが取りにくい
- がむしゃらさがない
原因①: 声が小さい
面接や営業のような場面では、声が小さいだけでマイナス評価をくだされかねません。
ハキハキとして自分の言葉で答えられる体育会系のノリを持っている方が「覇気がある」という印象になります。
野心に満ちた熱い心を持っていても、声が小さいとおとなしいイメージを持たれますし、第一印象で相手の心をつかむことができません。
大きな志を持っているのに、声が小さくおどおどした話し方になってしまうと「覇気がない」と思われてしまうのです。
原因②:コミュニケーションが取りにくい
言葉のやり取り、アイコンタクト、表情が、想像どおりに返って来る相手とは、コミュニケーションが取りやすいものです。
ところが、リズムが上手くつかめない相手だと、リラックスして話すことができなくなります。
また、上司や先輩が相手だと、緊張して受け答えがおかしくなってしまうという人もいるでしょう。
ギクシャクしたコミュニケーションのとりにくさから、目が泳いでうつむいてしまったり、表情が固くなったり、言葉が出てこなくなることもあります。
そんな相手に覇気がないと感じてしまうのです。
原因③:がむしゃらさがない
覇気が伝わらない人は、がむしゃらさがありません。
必死になると、人はなりふり構わず目的に向かい、スマートさを維持することにこだわらなくなります。
失敗から学んでやり遂げようとする姿勢が求められているのに、スマートさを優先させるようでは覇気がないと言われてしまうでしょう。
心が熱くなった経験がないなら、眼の前のことに必死になってみる経験が必要です。
心が消耗して疲れているのなら心を休め、充電期間をおいたほうが良いでしょう。
覇気がない雰囲気を改善する方法

では、覇気がない雰囲気を改善するにはどうしたらいいのでしょうか?
以下の覇気がない雰囲気を改善する5つの方法をご紹介します。
- 大きな声ではっきり話す
- 表情ゆたかに振る舞う
- 顔をあげて堂々とする
- 割り切るところは割り切り遠慮しすぎない
- 考え込まずに行動優先を心がける
方法①:大きな声ではっきり話す
自信がないと余計小さな声になってしまいます。
相手に伝わる大きな声ではっきりと話しましょう。
朝の挨拶を気持ちよくできただけでテンションが上り、コミュニケーションがスムーズになることもあります。
そんな空気が自信やエネルギーになって、覇気がない雰囲気を遠ざけてくれます。
方法②: 表情ゆたかに振る舞う
他人とコミュンケーションを取るときには、相手が自分のことをどう思っているのかが気になるものです。
面白い話をしたあとは、ウケたか気になりますし、厳しいことを言ったのなら、受け入れてくれているのか気になります。
感情をあっけらかんと表に出す人には、安心して話すことができますし、心のエネルギーに余裕があるのだという印象を受けます。
覇気がないだなんて思われることもなくなります。
方法③:顔をあげて堂々とする
おどおどしたり、自信がなさそうに見えると、エネルギー不足な印象を与えてしまいまます。
心の中に野心を持っていても、自信やエネルギーが感じられないと信頼できません。
それには、まず、ありのままの自分を受け入れて、等身大で相手と関わることが大事です。
目標が高すぎて良い格好をしようとすると、緊張が倍増し、ワクワク感よりも不安が勝ってしまいます。
そんな不安が、覇気がない印象につながってしまうのです。
方法④:割り切るところは割り切り遠慮しない
覇気がない印象を与えてしまう人は、あれこれ気を使いすぎて、自分の意見をはっきりさせるのが苦手な人が多いです。
自分の意見で傷つく人がいないか、攻撃してくる人がいないかなど、神経をつかうので、非常に精神的に疲弊します。
その結果、心のエネルギーが消耗し、元気がなくなってしまうのです。
他人との折り合いをつけることは大事ですが、自分の気持ちが置き去りになったままではストレスが大きくなっていきます。
自分の心の拠り所を持てると、割り切る強さが持て周囲の意見に振り回されなくなるでしょう。
不安がなくなり、覇気がない自分にさよならできるのではないでしょうか。
方法⑤:行動優先で経験値をあげる
行動力がないので経験値が上がらず、消極的になっているため、覇気がない印象を与えてしまうのかもしれません。
失敗を怖がる自分を受け入れて、細いことまで気にせず行動してみましょう。
不安の原因が、自分の努力で変えようのない天気や、他人の行動だという場合があります。
傘を持つ、事前に連絡しておくなど準備で対応できることもありますし、臨機応変に対応するしかないこともあるのです。
経験値をあげることで、準備にメリハリが付けられるようになるでしょう。
自信が持てれば、覇気につながるエネルギーが湧いてきます。
仕事で覇気がない人への対処法

では、仕事で覇気がない人と付き合わなければならないときには、どのように対処したら良いのでしょうか?
以下、仕事で覇気がない人への3つの対処法をご紹介します。
- 共感して対応する
- 信頼関係を育てる
- できることに気づかせる
対処法①:共感して対応する
覇気のない人は、愚痴っぽく言い訳が多くなりがちです。
弱音を吐くところを見せたくない場合には、何も話さなくなってしまうでしょう。
能動的に動かないことで、心の中のもやもやに気づいてほしいという心理が働いていることがあります。
覇気がないと頭ごなしに説教しても、心を閉ざして低いテンションが続く可能性が高いですから、共感してもやもやに折り合いをつけていく手助けをするつもりで付き合ってみましょう。
対処法②:信頼関係を育てる
自分を好きになれない心を持っている人は、居場所がないと感じているものです。
覇気がある態度を取れない自分が受け入れられていないと感じて心を開いていないので、コミュニケーションのとりにくさを感じるのではないでしょうか。
細やかなことに気付いてくれるところを認めて、信頼関係を築くことができれば、自然に前向きな行動を引き出せるようになります。
対処法③:できることに気づかせる
覇気がないと叱責しても、具体的に何を望まれているのか伝わっていないことがあります。
「リーダーシップにつながる分析力を駆使した資料を仕上げられた」など、声の大きさなど、表現力以外で戦力になっていることに感謝を伝えるのです。
また、メンターなど後輩指導の立場になったり、プロジェクトを任されたことで、気持ちが強くなることもあります。
覇気がない雰囲気を改善してしあわせを引き寄せよう

「覇気がない!」と叱責されるだけでは、「自分にはグイグイ前に出るエネルギーはないからムリ」だとやる気を失ってしまうこともあるでしょう。
けれども、顔をあげてはっきり話すだけでも印象が変わり、「覇気がない」という雰囲気を変えることができるものです。
できることからちょっぴり意識するだけでマイナスイメージが消えて、対人関係のストレスが半減するかもしれませんね。
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